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ITエンジニアにおすすめの転職サイト20社比較!未経験やWebも

「ITエンジニアに一番おすすめの転職サイトを知りたい!」 「この機会にWeb業界にも挑戦したいけどコツはある?」
当編集部では100社以上の転職サイトからおすすめ18社を厳選し、特徴ごとに比較しました。
また、現役のITエンジニア専門キャリアアドバイザーによる転職活動のコツも徹底解説します。
IT業界で転職を考えている方はぜひ最後までお読みください。
ITエンジニアにおすすめの転職サイトの選び方
「ITエンジニアにおすすめの転職サイトはどれ?」
まずはIT・Web業界に特化した転職サイト「レバテックキャリア」と「Geekly(ギークリー)」の2社をおすすめします。
さらに、自分のタイプに合った転職サイトを以下の表から選んでみてください。
1社だけでなく、合計3社以上を利用して比較することが重要です。
Q.なぜ複数の転職サイトを利用する必要があるの?
複数の転職サイトを利用する理由は3つです。
- 転職サイトによって応募できる求人案件が異なるから
- 転職サイトによって得意とする求職者のタイプが異なるから
- 転職サイトの評判は担当アドバイザーとの相性で決まるから
特に、最近の転職サイトは専属のキャリアアドバイザーが担当者としてつくケースがほとんどです(いわゆる転職エージェント)。
自分の希望に合った求人紹介や面接アドバイスなどのサポートを受けられる反面、サポート内容は担当者によって異なるため、複数の担当者を比較する必要があります。
もっとも相性のいい担当者がいるサービスをメインで使用し、転職活動を進めていきましょう。
転職サイト登録時に「備考欄」を活用する
担当アドバイザーとの相性を高めるために、転職サイト登録時に備考欄を利用しましょう。

どの転職サイトも共通で、普通に登録すると担当部署で面談日程に空きのあるアドバイザーがランダムであなたの担当になります。
しかし、備考欄に担当アドバイザーへの希望を記入することで、自分に合った担当者がつくよう配慮してもらえる可能性があります。
【実際にあった記入例】
- 「緊張しやすいので同性のアドバイザーを希望」
- 「年齢の近い方にキャリアの相談をしたい」
- 「Webエンジニアの支援経験が豊富な方」
では、各転職サイトの特徴について説明します。
IT・Web業界の全般に強い転職サイト
まずはIT・Web業界に特化した転職サイト2社に相談し、アドバイザーの意見を比較してみましょう。
どちらも似た特徴をもっていますが、レバテックキャリアの方がGeeKly(ギークリー)に比べて拠点が多く規模が大きい点が強みです。
レバテックキャリア | Geekly(ギークリー) | |
---|---|---|
サービス開始 | 2015年2月 | 2011年8月 |
登録者数 | 18万人*(レバテックサービス全体) | 月間2,000名超*(公式サイトより) |
公開求人数 | 9942件* | 7403件* |
年収アップ率 | 66%以上(公式サイトより) | 75%(公式サイトより) |
拠点 | 東京、名古屋、大阪、福岡 | 東京のみ |
(2020年10月23日時点)
レバテックキャリア

IT業界特化の転職サイト、レバテックキャリア。運営元のレバテック社自体がSES(システムエンジニアリングサービス)事業を15年以上行っているため、社内にIT・WEBに関するナレッジが豊富な点が強みと言えます。
取材によると、担当のキャリアアドバイザーがITやWEBに関連する勉強を積極的に行っているとのこと。会社がIT・Web業界に特化しているため、ITやWEBに興味のある社員が自然と集まりやすいようです。
また、サイト自体の使いやすさも魅力と言えるでしょう。
- 求人検索画面が細かい(言語、OS、DB、フレームワークなどで絞り込める)
- 担当者とLINEで気軽にやりとりできる
Geekly(ギークリー)

