検索サイトやYahoo!ショッピングで有名なYahoo! JAPANが提供するネットオークション「ヤフオク!」は、誰でも簡単にできるオークションとして有名です。
しかし、
「フリマアプリは使っているけど、オークションは難しそう」
「オークションのやり方が分からないから、安心できない」
などと敬遠されがちなのも事実です。
実際、フリマアプリより掘り出し品やレア物が出品されていたり、安く購入できたりとメリットも多くあります。
「ヤフオク!」の仕組みを知るために、以下について解説します。
- ヤフオク!の入札システムとは?
- ヤフオク!で入札するときのコツ
- 【番外編】こんな出品もチェックしてみよう
「ヤフオク!」を詳しく知って、安心して参加できるよう参考にしてください。
下記ボタンから、こちらの記事の内容に入札予約の詳しい使い方を加えた「初心者必見!入札攻略ガイド」を無料でダウンロードできます!ぜひ一度チェックしてみてください!
ヤフオク!の入札システムとは?
ヤフオク!で欲しい商品が見つかったら、入札をしてみましょう。
ヤフオク!ではどのようなシステムでオークションが行われているのか、詳しく解説していきます。
ヤフオク!の入札の仕組み
ヤフオク!の入札は「自動入札」という方法をとっています。
自動入札とは、予算(最高入札額)を入札したら、あとは完全に自動なので何もしなくてもオークションは進んでいきます。
オークションが初めての人にはとても簡単なやり方です。
入札後、「自動入札」では何が行われているのか説明します。
他の入札者がいない商品に入札
入札者が自分一人だけで終了時刻になれば、出品者が出品時に決めた「開始価格」で落札できます。
現時点で自分が「最高額入札者」です。
商品ページで表示されている、現在の価格(開始価格=一番低い金額)で落札できます。
他に入札者がいる商品に入札
商品ページで「入札する」を選択します。
自分の予算を入力すると、入力した金額によって、
- 「あなたが現在の最高額入札者です」
- 「再入札する」
のどちらかが表示されます。
「再入札する」と表示されたら、先にいる入札者の方が最高入札額が多いので、入札はあきらめるか、自分の最高入札額を増やして再入札するか、どちらかになります。
自分が最高額入札者の商品に他の入札者が入札
相手が「現在の価格」より入札単位以上の金額を入札してきたら、自動入札が働き、「現在の価格」が入札単位(※)ずつ上がります。
自分の最高入札額を相手が上回らなければそのまま継続ですが、上回って入札してきたら、相手が最高額入札者になるので、落札はできません。
どうしても落札したい商品であれば、最高入札額をあげて再入札します。
※入札単位です。
現在の価格によって、入札単位が変わってきます。
現在の価格 | 入札単位 |
---|---|
1円~1,000円未満 | 10円 |
1,000円~5,000円未満 | 100円 |
5,000円~10,000円未満 | 250円 |
10,000円~50,000円未満 | 500円 |
50,000円~ | 1,000円 |
自動延長に注意!
