クレジットカードの限度額/増額
楽天カード限度額オーバーしても使える?!限度額の引き上げ・確認・変更の設定
投稿日:18.12.08
更新日:21.04.26
楽天市場でポイントをお得に貯めたり使えたりすることで人気を集めている楽天カード。
ショッピングをしているうちに「突然つかえなくなった」という経験はないでしょうか?
それはまさに「利用限度額」によるものです。
利用限度額に達すると、基本的に楽天カードは利用できなくなります。
しかし例外的に利用できてしまうケースもあります。
それはどのような時なのでしょうか?
また、利用限度額は引き上げたり引き下げたりといった変更をすることも可能です。
楽天カードの「自分の利用限度額を知りたい」という人や「利用限度額を変更してもっと快適に使いたい」というような人へ、楽天カードの利用限度額についてまとめてみました。
楽天カードの限度額はいくらに設定されてることが多い?自分の楽天カードの利用限度額を確認する方法
楽天カードの利用限度額はいくら?
楽天カードの利用限度額は、10万円から100万円までとされています。「利用限度額」というのはその名の通り、「○○円まで利用できます」という限度の金額です!
利用限度額は、楽天カードの入会審査の際に決まります。
たとえば自分自身の収入がそれほど多くない学生や主婦、フリーターなどは利用限度額が低く設定されることが多いです。
反対に高所得でクレヒス(クレジットカードの利用履歴)にも問題がない正社員や会社経営者の場合は、最大100万円になったりもします。
10〜100万円とここまで差があると、一体自分がどのくらいの利用限度額になるのか予想しづらいですよね。
目安として、このような人がこれくらいの限度額になるというのをまとめてみました。
- 学生・専業主婦・年金生活者など低収入の人:10〜20万円程度
- 中程度の収入かつクレヒスに問題がない人:20〜30万円以上
- 社会的信用度も高く、高収入で、クレヒスに問題がない人:100万円
利用限度額の設定には年収や職業や雇用形態がとても重要な要素となってきますが、「預貯金や保有不動産のありなし」や「持ち家か賃貸か」「扶養家族のありなし」などの条件も参考にされます。
利用限度額を確認するには
楽天カードの自分の利用限度額を確認するには、会員サイトを利用しましょう!手順をこちらにご紹介します。
- 「楽天e-NAVI」へログイン
- メニューバーの「お支払い(ご利用明細)」→「ご利用可能額の照会」
と、すぐに確認することができますよ。
ちなみにスマホからのアクセスでも手順は同じです。
会員サイトではなく「電話で確認したい!」という場合は、電話窓口もあります。
なお、利用限度額は現在の利用状況によって変動します。
たとえば利用限度額がもともと50万円だった場合、10万円のショッピングをしたとしたら、その支払いが終わるまでは利用限度額は50-10=40万円となります。
ショッピングとキャッシングでそれぞれに利用限度額がありますので、要注意ですよ!
楽天カードの限度額は1ヶ月間ごとじゃないの?ギリギリの状態だけどいつになったら使えるようになる?
ここでちょっと確認しておきたいことがあります。この利用限度額は、「いつからいつまで」の利用限度額なのかご存知でしょうか?
実はこの利用限度額、「1ヶ月間ごと」だと思っていませんか?これは大きな間違いです。1ヶ月ごとに利用限度額がリセットされて翌月にはまた30万円まで使えるわけではありません。
たとえば限度額が30万円だったとして、そのうち25万円を利用していたら、その25万円を返済し終えないかぎりは「残り5万円」しか利用できない状態が続きます。
分割払いやリボ払いを利用していて、たとえば「毎月5万円ずつ引き落とし」という形をとっているのであれば、月々5万円の引き落としをしていくごとに、利用可能額が5万円分増える、利用限度額に5万円分の余裕ができる、という仕組みになります。
もしくは指定の支払日より前に「繰り上げ返済」という形で返済を済ませてしまえば、その情報が反映され次第、利用限度額はリセットされます。
例えば、限度額30万円の場合…
2018年10月に総額25万円分の買い物をしたら、10月末に引き落とし金額が確定し、翌月の11月末に銀行口座から引き落としとなります。引き落としされるまでは残り5万円分しかカード決済できない状態になり、12月1日から限度額30万円まで使えるようになります。
※引き落とし金額が確定する日、引き落とし日は、カード会社によって異なります。
ちょっとややこしいでしょうか?
前項の確認方法で「利用限度額」を毎月確認してみると、返済に応じて限度額の金額が変わってくるので、毎月チェックしておけばよりイメージをつかみやすくなりますよ!
引き落としされても楽天カードの限度額ギリギリなのはリボ払いが原因!
「引き落としが終わった!これでまた楽天カードを使える!」と思ったのに、実際はまだ利用できない状態が続いている…という経験はありますか?もしかするとそれは、リボ払いや分割払いの「未払い分」が残っているのかもしれません。
そんな時には会員サイト「楽天e-NAVI」で「ご利用可能額の照会」もしくは「ご利用残高の照会」を確認してみましょう。
リボ払いや分割払いの利用残高があとどのくらい残っていて、それに対して「今利用出来る限度額(利用可能額)」が確認できると思います。
利用残高をすぐにでも支払える余裕がある人は、リボ払いや分割払いの「繰り上げ返済(一括返済)」をすることによって、また利用可能枠いっぱいまで利用できることとなります。
楽天カードは限度額を超えても少しならカード利用できる?