Geekly(ギークリー)はレバテックキャリアと競合するIT特化型の転職サイトです。関係者への取材によると、ギークリーの求人紹介は「決まりやすさ」ではなく「求職者のやりたいこと」を尊重しているとのこと。
「これまでの経験を活かしつつもさらにスキルの幅を広げたい!」というITエンジニアにはうれしい配慮といえますね。
また、ギークリーの強みはスピード感。公式サイトによると登録から入社までの平均がなんと1か月です。忙しいITエンジニアに対して20半以降も面談を実施するなど、企業努力のなせる技といえます。
ただし拠点が東京のみで社員数も80名と小規模のため、地方での転職を希望する場合は複数の転職サイトを利用しましょう。
取材でみつけたエンジニアにおすすめの転職サイト
ここではHOP!ナビが実施している取材調査で発見したIT・Web業界を志すエンジニアにおすすめの転職サイトを紹介します。
アールストーン

アールストーンはIT・Web・ゲーム業界の転職に特化した担当者がつく転職サイトです。
求職者自身の現状整理や転職の目的を言語化などの「求職者理解」に力を入れています。
また、IT・Web・ゲーム業界に詳しい担当者が企業・求職者を担当しているため、書類選考対策や企業の情報収集でも心強い味方になってくれるでしょう。
アールストーンが自社で実施した利用者アンケートでも、
「自分で調べきれない情報を教えてくれた」
「ポートフォリオのまとめ方に関するアドバイスが参考になった」
「書類対策をしてもらい通過率が上がった」
という声が上がっているようです。
社内SEなどIT業界以外の転職も考えているITエンジニアにおすすめの転職サイト
社内SEなど、IT業界以外でエンジニア転職を考えている方には総合型のリクルートエージェントをおすすめします。
リクルートエージェント

リクルートエージェントの強みは食品業界などIT系以外の企業とも取引がある点です。営業や事務職と情報システム部門(社内SE)の求人も受注できるため、IT特化型の転職サイトと併用する価値はあるといえるでしょう。
「リクルートエージェントはエンジニアに特化していないから担当者に知識がない」という意見もありますが、東京本社にはIT業界専門のアドバイザーチームがいるため特化型サイトにもひけを取りません。
また、ITエンジニア求人の数はレバテックキャリア(特化型)の約9倍に当たります。
▼ITエンジニア求人数の比較(2020年11月時点)
レバテックキャリア | リクルートエージェント | |
---|---|---|
ITエンジニアの公開求人数 | 3211件 | 2万9870件 |
社内SEの公開求人数 | 133件 | 3811件 |
面接力向上セミナーや模擬面接なども提供しており、企業との面接の前にスキルを向上するチャンスがあるのも特徴です。
地方支社の場合は社員数が少ないため、IT業界に詳しくない担当者に当たる可能性はあるかもしれません。心配であれば備考欄を使う方法もあります。
転職で年収を上げたい人におすすめの転職サイト
「今の会社は公平に評価してくれない…」「現職に残っても自分の市場価値が高まらない…」
年収アップはITエンジニアに多い転職理由の1つです。
ビズリーチのようなヘッドハンター型の転職サイトに登録すると、思いもよらぬスカウトによって自分の市場価値に気づけるチャンスがあります。
ビズリーチ

ビズリーチといえば「ハイクラス向け」かつ「審査に通らないと登録できない」印象をもたれがちですが、IT・Webエンジニアは特に需要が高いため、キャリアが浅くてもスカウトを受けられやすいと言えます。
なお、企業の担当者からの直接スカウトは少なく、人材紹介会社のヘッドハンターからのスカウトの方が多いかもしれません。
しかし、ヘッドハンターの経歴や得意分野をサイト上で閲覧できるため、自分のスキルやキャリアに理解のあるヘッドハンターを選ぶことができます。
転職後も気軽に相談できるような、末永く付き合えるヘッドハンターを探す目的で利用してはいかがでしょうか?
ITクリエイターやデザイナーにおすすめの転職サイト
クリエイターの転職ではポートフォリオ(作品集)の提出が必須です。
【ポートフォリオの要素(一例)】
- プロフィール
- スキルレベル
- 将来のビジョン
- 作品紹介
- 普段の仕事の進め方
特に「作品紹介」は応募先の求める作風に合わせて変える必要があるため、マイナビクリエイターのような特化型の転職サイトで担当者に添削を依頼してはいかがでしょう。
マイナビクリエイター