自動延長とは終了時間5分前に価格が動くと、5分間終了時刻が延長されるシステムです。
その後も価格が動くたびに5分間ずつ延びるので、競争者がいればどんどん価格は上がり、時間も延びます。
価格競争があるのは終了数分前が多いため、出品者側からしたら自動延長ありの設定にした方が販売価格があがるメリットがあります。
自動延長は出品時の設定で「あり」・「なし」と選択できますが、多くの出品物は「自動延長:あり」の設定となっています。
終了時刻を確認していても、自動延長が働いている場合があるので注意してください。
ヤフオクで入札するときのコツ
実際入札をしてみても、人気がある商品だとなかなか落札できません。
落札できるために、入札時点から気をつけることなど「入札するときのコツ」を以下の6つ解説します。
1.入札予約ツールを使う
相場検索ツール「オークファン」の「入札予約ツール」なら、最小限の作業と時間でオークションを攻略できます。
オークファンは、ヤフオクをはじめとしたオークション・フリマサイトで売られている商品の過去の相場価格や現在の販売価格を調べることができるツールです。
これからオークションで購入しようという方には関係がないように思われるかもしれませんが、このツールの機能である「入札予約」は安く購入したい方にはピッタリなツールとなっています。
この「入札予約」は、指定した時間に自動で落札できる金額で入札してくれるツールです。時間は入札終了2分前から48時間前までで設定することができ、入札金額の上限も設定することができるので、ライバルに悟られることなく落札するには最適なツールとなっています。
この機能については月に3回という制限はありますが、無料会員でも使うことができるので、ぜひ一度試してみてください。
また、詳しい使い方については下記記事をご覧ください。
2.予算をしっかり決めておく
入札前に予算をしっかり決めておくことです。
予算を決めるには、まず商品に対しての相場を知ることが重要です。
相場を知っておくことで、終了間際に価格競争が白熱した場合、決めた予算以上の価格または相場以上の価格になったら諦めがつきます。
どうしても価格競争になった場合、「あと少しで手に入るかも!」と考えてしまい、予算オーバーになりがちです。
そうならないためにも、相場を知り予算内で判断しましょう。
また、あらかじめ予算いっぱいで入札しておき、あとは自動入札に任せておくのも1つの手です。
自分で1回1回争うことなく、落札できれば何よりですし、落札できなくても「これ以上は出せなかったから仕方がない」と、残念ですが気持ちを切り替えましょう。
3.終了日時と自動延長をチェック
落札するには、やはりギリギリを狙いたいところです。
そのためにも、終了日時と自動延長のあり・なしをチェックしておきましょう。
終了日時と自動延長の情報は、商品ページの「商品情報」枠に記載されています。
欲しい商品があり、落札するためにギリギリまで待っていても、終了日時を忘れて入札していなかったら、待っていた意味がなくなります。
そうならないためにも、ウォッチリストに登録をしておきましょう。
ウォッチリストに入れておくと探し出す手間がかかりませんし、ウォッチリストリマインダーにも登録されるので、忘れる心配がありません。
ウォッチリストリマインダーとは、ウォッチリストに入れた商品の終了時刻15分前にメールでお知らせしてくれる機能です。(初期設定時)
ウォッチリストに入れ、ウォッチリストリマインダーにも登録がしてあると、15分前からもう一度しっかり考えてゆっくり入札できるので、欲しい商品があればウォッチリストに入れておきましょう。
しかし、自動延長が「あり」になっている場合は15分で終わらない可能性があります。
終了時刻5分前に現在の価格が動いてしまうと、終了時刻が5分間延びてしまいます。
制限もないので、価格が動くたびに延長され、いつ終了するか分かりません。
基本ほとんどの商品には自動延長は「あり」の設定になっていますが、「なし」の場合もあるので、同じような商品で迷った場合などは「なし」を選択した方が際限なく価格が上がっていく心配はありません。
4.キャンペーンを確認しておく
「ヤフオク!」はさまざまなキャンペーンを開催しています。
キャンペーンは定期・不定期とあるので確認してください。
入札者向けには、落札・購入で使えるクーポンが多く配布されているので、キャンペーンを確認してお得に落札しましょう。
出品者向けのキャンペーンでは、出品者もお得な時に商品を出すと自分にもメリットがあるので、出品数が多くなるかもしれません。
