近年、本業とは別に副業を始める人が増えています。
その中でも、副業初心者におすすめのビジネスの一つが「物販ビジネス」です。
初期投資や固定費が不要で、誰でも取り組みやすいのがメリットです。
ただ、物販ビジネスの初心者にとっては、どうすればきちんと利益を出せるのか目安がわからないですよね。
本記事では、物販ビジネス初心者に向けて、物販の利益率の計算方法について詳しく解説します。

記事の後半では、物販ビジネス初心者におすすめの便利ツールの紹介もするので、ぜひ最後まで読み進めてください。
物販ビジネスの利益率について

物販ビジネスの成功や、継続的に物販ビジネスを行うにあたって、利益率をしっかり理解しておく必要があります。
特に、物販ビジネス初心者にとっては聞き慣れない用語が多く出てくるので、最初に理解しておきましょう。
そもそも、物販ビジネスとは?
物販ビジネスをはじめる上で、「そもそも物販ビジネスとはどのようなビジネスなのか」ということを知っておくことで、今後の物販ビジネスを有利に進めることが増えます。
以下では、物販ビジネスの基本的な内容について解説します。
物販ビジネスとは
物販ビジネスとは、商品を仕入れて(または自分で製作して)販売して、利益を得るビジネスです。
たとえば、アクセサリーや本などを仕入れて、物販サイトやフリマアプリなどで販売し、利益が得られたのであれば、ビジネスとして成立します。
数あるビジネスの中でも、物販ビジネスは少ない資金で開始できます。
また、特別な知識やスキルも不要のため、ビジネス初心者でも始めやすいビジネスとして人気です。
海外進出する物販ビジネス(輸入ビジネス・輸出ビジネス)
商品は国内で販売するだけでなく、海外にも販売できます。
これらのビジネスは、
- 輸入ビジネス(海外のものを輸入し、国内で販売)
- 輸出ビジネス(国内で入手したものを海外で販売)
といわれており、新規参入がまだ少ない状態なので、成長ビジネス化と思われます。
このように、物販ビジネスで商品を海外に販売することで、さらに手広くビジネスを広げられる可能性が高くなっています。
ただし、海外に商品を販売するときには、為替リスクがある点は注意しましょう。
為替相場が変動することで、決済時に為替差損益が変動する可能性があります。
※為替差損益:外国為替相場が変動することで生じる損益。
1ドル100円で買ったとき、為替レートが110円になったら10円為替差益が出て、90円になったら10円為替差損が出たことになる。
物販ビジネスのメリット
ほかのビジネスと比較すると、物販ビジネスには以下のようなメリットがあります。
- 実店舗を構える必要がない
物販ビジネスは、実店舗を構える必要がありません。
そのため、店舗の購入や賃貸、光熱費などの費用が不要です。
初期費用が不要のため、まとまった資金を用意しなくても参入しやすいビジネスといえます。
- 初心者でもすぐに始められる
物販ビジネスは、売る商品とサイトさえ決められれば、初心者でもすぐに始められます。
既存のモール(物販サイトやフリマアプリ)を利用すれば、ネットショップを開設する必要もありません。
また、少額や商品1つからでも始められることから、ビジネスの知識やスキルが乏しい初心者でも取り組みやすいビジネスです。
今後のビジネスの実績を積みたい人にもおすすめできます。
- インターネット環境があれば、どこでもできる
物販ビジネスは、パソコンやスマートフォン、タブレット端末で作業するのが基本です。
そのため、インターネット環境があれば、いつでもどこでも作業できます。
自宅のみならず、仕事のスキマ時間や旅行の移動中などの空いた時間を活用して取り組めます。
本業ではなく、副業として何かビジネスに取り組みたい人でも、物販ビジネスなら取り組みやすいと思える人は多いでしょう。
- 多くのユーザーにアプローチできる
物販ビジネスは、実店舗を構えて行うビジネスではありません。
インターネット上で国内のみならず、海外のユーザーにもアプローチできるのが魅力です。
身近な人にはニーズがなくても、商圏を広げればニーズがある商品の可能性があるため、ビジネスを大きく広げて高収入を稼ぐことも夢ではありません。
- 将来性があるビジネスといえる
物販ビジネスは、将来性があるビジネスの1つに挙げられます。
ここ数年の物販市場は堅実に伸びており、今後も進化し続けることが期待できます。
これは、ユーザーがオンライン上で買い物することに抵抗がなくなってきていることも理由の1つにあり、世界中のユーザーが商品を購入する可能性があることを含めても、今後もニーズがあり続けるビジネスといえるでしょう。
物販ビジネスは利益を確保しやすいビジネス!
