クリックポストの配達日数とは?利用方法についても解説

友人や家族、フリマアプリの購入者宛にものを送ろうとするとき、いろんな発送方法があってどの方法がよいのか迷ってしまうことも多いです。

定形郵便や定形外郵便を使うと、安いけれど追跡サービスがないので届いたか確認ができませんし、逆に追跡サービス付きの発送方法にすると送料が高くなってしまう場合があります。

また、複数の相手に送ろうとするとあて名書きが面倒だったり、支払いが面倒だったり、何かと不便なことも多いです。

そんなときに「クリックポスト」のご利用を検討してみるのがおすすめです。クリックポストは送料をネットで決済でき、あて名書きも不要という便利な発送方法です。

今回はこのクリックポストとはどのような発送方法なのか、利用方法や配達日数などを詳しく解説していきます。ぜひ、参考にしてみてください。

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クリックポストとは?

クリックポストとはネットで発送の申し込みを行う、ネット決済型の郵送方法です。ネット環境があればいつでもどこでも申し込みができ、あて名ラベルも作成してくれるので、自分で書く必要がありません。

また、郵便物はポスト投函でラクに発送できるため、郵便局へ行かなくても大丈夫です。さらに、規定内のサイズと重量であれば全国どこへでも一律料金で発送でき、追跡サービスもあるため、郵送事故などの心配も少ないです。

ただし、申し込みは完全ネット受付のみであること、あて名ラベルを印刷するためのプリンタが必要になることには注意が必要です。

それでも、クリックポストはひとつの発送手段として、大変便利な方法です。郵便物を送る際はぜひ候補に入れてみましょう。

クリックポストで利用できる荷物のサイズ

クリックポスト規定サイズ

クリックポストで送れる荷物には決まりがあります。規定サイズを超過してしまうと、発送されずに差出人に戻されてしまうため気をつけましょう

クリックポストの規定では「大きさ」と「重量」に基準が設けられており、そのいずれも満たしている必要があります。

規定項目サイズ
長さ14~34cm
9~25cm
厚さ3cm以内
重量1kg以内

大きさの目安としては、A4サイズ用の封筒が送れるサイズと見積もっておけば問題ありません。

また、意外に知られていないのが逆に小さすぎる荷物は送れないということです。これはあまりに小さい荷物は他の郵便物に紛れてしまい、紛失する恐れが高くなるためです。トラブルを防ぐためにも気をつけましょう。

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どうしても小さいものを送りたい場合は厚みのある包装をしたり、薄型の箱を利用したりして嵩増しさせます。定形外郵便と異なり重さで料金が変わることはないので、気にせず規定内の大きさに合わせても問題ありません。

また、厚み対策として衣類や柔らかいものは予め圧縮して送ると、通常より大きいものでも発送できます。クリックポストを有効に使うために、梱包方法を工夫してみることをおすすめします。

クリックポストで配達できるものとできないもの

クリックポストのサイズ・重量の規定についておわかりいただけたところで、続いてはクリックポストで「配達できるもの」と「配達できないもの」について解説します。

規制は輸送上の安全面を考慮したものや、円滑に配送するために設けられたものです。中身が見えなければ問題ないと思わずに、しっかり決まりを守って利用しましょう。

またクリックポストを申し込む際に、中身について入力する項目があるため、局員の方が大体の内容を把握できる程度に記載してください。

配達できるもの

クリックポストで配達できるものについてご紹介します。

クリックポストで配達できるものの例

  • 衣料品
  • おもちゃ(電池)
  • 化粧品やサプリメント
  • 雑貨
  • 生もの以外の食べ物(お菓子や調味料など)
  • CD・DVD・Blu-ray

クリックポストも通常の郵便物と同様に日用品や小さめのおもちゃなど、一般的なものはいずれも送れます。

配達できないもの

クリックポストで配達できないもの

クリックポストは大きさや重量に制限はあるものの、そこまで荷物に対する規制はありませんが、規定上配達できないものもあります。

クリックポストで配達できないもの

  • 現金(紙幣や硬貨)
  • 信書(請求書・招待状・証明書類)
  • 貴重品(宝石や貴金属など高価なもの)
  • 郵便禁止指定品(爆発物や毒劇物などの危険物、生物)

クリックポストの配達で意外と知られていないのが「信書」が送れないということです。信書とは「特定の受取人に対し、差出人の意思を表示し、又は事実を通知する文書」と総務省より定義されています。

つまり、請求書や招待状のといった差出人から受取人に意思を伝える文書は送れないのです。最も一般的な定形・定形外郵便と呼ばれる普通郵便では信書を送ることができるため、クリックポストでも送れると勘違いしてしまう方が意外と多いです。

ちなみに、クリックポストの他にゆうパック・ゆうメール・ゆうパケットでは信書を送ることができません。

クリックポストの配達日数

クリックポストの配達日数は発送元と届け先の場所にもよりますが、「概ね差出日の翌日から翌々日」と日本郵政の公式サイトでは記載されています。発送元または届け先が北海道・九州・沖縄・離島などの一部地域は、通常よりも配達に時間がかかる傾向にあります。

しかし、これらの日数はあくまで目安であり、さまざまな理由によって配達が遅れる可能性はあります。クリックポストの配達日数について、遅れる原因や対処方法をご紹介します。

普通郵便より少し遅れる可能性がある

クリックポストの配達は翌日から翌々日とお伝えしましたが、実際のところは普通郵便よりも若干遅く届くといった利用者の声もあり、少し余裕を持って届くことを想定した方がよいです。

