特にファッション関係に多いですが、どう呼ぶのが正しいのかわからないものってありますよね。
アメトーークの「オシャレって何なの芸人」でも言っていました。
「ジャンパーなのか、ジャンバーなのか」
パ↓ン↑ツと呼ぶのが流行ってるとわかってはいるけどズボンって言っちゃう!
トレーナーなの!?スウェットなの!?
マネキンじゃなくてトルソーって言う店員におしゃれぶんなって思っちゃう!
そんな数ある対立するファッション用語。
そこで今回、まぎらわしい2つの単語を比較して、一体どちらの呼び方が多数派なのか確かめてみたいと思い立ちました!
ファッション用語どっちが市民権を得ているのか戦争
多数派の判定はシンプルに多数決で優劣をつけたいと思います!
オークファンを使い、その名前がついた商品がネットオークションで取引されている数字を見て判断します!
件数はこんな風にして確認します。
いざ出陣!!!
トレーナー VS スウェット
さっそくどちらが支持されているのか調べてみましょう!
落札数の差は……
スウェット(19,161)
トレーナー(16,705)
スウェットの勝利!
いい勝負ではありましたが、時代の波はスウェットを後押ししているようです。
ちなみに、両者は本来的に同じもので、「スウェット」という単語が厳密には厚手の布で作られたゆったりした生地自体のことを指すそうです。(スウェットパンツとかも言いますもんね。ちなみに今回の集計からはスウェットパンツは除外しています)
それに対して、「トレーナー」とはそのスウェット生地を用いた上着(スウェットシャツ)のことを呼ぶ和製英語だそうです。由来はスポーツ選手が競技前後に着ていたからとか。
ただ、今回調査していたときに気づいたのは、着用する年齢層の違いでした。
なにかというと、「トレーナー」として出品されるものは子供服が多いのです。
比率にすると、子供服のスウェットとしての出品が1に対してトレーナーとしての出品は6.2くらい!
子供服界ではスウェットはトレーナーなのです!(ややこしい)
日本人はトレーナーを着て育ち、スウェットを着て大人になるんですね。
【スウェットトレーナー戦争まとめ】
- スウェットVSトレーナーはスウェットの勝ち
- トレーナーは和製英語
- トレーナーは子供物が多い
ニット vs セーター
ニット(130563件)
セーター(41006件)
ニット軍の圧勝….っ!!文字通り桁違いですね。
というか、ニットワンピとかVネックニットとか…そもそもニットってなんぞや?
ということでwikipediaで調べてみると…
編み物(あみもの、編物とも表記)とは、糸、特に毛糸や綿糸を編んで作った布や衣類、装飾品、およびそれらの製品を作る行為、工芸、手芸である。英語を借りてニット(knit)とも言い、また江戸時代から1950年代ころまではメリヤスともいった。
引用元 : 編み物 – Wikipedia
という説明文が載っている「編み物」という項目に飛ばされました。
とにかく毛糸を編んだものは全部ニットと呼べるみたいですね。
続いてセーターを調べてみました。
スェーター。スウェーター。
いやそんな「スェーターのことだよ」って言われてもわかりませんGoogle先生…
やっぱりWikipediaだな~
セーター(英: sweater [ˈswɛtər])は、編み物による衣類で、トップスにあたるものの総称。スエーターとも言う。
引用元 : セーター – Wikipedia
スエーター!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スエーターってそんなポピュラーなの…?さっきまでGoogle先生に何言ってんだコイツみたいな態度とっちゃってたけどGoogle先生ってやっぱり正しかったのね…
【ニットセーター戦争まとめ】
- ニット=編まれたものの総称
- セーター=ニットのトップス
- セーター=スェーター
つまりニットは生地の呼称で、セーターはニットに含まれる!
なのでセーターのことをニットと言っても大きな間違いではないと思います。
商品名でも「ニットセーター」と言われたり、どちらも表記されていたりすることが多いようです(゜ω゜)
ちなみにこのように素材を表した単語で呼称されるが為に起こってしまった戦争は他にもたくさんありました。
ジーンズ軍 VSジーパン軍 vs デニム軍
私は全部ズボンって言ってしまうんですけどね。たまにジーパン。
今は何が主流なんでしょうか…。
ジーンズ(15288) ジーパン(2781) デニム(55350)
圧倒的なデニムの独壇場….!!!詳しく調べてみましょう<●>ω<●>
ジーンズとは基本的にはデニム生地や他の綿生地でできたカジュアルなズボンを指す。 ただし、それ以外にも、デニム生地でできた衣類全般も指すことがある。
引用元 : ジーンズ – Wikipedia
日本では「Gパン」という呼び名がある。(中略)
これは『G.I.(アメリカ軍軍人の俗称)が履いていたパンツでGパンとなった』とする説、『ジーンズを日本に紹介した人物が、ジーン(jean)のパンツの意味で「Jパン」と名づけようとしたが、元の発音に近い「Gパン」を代用した』とする説、『「ジーン生地のパンツ」を略して「ジーパン」となり、「ジー」に「G」を当てて「Gパン」となった』とする説等がある。
引用元 : ジーンズ – Wikipedia
デニム(denim)生地は、10番手以上のタテ糸をインディゴによって染色し、ヨコ糸を未晒し糸(染色加工をしていない糸)で綾織りにした、素材が綿の厚地織布。生地の裏側に白いヨコ糸が多く出るのが特徴。ジーンズに使用されることが多いが、鞄などにも使用される。最近ではジーンズのことを指してデニムと表現することも若年層を中心に広がってきているが、正式には素材の名称である。
引用元 : デニム – Wikipedia
【ジーンズジーパンデニム三ヶ国戦争まとめ】
- ジーンズ=デニム生地でできた衣類の総称
- ジーパン=和製英語。デニム生地のパンツ。
- デニム=denim。生地の名前。
なるほど。
生地の名前で呼んでしまうもの、意外とありますね…!
