ポケカのPSA鑑定は厳しい?センタリングは何ミリ?鑑定情報なども解説

ポケカPSA鑑定は厳しい? ポケモンカード

「ポケカのPSA鑑定の基準は?」

「PSA10を取るのは厳しい?」

この記事では、ポケカのPSA鑑定について、基準や鑑定手順などをまとめました。

PSA鑑定に提出したいと考えている人は、参考にしてください。

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PSA10の基準とは

出典:PSA

PSA鑑定の話題は、トレカの情報を見ていると、SNSやフリマアプリなどで一度は目にしたことがある人が多いでしょう。

中でもPSA10は、鑑定の中で最も高い評価であり、トレカの売買で高額な価格で取引されています。

PSAの概要や、トレカ全般におけるPSA10の基準などを紹介します。

PSAとは?

PSAは、アメリカに拠点を置くトレーディングカードの鑑定会社です。

トレカの真偽判定と同時に、保存状態からグレーディングを行って、カードの価値を保証してくれます。

日本のTCG業界においても、トレカの価値を示す基準の1つとなっています。

出典:PSA

PSA10基準について

PSAのグレーディングは、

  • 基本は1から10の間でつけられる
  • 1から9までの間で該当ランクより少し品質が良いカードには、0.5点のハーフポイントが加算される場合がある(1.5など)

という基準で鑑定されています。

このうち、PSA10と判定されるには、

  • 四つ角が尖っている
  • 画像のピントが合っている
  • オリジナルの光沢を保っている
  • 印刷上以外の汚れやシミがない
  • 印刷は中央に配置されているのが望ましく、印刷ズレは正面で60/40%以上、裏面で75/25%以上を越えない範囲である

