どうも! 老後はおもちゃ屋さんになりたい株式会社バーグハンバーグバーグの加藤です!
突然ですが、みなさんは子どものころ、どんなブロックで遊んでいました? ぼくは断然レゴブロック派です! ぼくと同世代の男性は、みな一度はレゴを通ってるんじゃないでしょうか?
最近、「ガンプラ作りたい!」「カードダス集めたい!」と発作のように子どものころの遊びをやりたくてしょうがなくなり、仕事中も延々とネットオークションを見てしまう日々が続いおります。
そんなことなら、いっそレゴを本気でやるべきなのでは!? ということで、社内で「レゴで遊びたい人~」と放課後のように声をかけた結果「やりた~い」と小学生のノリで乗っかってきてくれたのが彼らです。
ひとり目は原宿(34歳)。小学校高学年までレゴ遊びをしていたそうで、好きなシリーズは海賊シリーズだそうです。赤いバンダナと青いバンダナが懐かしい…。
ふたり目は永田(29歳)。幽☆遊☆白書の桑原和真のポーズで参戦です。彼も同じく小学校高学年までレゴの街シリーズで遊んでいたそうです。さすが東京生まれ東京育ちのシティボーイ!
3人目はARuFa(25歳)。兄弟が多いゆえ基本セットのバケツシリーズしか触っていないとのことで、基本ブックでどんな想像力豊かな組み立てをするのかが見ものです。
4人目はダ・ヴィンチ・恐山(年齢不詳)。なんとレゴでいっさい遊んだことがない、という奇跡の男。いったい初のレゴはどんなものを作り上げるのでしょうか…?
今回はこの4人とぼくを合わせての5人で、「自分が住む家」をテーマにブロックを組み立てます。
道路の板があるので、最後は5人の家を繋げて、みんなが住む街を作りましょう!
組み立てスタート
というわけで組み立てスタート!
用意したレゴは、街シリーズを受け継いだ「レゴシティ」や「レゴクリエイター」、「レゴクラシック」といった基本的なものから…。
「アベンジャーズシリーズ」や「レゴニンジャ」、また女の子たちがパーティでダンスをしたりする超絶リア充シリーズ「レゴフレンズ」も。そりゃこんなので遊んでたら洋画で出てくるティーンズになるわ…。
あと、アナ雪もあるんですね。すごい…。
また、Amazonには単品でS.W.A.T.チームもあったので購入しました。これって非公式なんですかね…?
各々、もくもくと自分の家を完成させていきます。
真剣に作るあまり、原宿にいたっては「おいちょカブしているおっさん」みたいな表情になっていました。
また、はじめてレゴで遊ぶダ・ヴィンチ・恐山は「レゴを踏むと痛い」という当たり前すぎるあるあるに初遭遇。「こういうことなんですね」とポツリとつぶやきました。
では、完成したそれぞれの家を見てみましょう!
原宿の家
ぼくの考えた最強のS.W.A.T.チーム
- 原宿
- 西暦20××年、荒野と化したアメリカ大陸でならず者集団と化したS.W.A.T.チームの自宅兼移動要塞です。かつては正義と理想を愛する最強の特殊部隊チームでしたが、食糧危機後、血と暴力の支配する大地で家族を殺されたことで正気を見失い、今や見る者すべてを殺戮する狂気の集団と化しました。しかし彼らは彼らなりに築こうとしているのかもしれません、自らの新しい“故郷”(ホーム)を……
- 原宿
- 下半身パーツを使わないことで、乗り物部分との一体感、重心が低くなることでの疾走感を演出しました。
- 原宿
- 曳航しているゴムボートには、戦利品や捕虜を載せます。
- ARuFa
- こういうワチャワチャしてるのは大好きです。レゴの醍醐味ですね。でも、家じゃないですね。
- 永田
- ルール守れよ。
さっそく「家」以外のものを作った原宿。「こいつらにとっては、今ここがホーム…」と言い張っていました。誰も納得はしていません。
加藤の家
魔法使いの家
- 加藤
- ずっと好きだった”お城シリーズ”がなくなったということで、できるだけその世界観を再現したくて「自分が魔法使いになって住んでいる家」を作ってみました。
- 加藤
- 中央のタワーは”シャークタワー”と呼ばれる索敵アンテナで、魔法が使える”マジカルジョーズ”が近辺の情報や最新魔法にまつわるトレンド情報を集めてくれます。
- 加藤
- 部屋の二階では、芸術家2人がずっと言い合いをしていて、その独創力を魔法に応用しているという設定です。
- ダ・ヴィンチ・恐山
- 岩壁の表現がすごい!ゲームのFallOutみたいな雰囲気があって、今回一番男の子心をくすぐられました。
- 原宿
- レゴ開始と同時に大きめのパーツを集めていたことが奏功し、かなり強固な要塞ですね。シャークレーダーの索敵効果もあり、S.W.A.T.チームを持ってしても手こずる予感がします。しかし砦内に送りつけられた督促状の山から察するに、金銭面の弱点を抱えている様子……。さらなる高利子の貸付を行うことで、内部から瓦解させることは可能でしょう。
原宿が完全に違うルールで争っていますが、今回はそういう会ではありません。何度も言いますが、自分の住みたい家を作る企画です。
ARuFaの家
移動型タワーマンション
- ARuFa
- 空を飛んで移動するタワマン(タワーマンション)です。あまり重くならないように窓パーツやドアパーツをたくさん使いました。外や室内にはタワマンを守るキメラがいます。
- ARuFa
- 僕は頂上で侵入者を待ち構えているので、日光で日焼けしています。
侵入者が何を狙って家に来るのかというと、頂上にある美味しいクッキーです。
- 加藤
- 設定がいろいろヤバかったりするけど、総合的にキレイなタワーになっていて、住みたさは強い気がする!
