過去の自分にとらわれない。未来に向かって努力する若者を支援する「デジタル能力開発センター」

株式会社MAPの取材風景
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新型コロナで失業した方は6万人を超え、その半数がサービス・販売業で働く方々といわれています。

そうした方の力になりたいという想いから、株式会社MAP WORX事業部は15日間のオンラインスクール「デジタル能力開発センター」を開校。販売・サービス業界からオフィスワークへ未経験転職を目指す人たちに無料でスキル育成の講義と職場探しのサポートを提供しています。

デジタル能力開発センターでは、サービス・販売業で働く人たちがオフィスワークへと異業種転職する際に懸念となるパソコンスキルの育成を主に扱っています。

「過去や背景にとらわれない。誰もが挑戦できる社会を。」というWORX事業部の理念を体現したスクールだといえるでしょう。

自身も異業種転職の経験をもつ事業責任者の田中さんに、同センターの概要や設立の背景、異業種転職を実現するためのポイントをうかがいました。

MAP高橋さんのプロフィール写真

話を聞いた人
田中 亮多(たなか りょうた)
株式会社 MAP WORX事業部 事業責任者

高校中退後ダンサーとして活動する傍ら、通信制の大学に通い、新卒で仏壇製造・販売会社に入社。店舗スタッフ、支店長、本社管理業務を経験した後に株式会社MAPへ転職。人材コンサルタントを経て、現在はWORX事業部の事業責任者を務める。

1.PCスキルを身につけられ、転職の支援も受けられる無料のオンラインスクール

ーー「デジタル能力開発センター」の概要を教えてください。

デジタル能力開発センターは、無料で受講できるオンラインビジネススクールです。15日間の日程で、基本的なPC操作や「MOS(Microsoft Office Specialist)365&2019Excel」試験対策の講座を無料で受けられます。

MOSは、オフィスワークに欠かせないExcelに精通していることを証明する資格で、取得しておくと転職時にスキルの証明となることもあります。

ーー同センターを開校した背景を教えてください。

デジタル能力開発センターを始めた経緯は大きくふたつです。

ひとつは、新型コロナウイルスによる外出自粛の影響によって、失業した方々が大勢いたこと。 約半数がサービス・販売業に従事している方々です。

サービス・販売職からオフィスワークへの転職を考えたときにネックになるのが、PCスキルやオフィスで働いた経験がないことです。一方、企業の採用ニーズは回復しはじめている。

失業してしまった方々と、若手を採用したい企業をマッチングさせるために、個人に基礎的なPC操作を教えることが重要だと考えました。

もうひとつの背景は、当社の技術者派遣(SES)をしているWORX事業部で、クライアントとの取引が打ち切りになってしまって待機しているエンジニアがいたため、自社で仕事を用意したいと考えたことでした。

デジタル能力開発センターでは、当社のエンジニアが講師として授業をします。

MAPの取材風景

ーー受講の条件はありますか?

現在離職中の若手の方に受講いただきたいと考えています。

具体的には、18歳から29歳の男女で技術を学びたい、就職したいと考えている方です。ただ、オンラインでの講座となるため、ネット環境があり、Microsoft Officeを搭載したパソコンを準備いただくことが条件となります。

手順としては、ホームページからご登録いただいた後、簡単な面接とスキルチェックがあります。

オンラインスクールは15日間の日程で、毎月継続して開催していきますので、都合の合うときに申し込みが可能です。

ーー講座を受講した人には、貴社から就職先の紹介を実施されるのでしょうか?

デジタル能力開発センターは、未経験の若手を採用する意欲がある企業5~10社ほどにスポンサーとなっていただき運営する予定です。受講者は、スクール受講中にスポンサー企業からスカウトを受けて、就職先を見つけられる可能性があります。スカウトについては、受講者の承諾を得た上で送られます。

とはいえ、15日間のうちに転職・就職先が決まらないこともあるかもしれません。その場合、スクールの在校者として、スポンサーへの情報提供は1カ月ぐらい続けます。そのため、スクール終了後にスポンサー企業から声がかかる可能性もあるんです。

さらに、希望される方には、株式会社MAPもしくは、グループ会社である株式会社若者転職支援センターが、転職エージェントとして転職支援を予定しています。

ーーMOSの資格相当のスキルがある方なら、未経験でも採用したいという企業さんは多いのでしょうか?

