新幹線の繁忙期の料金いくら?いつどの時期に値上がりする?切符を一番安く購入する方法

みなさんは新幹線の料金って覚えていますか?ひんぱんに同じ区間を利用する人なら、もしかしたら覚えているかもしれませんね。 ではこの新幹線の料金、ときどき変動してるって気づいていますか? 新幹線の指定席料金は、あるときを境に割り増し料金になり、またあるときは黙っていても勝手に割り引き料金になります。 その「あるとき」とはカレンダーによって決められており、「指定席料金が高くなる時期(繁忙期)」と「安くなる時期(閑散期)」がはっきり規定されているんです! 金額が安くなることについて誰でもウェルカム!ですが、高くなるのはちょっと考え物ですよね。できれば安く新幹線に乗りたいのが人というもの。 今回は指定席料金が高くなる「繁忙期」がいつからなのか・いくら割り増しになるのか・できるだけ安く購入する方法はあるのか、この3つについてお話していきたいと思います。

新幹線の料金が値上がりする繁忙期っていつ頃の時期でどのタイミング?

新幹線の指定席料金は、時期によって料金が変わるって、ご存知ですか?これまで新幹線に乗る機会が少なかった人は、もしかしたら料金の変化に気付いていないかもしれませんね(筆者も最近正確に認識しました・・・)。 じつは新幹線の指定席は3つの時期に分類され、それぞれこのような名前で呼ばれています。
  • 通常期(つうじょうき)
  • 閑散期(かんさんき)
  • 繁忙期(はんぼうき)
それぞれの意味合いは、言葉を読めばもうお分かりですね。乗客でひしめき合う時期と、反対にガラガラの時期では新幹線の指定席料金が一定の金額内で変動するのです。 もっとも料金が高くなるのは、新幹線が混み合うシーズンである「繁忙期」です。 「繁忙期」と呼ばれる時期は以下のとおりです。
  • 春休み
  • ゴールデンウィーク
  • 夏休み
  • 冬休み(年末年始)
毎年連休シーズンになると、こどもたちがマイクに向かって「静岡のおばあちゃんちに行ってきます!」と嬉しそうに答える映像がニュースで流されますよね。そう、あの映像こそが「繁忙期」の風景そのものです。 では、ここで他のシーズンも含めてより詳しい内容を次の表で確認しておきましょう。 「繁忙期」・「閑散期」・「通常期」は以下のように分類され、繁忙期と閑散期には金額が変動します。
内訳  料金
繁忙期
  • 3月21日から4月4日(春休み)
  • 4月28日から5月6日(ゴールデンウィーク)
  • 7月21日から8月31日(夏休み)
  • 12月25日から翌年の1月10日(冬休み・年末年始)
通常料金の200円増し
閑散期  1月・2月・6月・9月・11月・12月の大型連休を除いた「平日」 ※金・土・日は「通常期扱い」となります。 通常料金の200円引き
通常期  繁忙期・閑散期以外の日 通常料金
上記の表をカレンダーにしたものを見るともっとよく理解できますので、2018年のカレンダーを見てみましょう。 四角の枠で囲まれているのが「繁忙期」で、太字のフォントは「閑散期」です。(〇がついているのは祝日です。) 8月は毎日「繁忙期」で、いつ乗っても200円増しになります。逆に10月は毎日が「通常期」で、平日に乗っても土日に乗っても「いつでも通常料金」であることがわかりますね。 このように、新幹線の指定席は時期や曜日によって金額が変動することを覚えておいてくださいね。

繁忙期の料金はいくらになる?どれぐらい値上がりする?

繁忙期に入ると、新幹線の指定席料金は通常期の200円増しになります。閑散期は通常期から200円割り引きされるので、繁忙期とは400円も違うことになります。 しかし、注意が割り増し料金で注意したいのは長い区間新幹線に乗る場合です。具体的には以下のような「2つの会社を利用する」ケースで、その場合は繁忙期の割増料金がさらに高くなります。
  • 博多駅をまたぐ場合(山陽新幹線+九州新幹線)・・・400円増し
  • 東京駅をまたぐ場合(東海道新幹線+東北・上越・北陸新幹線)・・・400円増し
  • 福島駅をまたぐ場合(東北新幹線+山形新幹線)・・・340円増し
  • 盛岡駅をまたぐ場合(東北新幹線+秋田新幹線)・・・340円増し
繁忙期は最高で400円の割り増しになりますが、閑散期は逆に同額が割り引きされます。新幹線がガラガラになりやすい時期は、黙っていてもお得に乗れるということですね。

こども料金はどうなる?

