クレジットカードの基礎知識コラム
QUICPayをおトクに使うには?おすすめの高還元率カードを紹介!
投稿日:20.12.31
更新日:21.04.25
コンビニのレジなどで「クイックペイ♪」と音が聞こえることありますよね。これはQUICPayで支払いが完了したときの音です。
QUICPayはクレジットカードとひも付いた電子マネーで、チャージの必要はありません。QUICPayはクレジットカードとどこがどう違い、おトクなことはあるのでしょうか。そのあたりを探ってみます。
QUICPayとは?

QUICPayは電子マネーの一種で、クレジットカードと同様にチャージが不要なポストペイ型に分類されます。
クレジットカードとの大きな違いは、サインや暗証番号の入力が必要ないことです。ただし、1回の利用の上限金額は2万円までとなっています。
ApplePayやGooglePayに搭載するスマホ型では、「QUICPay+(プラス)」の表示があれば、カード利用限度額の範囲内で1回あたりの支払いの限度額はありません。
また、スマートフォンのおサイフケータイやGooglePay、Apple Payなどのアプリを利用すれば、財布を持ち歩かなくても、スマホ一つでコンビニなどでの買い物ができます。
QUICPayでもポイントがもらえるの?
QUICPayでの支払いは、クレジットカードを使っているのと同じことなので、クレジットカードのポイントが獲得できます。
そして、QUICPayのポイント還元率は、ひも付けたクレジットカードの還元率と同じとなります。
ただし、QUICPayは盛んにキャンペーンなどを行っていて、キャンペーンに登録したり、また登録なしでもQUICPayを利用するだけで特典が得られる場合があります。
例えば、2020年11月16日から12月31日までのあいだにQUICPayで1回1000円(税込)以上利用すると抽選で1万人に5000円をキャッシュバックというのがありました。
ほかにも、JCB CARD WのQUICPay機能をApple PayやGoogle Payに登録して利用すると20%還元というのもありました。
これらのキャンペーンは頻繁に行われているので、カード会社のWEBやアプリをチェックしましょう。
カード型、スマホ型、その他のタイプがあるQUICPay
QUICPayには次のタイプがあります。
- クレジットカードに搭載されたもの(一体型)
- クレジットカードとは別にQUICPay専用のカードを発行するもの(専用カード型)
- ApplePayやGooglePayに載せたもの(スマホ型)
- キーホルダーやコイン型
QUICPayの使えるクレジットカードには基本的にQUICPayの機能が付いています。
これが一体型です。
2番目の専用型は、クレジットカードのほかにQUICPay用のカードを発行するものです。
3番目のスマホ型は、スマートフォンのApplePayやGooglePay、おサイフケータイの機能を使って、スマートフォンをQUICPayにするものです。
ただし、スマホ型が使えないQUICPayもあります。
4番目のキーホルダーやコイン型は、2番目の専用カード型の発展形ともいえるもので、キーホルダーやコインにQUICPayの機能を持たせたもので、キーホルダーやコインをQUICPayの支払い端末にかざすことで支払いが完了するというものです。
コインの形状のものは専用のリストバンドもあり、ジョギングなどのときに財布を持たなくてもコンビニなどで買い物ができます。
nanacoと合体して、nanacoポイントもたまるおトクな「クイックペイナナコ」
実はQUICPayにはもうひとつ特殊なタイプがあり、それがクイックペイナナコと呼ばれるものです。
クイックペイナナコを簡単にいえば、セブン-イレブンでおなじみのnanacoにQUICPayの機能が付いたものです。
これだけだと単に2つの機能が合体しただけだと思われますが、セブン―イレブンでの利用がおトクになるのです。
一般のQUICPayの場合、クレジットカードのポイントしかたまりませんが、クイックペイナナコを使うと、セブン―イレブンでQUICPay支払いをした場合にはnanacoポイントも付加されるのです。
ポイントは200円(税込)につき1ポイントです。
つまり、セブン―イレブンでクイックペイナナコを使って支払いをすると、ポイント還元率がプラス0.5%となります。
さらにセブン―イレブンはANAマイルの特約店でもあるので、ANAカード(JCB)にひも付けたクイックペイナナコを利用すれば、200円(税込)につき1マイルもらえます。1マイルを1円相当とすれば、ポイント還元率はさらに0.5%アップすることになるのです。
なお、クイックペイナナコの発行できるカードはJCB本体が発行するJCBカードやセブンカードなど限定されています。
QUICPayを利用するのならポイントがおトクなこの3枚で!
QUICPayはおもにJCBのマークが付いたクレジットカードに付帯されていますが、それ以外もあります。
ポイントはクレジットカードと同様にたまるので、ポイント還元率が高いカードを選ぶのがいいでしょう。
ここではポイントがおトクにたまるQUICPay対応のカード3枚を紹介します。
QUICPayを使ってもポイント2倍!セブン―イレブンならさらに倍の「JCB CARD W」