そうですね。未経験で採用される企業さんもあるのですが、就業後に「人柄はいいけれども、オフィススキルがないと大変」という声を聞く機会があったので、そういったスキル面でのミスマッチが起きにくくなるように、基本的なオフィススキルをレクチャーできればと考えています。

2.「焦り」が仕事において一番の敵。学ぶことで自信をつけてほしい

MAPの取材風景

ーー「オフィスワークが初めてで不安」という方もいますが、接客や販売の経験は、どのように活かせますか?

オフィスワークに不安を感じる方は、今まで対人で仕事をしていたのが、パソコンなどの対物になるという未知の恐怖があるのではないかと思います。

しかし、仕事は結局人間が行うものであり、ただパソコンを介してやり取りをしているだけです。 そのため、Officeスキルを身につけパソコンを使用する未知の恐怖を取り除くことができれば、もともともっているコミュニケーション力やヒューマンスキルがそのまま活かせます。

仕事においては「焦り」が一番の敵です。「早くしなければ」と焦ることで、冷静に調べればわかることが回答できなくなってしまう。そして自信をなくしてしまうという悪循環になってしまいます。

そうした不安や焦りを取り除くために、ぜひデジタル能力開発センターに通って自信をつけていただけたらと思います。

ーー今回のスクールは、はじめての試みですが、WORX事業では未経験からエンジニアになった方が多くいるそうですね。活躍されている方の事例を教えてください。

印象に残っているのは、東北出身で異業種からWORX事業部に参加したメンバーです。東日本大震災を経験し、その後東京に出てきたのですが、将来的には東北に戻りたい。そのため、地元に戻っても続けられるIT系の仕事がしたいと応募してくれました。

親御さんを支えたいという想いが強い人で、「自分が年齢を重ねると同時にご両親も年齢を重ねていく」と残された時間を逆算し、日々努力。パソコンを触ったことがない状態から、今ではWeb開発の受託プロジェクトでサポートデスクや運用保守を任されるまでになりました。

そのメンバーを見ていて、何か目的をもつと人間は前に進む推進力を大きく発揮できるのだなと自分自身も学ばせてもらいました。

3.学歴はあくまで過去のもの。未来は自分で創り出せる

ーーデジタル能力開発センターの展望を教えてください。

「過去や背景にとらわれない。誰もが挑戦できる社会を。」それが、WORX事業の理念です。当事業部には、多様なメンバーが集まっており、高卒、専門卒、大卒、大学中退と経歴もさまざまです。実は、私も高校を中退しています。

学歴は変えられませんが、あくまで過去のものであり、未来は自分で創り出せる。

大事なのは一歩踏み出すために、今どんな努力をするか。

そんな考えを大事にしている当事業部のメンバーからよく聞くのは、「WORXに転職したことで人生が大きく変わった」「自分に自信をもてるようになった。未来は自分で切り開くことが重要だと教えてもらった」という声。

こうした声を自社だけに留めるのではなく、スクール事業を通してさらに大きなフィールドにも広げていきたいです。

ーー現在、離職中で転職活動をしている方にメッセージをお願いします。

MAPの取材風景

私自身の話になりますが、過去に1年間の離職期間があり、そのブランクを経てMAPに入社しました。こうした経験があるからこそ、先ほどお話した事業理念にも心から共感しています。

自分自身の経験をふまえて、メッセージを伝えるとしたら、あきらめずに自分の可能性を信じ続けてほしいです。

私が異業種転職でMAPに入社したとき、30歳をすぎていました。右も左も分からない状態で進み続けて今に至ります。

そのため、何をスタートするにも遅すぎることはないし、諦めずに自分の可能性を信じ続けた先にしか、つかめる未来はないと思うんです。

自分で可能性を閉ざすことなく、夢や希望を抱いてスクールの門を叩いていただけたらうれしいです。

デジタル能力開発センターの公式ページはこちら

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