物販ビジネスは、市場調査や顧客ニーズをきちんと調査することで、利益を確保しやすいといえます。
すでに売れている商品を適正な価格で仕入れることができれば、利益も得やすくなるでしょう。
ただし、継続的に利益を確保し続けるためには、物販ビジネスにおける利益率についての知識が必要不可欠ともいえます。
利益率とはなにか、利益率を決めるためにはどうしたらよいか、などをきちんと知っておくことが重要です。
物販ビジネスにおける会計用語を知ろう!
物販ビジネスの利益率について正しく理解するためには、基本的な会計用語を知っておく必要があります。
知っておいたほうがよい会計用語は、以下のとおりです。
・売上高:商品を売ったことによって得た総収入 ・売上原価:売れた商品を仕入れるための金額 ・粗利:商品が売れた場合に得られる利益 ・営業利益:粗利から経費を差し引いた金額 |
物販ビジネスにおいて、利益率を考えるときは「粗利」と「営業利益」の2つに着目することを覚えておきましょう。
物販ビジネスにおける「利益率」とは?
物販ビジネスにおける利益率とは、売上に対する利益の割合を示す指標です。
ビジネスの健全性を示す指標ともいえるため、物販ビジネスを進めていく上では重要な要素となります。
以下では、物販ビジネスにおける利益率の計算方法について解説します。
物販ビジネスにおける利益率の計算方法
物販ビジネスにおける利益率は、以下の計算式で算出できます。
利益率=利益÷売上高×100 |
物販では、梱包費用や配送費などさまざまな経費がかかります。
物販ビジネスにおける利益率を出すときには、営業利益率で考えたほうが効果的でしょう。
上記の計算式であてはめると「営業利益率=(粗利ー経費)÷売上高×100」となります。
必要経費については、後ほど詳しくご紹介します。
計算式の例
上記の計算式を使って、営業利益率を算出してみましょう。
<例>・仕入れ価格が1つ100円の商品を200円で売り、100個販売した ・経費は1個あたり50円だった ・売上高:200円×100個=20,000円 ・売上原価:100円×100個=10,000円 ・粗利:20,000円ー10,000円=10,000円 ・経費:50円×100個=5,000円 ・営業利益率:(10,000円ー5,000円)÷20,000円×100=25% |
営業利益率を意識せずに物販ビジネスを進めていくと、粗利は出ているのに利益が出ないといった事態が起きかねません。
上記の例でいうならば、仮に経費が1個あたり100円かかっていたら、利益が出ないことになってしまいます。
物販に限らず、ビジネスを進めていく上では、売上でなく『利益率』を意識することが重要です。
物販ビジネスの利益率はどれくらいの高さが理想?
物販ビジネスの利益率は、どれくらいの高さが理想なのでしょうか。
上記の例では「25%」と算出されましたが、果たして利益率としては理想的だったのでしょうか。
以下で詳しく解説します。
利益率の理想と平均値
物販ビジネスにおける理想的な利益率は、取り扱う品目や業態によって異なるといわれています。
物販全体では、20〜30%程度が平均といえるでしょう。
ただし、海外であれば為替リスクがあるため、平均値より若干高めの利益率を見込んでもよいでしょう。
利益率の高い商品例と低い商品例をまとめておきますので、参考にしてください。
利益率が高い商品例 | ・ブランド力がある(化粧品、時計など) ・高級品、特殊な製品(宝石、スポーツカー、アパレルなど) ・ソフトウェア・ゲーム類・製薬・医療機器 |
利益率が低い商品例 | 競争力が激しい商品(家電製品、日用品など) |
ただし、以下のような商品であれば、利益率が低くても、長期目線で見れば売上に直結する場合もあります。
- 回転率が高くてショップの評価や信頼が得やすい商品
- 売れ行きがよく、在庫を抱えにくい商品
- 売れ筋や人気があってショップアクセス数が増える商品
そのため、利益率が低いからといって、販売しないほうがよいとすぐに判断しないほうがよいでしょう。
新品・中古品など販売商品によって利益率は変わる
利益率の目安は、新品と中古品で異なります。
新品と中古品の利益率の特徴は、以下のとおりです。
販売商品 | 利益率の目安 | 特徴 |
---|---|---|
新品 | 15〜20% | ・仕入れ価格が高くなりやすいため、利益率は低めになる ・掘り出し物は少ない |
中古品 | 30〜50% | ・仕入れ価格が安いため、利益率が高くなりやすい ・掘り出し物が見つかる可能性がある |
売上よりも利益率を重視することが大事!
