ゲーミングPCを買おうとした際、価格に差がありすぎて相場がわからないなんてことはありませんか?
ゲーミングPCはブランドやメーカーによっても価格がまちまちなので、どれが適正価格かわかりにくい側面があります。
価格差が出やすいのはグラフィックボードやSSDのブランドなどです。
この記事では
について解説していきます。
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ゲーミングPCの価格相場

結論からいうとゲーミングPCの相場はどのぐらいの性能を求めるかで変わってきます。
軽自動車の相場とスーパーカーの相場が違うのと同じと考えてよいでしょう。
また同じCPUやグラフィックボードを搭載していてもストレージを大容量のSSDなどにすればあっという間に数万円変わります。
ここではスペック別におおよそどのレンジに収まるかという目安を紹介していきます。
10~50万円台が多い
ゲーミングPCは性能によって概ね以下の範囲に収まることが多いといえます。
グレード | 性能目安 | 価格帯 |
---|---|---|
エントリーグレード | ゲームをする最低限の構成 | 10万円台 |
ミドルクラス | 大抵のゲームはプレイ可能 | 10万円台後半~30万円未満 |
ハイスペック | 4K解像度でプレイできる | 40~50万円台 |
ゲーミングPCの価格を決めるのはCPUとグラフィックボードが大きな割合を占めます。
高性能になればその分価格も上がります。
またストレージやメモリの数も価格を上下させる要因となるので、同じモデルでも価格に差が出ることがあります。
エントリーグレード
エントリーグレードは性能を抑え、入手しやすい価格帯となっているグレードです。
具体的には
- CPU:Core i5またはRyzen5シリーズが中心
- グラフィックボード:GTXシリーズが中心
となり、ゲームをプレイするのに最低限の性能であることが多くなります。
画質を重視しない、軽くプレイできるぐらいでいいということであればエントリーグレードでも問題ありませんが、後々いろいろなゲームをしたいという人はミドルクラスのモデルを最初から買った方が安上がりです。
ミドルクラス
ミドルクラス帯は【10万円台後半~20万円台後半】のモデルが多くなります。
搭載されるのは
- CPU:Core i7またはRyzen7シリーズ
- グラフィックボード:RTX3060または3070
が多くなり、PCのスペックとしてはかなり高い部類に入ります。
マイクロソフトフライトシミュレーターなどの猛烈に重いゲームや4Kで60fpsを目指すという使い方をしなければ大抵のゲームを問題なくプレイできます。
価格帯は若干広くなりますが、性能と価格のバランスが取れている一番の売れ筋価格帯です。
ハイスペック
ハイスペック帯は【40~50万円台】のモデルが多く、予算が潤沢にある人向けです。
CPUやグラフィックボードは最高峰のものが多く
- CPU:Core i9またはRyzen9シリーズ
- グラフィックボード:RTX 3080または3090(Ti)
など非常に高価なパーツが搭載されています。
RTX3090Tiなどは単体で20万を余裕で超えるので、グラフィックボードだけで下位グレードのゲーミングPCが買えてしまいます。
これがゲーミングPCの相場をわかりにくくしている理由とも言えますが、高性能になればなるほど価格が上がるのはどの業界でも同じです。
価格の差が出やすいパーツ
ゲーミングPCは性能によって価格帯がガラリを変わります。
特に価格差が出やすいのは以下のパーツです。
- CPU
- グラフィックボード
- ストレージ
- 冷却システム
CPU
CPUはパソコンのメインとなる演算装置で、価格に比例して性能が向上します。
例えばIntelの最新世代である第13代目Coreシリーズは
と倍近くの価格差があります。
大半のゲームを快適にプレイするにはCore i7またはRyzen 7以上のCPUがおすすめです。
CoreシリーズはIntel、RyzenシリーズはAMDという会社が作っていますが、ゲームプレインに関してほとんど差はありません。
時期によって価格差が出ることがあるので、安い方を選ぶのも手です。
グラフィックボード
ゲーミングPCの価格をもっとも上下させるパーツはグラフィックボードです。
グラフィックボードは映像処理のかなめとなるパーツで、これがなければゲームはプレイできません。
新しいものほど性能は高くなりますが、その分価格は上昇します。
現在主流であるRTX30シリーズは
- RTX3060は6万円台から
- RTX3090Tiは20万円台から
とCPUの非ではないほどの価格差があります。
グラフィックボードの性能とは【より綺麗に】【より滑らかに】描写できるということに尽きます。
APEXやフォートナイトなどのゲームを快適にプレイしたいということであれば【RTX3070】以上のグラフィックボードがおすすめです。
