ゲーム音楽も!オーケストラの門戸が広がっている
みなさん、クラシックは好きですか?
僕は吹奏楽をしていたので結構聞きますが、堅苦しいイメージがあって聞かない人も多いかもしれません。
でも最近はお堅いコンサートだけじゃなくなってきてるんです。
たとえば人気ゲーム『モンスターハンター』の音楽をオーケストラで演奏するというコンサート、その名も「狩猟音楽祭」!
あの壮大な世界、「ひと狩り行こうぜ!」と言いたくなるようなあの勇ましい音楽が、大迫力のコンサートホールで聴けちゃいます。これは見逃せません!
8/21(日)に東京国際フォーラム、9/4(日)にグランキューブ大阪で公演予定です。詳しくは公式サイトをご覧ください。
この動画は2015年9月にアメリカのフィラデルフィアで行われた「ゼルダの伝説」のコンサートの模様です。どの曲もめちゃくちゃかっこいいですよね!
クラシックコンサートの観客動員数が年々減少しているアメリカでも、こういったゲーム音楽のコンサートは通常の演奏会と比べて倍以上の動員数だそう。すごい人気っぷり……!
また、昨年にはファイナルファンタジーシリーズ(略称「FF」)のオーケストラコンサートである「Distant Worlds」第100回公演が行われ、大成功を収めました。
ついこの前もシエナウインドオーケストラが同じくFFの吹奏楽コンサートを開催しましたね。コンサートの新しいカタチが広まりつつあるのかもしれません。
演奏を支える楽器たちの値段を調べてみた
さてさてそんな風に、オーケストラが身近なものになりつつあるとご紹介しましたが、オーケストラに使われる楽器っていくらぐらいするのでしょうか?
クラシックの楽器はなんとなく高いイメージがありますが、具体的にはどれくらいの値段なのか、気になるところです。
そこで、今回は安価に手に入れられそうなオークションサイトでの値段の相場を調べてみました。
まずは花形、バイオリン。
- ヤマハ ブラビオール V10SG 付属品完備 バイオリン ヴァイオリン
- 707★WALTER BARTH★バイオリン★MADE in GDR★
中古でも普通に使える状態のものだと4~5万円といったところですね。
高いものだと3,40万円するものもあり、幅が広いですがたしかに名器中の名器と言われるバイオリン「ストラディバリウス」は6億とも聞きますし、そういうものなのかもしれません。
続いて、低音担当のコントラバス。
- Suzuki Violin/スズキ バイオリン コントラバス・ウッドベース
- コインベース社 コントラバス ウッドベース No.230
あれ、バイオリンよりも明らかに大きいのに、バイオリンより比較的安いものが多いですね。大きくなればなるほど高くなりそうなものですが……。
調べてみるとコントラバスはジャズでも使われるため、比較的廉価品も豊富なようです。そもそも運搬も困難ですし、取引自体が少ないのかもしれません。
続いては管楽器。トランペットとホルンを見てみましょう。
- YAMAHA トランペット YTR3320S ◇ 460E5-1
- ヤマハ ホルン YHR-314Ⅱ 美品
む、こちらはトランペットよりホルンの方が断然高い……。トランペットはいろんなジャンルで使うのに対して、ホルンはほとんどクラシックに限られているというも要因でしょうか。
さて、オーケストラにはこんな楽器もありますよ。
- ヤマハ★中古 ティンパニ TP-523B/TP-526B/TP-529B即決送料無料
こちらは打楽器のティンパニ。よく目にするのは太鼓が4つで1セットになっているものですが、こちらは3つの模様。
とはいえそれで40万円というのはなかなか破格な気がします。
- カマック 44弦グランドハープ 『クリオL』
こちらはグランドハープ。ハープにも色々種類がありますが、オーケストラで使われるとなるとこのペダルつきのものが主流です。堂々の100万円。あれだけ優雅な音を奏でる楽器ですから、納得もできます。
余談ですが、グランドハープを弾かせてもらったことがあり、上品な見た目と音の割に奏者にとってはなかなか扱いが難しいことに驚きました。1本弦を弾くたびに指に結構ダメージがくるので、少し弾いているだけですぐに指の先に水ぶくれができます。プロのハープ奏者の人はすごいなぁと感心してしまいました。オーケストラを聴くときにはちょっと注目してみてくださいね。
まとめ
ゲーム音楽など門戸が広がっているオーケストラ。今回はそんなオーケストラの楽器のお値段を紹介しました。
自分が演者としてクラシックに関わるには、やはりお財布への負担が相当なものになりそうですが、少しでも興味を持ったという人は「モンハンのコンサートに行ってみる」というところから足を踏み入れてみるのもいいかもしれませんね。
それでは! (デデデデーン♪)