楽天が2022年4月1日(金)から、楽天市場など一部サービスの楽天ポイント進呈ルールを「税込」から「税抜」に改定することを知っていますか?
SNS上では「改悪だ」などと批判が起き、話題となっていました。
少し前にさかのぼりますが、2019年10月には消費税の引き上げが行われ、直前に高額商品のお買い物をする方が続出していましたね。
私の周りでも「家電を買い替えた」などの声を聞きました。
確かにたった2%でも高額のお買い物だと結構な損失となりますし、今回の楽天ポイントでも、駆け込みで高額商品の購入を検討した方が良いかもしれません。
では、今回行われる楽天ポイントの進呈ルール改定とは、どのような内容なのでしょうか?
また、今後も楽天ポイントを上手に利用したいですよね。そのための対策はあるのでしょうか…
そんな楽天ポイントのルール変更について調べてみました。
楽天ポイント進呈ルールの変更内容
楽天のお知らせページには、このように書かれていました。
2022年4月1日(金)より、一部サービスについて、楽天ポイントの進呈ルール(進呈対象金額)を下記のとおり変更いたします。
変更前:消費税をポイント進呈対象金額に含む
変更後:消費税をポイント進呈対象金額に含まない
これまで楽天ポイントは、税込100円ごとに1ポイントを付与していました。
しかし、2022年4月1日からは、税抜100円ごとに1ポイントが付与されます。
分かりやすいよう、具体例を出してみましょう。
16980円は税込みなので、2022年3月までは169ポイントもらえていましたが、4月からは154ポイント(15437円(税抜))まで減ってしまいます。
その差はなんと15ポイント。しかも1倍での計算です。
楽天市場では0と5のつく日や、ポイントの倍率が40倍近くまで上がるSPU、各種ポイントキャンペーンがあるので
そう考えると、実際に楽天を利用したときの損失は更に大きくなりますね…。
どの商品を購入しても付与ポイントが減るので、ユーザーにとってはかなり不利な変更です。
なので、SNS上で「改悪だ」と言われていたんですね。
楽天ポイントはユーザーも多く、影響がかなり大きいようです。
なお、楽天のお知らせページを見てみると、今回のルール変更の対象となるサービスと、対象にならないサービスがありました。
たとえば、ぐるなびは対象外なのに楽天ぐるなびデリバリーは対象サービスです。
時間のある時にざっと確認しておくと良いかもしれません。
詳しくは楽天ポイント進呈ルールの変更についてをご覧ください。
主要サービスの変更内容詳細
では、実際に対象となる楽天のサービスは何なのでしょうか?
また、それぞれどのような変更になるのでしょうか。
楽天市場・楽天トラベル・楽天マガジン・楽天モバイル・楽天でんき・楽天ガスのみですが
なるべく分かりやすいように概要をまとめてみました。
楽天市場
通常購入については、2022年4月1日(金)00:00以降の注文分からルール変更になります。
定期購入・頒布会・予約購入についても、2022年4月1日(金)00:00以降に確定された注文分から変更となります。
日付が変わった途端に適用されるので、ご注意ください!(私は忘れそうです…)
通常購入には、楽天市場の各ショップの他に、
楽天ブックス・楽天kobo・楽天24・楽天ビック・Rakuten Fashion・楽天スーパーDEALを含むようです。
SPU(スーパーポイントアッププログラム)・各種キャンペーンで付与する期間限定ポイントのルールについても、原則として同様の変更を行う予定とのことです。
どうやらまだ決まっていないものもあるようです。
詳細については、各キャンペーンページで改めて案内されるので、忘れずにチェックしておきましょう!
なお、楽天ふるさと納税・楽券などの非課税商品については、今回のルール変更による影響はないとのことです。
その他の送料に対するポイントやよくある質問は楽天市場ポイントに関する特設ページでご確認ください。
楽天トラベル
楽天トラベルも2022年4月1日からの変更となります。
楽天トラベルでは商品の種類によって、変更対象かどうかが異なります。
ルール変更対象のサービスは…
- 国内宿泊
- 国内ツアー(航空券+宿)
- レンタカー
- バス
ルール変更にならないサービスは…
- 海外宿泊
- 海外ツアー(航空券+宿)
- 海外航空券
このように、国内の商品はルール変更が適用されますが、海外の商品は対象外のようです。
2022年3月31日23:59までに予約が成立した分は税込価格が付与対象となりますが、2022年4月1日0:00以降に成立した予約においては、付与対象は税抜価格に変更となります。
なお、旅行日やお支払いが2022年4月1日以降でも、3月31日23:59までに成立された予約の場合は変更対象にならないとのこと。
こちらも日付が変更した時点で適用されるので、忘れずに予約しておくと良いでしょう。
4月~8月までの旅行予約に使えるクーポンも配布されているので、要チェックです!