その他の目安は以下を参考にしてください。
グラフィックボード | 特徴 |
---|---|
GeForce GTX 1660 Super/1660Ti | 画質を犠牲にすればフォートナイトなどもプレイ可能 |
GeForce RTX2060、2070、2080、2090 | フォートナイト、APEXなどのプレイに支障はない |
GeForce RTX3060、3070、3080、3090 | 画質とフレームレートを両立できる |
GeForce RTX40シリーズ | 最新グラフィックボードで非常に高性能だがめちゃくちゃ高い |
RTX20シリーズ、RTX30シリーズともに数字が大きくなるほど性能が高くなります。
また【super】や【Ti】などが最後に付くモデルも性能が高い証です。
RTX40シリーズは2022年後半になって発売され始めた次世代のグラフィックボードです。
4Kでも高フレームレートを維持できる性能を持つ一方で、非常に高価です。
ものによっては40万円以上するので、よっぽどのスペックマニアでなければ安くなるまで様子を見た方がいいでしょう。
ストレージ
ストレージとはSSDやHDDのことで容量によって価格が大きく変動します。
また同じ容量でもメーカーやブランドによって価格差があり、一般的な500GBのSSDでも聞いたことのないメーカーのものだと4,5千円で購入できる一方で、WESTERN DIGITALやSeagateといった一流メーカーでは2万円弱になります。
冷却システム
CPUやグラフィックボードを冷やすための冷却システムも価格差の大きいパーツです。
冷却システムは主に
- ファンで風を送って冷やす【空冷式】
- 冷却水を循環させて冷やす【水冷式】
があり、水冷式を採用すると値段が上がる傾向にあります。
水冷式CPUクーラーは高いものだと4万円台ですが、空冷式は高くても2万円弱ぐらいになります。
水冷式は静粛性と冷却性能を両立できることから採用されるモデルが増えていますが、冷却水のメンテナンスが必要だったり、空冷と対して性能が変わらないものもあります。
またPCケースの大きさやファンの配置によっては空冷のほうが有利な場合もあるので、特にこだわりがなければ空冷式を選んでも問題はありません。
ゲーミングPCが高騰している理由

ゲーミングPCの価格が高騰している理由は以下の2つです。
- 世界的な半導体需要の増加
- PCゲームユーザーの増加
世界的な半導体需要の増加
周知の通り、現在世界中で半導体の需要が爆発的に増えていることから供給が間に合わず価格が上がっています。
半導体はPCだけではなく、スマートフォンや家電、自動車など多くの製品に使われているので、どんどん需要が高まっている部品です。
またコロナで半導体工場が閉鎖されるなど逆風ばかりが吹いており、なかなか供給が増えないという現状もあります。
PCゲームユーザーの増加
PCゲームの人気が上がってきたことも需要の増加に拍車をかけています。
一昔前まではPCでゲームをする人はごく一部で、ほとんどの人は家庭用ゲーム機でプレイしていました。
しかし、昨今はYouTuberによる配信やeスポーツの人気もありゲーミングPCに注目が集まっていることが理由の一つです。
これは日本だけではなく世界でも同様なので、半導体が足りない上にさらに需要が増すというユーザーにとってはありがたくない状況が続いていることから、価格高騰の原因の一つとなっています。
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ゲーミングPCの選び方

ゲーミングPCは選び方が非常に重要です。
ポイントは
- やりたいゲームで選ぶ
- 解像度とフレームレートで選ぶ
- 配信などの同時作業をする場合は高性能モデル
になります。
ゲーミングPCはプレステやSwitchのように単一の性能ではないので、選び方を間違えると自分のやりたいことができなくなってしまいます。
ここでは選び方のコツを紹介していきます。
やりたいゲームで選ぶ
ゲームにはそれぞれ推奨スペックが決められており、推奨スペックより一段ぐらい上のスペックのものを買うとプレイが快適になります。
ゲームによってグラフィックボードにかかる負荷は変わってきますので、いろいろなゲームをプレイしたいという人は性能が高めのグラフィックボードを選んでおくとよいでしょう。
おすすめはRTX30シリーズです。
解像度・フレームレートで選ぶ
モニターの解像度を上げるとフレームレートは下がる傾向にあります。
例えばRTX3070でフォートナイトを高画質でプレイした場合の解像度別フレームレートは以下のようになります。
解像度 | フレームレート |
---|---|
フルHD(1920×1080) | 201fps |
WQHD(2560×1440) | 163fps |
4K(3840×2160) | 117fps |