マイナビクリエイターは大手マイナビが運営する、クリエイター転職に特化したサービスです。
通常、キャリアコンサルタントは1人当り40~50人程度の求職者を担当しますが、マイナビクリエイターでは担当を20名まで絞り、一人一人の求職者に向き合う仕組みづくりをしています。
また、マイナビクリエイターはサポート期間に上限がありません。そのため自分のペースで転職をすることができるのです。
このように手厚いサポート体制があるため、「転職がはじめてで不安」という方はぜひ登録をおすすめします。
副業やフリーランスで働きたいITエンジニアにおすすめの転職サイト
「フリーランス起業の下準備として副業を始めたい」
「今のスキルでどんな案件を受けられるか知っておきたい」
「そもそも私ってフリーランスになれるの…?」
副業やフリーランスを検討中のITエンジニアは、レバテックフリーランスの個別相談会に申し込んでみてください。
レバテックフリーランス

レバテックフリーランスは福利厚生制度が非常に充実している転職サイトです。
まず、高収入が途切れない仕組みが整えられています。フリーランスとして活動中に専属の担当者が案件を探してくれ、契約終了とともに次の案件で働けるため、契約更新率は90%、平均年収は862万円と非常に高いです。
また、確定申告代行や人間ドックなどのヘルスケアサポート、スキルアップ交流会の実施など、フリーランスで働く際に困る点にも対応してくれます。
個別相談会では今すぐ副業やフリーランスを考えていない場合も気軽に利用できるので、1年以上の実務経験をお持ちであれば1度検討してはいかがでしょうか?
ITベンチャーに転職したい人におすすめの転職サイト
ここでは、ITベンチャーへの転職を考えられている方におすすめの転職サイトを紹介します。企業にもよりますが、スタートアップやベンチャー企業の採用課題には以下のケースがよくあります。
- 人手不足だけど採用コストをかけられない
- 業務が定型化されていないので、幅広く活躍してくれる人材を採用する必要がある
そのため、成功報酬制で人材獲得できる「Green」、職務内容だけでなく役割の広さで求職者を探せる「コデアル」はベンチャー企業の求人比率が高いと言えるでしょう。どちらもエンジニアの利用者割合が高く、それぞれ異なる特徴があるので、併用をおすすめします。
Green

GreenはIT業界に特化した求人サイトです。
比較的リーズナブルなこともあり、IT関連求人は業界最大規模の15,000件以上を掲載しています。
魅力的な自社サービスはあるが採用コストをかけられないITベンチャーに出会えるかもしれません。
▼【企業向け】Greenとビズリーチの料金を比較
Green | ビズリーチ | |
---|---|---|
利用料金 | 45~120万円※無料更新 | 85万~252万円 |
利用期間 | 無制限 | 6ヶ月/12か月 |
成功報酬 | 30~90万※勤務地で変動 | 理論年収の15% |
*いずれも求職者は無料で利用できます。
また、カジュアル面談制度があることも魅力の一つです。掲載企業とマッチングすれば、社員と面談ができ、社内の雰囲気や働き方など気になる点を知ることができます。
ただし担当アドバイザーによるサポートは受けられないため、転職が初めてであれば他のサービスを併用して転職活動の基礎力をつけておきましょう。
IT・DX人材特化の転職サービス|コデアル

コデアルは、即戦力IT・DX人材特化の転職サービスです。コデアルクラスという独自の基準で「役割の広さ」を可視化。業務内容や年収などの条件面以外に、入社後の期待役割も踏まえて擦り合わせ、転職先とのミスマッチを減らします。
利用者の多くは、オフィス出社とリモートワークを併用するなどして「働くをもっと自由に」しています。働く場所にとらわれず、時代に合った働き方を実現したい方、役割を軸に次の職場を探したい方におすすめの転職サービスです。
今の会社を辞めるほど不満はないITエンジニアにおすすめの転職サイト
「今すぐ辞めたい訳じゃないけど、どんな会社があるかは見ておきたい」
「自分のスキルが社外でどれほど通用するか試したい」
そのような場合は、転職サイトよりもサンカクを利用した「社会人インターンシップ」が合うかもしれません。
サンカク

