カードローンの返済を滞納するとどうなる?4つのリスクの回避法を解説!

カードローンを利用する際に心配なのが「延滞」や「滞納」をしたときにどうなるのか、ということではないでしょうか?

「借金取りが自宅や職場に押しかけてきたらどうしよう…」などの不安もあるかもしれません。当然滞納(延滞)はリスクを伴いますし、ペナルティもあります。

詳細は本記事で解説しますが、放置しておくと最悪な結果を招くことを理解しておきましょう。今回は気になる滞納や延滞のリスクの他、回避するための対処法をお伝えします。

そもそもカードローンの滞納や延滞とは?

返済期日 条件
(※アイフル)
毎月1回
(約定日制)
契約者の都合に合わせて返済日を指定できる
返済期日(約定日)を含む11日間に入金する
約定日が土日祝と重なる場合は直後の平日まで返済期日は延長される
35日ごと
(サイクル制)
前回支払日の翌日から35日後が返済期日となる
(※初回借入時は借入翌日から35日後)
返済期日前ならいつでも返済可能

カードローンの「滞納」とは返済期日が来てもお金を返さないこと、一方「延滞」は滞納していたが結果的に支払った状態をいいます。

カードローンには返済期日があります。「月末」や「毎月10日」など、契約者の都合で返済日を指定できる場合もあれば「●日ごと」などの、返済期日にサイクル制が導入されているケースもあります。

いずれにせよ、借入残高がある場合は返済期日内に入金しなくてはいけません。返済期日が来ても入金しないと、延滞もしくは滞納状態となってしまいます。

上の表では参考に消費者金融アイフルの返済期日および条件を記載しています。毎月1回の「約定日制」と、35日ごとの「サイクル制」を選択できます。

カードローンの滞納や延滞による4つのリスク…!

カードローンの支払いを滞納(延滞)すると、大きなデメリットがあります。ここでは滞納および延滞によるリスクを4つお伝えしているので確認してください。

①:信用情報機関に事故情報が登録されるリスク!

信用情報機関 加盟する金融機関や業界など
JICC(日本信用情報機構) 信販会社
消費者金融
CIC(株式会社シー・アイ・シー) クレジットカード発行会社
信販会社
リース会社
JBA(全国銀行協会) 銀行・信用金庫
銀行が発行するクレジットカード

カードローンの情報は信用情報機関に必ず登録されます。つまり、滞納や延滞などの金融事故を起こすと、その内容は記録として残ってしまうのです。

信用情報機関の事故情報は「5年~10年」で消滅しますが、銀行だと独自のブラックリストを設けている場合もあり、長期に渡って新たに借入できない可能性もあります。

なお、消費者金融や銀行、信販会社はそれぞれ国内の3つの信用情報機関に加盟し、その情報は信用情報機関内で共有されるものです。

信用情報に傷がつくと、クレジットカードの作成や住宅ローンの借入にも影響を及ぼす可能性があるため、十分注意しましょう!

②:損害遅延金が発生するリスク!

滞納日数 遅延損害金
30日滞納 100万円×20%×30日÷365日=16,438円
60日滞納 100万円×20%×60日÷365日=32,876円
90日滞納 100万円×20%×90日÷365日=49,315円
※返済額100万円の借金を30日・60日・90日滞納した際の遅延損害金の例

カードローンの支払いを滞納もしくは延滞した場合は「遅延損害金」を請求されることを覚えておきましょう。損害遅延金は「損害遅延金=借入額×年率×滞納日数÷365」の計算式で求められます。

上の表では30日・60日・90日それぞれの損害遅延金を計算しています。滞納期間が長くなれば、その分金額が大きくなることがわかるでしょう。

遅延損害金はいわば滞納に対するペナルティです。そのため、通常の利息よりも高い金利(年20.0%)が適用されるケースがあることを理解しておいてください。

ちなみに、損害遅延金が発生するとすぐに信用情報に傷がつくわけではありません。いわるゆブラックリストに登録されるのは2ヶ月~3ヶ月滞納した場合です。

いずれにしろ、高額な遅延損害金を回避するためにも正しく返済することをこころがけてください。

③:カードローン停止のリスク!