- 永田
- 「縦に伸ばしていく」という発想が玄人っぽくていいですね。ただ、意味不明な用心棒がいたり、ガングロの自分がいたり、こいつも小学生の頃から何も進歩してないんだろうな、と思いました。何も進歩せず、何も蓄えず、何も築かず、自分の人生が砂上の楼閣であったことに、死の直前に気付くんだろうなと思います。
- 原宿
- 土台が脆すぎる実用性の無さが、ARuFaくんっぽい感じがしました。最上部にいるガングロの奴はたいめいけんの社長でしょうか? どちらにしろ、S.W.A.T.チームに乗り込まれたらどうしようもありません。
S.W.A.T.チームに乗り込まれるまでもなく、ARuFaのタワーは勝手に倒れました。全体を支えるにしては柱が細すぎるしもろすぎる!
永田の家
ぬくもりの家
- 永田
- 第二子が産まれたばかりなので、家族4人が楽しく暮らせる家を作ろうと思いました。
- 永田
- いざ作ろうと思ったら、平和な家庭に必要なパーツが全然残ってなくて、それでもなんとか家の形に組み上げていくうちに、気付けばヤバい宗教の施設になっていました。
これはレゴ社の陰謀だと思います。(この「レゴ社の陰謀」という言葉は、奇しくもこの宗教が掲げている教義と一致する。元を正せばこの家も平和な4人家族が住む家だったのかもしれない…)
- ダ・ヴィンチ・恐山
- どう見てもヤバい組織。隣にこの家が越してきたらすぐに引っ越しの準備を始める自信がある。
- ARuFa
- 遊戯王カードの「死者蘇生」みたいなのがいっぱいあってキモい。
- 加藤
- “家族で住む”と、とてもいいテーマで家を作り始めたのに、なんで牢屋に閉じ込められた男がいるの?
- 原宿
- 関わらないようにします。
一番まともそうだった永田が一番ヤバかった…と、B級サイコサスペンスのような結果になってしまいました。
ダ・ヴィンチ・恐山の家
マインドプリズン
- ダ・ヴィンチ・恐山
- ハリウッドで活躍する黒人シンガーが脳内に抱えている「牢獄」をイメージしました。
- ダ・ヴィンチ・恐山
- 彼は幼少期のトラウマから、毎晩牢獄に閉じ込められて悪漢に嬲られる悪夢を見続けています。
その恐怖から逃れるため、アルコールとドラッグに手を伸ばし、悪循環に苦しんでいるのです。
そんな彼の悲惨な精神世界=牢獄=家をレゴで表現してみました。
- ダ・ヴィンチ・恐山
- シンガーのサングラスを外すと、前後不覚に陥っている目が見られるようになっています。
- 永田
- ダ・ヴィンチ・恐山は実験によって2年前に産み出された悲しきデータ生物なので、小学生時代はない。よってレゴを遊んだことがなく、言っていることの意味もわからない。何か致命的なバグが疑われる。
- 原宿
- 内容はよくわかりませんでしたが、三次元と二次元をミックスしたレゴの使い方はさすが「転んでも ただでは起きぬ 恐山」と後の世に詠まれるだけのことはあるなと思いました。でも戦えば最強S.W.A.T.チームが勝つと思います。
- 加藤
- レゴを作ったことがない人って、こういう風になるんだ…と驚きました。このサングラスのパーツなんて、もうサングラスにしか見えない…。
みんなの家を合わせて街にしよう!
最後は、それぞれの家を道路沿いに設置して街の完成!
完全に家ではないもの、ヤバい活動をしている街宣車などもありますが、こうしてまとめて見ると急によく見えてきますね!
みなさんも、童心にかえってレゴで遊んでみてはいかがでしょうか? ネットオークションを駆使すれば、懐かしい商品が見つかるかもしれませんよ!