サンカクはリクルートキャリア社が運営する、社会人で長期インターンシップができるサービスです。
インターンシップでは、掲載企業がイベントを開き、ディスカッションに参加をします。
社外の人と交流することで自分の市場価値が分かるほか、普段関わらない人との人脈も築けます。
仕事を続けたまま利用できるので、「今後のキャリアに迷っているけど転職するほどではない」という人におすすめです。
ITコンサルで上流工程にたずさわりたいITエンジニアにおすすめの転職サイト
ITコンサルの面接では「ケース面接」と呼ばれる特殊な面接で論理的思考力を問われる場合があります。
担当アドバイザーのアドバイス力が鍵となるため、特化型の転職サイトがおすすめです。
ムービン・ストラテジック・キャリア(ムービン)

ムービンはコンサルティング業界を専門に10年以上転職支援している転職エージェントで、コンサルティング業界未経験からの転職を目指す方におすすめです。
キャリアコンサルタントは、コンサルティング業界や大手ITベンダー出身者で構成されているため、具体的な面接アドバイスが期待できるでしょう。
例えばSE経験者がITコンサルを志望する際「上流工程にいきたい」と言いがちですが、以下について準備しておく必要があります。
- 上流工程が何を指すかを具体的に言えるか
- 上流工程で必要なスキル(特に課題解決力)をアピールできるか
ゲーム業界に特化した転職サイト
浮き沈みの激しいゲーム業界への転職では、企業選びがとりわけ重要です。
- ゲーム事業以外に収益の柱を持っているか
- 大きな予算を組める企業体力があるか
- 自らヒットゲームを生み出せる裁量権があるか
ゲーム業界ならではの情報を知るには、G-JOB転職のような特化型の転職サイトを利用するといいでしょう。
G-JOB転職

G-JOB転職はゲーム業界に特化した転職サイトで、常時100社以上のゲーム会社の求人案件を掲載しています。
求人サイトのため、キャリアアドバイザーはつかず自分のペースで転職を進められますが、困った時にはコンシェルジュがサポートをしてくれます。「自分のスキルで応募できる?」「希望条件に合った求人が見つからない…」といった悩みにスポットで相談できるのは安心ですね。
また、転職お祝い金制度があるのも一つの特徴です。サービスを利用して転職を決定すると、Amazonギフト券5,000円分がもらえます。
プログラミングに専念したいITエンジニアにおすすめの転職サイト
「生涯現役のプログラマーとして現場で活躍したい」「自己PRは苦手だけどスキルには自信がある」という方には、書いたコードが自己PRになるpaizaがおすすめです。
paiza

paizaはコーディングのテストを受けるだけで企業の面接やカジュアル面談に進める新しいタイプの転職サービスです。
初級~上級の問題で構成されたテストを受けると、6段階で評価をされます。そのランクによって面談に進める企業が決まる仕組みです。
「エンジニア経験はないが、趣味でプログラミングをしている」「実力で勝負したい」という方にもおすすめです。
第2新卒のITエンジニアに力を入れている転職サイト
「スキルが浅いので転職できるか不安」「もう少し今の会社に残るべきか…」
スキルに不安のある第二新卒のITエンジニアは、若手を採用したい企業が多く集まるマイナビ IT AGENTを利用するのも選択肢の1つです。
マイナビ IT AGENT

マイナビ IT AGENTはマイナビエージェントの中でもITに特化したサービスです。
業界・職種専任性を取っており、一人一人のキャリアアドバイザーがIT業界の転職市場に豊富な知識を持っています。
さらに新卒領域でもサービス展開しているため、大手企業とのパイプも太く、大手からスタートアップまで幅広い求人を紹介してもらえます。
ポテンシャル次第で選択肢が広がる第二新卒にぴったりのサービスといえるでしょう。
派遣でライフスタイルに合った働き方をしたい
「時間の融通が効く派遣社員で働きたい」という方向けに、ITエンジニア派遣の転職サイトを比較しました。
人材派遣の老舗、株式会社スタッフサービスの運営する「エンジニアガイド」が業界最大級の求人数を誇ります。
IT求人数 | 全国対応 | 優良派遣認定事業者 | |
---|---|---|---|
エンジニアガイド | 1万8855件 | 〇38拠点 | 〇 |
パーソルテクノロジースタッフ | 2298件 | △(関東、関西、東海10拠点) | 〇 |
エン派遣 | 5629件 | 〇9拠点 | × |
テンプスタッフ | 4448件 | 〇 | 〇 |
リクルートITスタッフィング | 1035件 | 〇 | 〇 |
modis(アデコ) | 1005件(関東) | 〇 | 〇 |
パソナテック | 873件 | △10拠点 | 〇 |
typeのIT派遣 | 558件 | 一都三県 | × |
(2020年11月1日時点)
メーカーに転職したいITエンジニアにおすすめの転職サイト
「製造業でものづくりに携わりたい」場合はメイテックネクストがおすすめです。
メイテックネクスト