お目当ての商品が出てくる可能性もあるので、チェックしてみましょう。
2023年のキャンペーンを表にまとめました。(6月時点掲載分まで)
定期
キャンペーン日程 | 内容 |
---|---|
毎週 土曜・日曜 | 週末開催 ゴールドクーポン 1,000円以上の落札・購入金額(税込)から200円オフになるクーポンを配布 20,000円以上は1,500円オフクーポン 50,000円以上は4,000円オフクーポン |
5のつく日 | 10,000円以上の落札・購入で使える5%オフクーポン(割引上限1,000円) |
ゾロ目の日 | 10,000円以上の落札・購入で使える5%オフクーポン(割引上限1,000円) ※日によって、別クーポンあり |
通年 | 落札はじめてごぶさた50%オフクーポン 100円以上の落札・購入で使える50%オフクーポン配布(割引上限1,000円) ※条件が変わる場合あり |
不定期
キャンペーン日程 | 内容 |
---|---|
2022年 11月28日~3月31日 5月20日~6月18日 | アプリで取引評価をすると100円相当のPayPayポイント付与 (落札が初めての人、または1年以上落札がない方) |
1月30日~2月12日 | 開始価格1円で出品、落札されると落札システム利用料半額相当のPayPayポイント付与 Yahoo!プレミアム会員の方、出品デビューで500円相当のPayPayポイント付与 |
2月1日~2月28日 | おてがる配送選択、PUDOで発送すると最大150円相当のPayPayポイント付与 |
2月15日~3月19日 | 超ペイペイ祭出品、落札されると 落札システム利用料実質5%ゴールドクーポン特別版: 2,000円以上の落札・購入で使える10%オフクーポン配布(他あり)など多数 |
4月10日~5月21日 | Yahoo!プレミアム会員の方、出品デビューで500円相当のPayPayポイント付与 |
5月15日~5月21日 5月29日~6月4日 7月7日~7月17日 8月3日~8月20日 8月29日~9月10日 9月26日~10月15日 | 出品デビューで200円相当のPayPayポイント付与 |
6月15日~7月15日 7月18日~8月20日 9月1日~9月30日 | Yahoo!プレミアム会員の方、出品デビューで 最大1,000円相当のPayPayポイント付与 |
5月21日~5月28日 6月16日~7月2日 7月24日~7月30日 8月21日~8月27日 9月11日~9月24日 | 出品、落札されると落札システム利用料実質5% |
他にもストア限定や対象のお客様限定などのクーポンもあるのでチェックしておきましょう。
5.即決金額設定があるのかチェック
オークションの一覧や商品ページに「即決」の文字と金額が表示されている場合があります。
確実に手に入れたい商品であれば、即決金額で入札することをおすすめします。
表示されている即決金額に納得できれば、その金額で購入でき、入札すると終了時刻前でも入札時点で落札できるので安心です。
即決金額は出品者が出品時に設定するため、表示されていない(即決金額を設定していない)こともあるので確認してみましょう。
6.あえてキリの悪い金額を入れる
落札したい価格から1円単位で増やすのも効果的です。
多くの入札者がキリのいい金額(1,000円、1,500円など)で入札するか、入札単位であげて入札してきます。
そのため、1,000円の商品の場合、2回目以降の入札は「現在の価格+入札単位+端数」の1,101円や1,103円という、数円単位上げるだけで落札できる可能性があります。
1円でも高い金額で入札した人が落札できるので、たった数円で勝ち取れる可能性は十分にあります。
同じことを考えてくる人の対策として、1,109円など端数を大きな数でキリの悪い金額にしてみるのも落札の可能性を上げるコツの1つです。
7.終了間際の1分が勝負なので秒単位
自動延長がない場合ですが、入札する時間をできる限りギリギリの時間を攻めて他の入札者に考える余地を与えないようにするのもコツです。
注意点としては、電波の状況やシステム障害によって入札できなかったとなると、元も子もありません。
ギリギリを攻めすぎるのではなく、入札が確認できる秒数は残しておけるよう、少しは余裕を持ってくださいね。
自動延長「あり」の場合だと、自動延長が動かないように6分前に入札するのをおすすめします。
