電子マネー
使わなくなったSuicaの解約.返却方法まとめ!返却場所と手数料について
投稿日:18.10.12
更新日:21.04.26
電車やバス移動には欠かせないSuica。
あまりSuicaの事をよく知らない時に、何種類も何枚もカードを作ってしまったり、無記名Suicaを手軽に作りすぎてしまったりと、手元にSuicaを数枚持っているなんて事がありませんか。
実はそのSuica、返却できるのです。
しかも、返却するとお金も戻ってきます。
ここでは、Suicaの解約・返却方法をまとめていきます。
この記事を読んだ後、すぐにでも家にあるSuicaを整理整頓したくなるはずです。
使わなくなったSuicaは解約してカードを返却しよう!返却したらいくら戻ってくる?その時の手数料はいくら差し引かれる?
Suicaの解約で行っておきたい金額と言えば、- いくら戻ってくるのか
- 手数料はかかるのか
基本的には以下の2点を覚えておきましょう。
デポジット (保証金) | 500円 |
手数料 | 220円(税込) |
デポジット
まず、Suicaの解約で戻ってくるのは、デポジットの500円です。デポジットとは、Suicaのカード自体にかかる保証金のようなもの。
Suicaを発行する際に、希望のチャージ額を入金すると同時にデポジットも支払っています。
多くの交通系電子マネーで必要な保証金で、カードを紛失すると、カード自体を返却できなくなるので、デポジットも戻ってきません。
手数料
次に、Suicaの解約で支払わなければならないのが、手数料220円(税込)です。ただし、これはSuicaの残高が220円以上残っていた場合の話。
手数料は、残高から引かれるので、サイフから220円出して窓口で支払うという作業は必要ありません。
チャージした残高も現金で払い戻しされる?
手数料が残高から差し引かれるという事なので、Suicaのチャージしてある残高も、現金で払い戻しされます。例えば、3000円チャージしてあるSuicaを解約しようとした場合、3000円から手数料の220円(税込)が引かれて、2780円が返金されます。
実際の返金金額は、ここに500円のデポジットが追加されて、返金金額は合計3280円です。
ちなみに、もし解約時のSuicaチャージ残高が220円以下だった場合、手数料を引いたら0円になってしまうので、返金金額はデポジットのみとなります。
これを考えると、Suicaの残高はお買い物や乗り越し精算などで使い切ってしまった方が断然おすすめです。
Suicaを返却する場所ってどこ?
どの種類のSuicaも、基本的にはみどりの窓口で返却手続きができます。
ただし、JR東日本のSuicaエリアである事が条件です。
同じJRグループでも、関西など別の地域の駅窓口に言っても、Suicaの返却はできません。
逆を言えば、ICOCAやTOICAなど、他の地域の交通系電子マネーをSuicaエリアで返却する事もできません。
そのため、旅行や出張で一時的に作った交通系電子マネーは、利用が終わったらそのエリア内で返却手続きをしてしまった方がおすすめです。
そのまま持って帰ってしまうと、次回そのエリアを訪れる時まで無駄にカードを持っていないければならないので、かさばって面倒なのでスタイリッシュではありません。
Suicaの種類別、返却方法
Suica定期券
1.みどりの窓口で、Suica定期券を返却する旨を伝えましょう。
2.身分証明書や必要書類を提示します。
(代理人の場合は、委任状と代理人の身分証明書が必要)
3.定期券の利用期間の残りがあれば、残期間分の定期代+デポジットが返金されます。
Suica定期券を解約する場合、
- 定期券代
- Suicaチャージ残高
- デポジット
ただし、定期券代に関しては残り1か月以上を残していないと返金されません。
日割り計算はされず、更に元々ある定期券代の設定金額(1.3.6ヶ月)、の単位で返金されるので、
・3ヶ月定期を1ヶ月残して解約 →3ヶ月定期券代から1ヶ月分×2を引いた金額が返金される
・3ヶ月定期券を3週間残して解約 →返金されない
という風に、定期券利用期間の残り日数によっては、返金されない場合もあります。
MySuica
Suica券面に名前が記名してある記名式Suicaです。
1.みどりの窓口で、MySuicaを返却する旨を伝えましょう。
2.身分証明書を提示します。
3.Suica残高-手数料220円(税込)+デポジット500円が返金されます。
Suicaカード
誰でも発行し使用できる、無記名式のSuicaです。
1.みどりの窓口で、Suicaカードを返却する旨を伝えましょう。
2.Suica残高-手数料220円(税込)+デポジット500円が返金されます。
モバイルSuica
スマホで使えるSuicaです。
おサイフケータイ機能のついたAndroidスマホや携帯電話、ApplePay機能のついたiPhoneで利用でき、パソコンで残高管理なども可能です。
モバイルSuicaにはカード自体が存在しないので、デポジットはありません。
1.スマホ画面なら「その他」、パソコン画面なら「会員メニュー」を開き、「退会」を選択
2.退会案内に同意し、返金金額を確認
3.返金額を振り込む銀行口座の番号や名義人を登録
4.「退会する」を選択し、約3分処理時間を待つと、退会完了します。
最後に。使わないSuicaを放置するのはもったいない!500円を損してしまいますよ
- Suicaのカードを返却すると、必ずデポジット500円は戻ってくる
- 解約する場合は、ネットや郵送ではなくみどりの窓口で手続きできる
- Suicaの種類によって、解約における必要書類や返金額が変わる
使わないのであれば、最低500円を放置している事になります。
もし、残高が残っていれば、手数料はかかるものの、現金として返金されるのも嬉しいですよね。
せめてデポジットだけでも現金化しておけば、メインで使うSuicaも1本に絞れてスッキリします。
断捨離の意味でも、一度ご自宅のSuica、家族の持っているSuicaをきっちり整理してみてはいかがでしょうか。