看護師を辞めて他職種へ…先輩転職者が教える「満足度の高い職種選び」

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キャリアアップしたい、新しい仕事にチャレンジしたいなど、転職の理由はさまざま。もちろん、看護師だってそれは同じです。

一度は医療の現場に身を置きながらも、まったく異なる世界に身を投じる人もいます。他の職種を選んだ元看護師の経験談をもとに、転職を成功させるコツをご紹介します!

おすすめの看護師転職サイト3選
順位 転職サイト名 総合満足度
1 看護roo!
4.66
2 看護のお仕事
看護のお仕事
4.40
3 ナース人材バンク
ナース人材バンク
4.2

看護師の他職種転職は多い? 離職率・理由と転職先トップ5

データで見る看護師の離職率と辞める理由

コロナ禍において看護師の大量退職が報じられました。特殊な状況下のこととはいえ、普段から看護師のハードワークは広く知られており、離職率が高いというイメージもあることでしょう。

日本看護協会の調査によると、2018年度の正規雇用看護職員の離職率は10.7%。しかし、看護師としての経験を積んできた既卒採用者に対象を絞ると、離職率はなんと17.7%にものぼります。

職場を変えても再び看護師として働く人もいますが、今回は他職種に転職した看護師に注目しました。

他職種へ転職した看護師の退職理由

ランキング 退職理由 割合
1位 他職種への興味 26.32%
2位 結婚・出産・育児 21.05%
3位 責任の重さ・医療事故への不安 15.79%
4位 残業が多い・休暇が取れない 10.53%
4位 本人や家族の健康問題、介護 10.53%
5位 人間関係 7.89%

(HOP!ナビ看護師調べ)

「HOP!ナビ看護師」独自に行った他職種へ転職した看護師へのアンケート調査によると、転職理由でもっとも多かったのが「他職種への興味」。

詳しく聞いてみると、「社会人として病院以外の職場を知らず、ビジネススキルが不足しているのがコンプレックスだった」、「医療機関以外で働いている友だちと会うたびに、自分が偏った考え方をしているのではという思いに苛まれていました。

人間的に成長するため、他業種への転職を考えました」というように、看護の世界ではプロフェッショナルである自分に満足することなく、外の世界に目を向ける人も多いようです。

他職種への転職、しかも未経験ともなれば、ちゅうちょすることもありそうですが、「もしうまくいかなければ、すぐに看護師に戻れる」と、看護師資格と経験といった強みがあるからこそ、新しい世界へのチャレンジができるようです。

参考サイト:日本看護協会 「2019年 病院看護実態調査」結果

看護師に人気の他職種ランキング トップ5

看護師から他職種に転職するといっても、看護師資格を活かした職業を選んだり、まっさらな気持ちで新しい世界に飛び込んだりとタイプはいろいろ。先輩転職者が選んだ職種や、元看護師に人気の職種をご紹介します。

看護師の他職種転職先ランキング

他職種への興味や憧れから転職する人だけでなく、看護師のハードワークに限界を感じたり、自身のライフステージの変化が転職のきっかけになる人も少なくありません。

そのためか、ワーク・ライフ・バランスが取れる職種を選ぶ人が多い傾向にありました。

1位 事務職(一般事務、営業事務)

平均年収 3
看護師資格・経験の優位性 2
休日の取りやすさ 5
未経験OK 2
満足度 4
総合 3.2

未経験者歓迎という求人が多いこともあってか、多くの元看護師が転職先選んだのが事務職でした。

土日祝日はおろか昼夜関係なしに働いてきた看護師にとって、勤務形態が規則的なのは大きな魅力といえそうです。家族や友人と休みが合わせやすいことから、転職を機にプライベートが充実したという声が多く寄せられました。

ただし、キャリアアドバイザーによると「未経験OK」という事務職の求人は要注意だそうです。

いくら未経験OKとはうたっていても、事務作業に必要なパソコンスキルは絶対条件であり、Word、Excel、PowerPointなどの利用スキルを証明する資格、マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)などを持っていたほうが有利なため、「未経験OK」評価は5段階中2となっています。

看護師と事務の仕事に通じる部分は少ないものの、書類作成が多い主任看護師ならタスクが多いなかでも書類作成時間を捻出してきた処理能力、在庫管理や発注管理を担当していた看護師ならその経験が事務でも活かせそうです。

事務職に転職した方の口コミ

土日が休みのためいわゆるワークライフバランスは整ったと思います。でも、給与面は明らかに下がりました。家庭がある身なので正直給与面は不安でしたが、自分次第でどうにでもできるので、そこまで不安には思っておらず、これからが楽しみです。看護の仕事と同じように人と関わる仕事は好きですし、前職の経験も活きていると思うので、総じて満足しています。(33歳男性)

転職エージェントの担当にワークライフバランスと体力面での負担のなさを重視して選びたいと伝えたところ、今の事務職をメインに求人紹介していただきました。看護師同様、事務職は女性が多い職場であることが共通していたため、雰囲気的にも馴染みやすいですし、土日祝日で規則的に休みが取れていることで、友人や家族と過ごす時間が増えプライベートが充実しています。看護師で夜勤をしていたときのように頻繁に体調を崩すこともなくなり、年収は減りましたが無理なく長く続けていける職場環境だと思っています。(30歳 女性)

心身ともに疲れていたので、とにかく一旦医療現場から離れてみたいと思っており、仕事のやりがいよりは残業が少なく、休みがとれる、福利厚生が充実しているところを転職サイトのキャリアアドバイザーさんと相談しながら職場を決めました。医療業界は特殊なので一般教養が不足している点もあると思い一般企業の事務職にし、今は残業がなく、休みが多く、はりつめた雰囲気の中で働くことがなくなったため、心身ともにとても楽になりました。(30歳 男性)