6歳以上12歳未満の小学生までのお子さまは、指定席特急券と乗車券料金をそれぞれ半額にしたものが「こども料金」で新幹線に乗ることができます。 1歳から6歳までの未就学児と1歳未満の乳児のお子さまについては「自由席については無料」となりますが、指定席を利用する場合はこども料金を支払わなくてはなりません。 指定席特急券の料金が各シーズンで変動したときは、変動後の大人料金を半額(5円未満は切り捨て)にしたものがそのまま「こども料金」となります。

繁忙期だけどできるだけ安く切符を購入する方法

「安い新幹線のきっぷ」といえば、金券ショップで購入する「回数券」がまず頭に浮かびますよね。 回数券の割引率は、正規でも1枚当たり2%から15%の割り引きで購入できますし、金券ショップならもっと安くバラ売りのきっぷが購入できます。 しかし、この「回数券」は以下の時期には使うことができません。
  • 4月27日から5月6日の「ゴールデンウィーク期間」
  • 8月11日から8月20日までの「お盆期間」
  • 12月28日から翌年1月6日までの「年末年始期間」
この日はいずれも「繁忙期」と重なっていますが、すべてが重なっているわけではありません。繁忙期である7月は、お盆期間には含まれないので回数券は利用できます。また、1月も7日以降なら格安な回数券が利用できます。 つまり、繁忙期であっても日にちさえ調整できればおトクな「回数券」が使えるのです。 しかし、お盆休みや年末年始は日本全国共通のお休みですから、回数券が使える日に休みを合わせるなんてなかなかできませんよね。

在来線のきっぷで新幹線に乗れる!

「繁忙期でも安く新幹線に乗りたい」と諦めがつかない(?)なら、「JR在来線のきっぷ」を上手に利用しましょう。 「在来線のきっぷ」とは「電車のきっぷ」のことで、新幹線の「乗車券」にあたります。 実は、「在来線のきっぷ」と「新幹線の乗車券」は、速度は違えど金額はまったく同じ!そのため、在来線のきっぷで新幹線に乗ったとしても駅員さんに咎められることはないのです。 つまり、指定席券を正規の値段で購入しても、在来線のきっぷを格安で購入することで新幹線に安く乗れる計算になるのです。 例えば、大阪駅から広島駅までの金額を在来線と新幹線で比較すると、以下のようになります。
 指定席特急券の料金  乗車券の料金
在来線  なし  5,620円(税込)
新幹線  4,810円(ひかり指定席の場合)(税込)  5,620円(税込)
在来線の回数券には、新幹線のような「繁忙期」によるシバリがありませんから、金券ショップで買った回数券も時期を問わず・日を問わず新幹線の乗車券として利用できます。 上の表では指定席特急券は「4,810円」となっていますが、これには繁忙期の200円が加算されています。つまり金券ショップで在来線の回数券が201円以上安く買えたなら、正規のきっぷよりも格安で新幹線に乗れるということになりますよね。 金券ショップによっては在来線の回数券の取扱いがない場合があります。またお盆になると休業するお店も多いので、事前にしっかりリサーチして入手しておきましょう!

一番安くなるのはインターネット予約!

日本を縦断する新幹線は、JR各社がそれぞれインターネット予約を運営しています。 JR東日本の「えきねっと」やJR西日本なら「e5489」(いいごよやく)といった名前を、JRの駅で目にしたことがありませんか? 全国のJRが運営している予約サイトは以下のとおりです。
 サイト名  利用範囲  きっぷの受取 割引
JR東日本 えきねっと  全国のJR新幹線 JR東日本・JR北海道主要駅
モバイルSuica JR東日本・北海道新幹線  チケットレス
JR東海 エクスプレス予約  JR東海道・山陽新幹線 JR東海・JR西日本の主要駅
スマートEX ×
JR西日本 e5489 全国のJR新幹線 JR西日本・四国・九州の主要駅
JR九州 インターネット列車予約サービス 九州新幹線・東海道・山陽新幹線 JR九州・西日本の主要駅
「インターネット予約」の主なメリットは、事前予約ができることと割引料金できっぷが購入できることです。 えきねっとの「お先におトクだ値」やe5489の「スーパー早得21」などは、それぞれ13日前・21日前に指定席の予約を済ませることで破格の料金で新幹線に乗ることができます。 ネット予約サービスを利用して購入した指定席券は、年末年始・ゴールデンウィーク期間を含めた繁忙期でも普段と同じように利用できるのがすごいところ。 しかしこのサービスも会員限定(会員登録が必要)であったり、席数限定であったり、きっぷの受け取り場所が限られているなど多くの注意点がありますが、その割り引き率は回数券の比ではありません。 お得に新幹線を利用したいなら、JR各社のインターネットサイトをチェックしてみてください。

繁忙期はほぼ満席状態?事前予約できる?

