水道光熱費や携帯電話料金などの公共料金を口座払いや現金払いにしていませんか?
現在、ほとんどの公共料金はクレジットカード払いが可能です。カード払いにすれば、クレジットカードのポイントもついておトクだし、引き落とし日もカードの決済日にまとめることができます。
公共料金のクレジットカード払いのメリット・デメリットとともに、公共料金の支払いに便利なクレジットカードを紹介します。
ほとんどの公共料金はクレジットカード払い可能! ポイントもたまるので、おトクに利用しよう
水道光熱費などの公共料金は、毎月払わなくてはいけないものですね。
毎月払うということは、これらの支払いをクレジットカード払いにすれば、毎月確実にポイントがたまるということです。
現在、一部の税金や一部地域の水道料金などをのぞいて、ほとんどの公共料金はクレジットカード払いができます。もちろん、毎月払う電気料金や携帯電話も可能です。
電気代など、毎月支払うものに関しては、クレジットカードのサイトや電気会社、携帯電話会社などのサイトから手続きが可能です(一部、水道料金などは申込書を取り寄せて、郵送で手続きします)。
銀行口座から自動引き落としされるような公共料金なら、地方公共団体によって異なりますが、クレジットカード払いが可能といっても過言ではありません。
なお、支払うクレジットカードを変更する場合は、新たなクレジットカードを登録するだけで、前のカード会社に連絡する必要はありません。
クレジットカードの締め日によって、同月に2か月分の支払いとなることや1か月間支払いがない場合もありますが、二重に請求されることはないので安心してください。
このあたりは、銀行引き落とし口座の変更とほぼ同じと考えていいでしょう。
請求書払いの税金などもクレジットカードでの支払いが可能
毎月支払う公共料金のほかに、請求書が送られてくる税金関係、例えば自動車税や固定資産税などもクレジットカードで支払うことができます。
国税 | 申告所得税及復興特別所得税 相続税 贈与税 申告所得税 自動車重量税(告知分) |
地方税 (地方公共団体によって異なる) |
自動車税種別割 自動車税 固定資産税・都市計画税 自動車取得税 個人事業税 事業所税 不動産取得税 |
国税の場合は、「国税クレジットお支払いサイト」(トヨタファイナンス運営)などから支払うことができます。
ただし、決済手数料を徴収されます。1万円ごとに76円(税別)がかかり、例えば4万円の納付なら380円の手数料がかかります。
地方税は地方公共団体によって異なりますが、役所の窓口でクレジットカードが使える場合や請求書に記載されたバーコードを読み取って支払いを行うモバイルレジのシステムなどが使えます。
公共料金や生活費をまとめておトクになるクレジットカード5選
公共料金やスーパーの買い物など、日常生活をクレジットカードでまとめると、ポイントがざくざくたまります。
なかでも、ポイント還元率が高く、年会費無料のカードはおトクさを実感できます。
ここでは、公共料金や生活費をまとめておトクな生活をするためのカード5種類を紹介します。
生活のすべてでポイントをゲット!「楽天カード」
テレビCMなどでもおなじみの楽天カードは、楽天サービスを利用することでおトクにポイントがためられるクレジットカードです。
ポイント還元率が1%と高く、年会費も無料です。もちろん、公共料金の支払いにも対応しています。
「楽天市場」を利用した場合は最大3%、楽天カードの優待店舗での利用で2%以上の楽天ポイントが付加されます。
公共料金や日常の支払いに使い続ければ、ざくざく楽天ポイントがたまるのです。
また、楽天ポイントは楽天ポイント加盟店で利用もできるので、利便性も高いカードといえるでしょう。
デザインが豊富なクレジットカードで、「お買いものパンダデザイン」「楽天イーグルスデザイン」「ディズニー・デザイン」などがあり、好きなデザインが選べます。
公共料金以外でもおトクにポイントがたまる「JCB CARD W」
JCB CARD Wは18~39歳の人が限定で入会できるカードで、年会費が無料でありながら通常のJCBカードの2倍のポイントがたまるおトクなカードです。
公共料金のポイントは通常の2倍ですが、JCBカードの優待店ではさらにポイントがアップします。
例えば、セブン-イレブンではポイント3倍、Amazonでもボーナスポイントが付与されます。
また、年会費無料でありながら、カードで代金を支払えば海外旅行傷害保険も最高2000万円まで付帯。加えて、ETCカードの発行・年会費も無料となっています。
日常の支払いにぴったりのカードといえるでしょう。
ドコモユーザーなら携帯料金の引き落としに利用すればポイントがさらにおトクに「dカード」
年会費 無料 |
家族カード ETCカード |
還元率1% 100円=1P |
VISA Master |
メルカリでも dポイント貯まる |
dポイント 貯まりやすい |
JALマイル 還元率0.5% |
ドコモ携帯 毎月1% ポイント貯まる |
電子マネーiD ApplePay |
dポイントがもらえる!期間限定の入会キャンペーン実施中!