カードローン

カードローンの返済を滞納すると利用停止のリスクもあります。利用停止のタイミングは金融機関によって異なりますが、返済期日の翌日からという場合も珍しくありません。

「最近忙しかったから」「うっかり入金を忘れてしまった」などの言い分もあるかもしれませんが、利用停止のリスクは免れません。

常に口座をチェックし「残高不足で引落しできない」などのミスは避けましょう。利用停止になると、返済するまでは基本的に利用再開はされません。

また、遅延損害金も発生するため余計な出費が増えます。十分注意してください。

④:一括請求されるリスク!

悩む

カードローンを滞納した結果利用停止となり、それでも返済しないと電話やはがきなどで督促連絡(督促状)が来ます。

それでも支払いを無視し続けると内容証明郵便による督促状が届き、残高および遅延損害金の一括請求を求められます。

一括請求までの期間は滞納から2~3ヶ月と考えてください。一括請求を要求されると家計への負担は当然大きくなり、より生活が厳しくなる可能性があります。

督促が行われると、職場や家族に借金の事実を知られるリスクもあるためデメリットは大きいです。

カードローンの滞納や延滞による2つのリスクの回避法を解説!

「注意していたのにうっかり滞納してしまった!」という場合もあるでしょう。滞納によるリスクは大きいですが、気を付けていても支払いが遅れてしまう可能性はあります。

ここでは、カードローンの支払いを滞納もしくは延滞してしまった場合のリスク回避法をお伝えします。

①:カードローン会社に相談する!

相談

本来返済が遅れそうな場合は事前にカードローン会社に連絡すべきですが、やむを得ず滞納してしまった場合は、なるべく早めにカードローン会社に相談してください。

初期の段階で利用停止となった場合なら、延滞による遅延損害金のペナルティは免れませんが、返済後数日で再び利用再開される可能性は高いです。

滞納に気づいた段階で、他の金融機関から借金をしてそれを返済に充てるのは避けましょう。さらなる借金と利息で返済総額が膨らみ、多重債務状態に陥ります。そうなると個人での解決は厳しいです。

②:債務整理を検討する!

債務整理のメリット・デメリット
  • 【メリット】借金の減額および免除される可能性がある
  • 【メリット】督促や取り立てがなくなる
  • 【メリット】一括請求の要求を回避できる
  • 【デメリット】信用情報機関に事故情報が登録される(※5年~10年)

滞納期間が長くなり、どうしても支払いが困難となった場合は「債務整理」も検討しましょう。債務整理は法的な手続きによって返済額を減額したり、免除させたりできる手段です。

大変聞こえはよいですが、債務整理にはメリットばかりでなくデメリットも存在します。それは金融事故を起こした事実が信用情報機関に記録されることです。

その期間は5年~10年となっており、その間は住宅ローンや自動車ローンの利用は厳しく、また、クレジットカードの新規発行も難しいです。

どうしても債務整理を希望する場合は、弁護士や司法書士などの専門家に相談しましょう。

カードローンの返済日前にできる滞納・延滞の4つの対処法を解説!

返済期日に間に合わず、滞納や延滞をしないためにも事前の対策が重要です。ここでは具体的な対処法を4つ紹介するので確認してください。

①:借入残高を把握し借り過ぎに注意する!

カードローン

カードローンの滞納や延滞リスクを回避するためには、定期的に借入残高を把握し借り過ぎないことが大切です。

カードローンを利用する多くの人には、借入限度額までの借入を繰り返し、必要以上の金額を借金する傾向が見られます。それが原因で滞納や延滞につながる恐れもあるのです。

そこで定期的なチェックが効果的です。毎月の支払いに負担を感じるなら、返済額を見直すことで状況が改善される場合もあります。

現在の借入残高はいくらか、今月いくら返済すればよいかは常に理解しておきましょう。

②:生活費を見直し支出を減らす!