という条件を満たす必要があります。

PSA基準をクリアできるカードの特徴

PSA10の基準について、専門的な用語でわかりにくいと感じた人もいるでしょう。

より簡単な表現でPSAの基準をまとめると、以下のようになります。

綺麗な状態を維持しているカード

トレカは開封後に日光や気温の変化の影響から、経年劣化や色褪せなどが発生します。

光沢も影響を受けるため、カードをそのまま放置していると、オリジナルの光沢を保つ条件を満たせません。

開封後にスリーブなどをつけて綺麗な状態を維持しているカードは、PSA10と判定される可能性が高くなります。

見栄えのよい状態のもの

画像のピントや印刷の位置の条件は、開封した時点で印刷に不具合がなければ、自然に満たしています。

綺麗な状態さえ保持していれば、トレカ全体の見栄えもよい状態と言えます。

ポケカのPSA10の基準について

トレカはカードごとにデザインが異なるため、PSAの判定で見られる部分が少しずつ変わる場合があります。

ポケカのPSA10における基準について、意識すべき部分と気にしないでよい部分を紹介します。

ポケカのPSA10の基準

ポケカでPSA鑑定に提出されるカードの多くは、イラストが表面全体に描かれたものが多くなっています。

そのため、表面の状態やイラストの印刷位置が判定で特に重視されます。

センタリング

PSA10の条件の1つである中央の印刷は、センタリングと言われており、ポケカでも重視されています。

50/50%を正常なセンタリングとして、正面の場合は60/40%以上になると、条件を満たせません。

ポケカのセンタリングを測るときは、表面の縁とイラストまでの長さを上下、及び左右で見る必要があります。

比率を計算する例として、

  • 右:約2.5mm
  • 左:約2.0mm

の場合は、左右の比率は56/44%になるため、基準の範囲内です。

しかし、左右のどちらかにズレてしまった場合、比率は大きく変わります。

  • 右:2.8mm
  • 左:1.7mm

上記のように右寄りに0.3mmズレると、左右の比率は62/38%になり、基準の範囲外になります。

イラストの縮尺によっては0.3mmズレても基準の範囲内になるので、重要なのは長さではなく比率です。

表面の傷

表面の傷は、裏面の傷よりも厳しく判定される傾向があります。

ポケカの場合は表面全体に光沢があるものが多く、表面の傷が光沢で目立つため、綺麗な状態とは言えません。

カードは少しでも手で触れると擦り傷が残ってしまう可能性があります。

製造段階での初期キズは自分で防げませんが、開封後の傷はスリーブなどで防止しておきましょう。

へこみ

カードの両面のへこみは、目立つものであるとマイナス評価になります。

稀に印刷時の加工でへこむケースもありますが、大きなへこみは例外として扱ってくれません。

開封した時点で目立つへこみがある場合は、ポケカ公式で交換できるか問い合わせしましょう。

PSA10を取得するうえであまり気にしなくていいもの

PSA10には綺麗な状態が求められますが、目立たない傷や印刷上のミスは、厳しく見られないケースもあります。

ポケカの鑑定において、ついていても問題がなかったカードの状態は以下のとおりです。

白かけ

白かけは、製造時の裁断やカードを触ったときに、両面や縁にできます。

大きな白かけは見栄えが悪くなりますが、白い点レベルの小さな白かけは、鑑定で許容される可能性があります。

ただし、鑑定士の裁量によるため、基本は白かけがないカードを提出した方がよいでしょう。

裏面の小傷

裏面の傷については、目立たない小さな傷が見られる程度であれば、鑑定で許容される可能性があります。

ただし、傷が多くなりすぎると裏面でも許容できないため、裏面を触るときも気をつけましょう。

四隅の軽いへこみ

両面のへこみはマイナス評価になりますが、四隅に見られる軽いへこみの場合は、鑑定で許容される可能性があります。

四隅のへこみは製造時の裁断が甘いために発生する場合がありますが、注視しなければそれほど目立ちません。

PSA鑑定の出し方

出典:PSA

PSA鑑定はカードを送付してから、鑑定を行ってもらい、グレーディングされた状態で返送される形式になっています。

PSA鑑定を利用する際の流れや、提出に必要な道具を紹介します。

PSA鑑定の送り先

PSAはアメリカに拠点がありますが、日本にも東京都の大田区に支社が置かれています。

国内で鑑定を受ける場合は、日本支社に以下の料金で送付します。

サービスレベル金額
(1枚あたり)
予定納期申告価格
バリュー・バルク
(20枚以上の提出)
2,750円45日80,000円
バリュー3,410円45日80,000円
バリュー・プラス5,610円20日80,000円
レギュラー8,910円10日80,001~250,000円
XP16,500円10日250,001~400,000円
スーパーXP33,000円10日400,001~750,000円
WT66,000円10日750,001~1,500,000円
プレミアム 1110,000円10日1,500,001~3,500,000円
プレミアム 2220,000円10日3,500,001~7,000,000円
プレミアム 3330,000円10日7,000,001~15,000,000円
プレミアム 5550,000円10日15,000,001~25,000,000円
プレミアム 101,100,000円10日25,000,000円~

申告価格は、鑑定に出すカードの相場を自己申告した価格です。

鑑定中にカードの紛失や損傷した場合に参照されるため、リスクを考えると、申告価格を高めに設定できるサービスがおすすめです。

PSA鑑定の流れ

PSA鑑定を申し込む流れは、以下のとおりです。

  1. PSAの公式サイトにアクセス
  2. 「申込」からオンライン申込センターの「開始」を選択
  3. Eメールアドレスを入力し、アカウント未作成の場合は名前やパスワードを入力してアカウントを作成する
  4. メールにワンタイム認証コードが送信されるので、確認してから画面でコードを入力し、再度パスワードを入力する
  5. オンライン申込センターのページが表示されるので、「新規申込」を選択
  6. 「アイテムの種類」から「トレーディングカード」を選択
  7. 「申込の種類」から「グレーディング」を選択
  8. 任意のサービスレベルを選択
  9. 「アイテムを入力する」から英語名で鑑定に出すカードを検索して、枚数と申告価格を保存する
  10. 「発送・支払い」から鑑定後のアイテムの返送先や電話番号、支払い方法を選択
  11. 内容を確認して、申込を完了する
  12. 完了後、画面に表示される注文確認ページ提出用のIDラベルを印刷する
  13. カードをスリーブとカードセイバーに入れて梱包して、指定された順番で箱に入れる
  14. 注文確認ページを箱の中に入れてから閉じ、提出用のIDラベルを貼り付ける
  15. 任意のサービスで発送する

カードの検索時には英語で検索する必要があるため、該当カードの英語名は別で調べておきましょう。

PSA鑑定に出す前に準備するもの

PSA鑑定を申し込む前に準備する必要があるものは、以下のとおりです。

  • 最初にカードにつける両面が透明なソフトスリーブ:1重でよい
  • スリーブの上からつけるカードセイバー:Card Saver I® または同類の半硬質カードホルダー
  • 梱包時にカードを包む緩衝材
  • カードセイバーつきのカードよりも少し大きめの箱