そのまま他に入札がないと落札できますが、残り5分の間に価格が動いてしまい、自動延長になってしまったら、どこまで続けるかもう一度しっかり考えてくださいね。
【番外編】こんな出品もチェックしてみよう
せっかく入札するなら、落札したいと思うのは当然ではないでしょうか。
そうなると他に入札者(競争相手)がいない方が落札できる可能性が高まります。
少しチェックの仕方を変えて、商品を探してみましょう。
カテゴリ違いや商品名を間違えたものを探してみる
出品されている商品の中には「カテゴリ違い」や「商品名」を間違えたまま出品されている商品もあります。
そのような商品は検索をかけても出てこないので、見つけにくくなっています。
人目に触れられないと、必然的に入札者は少なくなるので狙いめです。
「カテゴリ違い」の場合、「その他」枠に入っていることも多いのでチェックしてみましょう。
「商品名」の場合、数字表記が違っていたり、英語表記・日本語表記の違いだったり、単なる誤字だったりと色々な原因があります。
そのような商品の探し方は以下になります。
- キーワード選択の右横「+条件指定」を選択
- キーワードを入力し、「タイトルと商品説明」にチェックを入れます。
タイトルだけで探すより、かなりの数が増えるので時間はかかりますが、掘り出し物がある可能性も高まるので根気よく探してください。
また「あいまい検索」をチェックすると、ワンピースの場合「ワンピ」でも検索に引っかかるので、試してみる価値はあります。
価格設定が初めから高い商品はライバルが少ない可能性あり
購入者側からすると、少しでも安く手に入れたい!と考えるのが一般的ではないでしょうか。
そのため、開始価格が低い商品に入札者が集中することが多いです。
入札者が多くなるほど、オークションの競り上げ方式で落札価格がどんどん上がってしまい、最終的に落札価格が高額になってしまいます。
さらに、ライバルが多いということは落札できない可能性も高くなります。
そこで狙いめなのが、「開始価格が初めから高い商品」です。
ライバルが少ないと落札できる可能性が高くなりますし、入札者が自分一人だけであれば、最も低い金額で購入できます。
開始価格が多少高くても、予算内であれば入札してみることも1つの方法として考えましょう。
状態が悪いものは狙いめ!
一般的に購入するときは、未使用品やできる限りきれいな商品を求める人が多いです。
下記は「ヤフオク!」の出品時に「商品の状態」欄に入力する選択一覧です。
- 未使用
- 未使用に近い
- 目立った傷や汚れなし
- やや傷や汚れあり
- 傷や汚れあり
- 全体的に状態が悪い
「やや傷や汚れあり」から下が全て「中古品と(一目で)分かるレベル」のものは選択するように「ヤフオク!」では選択の目安にしています。
しかし、どうしてもきれいにできないものやジャンク品などを出品する場合、トラブル回避のため、商品の状態が悪いものとして出品する人も多いので、掘り出し物が見つかる時があります。
しっかり商品を確認したうえで、「これくらいの傷や汚れなら気にならない」「それくらいなら直せる」と納得できれば購入する価値はあります。
状態の悪い箇所が分かりづらい場合は直接質問してみるのもいいでしょう。
状態が悪いものとして出品されている場合、販売価格はかなり抑えられていることが多いので、購入者側からしたら大きなメリットです。
注意点は、出品者の評価を必ず確認することです。
- 商品ページの出品者枠に「名前」があるので選択
- 「評価」を選択
- 「評価一覧」が表示
評価の内訳やコメント一覧から悪い理由なども見て、信頼できる出品者か判断してくださいね。
まとめ
ヤフオク!の入札のコツについてまとめてみました。
- 予算をしっかり決めておく
- 終了日時と自動延長をチェック
- キャンペーンを確認しておく
- 即決金額設定があるのかチェック
- あえてキリの悪い金額を入れる
- 終了間際の1分が勝負なので秒単位
他にも、ライバルが少ない商品を選ぶために3つの狙いめがあります。
- カテゴリ違いや商品名を間違えたもの
- 価格設定が高いもの
- 状態が悪いもの
ヤフオク!は初心者にもとても分かりやすく、オークションしやすくなっています。
色々な機能もあり、安心してできるネットオークションです。
そのため商品によっては入札者も多いので、欲しい商品を手に入れられるよう自分に合ったコツをつかみ落札してくださいね。
下記ボタンから、こちらの記事の内容に入札予約の詳しい使い方を加えた「初心者必見!入札攻略ガイド」を無料でダウンロードできます!ぜひ一度チェックしてみてください!