\ キャンペーン中に申し込むとお得!! /
基本還元率は1%と高還元率で、公共料金の支払いや買い物などで利用すると、コンビニなどでも使えるdポイントがたまります。
dポイントはドコモユーザーでなくても利用可能で、コンビニのほか、Amazonやノジマオンラインなどのネットでも使うことが可能です。なお、1ポイント1円相当です。
やはりドコモが出しているカードなので、ドコモユーザーはおトクになります。
公共料金のひとつであるドコモの携帯電話料金やインターネット料金のドコモ光をdカードで支払うと、1000円ごとに10ポイントがたまります。つまり、ポイント10倍です。
たまったdポイントは、携帯料金の支払いにも充当可能です。
ドコモの料金をdカード以外のクレジットカードで支払うと、dポイントの還元率は1%どまりですが、dカードで支払うとカード払いの実績などから還元率がアップする場合があります。
各種キャンペーンでdポイントが増量される場合でも、dポイントカードにひも付けられたドコモ料金の支払いがdカード以外では優遇されない場合もあるのです。
おトクにdポイントをためるのなら、dカードを利用するということですね。
また、dカードケータイ補償では購入から1年間、最大1万円の補償が受けられます。加えて、カードで支払った商品を補償するショッピング保険も付帯しています。
家族カードも発行無料です。
ドコモユーザーなので、なんとなくおトクになるかなと思って作ってみました。iDもついているので、公共料金、コンビニやマクドナルドなど毎日の生活に便利に使っています。ローソンでの3%割引は終了してしまいましたが、キャンペーンなどに登録するとかなりの勢いでdポイントがたまっていきます。
いつものイオン系のスーパーでもおトクに「イオンカード」
イオンカードの基本的なポイント還元率は0.5%で標準的ですが、イオングループでの買い物は1%以上の還元率になり、普段の買い物をイオン系でする方にはおトクなカードです。
対象は、イオン、イオンモール、ダイエー、マックスバリュなどイオングループの店舗など。
イオンカードポイントモールを経由して、楽天やYahoo!ショッピングで決済すれば、ポイントが最大10%還元になるのも見逃せません。
さらに、毎月20日・30日に全国のイオン、ビブレ、マックスバリュなどの各店舗で利用すれば5%引きになるので、この日を狙ってまとめ買いすれば、ポイントと相まってかなりのお得感を実感できます。
イオンシネマで映画チケットを、イオンカードで購入するだけで、一般通常料金からいつでも300円が割引になるのもうれしいところです。
年額50万円以上使えば、年会費無料のゴールドカードのお誘いも「エポスカード」

ポイント還元率は0.5%で標準的ですが、丸井をはじめとした商業施設での利用だと、ボーナスポイントが獲得できます。
また、たまーるマーケットを経由してネットショッピングをすれば、ポイントが2倍から最大30倍になることも。
会員用サイト「エポトクプラザ」を経由して旅行やホテルを予約すると、ポイントが最大で6倍になります。
ところで、エポスカードは年会費無料ですが1ランク上のカード「エポスゴールドカード」は年会費5000円でポイントが無期限になったり、空港ラウンジが利用できるなど特典の多いカードです。
エポスカードの会員には年間の利用額が50万円以上になると、ゴールドカードへの招待がきます。
この招待でゴールドカードを発行すると、年会費はその後すっと無料になるのです。
つまり、年会費無料で一般のゴールドカードにあるようなラウンジ利用、海外旅行傷害保険などの特典が受けられるのです。
年額50万円というと、月あたり42000円程度。公共料金の支払いに利用すれば、割と簡単にクリアできる金額でしょう。
なお、招待なしでゴールドカードを発行した場合、年会費無料の特典は受けられません。
公共料金をクレジットカードで支払うメリット
<ポイントシミュレーション 公共料金の支払いで獲得できるポイント>
- 4人家族(夫婦+子ども2人)
- ポイント還元率1%
- マンション住まい
- 自動車1台保有
- 携帯電話はそれぞれ1台ずつ(一括請求)
- 電気、ガス、水道
- インターネット料金
水道光熱費 | 27000円 |
電話料金 | 10000円 |
インターネット接続料 | 5000円 |
自動車税 | 40000円 |
※総務省のデータより類推(すべて月額)
{(27000+10000+5000)×12+40000}×0.01 = 5440
上のシミュレーションを見ていただければわかると思いますが、公共料金をカード払いにすることにより年間5000円を超えるポイントを獲得することができます。
これはポイント還元率が1%のクレジットカードの場合ですが、もっと高還元率のカードや誕生月にポイントが加算されるカードなら、これ以上のポイントがゲットできるのです。
メリットはほかにもあります。
それは、公共料金をクレジットカード払いにすることで、家計を一元管理できる点です。
公共料金は口座振替にしていても、引き落としの期日は違うものです。
そのため、残高に注意する必要がありますが、クレジットカードなら引き落とし日は決まっているので、手間がかかりません。
また、WEBで引き落とし明細も確認できるので、これを利用することで家計の管理が楽になります。
また、公共料金をクレジットカードの支払いに加えることによって、ポイントが多く得られます。毎月必ず出ていく費用で無駄なくポイントをためられます。
クレジットカードで公共料金を支払うデメリット
逆にデメリットとしては、請求書払いの場合、ネットやスマホを使った決済などで手数料が取られることがあります。
また、一部の電力会社では口座引き落としには50円程度の割引を設けている場合があり、クレジットカードではこの恩恵を受けられません。
ところで、公共料金のクレジットカード請求によって、カードの利用限度額を超えてしまった場合はどうなるでしょうか?
カード会社によって異なるのですが、一度、クレジットカード払いが解約になることがあります。
その場合は、新たにカード払いを申し込む手間がかかることになります。
公共料金をクレジットカード払いにしている場合は、利用限度額に余裕を持たせるようにカードを使うか、利用限度額を増額してもらいましょう。
まとめ
利用限度額に注意が必要など若干のデメリットもありますが、クレジットカードで公共料金を支払うことにはメリットがいっぱいです。
公共料金や日常の決済をクレジットカードでまとめておトクに。さらにWEB明細で利用料金の確認もできるので、ムダな出費も一目瞭然です。
ぜひとも、おトクなクレジットカードを選んで、公共料金の支払いにも利用してください。


