ドゥルルルルルルルルル…………
期待を高まらせながら挨拶させていただきます。
高校生のころにマーチングバンドのパーカッションをやっていて、常に「パーカス」と呼ばれ続けてきました。パーでカスの加藤です。
こうやってスネアドラムを叩いていると思うのですが、ドラムロールって期待を異様に高めません?
よく手品や曲芸などで使われる演出ですが、あまり代り映えしない日常でも、ドラムロールがあるだけで期待が高まり華やかになると思うんです。
自販機でドラムロールをやってみる
というわけでやってきました。コミュ障の友、自販機です。基本的に、自販機ってボタンを押した商品が出てきますよね?
ですが、買う際にドラムロールがあれば「もしかしたら違う商品が出てくるのかも…?」「当たりで2本出てくるのかも…?」と期待が高まるのではないでしょうか?
さっそくやってみましょう!
購入するのは「ドデカミンストロング」です。理由は一番しょうもない感じがするから。
ドラムロールをしながら買ってみた結果は…?
ドデカミンストロングかい。
そうですよね。
味も変わらなかったそうですし、ドラムロールがうるさかったそうです。
愛妻弁当でドラムロールをやってみる
自販機はさすがに、何が出てくるかが決まっているのでどうしようもありませんでした。では、毎日中身が変わっているものだとどうでしょう?
というわけで、愛妻弁当の期待値を上げます。
いつものお弁当より美味しくなったり、より愛を感じられたりするのではないでしょうか?
さて、結果は…!?
「妻の弁当は、いつも通り最高です!」
そうですよね。
味もいつも通り美味しかったそうです。あと、ドラムロールがうるさかったとも言っていました。
記事の公開でドラムロールをやってみる
私が勤めている株式会社バーグハンバーグバーグでは、自社メディアとして「オモコロ」というサイトを平日毎日12時に更新しています。
毎日している作業だと、どうしても飽きてしまうものですが、「おもしろい記事を届ける」ためには、少しでもおもしろく読めるように期待値を上げたいところ…。そこでドラムロールの出番というわけです。
ちなみに、この時なぜか弊社社員の永田が見えない敵に腕をキメられていました。怖すぎる。
実験に戻りましょう。11時59分からのドラムロールで公開された記事は、いつもより期待が高まっておもしろく読めるのではないでしょうか?
「うるせぇなぁ…。あ、今日の特集おもしろいですね。いつもより好きかも」
ぼくもこの日の記事はおもしろかったのですが、それはライターさんがおもしろく書いてくれたからであってドラムロールの効果ではないと、あれだけ失敗した後だから冷静に理解できます。
ドラムロールに素材の質を上げる効果はないのです。
こういったフォント弄りや集中線、行間だってただの演出でしかないのです…。
まとめ
というわけでいかがだったでしょうか?
たとえどんな大げさな演出をしたとしても、ただ期待値を上げるだけで、その中身とは一切関係がないのです。そしてドラムロールはうるさいだけ。
むしろ期待が上がるほど、実際の中身とのギャップで「大したことないな」となってしまう事だってあります。
みなさんも過剰な演出を避け、できるだけ「自分なんて大したことないですよ」「あっしはゴキブリの使いでやんす」とハードルを下げて生活してみてはいかがでしょうか?
最後に、期待を高めてこの記事を〆たいと思います。