看護師以外の資格がなく、私でも働けそうな一般企業の求人は、営業か一般事務しかありませんでした。一般事務にした理由は、学生時代に事務職のアルバイトをしていて、電話応対や書類作成等の簡単な事務作業は可能だったからです。しかし、身体を動かす看護職と対照的に、会社員としての事務職は毎日デスクワークでパソコンに向かっているのが苦痛で、給与は看護師時代の半分以下、ボーナスはお小遣い程度でした。(30歳 女性)

2位 飲食店スタッフ

平均年収 2
看護師資格・経験の優位性 3
休日の取りやすさ 4
未経験OK 5
満足度 2
総合 3.2

働く姿を見る機会が多いこともあり、身近に感じられる仕事である飲食店スタッフも人気。畑違いながらも、看護師時代に鍛えられたコミュニケーションスキルが発揮できる職場です。

これまでは患者さんと関わってきたところを、お客さんとの関わりに置き換えてイメージし、転職先に選ぶ人も多いようです。

居心地のよさを感じてもらうため、案内する席の場所や注文を取るタイミングなど、工夫しながら働くことは、患者さんの状況を常に把握しながら働いてきた看護師時代の働く姿勢が活かされそうです。

しかし、一度慣れてしまうと毎日同じことの繰り返しという仕事に、看護師時代と比べると仕事のやりがいが感じられないという人も少なくありません。

また、平均年収が5段階評価で2となっている通り、看護師に比べると収入が激減するため、親と同居している、夫婦共働きといった場合でない限り生活が苦しいという声も聞かれます。

飲食店スタッフに転職した方の口コミ

看護師をしていたことから人と接するのが得意なので接客業に絞り、求人情報誌などで調べてみると飲食店のお仕事が多く掲載されていたので、フードコート内の飲食店の採用面接を受けました。職歴などを見て「看護師さんだったら器用な方ですね」と言われ、すんなり採用が決まりました。仕事内容がまるきり違いますが、残業時間も短くなり、出勤時間も無理なく行えているので家事との両立が上手くいっている点で良かったです。(29歳 女性)

看護師のように数日休んだだけで患者さんの動向がわからない中で勤務しなければならないような仕事内容ではなく、その日その日で同じ業務内容を淡々とこなせるような職が良いと考えていました。飲食店は以前にアルバイトをしていたことがあり、接客が楽しいと感じでいたから転職先に選びました。看護師のように直接命に関わる業務はないので気楽に働くことができましたが、収入の面では随分と時給も落ちてしまうので生計は苦しくなり、子どもが小さいうちだけだからと割り切って考えるようにしました。(42歳 女性)

食べることが好きで、看護師になる前から飲食店のスタッフには興味がありました。医療ミスの責任がなくなったことはとても良かったですが、同じ時間働いても給料が低くなってしまったので、金銭面での不満がありました。また、病院では入院患者さんと雑談をしたり、和気あいあいと話をすることがよくありましたが、飲食店ではお客さんは初対面であることがほとんどなので、会話が形式的なものばかりで、看護師時代を懐かしく感じることもありました。(34歳 女性)

レストランやバーを経営していたり、スタッフとして働いている友人が数人おり、全員楽しそうに働いていて愚痴もこぼしていないこと、また人と関わり、会話することが得意であることを自負していることから、飲食業なら転職してもストレスを感じずに働くことができるのではないかと思いました。しかし、仕事自体は楽しかったのですが、一旦医療職から離れることで、看護師という仕事がどれだけ自分にとってやりがいのあるものだったか気づきました。(33歳女性)

3位 コールセンター(電話健康相談、EAP、医療機器などの問い合わせ対応)

平均年収 3
看護師資格・経験の優位性 4
休日の取りやすさ 4
未経験OK 4
満足度 3
総合 3.6

土日に必ず休みが取れるわけではないものの、休みが調整しやすいシフト制。3カ月程度の研修期間が設けられているところも多いので、コールセンターでの勤務経験がなくても安心して仕事が始められるメリットがあります。

コールセンターの営業時間内での対応なので、残業がないのが特長です。医療系のコールセンターであれば、看護師時代の経験を活かして働くことができます。

キャリアアドバイザーによると、コールセンター勤務に向いているのは、筋道を立てて物事の説明ができる人、傾聴能力がある人。患者さんとコミュニケーションをとってきたナースの経験を活かすことができそうです。

逆に、コールセンターの仕事に向いていないのは「看護師という仕事が好きな人」。環境の変化や健康問題などで仕方なく看護師を辞めたという人は、なかなかやりがいを感じられず、短期間で転職してしまうケースもあるようです。

コールセンターに転職した方の口コミ

医療の電話相談のオペレーターなので、看護師の知識などを活かせることができ、電話越しで「ありがとう」という言葉をいただくと、やりがいを感じます。定時で帰ることもできるので、子どもとの時間を大切にできるのも転職して良かったと感じるところです。しかし、いすに座って電話を対応するという仕事なので、少し飽きてきているのが正直な気持ちです。(25歳 女性)

自分には何ができるのか考えていたときにふと学生時代にコールセンターでアルバイトしていたことを思い出しました。良い面として、看護師に比べ個人の仕事の責任が重すぎず、プレッシャーなどなく仕事ができること、派遣社員なので必ず定時で退社できる、希望休みが通ることが挙げられます。悪い面としては、給料が安いこと、同じことの繰り返しなためスキルアップができないことが挙げられます。でも、看護師に戻りたいかと言われたら、今の仕事が楽すぎるので今さら戻れないと思います。(27歳 女性)

看護師とは全く違うことをしたいと思い、秘書や塾での安全管理の仕事、製薬会社のコールセンターの面接を受け、現在のコールセンターに就職することになりました。実際は、転職エージェントに提示された年収より低かったです。そのうえ会社の合併があり、さらに年収が下がり、終業時間も30分延長されました。現在出産し、子どもも産まれたので、家の近くのクリニックに転職した方がいいのか悩んでいるところです。(25歳 女性)