ビジネスをやり始めると「どうしたら売れるのか」といったように、売上を重視する人が多くいます。
しかし、効率よく稼ぐためには売上よりも利益率を重視することが大事です。
なぜ売上よりも利益率が大事なのか、その理由については大きく分けて3つあります。
- 手数料などの諸費用がかかるため、売上だけでは経営状況の判断ができない
- 具体的にどの商品が利益を上げてくれるのか、きちんと判断できる
- 物販ビジネスが長続きするため
ここからは、より詳しく見ていきましょう!
手数料などの諸費用がかかるため、売上だけでは判断ができない
物販ビジネスにおいては、手数料などの諸費用がかかります。
仮に、商品が売れていて利益が出ているとしても、利益率を気にせず続けてしまうと、将来の予測が立てづらくなってしまいます。
物販は、商品を安く仕入れして、高く売っていくことを繰り返すビジネスです。
商品の仕入れにも資金が必要になりますし、維持するための諸経費もかかります。
そのため、利益率を意識していないと毎月の利益が安定せず、気づいたら資金不足になっている可能性も出てきます。
売上だけでは、資金繰りについての判断ができず、実質の経営が成り立つのが難しくなってしまいます。
具体的にどの商品が利益を上げてくれるのか、きちんと判断できる
ビジネス運営する際は、利益率を普段から意識することで、具体的にどの商品が利益を上げてくれるのかをきちんと判断できるようになります。
利益率が高い商品を重点的に売ることを決めたり、経費が多くかかる商品は見直しを検討したりなど、ビジネスを効率化させることも可能です。
また、利益率を意識することで以下のような戦略をとることも可能となるでしょう。
- 商品のPB(プライベートブランド)化
PB商品とは、自ら商品を企画・開発して自社ブランドとして販売する商品です。
商品を購入しPB商品化すれば、通常かかるコスト(製造コストや広告費など)を削減し利益に上乗せできます。
- セット売り
具体的にどの商品が利益を上げてくれているのか普段から判断できていれば、利益の上がる商品と上がらない商品をうまく組み合わせてセットで売ることも可能になるでしょう。
ただし、在庫数を減らしたいがために強引にセット販売にすると、思うように売れない可能性が高くなり、その効果は出にくいといえます。
ユーザー目線の組み合わせを心がけることが重要です。
- 用途を分ける
たとえば、利益率の高い商品は売上アップ用にして、利益率の低い商品はショップ評価アップ向け用にするなどに分けて考えてみましょう。
ショップが安定したら、どの商品を残すか決める判断材料になります。
物販ビジネスが長続きする
利益率を重視することは、物販ビジネスを長続きさせるためにも必要なことです。
物販ビジネスの利益率は、20〜30%程度を目安にするとよいといわれています。
ただし、商品の相場は日々変動するものなので、上記の利益率を目安と設定した場合に、20%の商品を仕入れる場合は慎重になることをおすすめします。
物販ビジネスでかかる「必要経費」とは?