スリーブやカードセイバーは上記の条件を満たしていない製品を使用すると、鑑定してもらえません。

細かい指定は全て公式サイトに記載されているため、指示に従って準備や梱包をしていきましょう。

ポケカのおすすめ取扱い店舗5選

PSA鑑定に出せない状態のカードでも、トレカショップや中古店であれば買取される可能性があります。

ポケカの取り扱いがある店舗の中で、おすすめ買取店舗を紹介します。

駿河屋

おすすめ店舗その1は、駿河屋です。

実店舗の店頭買取と、公式サイトの宅配買取に対応しています。

公式サイトの検索リストが特徴であり、

  • 店頭買取では、検索リストで査定してもらう商品を指定してから、店舗に持ち込みできる
  • 宅配買取では、検索リストから商品を指定して、査定に出せる

というようにどちらも事前に買取価格を確認してから売り出せます。

全国的に店舗も多く、ネットからも依頼できるため、幅広く使える店舗です。

遊々亭

おすすめ店舗その2は、遊々亭です。

ネット専門のトレカショップであり、宅配買取のみ対応しています。

会員登録で付与される特典が多く、買取を利用する場合は、

  • 査定金額が1万円以上で+500円
  • 査定金額の5%を遊々亭ポイントで付与

というように買い物で使えるポイントまでもらえます。

会員登録は無料で行えるため、少しでも査定額を上げたい人は登録しましょう。

トレトク

おすすめ店舗その3は、トレトクです。

ネット専門のトレカショップであり、宅配買取のみ対応しています。

手軽に買取依頼できるのが特徴であり、

  • 宅配キット無料配布
  • スリーブやバインダーなどに入れたまま送付可能
  • 宅配キットを利用せずに、自分で梱包材を用意する場合は集荷を選択可能

というように買取で面倒な手間を省けます。

PSA鑑定のようにスリーブの指定などはないため、持っている状態でそのまま売り出したい人におすすめです。

トレコロ

おすすめ店舗その4は、トレコロです。

ネット専門のトレカショップであり、宅配買取のみ対応しています。

会員登録した際の特典が多く、

  • 宅配キットの無料配布
  • 査定金額が3,000円以上で送料無料
  • 査定金額1万円以上で10%アップ

というように買取でも便利な特典が利用できます。

登録なしでも利用できますが、長く使う場合は無料の会員登録をしておくとよいでしょう。

カーナベル

おすすめ店舗その5は、カーナベルです。

ネット専門のトレカショップであり、宅配買取のみ対応しています。

利用者に寄り添った査定を行っており、

  • 宅配キットの無料配布
  • 査定額が5,000円以上9,999円以下で200円、1万円以上で600円を付与
  • 送付中に値段が変動した時、下がった場合は元値で買取、上がった場合は値上げ価格で買取

というような取り組みを行っています。

価格変動に対応する店舗は珍しいため、価格が安定していないカードを売り出すときにおすすめです。

まとめ

ポケカのPSA鑑定についてまとめると、以下のようになります。

  • PSA10を満たすためには四つ角画像のピント光沢などの条件があり、汚れシミ、印刷のセンタリングも鑑定基準になる
  • ポケカの場合はセンタリングがカードの縁からイラストまで2.0mm前後の幅があり、上下、及び左右の比率によって基準の範囲内になるかわかる
  • 裏面の傷よりも表面の傷の方が厳しく見られる傾向があるため、カードを触れる際の擦り傷に注意する
  • 両面の大きなへこみはマイナス評価になるため、開封した時点で見つけた場合は、ポケカ公式に交換を問い合わせる
  • 小さい白かけや裏面の目立たない傷、製造時について四隅の軽いへこみは、鑑定で許容される可能性がある
  • PSA鑑定は都内の拠点が送り先で、公式サイトを通してカードの登録や希望するサービスレベルを選択する
  • 梱包時に使用するスリーブやカードセイバーには指定があるため、事前に確認して準備する

印刷のセンタリングや製造時の傷は改善できませんが、そのほかの擦り傷やへこみは自分でも対策できます。

高額なポケカの中で条件に当てはまるカードがある場合は、価値を保証するために鑑定に出すのを検討してみてください。

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