時間の余裕が欲しかったので、とにかく午前中のみだけの仕事を探していました。看護師は時給が高いため午前中のみの仕事にしても扶養内で働くのは難しいため、家からも近い職場というのもありサプリメントのコールセンターのスタッフを選びました。全く別の職種で電話対応だけなのであまり看護師の時のような達成感はありません。ただ、自分が希望する働き方はできるうえ、子どもの行事に合わせて休みを取ったりは考慮してもらえるので、その点はいいと思っています。(38歳 女性)

4位 介護士・ケアマネジャー・障害者支援員

平均年収 3
看護師資格・経験の優位性 4
休日の取りやすさ 3
未経験OK 5
満足度 3
総合 3.4

介護施設でともに働く機会があったり、看護師の仕事に通じる部分もあることから職種未経験でも挑戦しやすいと感じられるのが、介護士やケアマネージャー、障害者支援員の仕事です。

介護士になる場合、介護職員初任者研修を受講すると業務の幅が広がり、給与のアップも狙えますが、看護師資格保有者はこの研修の受講が免除されるのは大きなメリットです。

とはいえ、それでも看護師と比べると介護士の給与は大きくダウンし、5段階評価では2となります。

しかし、看護師は患者さんの治療をサポートし、介護士は介護を必要とする人の生活の助けをするのが仕事。専門領域は異なりますが共通点も多いことから、介護現場で看護師資格を持っている人は即戦力として活躍できます。

また、役職など重要なポジションを任されるケースが多いメリットもあります。

ただし、先に紹介した通り、減収によって仕事へのモチベーションが下がったり、元看護師というプライドからほかの介護士との人間関係に悩むケースも多いようです。

介護士・ケアマネジャー・障害者支援員に転職した方の口コミ

介護施設でのケアマネジャー資格を取得し働いています。やはり利用者さんとのコミュニケーションも豊富なので毎日が楽しいです。また看護師、介護士、外国人看護師など今までは触れ合うことができなかった職種の方たちと一緒に仕事ができて、新たな発見もあるのが成長につながっていると思います。当然、大変なこともありますが、看護師時代のように生命の危機と結びつくような緊迫感からは離れているので、精神的にゆとりもあります。(35歳 女性)

障害者の就労支援事業の中で生活支援員という立場で働くことになりましたが、働いてみて看護と障害福祉はまったくと言っていいほどフィールドが違うということを痛感しました。また、医療はどんどん進歩していく中で病院を離れ他職種で働く自分が周りから置き去りにされているような感覚となり焦りと不安を覚えるようになりました。(39歳 女性)

友人の勧めで資格を取り、ケアマネジャーとして介護支援事業所で働きました。ケアマネは患者や家族の代弁者といわれていますが、看護師をしていたことでその役割の幅が広がったように感じます。看護の視点を持つことで、身体的・精神的な問題を一緒に考えて早い段階で対応策を打ち出すことができているように感じています。看護師の時では感じることができなかった感情です。毎日が勉強になり、日々成長しているのを実感しています。(35歳 女性)

5位 ショップ店員

平均年収 2
看護師資格・経験の優位性 3
休日の取りやすさ 4
未経験OK 5
満足度 4
総合 3.6

人と接するという点では看護師と同じだといえるショップ店員。しかし、入院や通院をしている治療中の人と元気な人とでは対応がまったく違います。

時には人の生命に関わるシーンもある医療機関勤務とは違った雰囲気であり、人の生命が脅かされるという精神的プレッシャーを感じることもありません。

しかし、精神的負担は軽くなるものの、収入が減ってお財布も軽くなるのは否めません。

同じショップ店員でも、マニュアルに沿って働くタイプと臨機応変に対応するタイプがありますが、いずれにしても接客スキルは必要。これまでに培ってきたコミュニケーション能力が十分に発揮できる場だといえるでしょう。

飲食店スタッフと同様に、一度慣れてしまうと毎日同じ作業の繰り返しなので、仕事へのモチベーションをキープするのが難しいという声が多いようです。

ショップ店員に転職した方の口コミ

パン屋さんとスーパーマーケットのレジ打ちスタッフとして働き始めました。自分が休みたいときにシフトを組んでもらって働けて満足です。なんといっても夜勤がないことは気持ちも身体も楽になりました。でも、やはり給料は看護師をしていたときに比べて大幅に減ったので生活は苦しくなりました。(28歳 女性)

以前からファッションが好きでした。看護師は白衣なので眼鏡にこだわるようになり、世の中、素敵な眼鏡がたくさんあることに気がつき、それを知ってもらいたいという気持ちから眼鏡のセレクトショップで仕事をすることにしました。似合うものを提案し、お客様に笑顔で帰っていただくことにやりがいを感じました。お客さまの来店時間によって、帰宅時間が遅くなってしまったり、昼食が食べれなかったりとありますが、楽しく仕事ができます。(43歳 女性)

自分が働けそうで資格がいらない職場を探し、ちょうど短期でのスーパーの店員の募集があり、品出しや袋詰めなど初心者でもできる簡単な仕事で、休みも取りやすいということだったので働くことにしました。今までは病院やショートステイで働いていて、重度の認知症の方を相手にすることが多く、会話が成立しないことがよくあったのですが、転職後は一般のお客さんが相手なので、会話が普通に行え、それがとても新鮮で楽しかったです。作業も簡単だったのですぐに慣れることができました。(38歳 女性)

満足度の高いおすすめ他職種5選

看護師に人気の他職種ランキングにはランクインしなかったものの、看護師から転職したときに満足度の高い職種はほかにもあります。教えてくれた看護師やキャリアアドバイザーの声をもとにご紹介します。

医療事務

平均年収 2
看護師資格・経験の優位性 4
休日の取りやすさ 4
未経験OK 4
満足度 5
総合 3.8

医療機関で看護師以外としての立場で働くというのもひとつの道かもしれません。

医療事務は医療機関で患者さんの受付や会計、医療費の計算や診療報酬請求業務を行います。看護師という立場を離れても、別の立場から患者さんや医療スタッフを支える仕事といえそう。