物販ビジネスでかかる「必要経費」とは、どのようなものでしょうか。
以下では例を挙げて、物販ビジネスにどのように生かすのか解説します。
物販ビジネスでかかる必要経費の例
必要経費とは、所得を得るために必要な経費です。
以下の表は、物販ビジネスでかかる必要経費の例をまとめたものです。
通信費 | ・インターネット、スマートフォンなどの利用料 ・電話代・物販ビジネスのツール使用料 |
仕事道具 | パソコン、スマートフォンなど |
商品の仕入れ費用 | 売れた商品のみ経費として計上可能 |
消耗品 | ・梱包資材・プリンター ・文房具 など※使用可能な期限が1年未満で、価格が10万円未満の場合のみ |
外注費 | ・仕入れ、梱包代行 ・広告制作の外部委託費用 など |
旅費交通費 | セミナーに参加するための交通費、宿泊費など |
家賃・光熱費 | 自宅を事務所として使用している場合など |
必要経費はあらかじめ計算したうえで、価格に転嫁しよう
必要経費を価格転嫁するとは、必要経費としてかかったコスト分を商品価格に上乗せすることです。
価格転嫁は慎重に行わないと、利益率に影響をもたらす可能性が高くなります。
そのため、必要経費はあらかじめ計算したうえで価格転嫁することが、物販ビジネスを進めていく上で重要です。
利益率の決定方法とは?

物販ビジネスにおいて利益率が重要であることを踏まえた上で、利益率はどのように決めていけばよいのでしょうか。
以下では、利益率の決定方法について詳しく解説します。
物販ビジネスの利益率の決め方
物販ビジネスの利益率を決めるときは、以下の3つのポイントをおさえておきましょう。
- 利益率決定の目安を計算する
- ライバル業者の販売価格をチェック
- 値下げをする場合はいくらまでにするか考えておく
それぞれについて、1つずつ詳しく解説します。
1.利益率決定の目安を計算する
1つ目は、利益率決定の目安を計算しておくことです。
利益率を決めておいて、そこから販売価格を逆算します。
計算方法は、以下のとおりです。
<例>1,000円で仕入れた商品を3,000円で売ろうとして、経費が1,200円かかっている場合 ・粗利=2,000円(3,000円ー1,000円) ・経費=1,200円(送料+出品手数料+梱包材) ・営業利益=800円(2,000円ー1,200円) ・利益率=約27% |
仮に、利益率を20〜30%に設定する予定であれば、3,000円の販売価格は妥当といえます。
2.ライバル業者の販売価格をチェック
2つ目は、競合のライバル業者の販売価格をチェックすることです。
消費者は、複数の物販サイトやフリマアプリを回覧してから、購入するかどうか検討しています。そのため、ご自身が出品している物販サイトやフリマアプリ以外もチェックして、競合分析していく必要があります。
販売価格以外も、以下のような内容も一緒にチェックしておくとよいでしょう。
- 商品のレパートリー数
- 価格の変動・推移
- 商品の販売点数
3.値下げをする場合はいくらまでにするか考えておく
3つ目は、値下げするにしてもいくらまでにするか考えておくことです。
値下げしたら売れる可能性が高まるにしても、利益が出ないことで資金難に陥ることも考えられます。
そのためにも利益率の下限を設定し、いくらまでだったら値下げできるのかを考えておくことが重要です。
具体的には、どの商品で元を取るか、複数個で販売・送付する場合などのパターンをあらかじめ考えておきましょう。
利益率を上げるコツ
物販ビジネスを始めると、競合のライバル業者がいることが多くなってきます。
初心者の場合は実績で劣ってしまうため、どうしても価格で勝負せざるを得ない可能性が高くなります。
このように、値下げして価格で勝負した場合でも利益率を上げるためには、どのようなコツがあるのでしょうか。
以下で詳しく解説します。
仕入れ額をできるだけ抑える
販売価格を下げて利益を出すためには、仕入れ額をできるだけ抑えることが効果的です。
仕入れ額を抑える方法は、以下のようなものが考えられます。
- 仕入れ先を変更する
同じような商品を安く手に入れられる仕入れ先に変更します。
メーカーから直接仕入れたり、卸売業者に変更したりとさまざまな方法があります。
- 仕入れ量を増やす
一つの仕入れ先から大量購入することで、仕入れ額を抑える方法です。
大量購入すると、商品一つあたりの単価を安くできることが多くなります。
- 仕入れ先を複数にする
仕入れ先を複数にすることで、仮に一つの仕入れ先が値上がりしたとしても、他から安く仕入れられます。
- 海外の仕入れ先に目を向ける
