季節は夏ですね。夏といえば虫の王様カブトムシ&クワガタムシということで、この二種類の昆虫がネットオークションでどのような動向を見せているのかを調べてみました。
以前、この記事(カブトムシが300万円で落札!超高額で取引されるレアな生き物たち)で実は生き物のオークションにはものすごいポテンシャルがあることをお伝えしましたが、今回も驚きのデータが出てきてしまいましたよ!わたすけ大興奮!
驚愕!伸び続けるカブトムシ&クワガタムシカテゴリ!
今回は、カブトムシとクワガタムシの成虫(国産・外国産)の、ここ5年間(2009/08~2014/07)におけるヤフオク!での取引をデータ分析ツールオークファンプロを用いて調査しました。
すると、驚きのデータが出てきました!
グラフを見れば一目瞭然!2012年の9月を境に、カブトムシ、クワガタムシカテゴリの取引の総落札額が急上昇していたのです!
別に普段生活していて、「最近、街でカブトムシをよく見るようになったな・・・」なんて感じている方はいないと思いますが、それでも、データは明確に取引の増加を示唆しています。
あまりに顕著な変化が気になり、どうしてこのような事態が起きたのか調べたところ、どうやら2012年9月に生体オークションの大手だったビッダーズが、昆虫カテゴリを閉鎖した影響が大きかったようです。
つまりビッダーズのユーザーがヤフオク!に流れてきた形ですね。
ただ、2013年以降も総落札額が増加し続けていますから、単にユーザーが移った、というだけではなさそうです。
おそらく、突如カブトムシ&クワガタムシの取引が増加したことがきっかけになって一種のブームが起き、需要を受けたブリーダーの質も向上、平均落札額も向上したことが影響しているのだと思われます。
ちなみに、“国産のカブトムシ”は、あまりネットオークションでは人気がないようです・・・。一種類しかいないし、地味だからでしょうか。ちょっと寂しいですね。
ともあれ、ここまで顕著に変動が見られることは稀です。
ある一つの出来事が、人の行動をどのように変え、ネットオークションという場にどう影響するか、を示す興味深い例だと感じましたので報告させていただきました。
いやぁ、データってほんっとうにいいもんですね~。
おまけ:高額落札されているカブトムシ&クワガタムシ
これが伝説の300万カブト・・・!
蛹の時点で期待が集まっています。
タイトルに飾りはいらない・・・そんな美学を感じます。ノコギリクワガタの天然採取ものですね。
ごめんね君という血統名が最高にイカしてます。
この異国情緒を感じるフォルム!たまりません。
口に出して読みたいクワガタムシの名前。