もともと高いホスピタリティ能力を持つ看護師ですから、医療事務として求められる患者さんへの接遇力はすでに身についているといえるでしょう。

前述したように、看護師と一般的な事務職には通じる部分が少ないものの、医療事務なら医療の知識が必要になるぶん、一般的な医療事務未経験者よりも業務の内容を理解しやすいというアドバンテージも。未経験とはいえ、医療の知識を持ち、医療現場で働いた経験があるからこそ、なじみやすい仕事であるようです。

看護師時代と同じ医療機関ではありますが、医療事務は土日祝日に休みが取れることもポイントが高いといえるでしょう。

医療事務に転職した方の口コミ

一般の事務希望でしたが年齢的に厳しく、医療系の仕事しか強みにならないことがわかり、薬局の事務で仕事をみつけました。仕事に対する給料を比較すると、看護師よりよっぽど割が合うと思えたからです。座って重責を感じない仕事はなんて楽なのだろうと感動したことを覚えています。しかし、退職金はもちろん、健康保険以外の福利厚生はなく、税金も自分で払っていました。そういう点はちょっとがっかりですが、周りも似たようなところが多いようでしたので、まあこんなものか、と。(47歳 女性)

事務なら看護師のように感染症にかかることもないし、その点については家族を守ることができると思い本当に良かったです。またインシデントにヒヤヒヤすることもないのでよく眠れるようになりました。看護師として働いていると、残業があったりして体力の限界と感じることが多く、どうしても疲れやすくなります。医療事務は、そんなに疲れることがなくなりホッとしています。しかしお給料の面ではガクッと下がるのでその点は不満はあります。(45歳 女性)

CRA(臨床開発モニター)・CRC(治験コーディネーター)

平均年収 4
看護師資格・経験の優位性 4
休日の取りやすさ 4
未経験OK 4
満足度 4
総合 4.0

看護師として働いて得た医療の知識を活かして働けるのが、新薬の開発に携わるCRAやCRCです。

いずれも必須となる資格はないものの、業務の性質上医療の知識が必要となる仕事であることから、看護師や臨床検査技師など医療資格を持つ人の転身先として人気の職種です。

CRCは新薬の治験に参加してくれる患者さんやドクターとも関わることが多い仕事。病院内の仕組みや医師、患者さんへの接し方を心得ている看護師なら、CRCの業務に慣れるのもスムーズでしょう。そのため、CRCは元看護師さんで活躍している人が多いようです。

一方CRAは、医療スタッフに治験の内容を説明したり、治験に違反がないか確認したうえで報告書を作成するのが仕事。患者さんとの関わりはありませんが、医学や薬学の知識はもちろん、英語力やプレゼンテーション能力、折衝能力といったビジネススキルを身に着ける必要があります。

社会人として成長したい人にとって、多くの経験ができる職場だといえるでしょう。

いずれも、土日祝日のほか、ゴールデンウィーク、夏季休暇、年末年始休暇が比較的取れる職種であるためプライベートを充実させることもできそうです。

ただし、勤務1年目はまだ新人扱いとなり、当初は給与が低いと感じるかもしれません。

さらに外資系企業か国内企業か、また企業規模によって給与や昇給率の違いがあるため、「CRC・CRA=高給」というイメージがありますが、必ずしもそうとは限りません。

CRA・CRCに転職した方の口コミ

看護師資格を活かした職場がいいと思っていましたし、患者さんと接する職種、さらに新薬開発に関われることにやりがいを感じましたので、この職種に決めました。さらに人間関係や体力的な問題が解消され転職後も未経験者でも有利に働けることから迷いはありませんでした。給料は初め減りましたが、自分の今後の働き次第かなと思い納得しました。職場環境、業務内容は希望、期待通りで残業はあっても夜勤はなくデスクワーク半分で自分の担当試験を自分なりのやり方で進められるので満足しています。患者さん、ドクターへの接し方、院内の仕組みや立ち振る舞いは看護師経験が役に立ちすぐ慣れました。(42歳 女性)

中堅看護師といわれるポジションで、このまま順風にいくと主任、師長と管理職として働いていくことになり、患者さんと関わることが段々少なくなってくるような気がしていました。社会人として病院以外の職場を知らず、ビジネススキルも不足していることは以前からコンプレックスでした。そこで一旦看護師以外の仕事をしてみて、ダメだったらまた看護師として戻ろうと考え、転職をしました。全く違う職種への転職は不安が強かったので、看護師ではないが医療知識が活かせる職種を転職サイトのキャリアアドバイザーさんに相談したところ、給与が下がるけれど未経験でも転職しやすい仕事としてCRCをすすめられました。患者さんと話すことやクリニックのスタッフさん、製薬会社の方の間に入って仕事が円滑に行えるようコミュニケーションをとっていく必要があるので、今までの看護師としての経験を活かせています。(32歳 女性)

クリニカルスペシャリスト(クリニカルアドバイザー)

平均年収 5
看護師資格・経験の優位性 5
休日の取りやすさ 5
未経験OK 3
満足度 5
総合 4.6

看護師と同じ医療に関わる仕事でありながら、意外にも知られていないのがクリニカルスペシャリスト(クリニカルアドバイザー)という仕事。

医薬品や医療機器メーカーに所属し、自社製品を病院や医師に対して営業する仕事です。高い専門知識が必要とされるので、手術室看護師(オペ看)経験が3年以上ある人におすすめの仕事です。

夜勤はなく、一般的な会社員と同じように土日や祝日はお休みに。医師の希望にあわせて動くので時には夜が遅くなることもあるものの、1日のスケジュールは基本的に自分で組めるのでオーバーワークになることもなさそうです。