日本だけではなく、中国をはじめとするアジア諸国の店舗や生産者から仕入れることも検討しましょう。
国内の仕入れ額より安く抑えられる可能性があります。
安く販売して回転率を上げる
回転率とは、一定の期間内に商品がどれくらい売れたのかを表す指標です。
回転率が高い商品ほど、売れている商品といえます。
回転数は、以下の計算式で算出できます。
回転率=売上高(売上原価)÷平均在庫金額 |
たとえば、1か月の売上原価が50万円で平均在庫金額が5万円だと、回転率は10です。
回転率が10とは、1か月に在庫が10回転することを意味します。
そのため、3日に1回のペースで商品を仕入れることが1つの目安となります。
回転率をチェックして販売状況などを分析すると、適正な在庫を抱えながら販売効率を上げられるようになるでしょう。
販売価格を高くするために工夫する
商品を高く売るための工夫の1つは、商品に付加価値をつけることです。
具体例を挙げると、以下のとおりです。
- 他の商品との差別化(例:特典やおまけをつける)
- 限定商品であることをアピールする(例:期間や個数、人数を限定)
- ポイントを活用する
- 無料ギフトやラッピングサービスを実施する
消費者の購買意欲を増すような施策を考えましょう。
広告費を見直す
広告費をかけている場合は、一度見直してみましょう。
広告は有効な集客戦略の1つなので、ある程度の成果が出ていれば成功と言えます。
しかし、無計画に広告費をかけているのであれば、見直す価値があります。
具体的には、以下のような内容を行ってみましょう。
- 現在の広告戦略を分析:どの広告が成果を出しているのか
- ターゲット層の見直し:正しいターゲット層にリーチできているのか
- 顧客データの再分析:反応がよい顧客層を特定し、焦点を絞ってキャンペーンを展開する
利益率の高い商品を選ぶ
利益率の高い商品を選ぶことは、利益率を高めるための取り組みの一つとしておすすめできます。
利益率の高い商品を選ぶために必要なことは、市場調査とライバル業者の分析です。
流行やニーズは常に変化していくので、市場の動向や競合分析は定期的に行いましょう。
分析の結果に応じて、商品のラインナップなどを再検討することをおすすめします。
また、最近では物販向けに商品分析ツールなども豊富です。
人気のサイトでの商品分析が可能になるオークファン(https://aucfan.com/)などの無料ツールもありますので、上手く活用していきましょう。
できるだけ手数料が安いサイトを利用する
物販サイト、フリマアプリごとに販売手数料が異なります。
利益率を高めるためにも、できるだけ販売手数料が安いサイトを利用しましょう。
物販サイト・フリマアプリ名 | 販売手数料 |
---|---|
モバオク | 無料 |
ジモティー | 無料※オンライン決済を利用する場合は5% |
Karrot | 無料 |
楽天ラクマ | 4.5〜10%※販売実績に応じて変動する |
Yahoo!フリマ | 5%※キャンペーン実施中は手数料無料になることもある |
チケジャム | 5.5% |
magi | 7% |
スニーカーダンク | 7〜9.5% |
セカオク | 10% |
Creema | 10〜14% |
Yahoo!オークション | 8.8〜10% |
メルカリ | 10% |
minne | 10.56〜10.89% |
物販ビジネスで成功したい人におすすめのツール

物販ビジネスは、商品と販売サイト(アプリ)を決定し、1つの商品を登録するだけでもスタートできます。
ただし、物販ビジネスで成功するためには、商品の市場調査や競合分析などのリサーチが必要です。
リサーチの質は売上に直結するため、リサーチの質を高めるために、ツールを使って物販ビジネスを行うのがおすすめです。
以下では、物販ビジネスツールを使うメリットやおすすめのツールについて詳しく解説します。
物販ビジネスツールを使うメリット
物販ビジネスツールを使わなくても手動でできますが、ツールを使うことで、正確かつ素早くビジネスを進められます。
以下では、物販ビジネスツールを使うメリットを解説します。
商品管理がしやすくなる!
物販ビジネスツールを使うことで、商品管理がしやすくなります。
物販ビジネスツールによって月間売上や販売データなど商品のニーズが把握できるため、今後のビジネス展開の参考にできます。
また、ツールを活用すれば、個々の商品の販売データが可視化されているため、在庫の整理もしやすくなるでしょう。
そのため、利益率アップの手助けになるでしょう。
『売れる金額設定』や『売れている商品』がわかる!