新幹線の指定席の発売は、車出発日の1ヶ月前の朝10時から全国で一斉に始まります。 8月13日に新幹線を予約したいのなら、その1ヶ月前の7月13日の朝10時ということですね。 連休前後はさすがに混雑し、発売当日には少なくとも7割程度の座席が予約済みになるといわれていますので「発売開始当日にできるだけ早く予約する」ことがなにより確実な予約方法となります。

指定席は早い者勝ち!

新幹線の指定席の確保は、「早い者勝ち」で順次席が埋まっていきます。指定席の発売が始まるのは毎朝10時。ゴールデンウィークやお盆、年末年始の各1ヶ月前は窓口も指定席を予約する大勢の人で賑わいます。 また指定席の予約をする人は窓口だけでなく、1週間前からインターネット予約で申込みを済ませている人も含まれます。このようなことから、人気のある列車は10時の時点で満席になることも珍しいことではありません。

満席になりやすい席には「特徴」がある

先に埋まっていく指定席には、ちょっとした「特徴」があります。その特徴を知っておき、あえてその席を外すことで予約がとりやすくなる場合があります。 もっとも満席になりやすい席の特徴とはこのようなものです。
  • 連休の始まり・・・連休初日の午前中に出発する列車
  • 連休終わり・・・連休の最終日の午後に出発する列車
とくに実家への帰省時などは「早く現地に着いて、現地でできるだけゆっくり過ごしたい。」という心理が働き、「行きは早め・帰りはゆっくりめ」の時間帯に人気が集中します。 また、同じ午前中の便でも席が早く埋まりやすい「人気の時間」があります。 午前中で最も人気があるのは、9時から10時の時間帯で、それに続いて8時台・7時台・6時台のような順番で席が埋まっていきます。たしかに9時・10時はそれほど早起きもしなくていいので一番人気になるのも頷けますね。 では、「連休最終日の午後」の場合はどうでしょうか。 最も人気があるのは、16時から17時の時間帯です。それに続いて2番目人気が18時台です。18時が満席となったときは、15時台・14時台へグッと時間が早まり、それもダメなら深夜到着覚悟の19時台へ。 できるだけゆっくりできて・次の日の仕事に影響が少ないということから「16時・17時の列車」に人気が集中するんですね。

ネットならさらに1週間前から予約可能!ですが・・・

窓口に行かなくても新幹線の指定席が予約できる「インターネット予約」は、指定席の発売日より1週間早く予約の受付が開始されます。 「じゃあ、窓口に朝10時から並ぶよりずっと確実だね!」と言いたいところですが、実はインターネット予約のウラにはこんな事実が潜んでいます。 以下の文章をお読み下さい。
事前受付はお座席を確実にご用意することをお約束するものではありません。 満席などによりお座席をご用意することができない場合もありますので、ご了承ください。新幹線「事前予約」注意事項
これの言わんとしているのは、「予約の受付が完了したからといって、席の確保が確定したわけじゃないですよ」ということです。「ええ、なんで?予約の手間はなんだったの?」と思いますよね。 あなたが予約した「インターネット予約システム」は、直接みどりの窓口に繋がっていません。あなたが行った予約は、あくまで「予約システムのサイトに希望の列車を登録しただけ」なんですね。 予約システムの運営サイトが実際に席を押さえにかかるのは、やっぱり指定席券発売日の朝10時です。つまりみんな平等なんですね。 表題の「事前予約できる?」という問いに関しては、「事前予約の行動はとれるけど、席の確保は確実ではない」という答えになるでしょう。

ダメもとで「キャンセル」が出るのを期待してみる

大型連休に入る1ヶ月前は、指定席は満席になります。しかし、連休に入る直前になると不思議と「キャンセル」が相次ぎます。 予定が変更になったとか、もっといい列車や席を確保できたとか理由は様々です。 確実にキャンセルが出るかはわかりませんが、連休直前にもう一度インターネットサイトなどで空席確認をしてみましょう。 ただし、家族全員が一緒に座れるような「まとまった空席」が見つかる可能性は低いです。

最後に

かつて関西地方で1人暮らしをしていた筆者は、実家(中国地方)に帰省するときに新幹線をよく利用していました。薄給OLでしたから、きっぷを買うのはもっぱら「金券ショップ」。 ある年、仕事がとても忙しく帰省当日(8月13日)まで金券ショップに行くことができませんでした。しかし、8月13日は金券ショップも「休業日」なんですよね(今は開店するショップも多いですが)・・・。 結局その年は泣く泣く自由席の特急券と乗車券を買うことになりました。貧乏OLだったあの時代にインターネット予約があったなら・・・と今の人たちを羨ましく思います。 インターネット予約システムは「希望の席が必ず予約できる」とは限りません。しかし発売当日に惜しくも「惨敗」すれば、メールで連絡を受けることができ、自宅で「次の手」を探すことができます。 新幹線の予約が殺到する「繁忙期」にこそ、「インターネット予約」を駆使してみてはいかがでしょうか。

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