それでいて、外資系企業などに勤務すると、看護師時代よりも年収アップとなるケースも多いようです。

ただし、キャリアアドバイザーによると、クリニカルスペシャリストへの転職では一つ、注意したい点があるそうです。それは、医師との関係性。

医師にとって、看護師はパートナーや仲間ですが、クリニカルスペシャリストはあくまで外部の取引先となります。

自分ではよかれと思って看護師時代のようにドクターへ意見した場合、その病院へ出入り禁止となったケースもあるそうです。

看護師とは立場が違うこと、医師はお客様であることをふまえ、新しい関係を築く意識が必要です。

企業の衛生管理者

平均年収 3
看護師資格・経験の優位性 5
休日の取りやすさ 5
未経験OK 4
満足度 5
総合 4.4

産業医と連携し、事業場の保健活動にあたり衛生全般を管理するのが衛生管理者です。

労働条件や環境の衛生的な改善をはかり、疾病を予防するため、50人以上の労働者がいる事業場に1人以上の衛生管理者を配置する必要があります。また、他の事業所と兼任はできないことから需要の高い職種です。

大卒または高等専門学校卒の看護師・准看護師なら1年以上、高卒の看護師・准看護師なら3年以上の実務経験があれば、衛生管理者免許の受験資格を得ることが可能。

企業に属する産業看護師として働く場合、衛生管理者の資格を持っていれば採用に有利に働くことも。病気になるのを未然に防ぐこともできる、やりがいのある仕事だといえるでしょう。

企業の衛生管理者に転職した方の口コミ

結婚を機に定時、土日休みの仕事を探していました。看護師業務も好きでしたが、家族を持つことを考えるとシフト勤務では体力的に厳しいと思っていました。周りでも看護師に疲れて、病棟から外来にうつったり、看護師以外の仕事についたり、進学したりする人が多く、自分も看護師以外での就職をしてみたいと思っていました。企業の健康管理部門で募集があり就職。保健師や衛生管理者資格を活かす形で働いています。仕事はほぼ事務員です。衛生管理者の巡視くらいはしますが。自宅からの通いやすさと、定時、土日休みであること、産休育休がとりやすいのが決め手でした。(33歳 女性)

教員・教官

平均年収 5
看護師資格・経験の優位性 5
休日の取りやすさ 4
未経験OK 5
満足度 5
総合 4.8

看護師として働いた経験を活かし、教員・教官として次代の看護師を育てるという道もあります。

看護師資格や経験を活かしながら働けるだけでなく、新しい分野を知り視野も広がります。看護師として働くのとはまた違った立場から看護業界に貢献できる仕事です。

5段階評価では4.8ともっとも高い評価を得ている教員・教官は、勤務先によって収入は変わります。

看護学校の教員なら看護師とほぼ同等の年収、4年制大学の看護学科で教鞭をとる場合は、看護師よりも年収面では上回ります。

ただし、大学の教員・教官の場合は、1年ごとの契約というケースが多いため、長期的な勤務を望んでいる場合はデメリットとなることもあるでしょう。

教員・教官に転職した方の口コミ

知り合いを通して大学で講義を持って欲しいとの話をいただき、勤務地が自宅から近いこと、育児に支障のないように勤務時間を組んでもらえるということだったからです。遅めの出勤時間を設定してもらえることや、しばらく短時間での勤務から開始できることは非常に大きかったです。今まで勉強してきた知識や経験を活かすことができる機会であるとも考え転職を決めました。非常に働きやすい環境であるという点で満足しています。子どもの急病などにも対応してもらえ育児をしながらの勤務でも負担が大きくはありません。また講義を通して学生と関わり、実習先との調整、資料作成や添削の実施、研究補助、学会参加などを行えたことは自身の良い刺激になり、今後の目標や研究したいと思えるテーマが見つかりました。(43歳 女性)

看護師を辞めて良かった、他職種転職のメリット

新しい仕事にチャレンジするのには勇気がいりますし、国家資格を取って必死に勤めてきた看護師を辞めても大丈夫なのか…きっと不安に思うこともありますよね。

ここでは、他職種に転職した元看護師へのアンケート結果から、看護師を辞めることで得られたメリットをご紹介します。

メリット1 夜勤・残業がなく規則正しい生活が送れる

看護師の仕事を離れる理由のひとつに、体力面の不安もあります。

常にプレッシャーを感じながら昼夜問わず働いているのですから、肉体的にも精神的にも休まる暇がありません。

しかし、一般企業や教育機関への勤務や飲食店やショップなどでの接客業に転職すれば、夜勤やオンコールがなくなります。

家事や育児と仕事の両立ができるようになったり、夜勤がないことで心が軽くなった、体の不調が解消されたという声が多く聞かれます。

規則正しい生活を送ってこそ、仕事を長く続けられると感じる人も多いようです。

「子どもの急病などにも対応してもらえ、育児をしながらの勤務でも負担が大きくない」(大学教員へ転職)

「有給休暇が取りやすく、最近では在宅勤務もさせてもらえて家事との両立がしやすくて助かっています」(企業の衛生管理者へ転職)

メリット2 責任の重さから解放された

患者さんの命を預かる仕事ですから、看護師の仕事にミスは許されませんし、臨機応変に対応することが求められます。

また、コロナ禍をきっかけに、患者さんの命に限らず、看護師自身やその家族の健康も脅かされることも広く知られることになりました。

そういった看護師独特の業務や環境常にプレッシャーを感じながら働いてきた方は、直接命にかかわることのない仕事に就き、ようやく肩の荷を下ろすことができるという声も多いようです

医療現場を離れたことで、体力的にもラクになったという人もいました。

「看護師時代のように生命の危機と結びつくような緊迫感からは離れているので、精神的にゆとりがあります」(介護施設ケアマネージャーへ転職)

「以前は患者さんから感染症をうつされたらとヒヤヒヤすることもあったが、今はその心配もないし、家族を守ることができるのでよかった」(医療事務へ転職)