楽天トラベルのクーポン祭り!
楽天マガジン
楽天マガジンでは、月額プランまたは年額プランの料金の1%がポイントとして付与されます。
月額プラン 418円(税込): 4ポイント → 380円(税抜): 3ポイント
年額プラン 3,960円(税込):39ポイント → 3,600円(税抜):36ポイント
今のところ楽天マガジンはこの2プランだけなのでわかりやすいですね!
楽天モバイル(ドコモ回線・au回線)
楽天モバイルでは、料金や・サービスごとに取り扱いが異なります。
ルール変更対象のサービスは…
- 通話料(国内通話)
- 楽天でんわ by 楽天モバイル利用料
- SMS送受信料
- 留守番電話利用料
- キャッチホン利用料
ルール変更にならないサービスは…
- 月額基本料金(スーパーホーダイ、組み合わせプラン、コミコミプラン各種)
- 通話料(国際電話、国際ローミングサービス含む)
- 楽天でんわ10分かけ放題 by 楽天モバイル月額基本料
- ユニバーサルサービス料
楽天モバイル(ドコモ回線・au回線)の楽天ポイント付与について
国内の通話料は変更対象ですが、国際電話の場合は対象外のようです。
楽天モバイルでは「2022年4月の利用分(2022年5月の請求分)」からルール変更が適用されます。
楽天でんき・楽天ガス
2022年4月の利用分からルール変更が適用されます。
ポイント付与の対象となるのは、電気料金やガス料金から消費税等相当額を差し引いた価格です。
「消費税等相当額」って何?と思いましたよね。
調べたところ、消費税等相当額の計算方法は以下の通りです。
楽天ガス→【消費税等相当額 = ガス料金 × 消費税率 ÷ (1+消費税率)】
ルール変更への対策方法
では、今回のルール改定により獲得できる楽天ポイントが減ってしまう人は、どのような対策をしたら良いのでしょう?
今回のルール変更の内容をもとに、利用者ができる対策についていくつかまとめてみました!
高額商品はポイント付与のルール変更前に購入する
高額商品ほどルール変更の影響が大きく、付与されるポイントが大きく減ることになります。
そのため、購入を決めているものは、楽天市場などで2022年3月31日までに購入しておくことをおすすめします。
日用品や食品などのいつも使うもの、本や洋服などの腐らないもの…買い忘れがあれば今のうちですよ!
特に楽天市場では、2022年3月28日(月)01:59まで、お買い物マラソンが開催されています。
こちらご存知の方も多いでしょうが、「ショップ買い回り」でポイントが最大10倍になるキャンペーンです。
ポイントのルール改定前に駆け込みでまとめ買いすれば、お得にポイントがゲットできますね!
3/28(月)の深夜に終わってしまうので、土日にまとめてお買い物してみてはいかがでしょうか?
楽天トラベル等は早めに予約する
2022年3月31日の23:59までに予約をすれば、旅行日やお支払いが2022年4月1日以降でも、ルール変更の対象になりません!
既に予定が決まっている旅行は、できるだけポイントルール変更前に予約してしまいましょう。
支払いが4月1日を過ぎたとしても付与対象になるのが嬉しいポイントです。
今後も最新の情報をチェックし、お得なキャンペーンを利用する
SPU(スーパーポイントアッププログラム)など各種キャンペーンで付与する期間限定ポイントも、ルール変更が予定されています。
お得なキャンペーンのルールは変更されやすいので、常に最新の情報をチェックしておきましょう!
他にも、
- 楽天モバイルや楽天ガスなどの契約を利用して、SPUのポイント還元率を上げる
- 毎月1日「楽天ワンダフルデー」、毎月18日「ご愛顧感謝デー」などのキャンペーンを狙って購入する
- 0と5のつく日や、お買い物マラソンなど、お得なキャンペーンにエントリーして購入する
など、基本的なポイントアップの仕組みを押さえて利用するだけでも、
今回のルール改定で減ってしまう楽天ポイント分はGETできるのではないでしょうか?
※2022/3/24現在、3月28日(月)01:59までお買い物マラソンを開催しているので、是非ご活用ください!
繰り返しとなりますが、終了時間が深夜となっていますのでお忘れなく!
今後も楽天ポイントを上手に貯めたいなら、お得なキャンペーン情報をチェックして、計画的に商品を購入するのがコツですね!