魯山人も愛した 割烹料亭福田家の調度品がヤフオク!で合計1500万円に

福田家

多くの文化人が愛した割烹料亭「福田家」の調度品がヤフオク!に出品

fukudaya01

東京・紀尾井町に位置する福田家は、昭和14年に東京・虎ノ門で割烹旅館として開業し、今ではミシュラン2つ星の評価を得る歴史ある割烹料亭として知られています。
また、川端康成や湯川秀樹、イサムノグチ等、名だたる文化人に愛されてきたことでも有名で、芸術家の北大路魯山人は書物や器などの作品を多く寄贈しました。昭和20年には、現在の紀尾井町に移転をして、今日まで長く歴史を保っています。

そんな福田家が、今年の5月には紀尾井町の1等地に移転。その際に整理した調度品が、5月半ばから7月末にかけて、ヤフオク!に出品されました。

目標金額は100万円、実際にはその15倍以上を記録!

福田家の移転に伴い、出品された調度品の数はなんと約300品。1回約30品、計11回の出品があり、合計落札金額が約1,500万円にもなりました。目標金額は100万円だったので、目標の約15倍に到達しています。

中でも、高額で取引された「川端康成ゆかりの皿」は約130万円で落札。これだけでも、すでに目標金額を超えていますね。(笑)
ほかにも、「北大路魯山人ゆかりの湯飲み」が約57万円で落札されたりと、目玉ぞろいのオークションとなりました。

【紀尾井町福田家】川端康成 角皿 花紅 欠けあり rfp1021
【紀尾井町福田家】北大路魯山人 湯呑 rfp1021

出品された調度品はお皿や器だけではなく、象牙で作られた麻雀牌なども。こちらは入札数100件を超えています。

【紀尾井町福田家】大塚観明 最高象牙 背竹 麻雀牌 rfp1021

また、超高額落札ばかりではなく、中には手の届きそうなものも。
3万円台で落札されたものでも入札件数は100を超えていて、人気の高さが伺えます。

【紀尾井町田家】朱扇型 向付 10客
【紀尾井町福田家】金立縞 平蓋物 2客セット rfp1021

先祖代々から受け継がれる桜への思い

さくら

実はこの出品の目的は、福田家の移転費用捻出ではありません。ヤフオク!が運営するリユースによるクラウドファンディング「reUfunding」を通して、落札金額が全て、千代田区「区の花さくら再生事業」に寄付されるプロジェクト。(一部、運営費は除く)

現社長、4代目の福田貴之(39)の祖父に当たる2代目社長は、かつて、千代田区内にある江戸城外堀の真田濠(ぼり)に桜の苗木を100本寄贈。その後、桜は地域の風物詩になり、4代目の「祖父の思い出の地を後世に残したい」という気持ちから、このプロジェクトが実現しました。

多くの人を惹きつけてきた福田家は、桜のように誰からも愛される存在として、これからも、歴史を築いていくと私は思います。

上記で紹介した以外の商品はこちら。

「紀尾井町福田家」の落札相場一覧(最近30日)
タイトルとURLをコピーしました