JCB CARD Wは18~39歳の人が限定で入会できるカードで、年会費が無料でありながら通常のJCBカードの2倍のポイントがたまるおトクなカードです。
もちろん、QUICPayを使っても同様にポイントが得られます。
QUICPayは一体型ですが、別にカードを発行することやコイン型やキーホルダー型を発行することも可能です。
キーホルダー型はQUICPay for ディズニー★JCBカードと呼ばれるもので、ミッキーマウスをイメージしたもの。
ディズニーパークやディズニーストアで利用すると、ディズニーポイントもたまります。
このカードのすごいのはJCBカードの優待店ではさらにポイントがアップすること。
例えば、セブン―イレブンではポイント3倍、Amazonでもボーナスポイントが付与されます。
さらにクイックペイナナコも発行できるので、これを使えばセブン―イレブンではさらに還元率が0.5%プラスされます。
年会費無料でありながら、カードで代金を支払えば海外旅行傷害保険も最高2000万円まで付帯。
加えて、ETCカードの発行・年会費も無料となっています。
日常の支払いにぴったりのカードで、QUICPayとの融和性も高いカードといえるでしょう。
ポイント還元率がいつでも1%以上「Orico Card THE POINT」

国際ブランドはJCBとマスターカードですが、マスターカードにもQUICPayの機能が付いています。
ちなみに、QUICPayだけでなく同じくポストペイ型の電子マネーiDも搭載。
ダブル搭載なので、使える店舗も広がります。
一体型に加え、専用カード型とスマホに搭載するタイプが使えます。
還元率は1%以上で、100円(税込)の利用で1オリコポイントがたまります。
たまったオリコポイントは、Amazonギフト券などギフト券やTポイントなどの各種ポイントに交換可能。
入会後半年間はポイント還元率が2.0%にアップし、QUICPay払いはできませんがオリコモールを経由してネットショッピングをすると1.5%の還元率になります。
オリコモールにはAmazonや楽天市場、ヤフーショッピングなどがあります(1万円の利用で、50オリコポイントを獲得)。
日常の生活費のほとんどをQUICPayなどで決済すれば、ポイントがざくざくたまります。
楽天ポイントがざくざくたまる「楽天カード」

カード一体型として使えるのは、国際ブランドがJCBのもののみです。
その他、VISAやマスターカード、アメリカン・エクスプレスは、ApplePayやGooglePayに搭載するスマホ型のみとなります。
楽天カードは基本還元率が1%で高いのに加え、QUICPayの利用はできませんが楽天市場などの楽天サービスや特定の加盟店での利用で、ポイント還元率がアップします。
もらえるポイントは楽天ポイントで、100円(税込)の利用で1ポイントたまります。
楽天ポイントは1ポイント1円相当なのでわかりやすいうえ、楽天のサービスやマクドナルドなどの楽天ポイントカード加盟店、楽天ペイの加盟店で使うことができます。
楽天関連のサービスではポイント還元率がアップし、楽天市場や楽天ブックスなら最大3倍、マクドナルドなど楽天ポイントカードが使えるお店なら提示でもポイントがもらえます。
マクドナルドでは楽天ポイントカードを提示することで、ポイントの二重取りも可能なのです。
まとめ
QUICPayはコンビニやドラッグストア、ファストフード店など幅広いショップで利用できます。
紹介した3つのカードはどれもApplePayやGooglePayでスマホに搭載できるので、お財布を持ち歩かなくてもスマホだけで出掛けることもできるくらい便利です。
ぜひともこの機会にQUICPayに対応したクレジットカードを発行してみませんか。