項目 節約方法の例
食費 自炊をする、外食は毎月の上限金を決めるなど
電気代 電力会社を変える、アンペアを下げるなど
ガス代 都市ガスを利用する、給湯器はこまめに切るなど
水道代 トイレの2度流しはしない、まとめて洗濯機をまわすなど
通信費 格安SIMに乗り換える、通話アプリで電話代を節約するなど

借金を滞納しないためには、生活費を見直し支出を減らす努力も大切です。特に生活費が原因での延滞は、ここで解説する内容が役立ちます。

まずは、1ヶ月の収入および生活費と、毎月の返済金額を書き出しましょう。結果、収入金額を上回っているようなら計画的に返済するのは厳しいです。

返済が滞りそうだと感じたら、生活費の節約を検討してください。上の表に代表的な支出および節約のポイントをまとめています。

「自炊をする」「給湯器はこまめに切る」などちょっとしたことですが、継続することで大きな節約につなります。滞納や延滞の心配があるようならぜひ実践してみてください。

③:返済が遅れそうなときは借入先に早めに連絡する!

相談

支払いが遅れそうだと感じたときは、借入先に早めに連絡することも大切です。遅れる理由や、いつまでなら返済できるかなどの詳細を相手に伝えましょう。

そうすれば何かしらのアドバイスをもらえるかもしれませんし、場合によっては返済期間を延長してくれる可能性もあります。

「黙っていればバレない」などの考えは通用しません。滞納や延滞のリスクは、信用問題に関わるため軽く考えるのはやめましょう。遅れる心配があるときは、必ず相談してください。

④:一時的に親族から借りる!

親

どうしても返済期日までに間に合わないときは、一時的に親族から借りるのも1つの方法です。親や友達からなら、難易度の高い審査や金利は気にする必要ありません。

気軽に借りやすい点がメリットです。しかし、借金を返済できないでいると信用や信頼を失います。一度失った信用を取り戻すのは簡単ではありません。

親や友達だからと甘く考えず、お金を借りる際は借用書や公正証書を作成するなど、誠意を持って返済に努めましょう。

カードローンの滞納や延滞をした後の流れを解説!

滞納や延滞後の流れ
  1. メールや電話による確認連絡が来る!
  2. 郵便で督促書が届く!
  3. 一括請求される!

カードローンの支払いを延滞(滞納)した場合、上の流れで一括請求されます。

返済予定日に定められた支払いをしないと、メールや電話による確認の連絡が来ます。確認の連絡は延滞の翌日~2週間以内にあると考えてください。(※カードローン会社によって異なる)

その後電話に出なかったり、メールの返信を無視していると督促書が郵便にて届きます。督促書には元本や利息をはじめ、遅延損害金や相手の連絡先が記載されています。

督促書も無視し続け2~3ヶ月経過すると、今度は借金の一括請求書が届きます。この段階に入ると分割払いは認められません。

信用情報機関に事故情報も記録されます。いわゆるブラックリスト扱いです。この状況だと他の借入の審査にも悪影響を及ぼします。

まとめ

今回のまとめ
  1. 延滞(遅延)では損害遅延金が発生する!
  2. 延滞(遅延)では一括請求される!
  3. 延滞(遅延)すると信用情報機関に事故情報が登録される!
  4. 返済が遅れそうなときは借入先に連絡する!

カードローンの延滞や遅延には多くのリスクを伴います。通常の金利より高い損害遅延金をはじめ、一括請求を要求されます。

また、信用情報機関にも記録が残り新たな借入やクレジットカードの新規作成は困難です。そのため、支払いは決められた日に確実に行いましょう。

どうしても支払いに遅れそうなときは、事前に必ず借入先に連絡してください。よいアドバイスをもらえる場合もあります。黙っているのが一番悪い結果につながります。

延滞や遅延を回避するためにも、過度な借入はせず計画的に利用することをこころがけましょう。