メリット3 休みも取りやすくプライベートが充実した

夜勤があるのに加え、土日祝日も休めないのは看護師にとって当たり前。しかし、そういった勤務体系で働き続けるのに限界がやってくることもあります。

たとえば、自身のライフステージの変化。結婚を機に家族で過ごす時間が必要になったり、育児をしながら夜勤や土日祝日の業務をこなすことがむずかしくなることも。

カレンダー通りに休みが取れる仕事に転職をすることで、家族や友人と過ごす時間を手に入れた人は多いもの。

生活サイクルが整い、崩しがちだった体調がよくなったという人もいました。健康な体を手に入れて、ますます私生活が充実しそうですね。

「看護師時代は友人と予定が合わず疎遠状態でしたが、今は気兼ねなく会うことができ、交友関係も広がって生活が楽しくなった」(一般事務へ転職)

「不妊治療のためのお休みも快く取らせていただけるので助かりました」(ショップ店員へ転職)

看護師を辞めて後悔、他職種転職のデメリット

看護師から他職種に転職したものの、結果的に成功とはいえずに看護師の世界に舞い戻ってきた人もいます。いったん外の世界を見たからこそわかる、看護師を辞めることのデメリットを聞いてみました。

デメリット1 給与が下がった

看護師として転職するならキャリアアップや年収アップも狙えますが、未経験の他職種に就くのではお給料が下がるのは仕方のないこと。しかし、実際にはどれくら給与が下がるのか具体的な金額を把握してから転職している看護師は少ないようです。

アンケートでも、看護師から他職種に転職したほとんどの人が収入ダウンを経験していました。さらに、看護師として勤務していたときのほうが福利厚生も充実していたという声も。

残業や夜勤、オンコールをこなしてきたときと比べれば、仕事の負担が軽くなったからこそ収入の額が減るのは納得できます。

しかし、頭ではわかっていたはずなのに、実際に給与明細を目にするとやはり心細い思いをすることもあるようです。

看護師時代の金銭感覚が抜けないでいると「このままでは生活ができない」と危機感を抱く人もいました。ハードだったとはいえ、看護師の仕事は経済的に安定していたと痛感し、復職を考える人も多いようです。

「自分が休みたいときにシフトを調整してもらえたり、夜勤がないのは満足です。でも給料は看護師をしていたときに比べて半分ほどに減ったので生活は苦しくなりました」(飲食店スタッフへ転職)

「年収は前職から100万円ほどマイナスとなりました。今は実家暮らしですが、今後一人暮らしを考えると生活できない月収のため、事務職の中でも専門性のある職種に転職し年収アップに繋げたいと思っています」(一般事務・営業事務)

デメリット2 仕事にやりがいが感じられない

プレッシャーは大きかったものの、やりがいはそれ以上だったことに、看護師を辞めてから改めて感じる人もいました。

常に緊張感や責任感を持って仕事に向き合ってきたからこそ、新しい仕事に対して情熱を燃やすほどの価値を感じられないこともあるようです。

日々変わる患者さんやその病状に対応し、場数を踏むほどにスキルアップできた看護師時代とは打って変わったルーティンワークに物足りなさを感じ、やる気のない同僚に幻滅したりと、看護師の職場とつい比べてしまいます。

不規則な勤務形態ゆえか、看護師の生活の中心は仕事になりがち。転職を機にせっかくプライベートの時間が持てるようになったのですから、仕事以外にもやりがいや趣味を持ってみるのもいいかもしれません。

「はじめは新鮮で楽しかったけれど、毎日まったく同じことを繰り返す日々なのでやりがいのなさを感じてしまいました」(飲食店スタッフへ転職)

「看護師時代のように、人との関わりから学ぶことや達成感が得られなかった。看護師のころは正社員であろうとパートであろうと全員が責任感を持っていたが、新しい職場では責任感に欠けるスタッフもいたので社会人としてのありかたに疑問を持った」(倉庫スタッフへ転職)

「看護師から事務職に転職しましたが、やはり人のお世話をして役に立つ仕事がしたいと感じてしまいました。結局、事務職から保育園の看護師に再度転職しました」(一般事務へ転職)

デメリット3 スキルや知識の低下への不安

看護師の仕事に誇りをもっているけれど、さまざまな事情から仕方なく転職することになった人に多いのがこのタイプ。

看護師経験を活かした仕事に就いたとしても、それは似て非なるもの。新しい職場で働く看護師と、看護師ではない自分とを比較して不安になったり、かつての同僚に会って話を聞くうちに焦りを感じることもあるようです。

また、看護師として経験は積んできたものの、他職種への転職ともなるとゼロからのスタートに。同年代の人と比較して自分のビジネススキルが未熟であることも相まって、社会人としての自分に引け目を感じてしまうのも仕方のないことかもしれません。

「医療がどんどん進歩する中、病院を離れて他職種で働く自分が周りから置き去りにされているような感覚となり焦りと不安を覚えるようになりました」(障がい者支援施設の生活支援員)

「看護師さんから上から目線で命令されたりするのが耐えられなくなりました。そのため、時間の融通がきく訪問看護師で復職しました」(介護士へ転職)

デメリット4 仕事内容が想像とは違い合わなかった

実際に仕事を始めてみるまではわからないことは多くあります。

看護師経験を活かせる職場を選んだつもりだったのにそうではなかったり、反対に看護師に未練はないつもりで新しい職種を選んだのに気がつけば看護師の仕事と比べている、なんてことも。これは看護師に限ったことではなく、転職したすべての人に当てはまることでしょう。

憧れやイメージだけでは仕事が長続きしないことも。業界や職種について、しっかりとリサーチしてから転職活動に臨みましょう。

「障がい者の生活支援員という立場で働くことになりましたが、看護と障害福祉はまったくフィールドが違うことを痛感しました」(障がい者支援施設の生活支援員へ転職)

「医療の電話相談のオペレーターなので、看護師の知識や経験などを活かせることができるしやりがいも感じます。しかし、イスに座って電話対応するだけの仕事に少し飽きてきたのも正直な気持ちです」(コールセンターへ転職)

「飲食店ではお客さんは初対面であることがほとんどなので、会話が形式的なものばかりでした。患者さんといろいろな話ができたのが懐かしく、いいなぁと感じることもありました」(飲食店スタッフへ転職)

