クレジットカードの基礎知識コラム
クレジットカード払いが得して現金払いが損するキャッシュレス化が進む理由
投稿日:18.01.03
更新日:21.04.23

クレジットカード払いが得して現金払いが損するキャッシュレス化が進む理由
理由①:【店舗側のメリット】人件費が大幅に削減できる!
カード利用者からすると、クレジットカードでの決済は現金よりもスムーズにできるので一言でいうとラクですよね。 ラクなのはカード利用者だけでなく、店舗側もラクなのです。 レジに多額の現金を用意する必要もなければ、会計時に小銭をわちゃわちゃする必要もありません。 何より、店舗側の一番のメリットは人経費を削減できる点にあります。 例えば、レジに人がいるのは、現金のやり取りが必要だからですよね。 駅の自動改札のように、切符や電子マネー、定期を通すだけでよかったら人は必要ありません。 それは街にある店舗でも同じことで、お会計に人が必要なくなればスムーズにお会計が出来るうえに人経費が削減できます。 昔は駅の改札では駅員さんが1人ひとりの切符を見てスタンプを押してからしか改札を通ることができませんでしたが、今では機械が読み取ってくれるので人を配置する必要がありません。 例えばレジに人がいることで月に25万円のお給料を支払う必要があるとしましょう。一年間で300万円のコストが必要です。 それをただクレジットカード決済に対応させるだけで300万円が不要になります。 クレジットカード決済であれば- 釣り銭を用意する必要がない
- 業務終了時に売上げを賃金庫に納金する手間がない
- 莫大な人経費を削減できる
- お客さんもスムーズにお買い物ができる

理由②:【店舗、利用者側のメリット】様々なシーンで支払いが楽になる!

消費者 | 配達会社 | |
メリット | ・代金を用意する必要がない ・商品を受けとるだけで良い ・代金引き換え手数料を支払う必要がない | ・代金のお釣りを用意する必要がない ・代金を受けとる手間が省ける ・会計ミスや代金を管理する必要がない ・時間を削減できた分他の配達や仕事ができる |
理由③:【国側のメリット】国が脱税を見抜きやすい!



- サラリーマンなどの給与所得は10割
- 自営業者などの事業所得は5割
- 農業や水産業、林業を営む事業者の所得は3割
- 政治家の所得は1割
理由④:【店舗側のメリット】支払いをデータ化できてラクになる

クレジットカード決済に対応すると、全てがデータ化されるので、店舗側としては絶大なメリットがあります。
会社の経費やその他諸々のお金が発生した時には記帳する必要があります。
例えば個人経営の飲食店の店長はお店が閉まった後に一日の売上げを記録として手で記帳していきます。
これってスゴい手間ですよね。いうなれば2度手間です。
起こった出来事を再度日記に書いているようなものです。
もしクレジットカードや電子マネーで決済した場合は、それ自体がデータとして残るのでわざわざ自分の手で入力したり記帳したりする必要がありません。
今でこそ事務作業としてデータを記入する仕事などがありますが、店舗や会社からすると1円の特にもならない作業にお金と時間を掛けているようなものです。
それがキャッシュレス化されればお金と時間が削減できるので、店舗側にとってもキャッシュレス化することはメリットが大きいのです。
理由⑤:【店舗、国側のメリット】外国人観光客の観光業を活性化できる



国 | 決済比率(%) | |||
クレジットカード | デビットカード | 電子マネー (プリペイドカード) | 合計 | |
インド
|
2.6
|
31.6
|
0.3
|
34.5
|
シンガポール
|
31.6
|
22.3
|
1.8
|
55.7
|
日本
|
15.7
|
0.2
|
1.4
|
17.2
|
ロシア
|
2.7
|
28.6
|
2.2
|
33.5
|
ブラジル
|
18.1
|
10.2
|
0.1
|
28.3
|
ベルギー
|
0.2 | 34.5 |
0.1
|
34.9 |
フランス |
0.4
|
24.9
|
0.0
|
25.3
|
アメリカ合衆国
|
22.3
|
18.1 | - | 40.4 |
カナダ
|
36.4 |
19.1
|
- | 45.5 |

まとめ
キャッシュレス化が今後確実に促進される理由は単純にカード利用者側だけのメリットではなく- 店舗にもメリットがある
- カード利用者にもメリットがある
- 国にもメリットがある
- 海外観光客にもメリットがある