ビジネスの成功には、顧客ニーズに合った商品を提供することが大事です。
物販ビジネスツール上では、『売れる金額設定』や『売れている商品』がわかるため、どの商品が売れるか初心者でも見極めやすくなっています。
ツールを使って分析を繰り返していけば、少しずつ商品の分析力が上がっていくことも期待できます。
上級な利益計算も活用できる!
物販ビジネスツールを使えば、上級な利益計算も活用できます。
数値を入力するだけで、あとは自動的にツールが利益率を計算してくれます。
初心者だと、ツールをうまく使いこなせるか不安になるかもしれませんが、取扱説明書が付属されているのが通常です。
そのため、初心者でも安心して利用できます。
本気で物販を取り組みたい方をサポートする
本気で物販ビジネスに取り組みたい人には、ツールをうまく活用することで強力なサポートになることが期待できます。
無料版と有料版のツールがある場合、本気で頑張りたい人は有料版がおすすめです。
月額使用料はかかるにしても、
- 商品分析の詳細
- 在庫・売上などの一元管理
- 商品の仕入れ判断
- グローバル検索
など、ツールを使いこなせるようになれば、幅広く十分な情報を得られて円滑に運営できるため、元は取れるようになるでしょう。
物販ビジネスにおすすめのツールはオークファン!

物販ビジネスにおすすめのツールは、国内最大級の相場検索サイト「オークファン」です。
以下では、オークファンの特徴や魅力などについて、たっぷりお伝えします。
複数サイトの商品販売価格が一括でわかる
オークファンの「お買い物一括検索」では、物販サイトやフリマアプリなど、複数サイトの商品販売価格が一括でわかります。
商品の相場がわかると、安く買い物できたり高く売れたりできます。
副業として始める方向けにセミナーも行っている
オークファンでは、これから物販を副業として始める方向けにセミナーも行っています。
- SHiFT式Amazon輸出ビジネスオンライン説明会
- 初心者でも月収30万円を目指せる!副業セミナー
- オークファンプレミアムで学ぶ取引相場データ活用セミナー
有料版は物販ビジネスで本気で成功したい人におすすめ
オークファンには、2種類の有料版サービスがあります。無料版と比べて有料版はサービスが充実しているので、物販ビジネスを本気で成功したい人におすすめです。
- プレミアム(月額2,200円/税込)
オークファンプレミアムは、便利にオークションを活用するために特化したサービスです。
初月は無料で利用できるので、オークファンの有料版を試してみたい人におすすめできます。
<特徴> ・10年分のYahoo!オークションの落札データが使えるので、より正確なリサーチが可能となる ・購入者の目に止まりやすい商品ページを簡単に作れるため、売上や作業効率アップが期待できる ・物販初心者も安心して出品できる、さまざまな機能を搭載している |
- プロPlus(月額11,000円/税込)
オークファンプロPlusは、10年分の落札相場検索に加えて、データ分析に特化したサービスです。
プレミアムもプロPlusも独立したサービスなので、両方登録できます。
<特徴> ・類似ツールでは提供できない、700億以上のデータ量を保持している ・競合ライバルの売上や商品を詳細に分析できる・商品の市場価値、トレンドを把握できる ・商品のリサーチから仕入れまでの時間を短縮できる・専用サーバーにて高速検索が可能となる |
まとめ
本記事では、物販ビジネス初心者に向けた物販の利益率の計算方法とともに、おすすめの便利ツールを紹介しました。
物販ビジネスにおける利益率とは、売上に対する利益の割合を示す指標です。
ビジネスの健全性を示す指標ともいえるため、物販ビジネスを進めていく上では重要な要素となります。
物販ビジネスにおける利益率は、以下の計算式で算出できます。
利益率=利益÷売上高×100 |
営業利益率を意識せずに物販ビジネスを進めていくと、粗利は出ているのに利益が出ないため、資金繰りが困難になるといった事態が起きかねません。
物販ビジネスを進めていく上では、利益率を意識することが重要です。
物販における利益率の目安は、概ね20~30%となります。
売上のみ意識していると将来的に資金繰りが苦しくなり長続きしない可能性も出てくるため、利益率を重視することが大切です。
物販ビジネスを成功させたい初心者は、ツールを活用してビジネスを進めていくことをおすすめします。
物販ビジネスにおすすめのツールは、国内最大級の相場検索サイト「オークファン」です。

オークファンを活用して、物販ビジネスを円滑に進めていきましょう。