看護師の他職種転職、失敗しない4つのコツ

看護師という専門職から未経験職種へのチャレンジは、ハードルが高めなのが現実です。身近な人に相談したくても、周りには看護師ばかり…。他職種への転職の相談はむずかしそうですよね。

そこで、看護師から他職種への転職活動を順調なものにするべく、転職活動をサポートするキャリアアドバイザーさんにアドバイスしてもらいました。

転職理由・志望動機

学生時代から勉強して手に入れたキャリアを手放し、まったく異なる道へ進路変更しても大丈夫なのか、看護師の仕事のほうがやりがいがあるのではないか、というのは面接官の気にかかる点のようです。

面接官の疑問を払拭できるよう、看護師を辞めて他職種を目指す理由をしっかりとした言葉で伝えるのが大切。

前向きな気持ちで他の仕事を目指して転職を決めたのなら、今の仕事である程度の経験を積んだからこそ、業務の幅を広げて社会人として成長したくなったという気持ちを伝えて。

看護師の仕事と転職先での仕事の類似点を見つけ、新しい職場でも活躍ができることをアピールするといいでしょう。

「専門職であるがゆえに、『本当に看護師を辞めてもいいのか?』と面接官からは鋭い指摘を受けると思います」(一般転職サイトでキャリアチェンジ担当のキャリアアドバイザー)

「看護師さんのようにミスが許されない仕事をしてきた人は、SEや経理など、同じくミスが許されない仕事に向いている傾向があります。経理の場合は簿記3級がないと採用がむずかしいこともありますが、SEなら研修制度が充実しているので未経験からでも転職が可能です」(一般転職サイトで一般転職担当のキャリアアドバイザー)

履歴書・職務経歴書

面接官が履歴書や職務経歴書に目を通したということは、少なくとも興味を持ってもらえたということです。このチャンスをムダにすることなく、企業が求めている能力を持っていることをしっかりと伝えましょう。

看護師から他職種への転職だから実績は関係ないといってアピールしないのはもったいありません。看護師の仕事に明るくない面接官にも希望する仕事と看護師の仕事にも通じる点があることをアピールし、自分を採用するメリットがあることを伝えましょう。

「職務経歴書は自分を売り込むための企画書です。自己PRには自分の強みを3つ書きましょう。看護師として働くうえで培ったコミュニケーション能力、どんな企業においても活かせるポータブルスキル、そして看護師時代の経験を新しい仕事でも活かせるようなエピソードがあるといいですね」(一般転職サイトで一般転職担当のキャリアアドバイザー)

面接

看護師の仕事は、体力的にも精神的にもハードであるのは他職種の面接官でも周知の事実。

もし、夜勤がつらい、体力的に限界というように、看護師を続けられないというのが転職の理由であれば、隠そうとしてもプロの面接官には見抜かれてしまいます。無理に取り繕おうとしないで、正直に話しましょう。

大変なことを承知で看護の世界に入ったのに勤め上げることができなかったことを反省しているという姿勢に好感を持つ面接官もいます。

さらに、結果的に看護師の仕事からは離れてしまうが、看護師として働いてきたおかげで、学び成長できた部分を伝え、次の仕事でがんばりたいことをしっかりとアピールしましょう。

看護師資格を持っているといつでも看護師に復職できるのは社会人として大きな強みです。しかし、「転職してうまくいかなかったらいつでも看護師に戻ればいい」と軽い気持ちで転職活動を始めるのはNG。軽い気持ちで面接に臨んでいることは伝わってしまうものです。

未経験者OKの求人で面接時では、その仕事の理解度や入社後にやってみたい仕事についての質問が多いそう。面接の前には、インターネットを活用して仕事の情報を収集しましょう。

求人サイトにしても、中途採用向けよりも新卒採用向けのサイトに詳しい情報が掲載されているケースが多いもの。志望する企業の情報がなかったとしても、その仕事のやりがいや苦労などは、個人のブログやクチコミなどから調べることもできそうです。

志望する企業の商品を購入したり、お店に足を運んでサービスを利用するのも大切です。

面接前には仕事についてしっかりとリサーチし、入社してから自分がどのように貢献できるかをアピールできるようにしておきましょう!

「ネガティブな転職理由は隠したくなるのは人として自然なことですが、本音を隠そうとするあまりに面接でわけのわからない話をしてしまい失敗する人も多い。看護師の仕事を経験したことを「おかげさまで~」とポジティブに表現し、転職理由はポジティブな表現を心がけて正直に答えていいと思います」(一般転職サイトで一般転職担当のキャリアアドバイザー)

「志望動機を聞かれたときのために、あらかじめ転職希望の企業の情報収集は欠かせません。ホームページなどで、社長の経営理念などをチェックしておくといいでしょう。また、新卒向けの求人ページなども情報が網羅されているので役立ちます」(一般転職サイトでキャリアチェンジ担当のキャリアアドバイザー)

看護師資格を活かして「働き方・働く場所」を変える選択肢も持つ

看護師を辞めようと思っているのですから、転職先から医療機関を外して活動する人も多いことでしょう。しかし、働きたい職種が決まっていないのであれば、看護師資格を活かしつつ働き方を変えるという方法もあります。

常勤として働くだけでなく、シフト制の非常勤、期間限定の派遣看護師など、働き方はさまざま。自分の体力やライフスタイルを考慮して勤務スタイルを選ぶことができそうです。

また、看護師の就業先は病院やクリニックに限りません。介護施設や訪問看護、健診センターや保育園、学校、企業など、看護師を必要としている職場は多くあります。

看護師の他職種転職に強い転職サイト6選

転職を決意したら、まずは転職サイトを利用してみましょう。パソコンやスマホがあれば、すぐに欲しい情報を得ることができますよ。

求人情報が検索できるのはもちろん、転職活動のノウハウが得られるコンテンツも豊富です。このほか、キャリアアドバイザーに相談したり、公開されていない求人情報を紹介してもらえることも。

看護師資格を活かした転職先を探すのに向いているサイトや、職種未経験者歓迎の求人情報が多いサイトなど、さまざまなタイプの転職サイトがあります。自分の希望に合わせて利用しましょう。

看護師資格を活かして転職:看護roo!