製造業と聞くと機械系エンジニアのイメージがありますが、近年は工場のIoT化(スマートファクトリー)や、AIを搭載した製品に関わる求人などでITエンジニアの需要が増えています。
担当アドバイザーは「半数以上がメーカーの技術系分野出身(公式サイトより)」のため、詳しい企業情報が聞けるはずです。
業務系からWeb系への転向を目指すITエンジニアへのアドバイス
IT専門のキャリアアドバイザーへの取材によると、「Webサービスの開発に未経験で挑戦したい!」と考える業務系のITエンジニアが増えています。
ここからは、知られざる求人の探し方や面接アドバイスについて紹介します。
求人票に「実務経験不問」と書かれていなくても応募する
「転職サイトを見たけど経験必須の求人しかない…」と諦めていませんか?
実は、本当は「経験不問」にも関わらず、あえて求人票に明記しない場合もあるのです。
【企業が求人票に「経験不問」と書きたがらない理由】
- 応募者が殺到し、採用担当の負担になってしまうため
- 求職者から「レベルが低い」と敬遠されてしまうため
特に狙い目は中小規模の自社開発企業です。知名度が低く応募が集まりにくいため、プライベートでの学習経験があれば面接に呼んでもらえる可能性があります。
転職理由は時系列で話す
面接官はまず、あなたがなぜ畑違いのWeb業界に転向したいのかを知りたがります。
- (ジョブチェンジの大変さをわかっているのか?)
- (思いつきや憧れだけで語っていないか?)
- (今までの経験を生かさなくていいのか?)
転職理由を聞かれたら、以下の順に時系列で回答すると面接官の納得感が高まります。
- Webに興味をもったきっかけ
- Webに転向して叶えたいこと
- 転職する前に自分で学んだこと
- 現職では希望が叶いそうにないため転職を決意
▼回答例
転職のを考えたきっかけは新たな分野へのチャレンジです。
現職では主に銀行の業務系システムの開発に携わり、リーダーも任されたことで一通りの経験を積むことができました。特に○○の案件を経て、より多くのユーザーに価値提供することが自身のやりがいにつながるのではと考えるようになりました。
そこで一般のユーザーが利用するWebアプリ開発に興味を抱き、独学でJavaとPHPを学びました。また、現職でも自ら手を上げて○○に取り組みました。
とはいえ現職ではどうしてもユーザーが限られる状況のため、30代を節目に転職を決意しました。
特に「辞める前に自分で改善の努力を行ったか」は重要です。「Webをやりたい」という憧れだけでなく、実際に行動して本気度をアピールしましょう!
志望動機はユーザー視点から話す
Webに限らず、エンジニアの志望動機では「ユーザーのために何を実現したいか(ユーザー視点)」が求められる傾向にあります。
「自分が好きなことをしたい(自分視点)」だけではなく、応募先のサービスを実際に利用し、サービスの抱えている課題を自分なりに言語化しましょう。
「選考通過した人の中には、サービスの課題と解決策を資料にまとめて面接でプレゼンした方もいたようです」
ITエンジニア転職の失敗例と対策方法
ITエンジニアの転職でよくある失敗例と、ミスマッチを起こさないための注意点をご紹介します。
失敗例1:求人票の内容と違った/記載がなかった
求人票はITエンジニアの知識がない人事によって書かれることもあり、内容に不備があることも…。
- モダンな開発環境と書かれていたのに実際は古かった
- コミュニケーションはチャットツールを使わず未だにメール
- 単に「スキルアップできる環境」としか記載されていない
対策:現場のエンジニアに会う
1次面接で現場リーダーがでてくることが多いため、面接で質問する方法が確実です。最近はオンライン面接も多く、面接のハードルはぐっと下がっているためチャンスと言えます。
注意点2:エンジニアを大事にしてくれない
ITエンジニアの待遇は経営者の意向に左右されやすく、特にビジネスサイドの強い営業メインの会社だとエンジニアを大事にしてくれないケースがあります。
対策:面接官の対応をチェック
面接官が「自分はエンジニアではないのでわかりません」と言ってきたりと、面接で会話が成り立たないケースは要注意です。
また、担当キャリアアドバイザーのつく転職サイトであれば、面接を受ける前に「評価制度」や「先輩のロールモデル」などを確認してみましょう。
未経験でITエンジニアへの転職を目指す人へのアドバイスとおすすめの転職サイト
未経験でITエンジニアへの転職を目指すには、3つの選択肢があります。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
独学で学んでから転職する | お金がかからない | ・時間がかかり挫折しやすい ・コードの書き方が汚くなりがち |
就職斡旋つきのプログラミングスクールを受講する | 効率よく学べる | ・お金がかかる ・スクールによって当たり外れがある |
SES(エンジニア派遣)で経験を積んでから転職する | 未経験で実務経験が身につく | やりたい案件を紹介してもらえるとは限らない |
どの選択肢にもメリットとデメリットがあるため、正解はありません。
しかし、あなたが未経験からWebアプリ開発を希望する場合は、いきなりSESからスタートすることはおすすめしません。
- SESにWeb案件は少ない
- SESでWeb案件を紹介してもらうにはWeb系の言語を習得していることが前提
- 未経験の場合はサーバー監視などWeb開発以外の仕事からスタートすることが一般的
また、プログラミングスクールに通い始めてから「やっぱり面白くない」と気づくようではお金がもったいないですよね。
従って、まずは独学で学んでみて向き不向きを判断し、少しでも面白いと感じたら早い段階でプログラミングスクールに投資する、という選択肢をおすすめします。
私は異業種で働きながら独学でブログを開設するまでに1年かかりました…。慣れるまでが大変なんですよね。
未経験からWeb系エンジニアを目指すならJavaよりRuby
未経験からWebエンジニアを目指したい人がまず悩むのが「どのプログラミング言語から学べばいいかわからない」ことでしょう。
入門用として比較されやすいプログラミング言語がJavaとRubyですが、「個人ユーザー向けのWebサービスを開発してみたい!」という場合はRubyがおすすめです。
▼JavaとRubyの特徴&レバテックキャリアの公開求人数を比較
Java | Ruby | |
---|---|---|
学習時間数(目安) | 400~500時間 | 200~300時間 |
よく使われる分野 | 大企業向けシステム(みずほ銀行など) | BtoC向けWebサービス(クックパッドなど) |
すべての求人数 | 2998件 | 1366 件 |
うちSIerの求人数 | 1056件(35%) | 87件(6%) |
うち自社開発メインの求人数 | 397件(13%) | 286件(20%) |
中には「実務経験不問で応募できるRubyの求人は少ない。求人の多いJavaから学んだ方がいい」という意見もあります。
しかし、Javaの求人は自社開発よりもSIerが多く、開発分野もどちらかというと大企業向けの商用システムが中心です。
エンジニア不足の現在、仕事で関わった経験がなくても学習経験さえあれば採用してもらえる企業も増えています。見かけの求人数よりも「何を作りたいか」で選びましょう。
まずはプログラミングスクールで学んでから転職したい人におすすめの転職サイト:テックキャンプ