基本的に利用限度額を超える利用は認められていません。たとえば利用限度額が30万円の場合、28万円まで利用している状態で新たに3万円を利用するとなると、これは「カードが使えません」という状態になります。
ただし例外的に、利用限度額を超えても利用できてしまう場合があるのです…。
それはたとえばこんな時です。
- 利用した店舗が楽天カードへ利用承諾を取らないシステムだった
- 利用履歴が届くまでに時間差があり利用分が反映される前に利用した
- ETCを利用した
- 公共料金など毎月自動的に請求されるものがある
上記のように”わざとではなく”利用をしてしまった場合でも、それが何回も続くようだと「利用停止」処分になってしまうこともあります…。
限度額ギリギリまで使いがち…限度額の引き上げを検討してみよう!限度額引き上げのメリット
もしも毎月のように「利用限度額ギリギリまで使う」という場合には、利用限度額を引き上げてみても良いでしょう。利用限度額分の支払いが毎月きちんとできるようであれば、利用限度額を引き上げることでいろんなメリットがありますよ!
カードの一時利用停止で困る心配がない
利用限度額を超えた時点で「カードが利用できない」状態となります。「今しか買えないものがある」「緊急でお金が必要になった!」などというような本当に必要な時に利用できないのでは、クレジットカードの便利さが台無しになってしまいます。
「毎月このくらいは利用する」という大体の金額が分かっているのであれば、それにいくらか余裕をもたせて利用限度額を設定しておくと安心です。
メインのクレジットカードとして利用を集約できる
もしも今複数枚のクレジットカードを利用していて、その中でも楽天カードをメインに利用しているならば、思い切ってすべての利用を楽天カードに集約してみるのはいかがでしょう?利用限度額の引き上げをすることで、これまで以上に楽天カードを利用することができます。
楽天カードは楽天市場でショッピングをする人にはうってつけのカードです。
利用すればするほどポイント還元が楽しみになりそうですね!
一時的に限度額を引き上げることもできる
とはいえ、「そんなに毎月限度額オーバーするわけじゃない」という人には、一時的な引き上げが良いかもしれません。たとえば「来月は海外旅行をするからたくさん使えるようにしておきたい」というような時には一時的な引き上げで充分ですね。
手続きは会員サイトで行うことができます。
- 「楽天e-NAVI」へログイン
- メニューバーの「お支払い(ご利用明細)」→「ご利用可能枠の一時的な増枠」
なお、増枠をする目的以外のことに利用したことが分かると、最悪の場合は「強制解約」などのペナルティが待っています…。
一時的な増枠は、本当に必要な時だけにしておきましょう!
限度額を引き上げるデメリット
利用限度額を引き上げるメリットもあれば、デメリットもあります。さて、どのようなことでしょう。
限度額の引き上げに審査が必要
利用限度額はとても重要なため、入会審査の時に厳しく査定されます。審査で決まった利用限度額ですから、引き下げは簡単にできても「引き上げ」はそう単純にはいかないようです。
利用限度額の引き上げのために再度審査が行われ、それには時間がかかります。
手続きはできるだけ早めにしておくのが良いですね。
使いすぎにならないように注意
利用限度額の引き上げに成功したらもしかすると気が大きくなって、普段はしないような使い方をしてしまうかもしれません。もしくは、それまでは利用限度額を超えたと同時に利用がストップされていたのが、そうではなくなり、「気づかないうちに使いすぎている」ということにもなりかねません。
利用限度額を引き上げても、その金額をきちんと支払えるかどうか計画しておくことが欠かせません!
楽天カードの利用限度額を変更する方法
利用限度額の引き上げはより快適な利用を可能にしますが、自分の利用限度額に合った使い方を計画しておかないと、「支払えなくなった」などという思わぬトラブルに発展することもあります。「どのくらいの金額までなら無理なく返済ができるか」、「毎月必ず発生する金額に対して利用限度額はどのくらいあれば適当か」、などという点をシミュレーションしておけると良いですよね。
それとは反対に、「設定されている利用限度額ほど使わない…」という人もいるでしょう。
そのような場合は利用限度額の「引き下げ」を行っておくことで、不正利用などのリスクも軽減できます。
また、利用限度額をあえて低めに設定しておいて、使いすぎを予防するという使い方までできてしまいます。
楽天カードの利用限度額を変更するには、会員サイトにて手続きをすることができます。
- 「楽天e-NAVI」へログイン
- メニューバーの「お支払い(ご利用明細)」→「ご利用可能枠の増枠」
最後に
楽天カードでそれぞれの人に応じた利用限度額の目安と、利用限度額の確認や変更する方法についてご紹介しました。楽天カードの利用限度額は10〜100万円とかなり幅があり、収入や社会的信用度によって様々です。
自分の利用限度額を確認したい場合は、会員サイトか電話窓口にアクセスしましょう。
利用限度額に達すると同時に楽天カードの利用ができなくなりますが、ETCの利用や公共料金など毎月自動的に請求されるもの、一部の店舗利用などでは、利用限度額をオーバーしても利用ができることがあります。
しかしそれが続くと楽天カードの利用停止にもなりかねませんので、「毎月、利用限度額ぎりぎりまで使う」という人は利用限度額を引き上げる手続きをしておきましょう!
毎月ではないという場合は、「一時的な増枠」も可能です。
また、「利用限度額が無駄に高い」というような場合は、使う分だけに引き下げておくと安心です。
くれぐれも、きちんと返済できる範囲での利用を計画しましょう!