本文入る看護師からジョブチェンジするとしても、せっかく取得した看護師資格と積み上げてきた経験を活かさない手はありません。

未経験の分野にチャレンジするよりも、これまでのキャリアを活かした転職のほうが成功率も高いはずです。

『看護roo!』には、正看護師や准看護師に限らず、保健師や助産師など、これまでのキャリアを活かしながら働ける求人情報が掲載されています。

看護師資格を取るのと同時に保健師資格や助産師資格を取得した人なら、保健師や助産師へのジョブチェンジも可能です。

また、施設形態を絞って検索することもできるので、病院やクリニックに限らず健診センターや保育園、学校などの看護師として働くという道もあります。

看護師資格を活かして転職:マイナビ看護師

看護師の転職サイトとして認知度は4年連続ナンバー1の『マイナビ看護師』。ひょっとしたら利用したことのある人もいるかもしれませんね。

看護師向けの転職サイトとして有名なことから、看護師以外の職に就きたい人は選択肢から外してしまいそうですが、看護師の求人以外にも産業保健師や治験コーディネーター(CRC)、臨床開発モニター(CRA)といった看護師資格を活かして企業で働ける求人情報が多いのも特長です。

キャリアアドバイザーのサポートを受けると、サイトでは公開されていない求人を優先的に紹介してもらえます。

看護師資格を活かして転職:看護のお仕事

本文正規雇用求人だけでなく派遣求人が多いのが『看護のお仕事』です。看護師としての仕事になりますが、とりあえずは派遣看護師として働きながら、他職種への転職の準備をするのもひとつの方法かもしれません。

病院やクリニックのほか、訪問看護や老人ホームといった施設、保育園の求人も豊富です。

初めての職種に挑戦できる総合転職:マイナビ転職

医療業界にこだわらずに転職先を探すなら、総合転職サイトがおすすめ。日本最大級の転職サイトである『マイナビ転職』に掲載されている求人職種はなんと100種類以上と幅広いうえ、職種未経験や業種未経験OKの求人も多数。

大手や優良企業の求人情報が多いのも特長です。マイナビ転職だけに掲載されている求人も多いので、たくさんの情報が欲しいなら押さえておきたいところ。

また、全国各地で「マイナビ転職フェア」という合同企業説明会を開催。採用担当者と会って話せるほか、セミナーや相談コーナーも。転職活動のノウハウを得ることができますよ。

海外の求人情報も多いので、グローバル転職を目指す人も注目です。

初めての職種に挑戦できる総合転職:doda(デューダ)

掲載されている求人案件は約57,000件(2020年8月6日現在)と十分豊富なものの、無料のエージェントサービスに登録すると、紹介可能求人数はぐんとアップ! 非公開求人を含めて約10万件の求人から自分に合った仕事が紹介してもらえます。

求人数に限らず、エージェントサービスはとても心強いもの。転職したくてもどんな仕事が自分に合っているかわからないこともあるでしょう。そんなときに相談に乗ってくれるのは助かりますね。

初めての職種に挑戦できる総合転職:リクルート

安定した正社員として働きたい場合、約9割の求人が正社員採用である『リクナビNEXT』がおすすめです。使いやすさやサポートの質など、ユーザー満足度の高いサイトです。

日本最大級の求人情報からユーザーの好みを独自のAIが分析し、求人情報をおすすめしてくれます。自分が気になった企業を登録しておけば企業からアプローチやオファーが来る可能性も!

看護師の他職種転職成功の秘訣は「複数登録」

いろいろな転職サイトや人材紹介サービスがあるので、どれを利用したらいいのか迷ってしまうかもしれませんね。しかし、ひとつに絞る必要はありません。

サービスによって得意とする分野が違うので、複数のサービスを利用することによってより多くのメリットが得られます。

また、看護師が他職種を目指す場合は、複数のサービスに登録するのが特におすすめ。

看護師として働きながらほかの医療機関への転職活動をしたことのある人は経験があると思いますが、看護業界内の転職活動は非常にスピーディー。面接をしたら、その場で内定が出ることも珍しくありません。

しかし、医療系以外の業種の転職では同じようにはいきません。面接を何回も行うところが多く、転職活動を始めてから内定が出るまでに2~3カ月かかることもあります。

他職種に転職したいと思ったら、まずは総合転職サービスに登録を。希望の職種への転職活動をしながら、他にも手を広げる余裕がでてきたら、看護師資格を活かせる医療系の職種にも手を広げてみるのもひとつの手段です。

順調に転職活動が進めば、総合でも医療でも内定が出るタイミングが同時期になります。内定が出たときに比較検討する対象があるのは求職者にとってプラスになることでしょう。

「他職種ということで、看護師の転職とは違いたいていが買い手市場です。求人数に対して希望者は多く、内定が出るまでに時間がかかります。その間に、転職自体をあきらめてしまう看護師さんも少なくありませんので、他職種への転職には覚悟が必要です」(一般転職サイトのキャリアチェンジ担当のキャリアアドバイザー)

まとめ

看護師として転職するなら引く手あまたでも、いくら看護しても他職種への転職となればその道は平坦ではなさそう。看護師資格を活かして他職種にチャレンジするほうが、転職活動がスムーズにいきそうなことがわかりました。

しかし、看護師として働いてきた経験は決してむだではありません。看護の世界にいたからこそ、できた経験や身に着けられたスキルがあります。

看護の仕事と新しい仕事の共通点を見つけ出し、次の職場で活かせることをアピールすることが大切です。なぜ転職したいのか、なぜその仕事を選んだのかを自分の言葉で伝えられるようにしっかりと準備をして、新しい道へと踏み出してくださいね。

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