「プログラミングスクールって本当に役立つの?」「多すぎて選べない!」
結論からいうと、Web系エンジニアを目指すのであればテックキャンプがおすすめです。
- モダンな開発言語であるRubyを学べる
- 転職保証が手厚い
- 転職成功率99%(公式サイトより)
▼人気プログラミングスクール3社を比較
テックキャンプ | テックアカデミーPRO | CodeCamp GATE | |
---|---|---|---|
学習内容 | Ruby | Java | PHP |
受講形態 | 教室/オンライン | オンライン完結 | オンライン完結 |
学習期間 | 10週間 (600時間) |
12週間 (300時間) |
7週間 (400時間) |
求人紹介 | あり | あり | なし |
転職保証 |
・182日間 ・39歳以下 |
・6ヶ月間 ・32歳以下 ・東京のみ |
なし |
転職実績 | 1000名以上* | 非公開 | 非公開 |
料金 | 64.8万円 | 29.8万円 | 44.8万円 + 入学金3万円 |
*2020年6月末時点、公式サイトより
テックキャンプは一見すると高額ですが、転職後の年収アップを考えると決して損はないはずです。
ただし、どのスクールもレッスンを受けるだけでは不十分で、自己学習の時間を確保する必要があります。「教えてもらう」という受け身なスタンスの方は受講を避けたほうがいいでしょう。
未経験からITエンジニアに転職したい人には「ワークポート」もおすすめ