というか、全般的に生地の名前で呼ぶのが流行してる…?
ショートパンツ軍 vs ホットパンツ軍
ショートパンツ(5541) ホットパンツ(230)
ホットパンツ…….弱い…….!!!!!
どっちもズボンパンツなのですが、調べてみたところ丈の長さによって異なってくるとのこと!
ホットパンツ
ショートパンツ
かわいい女の子に一番履いてほしいのはホットパンツです!!!!!!!!!
【ショートパンツホットパンツ戦争まとめ】
- ホットパンツ<ショートパンツ
- ホットパンツのほうがえっち
ジャンバー軍 vs ジャンパー軍
さて今回の戦争の大本命ジャンバージャンパー戦争!!
ひとまず数字ではっきりさせてみました!
ジャンバー(3042) ジャンパー(8713)
どっちも出品数すくな………………….。
そもそも今は「アウター」とか「ブルゾン」ですよねきっと。
私の知らない間にジャンバーもジャンパーも言わない時代になっていました…。
そしてどちらが正しいか調べてみたところ、衝撃の事実が!
ジャンパー(英: jumper)は、総じて丈の短い上着のこと。日本の大阪や茨城では「ジャンバー」と呼ばれることも多い。英語、フランス語のブルゾン(英: blouson、仏: blouson)にあたる。なお、英語でジャンパー(英: jumper)とはセーターやエプロンのことである。
引用元 : ジャンパー (衣服) – Wikipedia
【ジャンバージャンパー戦争まとめ】
- 英単語jumperをそのまま使用。
- 地方による訛りで「ジャンバー」と言う人もいる。
- ジャンパー=ブルゾン
さて、ついでに衣類ではないけど気になる戦争も調べてみます!
ショール軍 vs ストール軍
ショール(7853)
ストール(18672)
(stole) 肩掛けのこと。ストール (衣服) を参照。あるいはアフガンストールまたはアフガンマフラー。
引用元 : ストール – Wikipedia
ショール(shawl, 語源はペルシア語のشال, Shāl)は、衣類の一種であり、肩にかけたり、頭からかぶったりして着用する。通常は四角形をした布で三角形になるように折って使うが、最初から三角形のものもある。
ショールは防寒のために用いたり、ファッションとして用いたりする。また、ユダヤ教徒の男性が着用するタッリートのように宗教的な意味合いを持つものもある。
引用元 : ショール – Wikipedia
タッリートってなんぞや…?と思って天下のAmazonで調べてみたんですが一切売ってなく、困っていたらイスラエル関連商品専門店なるものを見つけました。
これかわいい….。
【ショールストール戦争まとめ】
- ストールよりショールの方が大きい
- ストール=肩からかけやすい長方形のものが多い
- ショール=通常は正方形。たまに三角形。
リュックサック軍 vs ナップサック軍
最近の子って知らないらしいですよ。ナップサック。
小5くらいのとき家庭科の授業で作りましたよね。今の小学生はこれに体操着いれてランドセルの上から背負ったりしないんだろうか….。
そして調べてみたところ
リュックサック(5855)
ナップサック(73)
あぁ…….ナップサックの時代は終わったんだな……….と思わざるを得ない結果になってしまいました。普通に悲しい。
リュックサック(独: Rucksack :背に負う袋の意、蘭: Rugzak )は、荷物を入れて担ぐための袋である。登山、軍事などその用途は広く日常生活でもよく用いられる。
引用元 : リュックサック – Wikipedia
knapsack リュックサックの古い呼び名のひとつ。日本では特に、小型でショルダーベルトではなく紐が使われているものを指すことが多い
引用元 : ナップサック – Wikipedia
【ショールストール戦争まとめ】
- リュックサック=背負うタイプのかばんの総称。
- ナップサック=リュックサックの呼び方の一種ではある。簡単なバックパック。
- rucksackは英語。knapsackはドイツ語。
- ナップサックは完全なるオワコン。
おわりに
いかがでしたか?
「知らなかった!」「長年気になってたけど解決した!」という戦争がひとつでもあれば幸いです…!
私はこれからもわけのわからないカタカナ語と戦っていこうとおもいます。