解像度はフルHDが1920×1080、WQHDが2560×1440、4Kが3840×2160となっており、4Kになるほど緻密な表現が可能となります。
代償として緻密なグラフィックになるほどグラフィックボードへの負担が増えるので、フレームレートは落ちる傾向にあるというわけです。
4Kモニターでプレイしたいという場合はRTX3080や3090などの高価なグラフィックボードが必要になりますが、フルHDであれば中程度の性能のもので十分です。
配信したい場合は高性能モデルが必須
ゲームプレイだけではなく、配信をしたいという人はCPUの性能を上げる必要があります。
同時配信という作業はCPUにかなりの負荷がかかります。
IntelならCore i7以上、Ryzenなら7以上がおすすめです。
スペック別おすすめゲーミングPC
【エントリーグレード】GALLERIA RM5R-G60S
OS : Windows 11 Home 64ビット
CPU : Ryzen 5 4500
グラフィックボード : GeForce GTX 1660 SUPER : 6GB GDDR6
メモリ : 16GB DDR4 SDRAM
ストレージ : 1TB NVMe SSD / 追加ストレージ 無し
価格(2023年4月) : 114,980円(税込)
特徴 | こんな人におすすめ |
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とにかく安くゲーミングPCが欲しい場合はGALLERIA RM5R-G60Sがおすすめです。
エントリーグレードとしては性能は十分、CPUはRyzen 5 4500を搭載しておりマルチタスクもこなせます。
グラフィックボードはGeForce GTX 1660 SUPERを採用。
3世代前のグラフィックボードですが、画質にこだわらなければAPEXやフォートナイトなどのタイトルもプレイできます。
配信やハイスペックが要求される重たいゲームには不向きですが、とりあえずぷれいできればいいという人におすすめの高コスパモデルです。
【ミドルレンジ】マウス G-Tune HM-BJ(JeSU公認PC)
OS : Windows 11 Home 64ビット
CPU : インテルCore i7-12700
グラフィックボード : GeForce RTX™ 3060
メモリ : 32GB (16GB×2 / デュアルチャネル)
ストレージ : 1TB (NVMe)
価格(2023年4月) : 209,800円(税込み)~
特徴 | こんな人におすすめ |
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悩んだらこれを買っておけば間違いないモデルはマウス G-Tune HM-BJです。
第12世代のCore i7を搭載し、あらゆる作業を快適にします。
グラフィックボードはミドルクラスのRTX 3060を搭載し、APEXやフォートナイトなどのゲームもフルHD解像度であれば、高画質とフレームレートを両立できます。
メモリも32GBと大容量なので、配信などの作業を同時に行っても問題ありません。
有名タイトルのプレイから配信まで何でもできるバランスのいいゲーミングPCです。
【ハイスペック】G-Tune XP-Z
OS : Windows 11 Home 64ビット
CPU : インテルCore i9-12900K
グラフィックボード : GeForce RTX 3090
メモリ : 32GB DDR4
ストレージ : 1TB NVMe SSD+4TB HDD
価格(2023年4月) : 589,800円(税込み)~
特徴 | こんな人におすすめ |
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予算に糸目をつけないということであればG-Tune XP-Zがおすすめです。
最大8Kの超高解像度でプレイできるほどの処理能力を持ち、高フレームレートもしっかり出すことができるので、ゲームプレイに関してはできないことはほとんどありません。
現時点で最高のCPUであるCore i9-12900KとRTX 3090の組み合わせは動画編集や3DCG制作にも有利で、クリエイティブな作業でもその性能をいかんなく発揮してくれるでしょう。
まとめ:ゲーミングPCは相場よりもやりたいことで選ぶ

以上、ゲーミングPCの相場について解説してきました。
ゲーミングPCの価格は何をしたいのかによって大きく変動します。
高性能なものがほしいとなればそれなりに値段は貼りますし、逆に低価格で抑えることもできます。
自分がプレイしたいゲームなどを参考にスペックを見てからモデルを絞っていくことがおすすめです。
また同じパーツでもメーカーによって価格差があるので、うまくパーツを選べばコストを下げることもできます。
ゲーミングPCをこれから買うときにはこの記事を参考に納得の行くモデルを選んでくださいね。