未経験でITエンジニアに転職するなら、なおさら専門家に相談したいところですよね。
しかし、レバテックキャリアやギークリーといったITエンジニアに特化した転職サイトでは、経験者しか支援してもらえない可能性があります。
一方、ワークポートは2016年に総合型へシフトしましたが、もとはIT業界に特化した転職サイトでした。
関係者の取材によると、IT業界未経験者も受け入れ可能とのこと。サービス登録時に備考欄へ「ITエンジニアへの転職を希望」と記載すると、IT業界専門のアドバイザーに担当してもらえる可能性が高まるとのことです。
実は私もワークポート経由で未経験からWeb業界に転職しました。
転職サイトの登録方法と利用の流れ
レバテックキャリアを例に、転職サイト登録方法から利用までの流れを説明します。
基本情報の登録
▼公式サイトより、基本情報を入力して登録します。 この時点では履歴書や職務経歴書は不要です。

ご経験・ご希望の入力
▼続いて、経験職種と希望職種をタブから選択します。

面談日程の予約
▼次に、面談日程を予約します。


レバテックキャリアは日曜と祝日がお休みで、平日は10:00~20:30まで、土曜日は10:00~18:00まで予約可能です。
書類を提出する
▼面談の予約が完了すると、登録したメールアドレスに案内が届きます。

▼このメールにて、事前アンケートおよび履歴書/職務経歴書/ポートフォリオの提出を案内されます。

なお、「転職エージェントとの面談って何を話すの?」「職務経歴書は必要?」という疑問には以下の記事で詳しく解説しています。

記事のまとめ
IT・Webエンジニアの方には、まずは業界に特化した転職サイト「レバテックキャリア」と「Geekly(ギークリー)」の2社をメイン利用するといいでしょう。
さらに、自分のタイプに合った転職サイト1社の合計3社以上を比較してみてくださいね。
★転職サイト・転職エージェントを徹底比較★取り扱い一覧
最後に「どの人材紹介会社に登録すればいいのかわからない」という方のために、各転職サイトや転職エージェントの特徴やポイントをご紹介します。
転職サイトや転職エージェントはそれぞれ特徴が異なります。あなたにふさわしい会社を選んで、後悔しない転職をしましょう。
転職がはじめての人
マイナビエージェント- 転職のサポート期間が無期限!
- 20代・第二新卒の転職に強い
- 約8割が非公開求人!マイナビ独占求人も多数あり
- 書類応募、面接日程の調整や条件交渉もマイナビエージェントが代行
常時1万件以上の豊富な求人数
リクナビNEXT- 新着・更新求人が毎週1000件以上
- レジュメ登録するとスカウトが届く
- 独自のグッドポイント診断で自己分析ができる
- まずは求人情報を見たい人におすすめ
- 転職者の8割が登録
(マクロミル調査2016年1月)
全年代を得意
リクルートエージェント- 転職支援実績No.1!
(2019年度実績 厚生労働省調査) - 業界大手なので企業とのパイプが太い
- 非公開求人数も含めて約20万件
(2020年8月時点) - 満足度97%の面接力向上セミナー(2018年リクルートエージェントセミナー満足度調査)
フリーターから正社員へ
ハタラクティブ- 20代・第二新卒など若年層に特化
- 離職中・職歴なしでもOK
- 就活アドバイザーがマンツーマンで対応
- 豊富なサービスはすべて無料!
- 学歴や職務経験など、キャリアに自信がもてないという方向け
ハイキャリア層(年収600万円以上)
JACリクルートメント- 外資系企業や海外進出企業に強い
- 業界・職種に精通した約800名のコンサルタントがサポート
- 国内大手、外資系、海外進出企業の厳選求人多数
- キャリアやスキルを把握し企業に採用提案!求人を創出