しかし、平日と土曜日しか配達がない普通郵便・スマートレター・ゆうメールといったものに比べて、クリックポストは日曜日や祝日にも配達があります。

そのため、発送した曜日によっては普通郵便よりも早く届く可能性もあります。週末に発送する場合はクリックポストの方が早くつくかもしれません。

配達に遅延が発生することがある

通常そこまで日数がかからない距離でも、天候・繁忙期・事故・災害などさまざまな原因で配達に遅れが生じる可能性があります。

特に冬場の北海道や東北地方への配達、夏~秋にかけての台風時期、お正月などのイベント時期は遅延が発生しやすいです。

全体の遅延状況については公式サイトの運行情報を確認できます。現在の状況だけでなく、予め控えているイベントに際して遅延が発生する可能性をお知らせしてくれる場合もあるため、心配な方は予め確認しておくとよいでしょう。

荷物の中身によっては陸送になる

郵便物は基本的に航空機によって運ばれる空輸が一般的です。しかし、荷物の中に「航空機による輸送ができないもの」が含まれている場合、自動的に空輸から陸送に変更されます。

空輸ができないものの例

  • 火薬類(花火・クラッカー・弾薬)
  • 高圧ガス(カセットコンロ用ガス・スプレー缶)
  • 引火性液体(オイルライター・マニキュアなどの一部化粧品・ペイント類)
  • 可燃性物質(マッチ・炭)
  • 酸化性物質類(漂白剤・小型酸素発生器)
  • 毒物類(殺虫剤・農薬)
  • 放射性物質
  • 腐食性物質類(液体バッテリー・水銀)
  • 有害物件(磁性物質・リチウム電池・ドライアイス)

意外と見落としやすいのはリチウム電池です。リチウム電池はおもちゃや電子機器など、さまざまなものに使用されています。

上記のようなものは陸送になるため、通常よりも1~4日程度配達が遅れることを想定しておいた方がよいです。

空輸で送りたい場合は電池を抜いてから送るようにしましょう。ただし、ゆうパックは例外的に取り扱いに注意しながら、空輸が可能な場合があります。

もしどうしても電池入りのまま空輸で送りたいという場合は、ゆうパックの検討も視野に入れることをおすすめします。

追跡サービスを利用する

これまで解説したように、クリックポストは何かしらの理由で配達が遅れてしまう可能性があります。もう到着していてもおかしくないのに、荷物が届かない…と不安になることもあるかもしれません。

そんなときはクリックポストの追跡サービスを利用しましょう。クリックポストはお手頃な発送方法の中でも、数少ない追跡サービスのある方法です。

公式サイトからお問い合わせ番号を入力すると、どこから発送されたものか、今どこにあるのかなど、日時を含めて確認できます。心配な方はこまめにチェックすることをおすすめします。

クリックポストを利用するメリットとデメリットは?

クリックポストのメリットとデメリットをご紹介します。

クリックポストを利用するメリット

クリックポストのメリットは以下のとおりです。

クリックポストのメリット

  1. 全国一律185円で1kgの重さまで送れる。
  2. A4サイズも送れる大きさで、厚さも3cmと余裕がある。
  3. ネットで決済でき、郵便局での手続きが不要。
  4. あて名書きが不要。
  5. ポストへ簡単に投函できる。
  6. 追跡サービスがあり、荷物の状況を把握できる。
  7. 日曜日や祝日も配達される。

ご覧のとおりクリックポストはメリットがたくさんあります。この料金設定で追跡サービスがあること、休日も配達される点は、普通郵便と比較してもメリットは多いです。

クリックポストを利用するデメリット

とても便利なクリックポストですが、逆に弱点もあります。その例をあげます。

クリックポストのデメリット

  1. 補償がない。
  2. 信書は送れない。
  3. ラベルを印刷する環境が必要。
  4. 手書きのラベルは利用不可。
  5. 配達が遅れることもある。

最も重要な点はラベルを印刷する環境が必要な点です。クリックポストはネット環境を利用して手軽に発送ができるというメリットもありますが、その環境が整っていないと逆に不便になってしまうのです。

しかし、自宅にプリンタがなくてもコンビニでも印刷は可能なので、コンビニで印刷してそのままコンビニにあるポストに入れるというのもひとつの方法です。

クリックポスト利用の流れ

クリックポストの特徴やメリット・デメリットといった注意事項を確認したところで、最後は実際の利用方法についてご紹介します。

申し込み自体はネット環境があれば、いつでも可能なので、機会があればぜひ試してみてください。

クリックポスト専用サイトにて利用者情報の登録(初回のみ)

クリックポストを利用するためには、初回に利用者登録が必要です。その際にYahoo! JAPAN ID(Yahoo!をウォレット)またはAmazonアカウント(Amazon Pay)のどちらかを用意します。既にアカウントを持っている方はそのアカウントを紐づけすれば問題ありません。

もし、どちらのアカウントも所持していない場合はどちらかのアカウントを作成することになります。また、このアカウントによって支払い方法も決まりますので、アカウント作成時は注意しましょう。

アカウント支払い方法
Yahoo! JAPAN IDYahoo!をウォレット
AmazonアカウントAmazon Pay

いずれかのアカウントでクリックポストのWebサイトにログインしたら、利用者情報を登録します。登録には利用者の氏名・住所・メールアドレスなどを入力します。

入力すると仮登録完了メールが届きますので、それを確認してアドレス認証できたら本当力完了になります。

お届け先の情報を入力

クリックポストのWebサイトにログインできたら、1件申込というボタンからお届け先の情報を入力します。お届け先の住所・氏名・内容品を入力できたら次へ進みます。

Amazonアカウントの場合、アカウントに登録されているアドレス帳の届け先をそのまま利用することも可能です。

内容品は先にご説明したように、配達できるものかどうか、陸送が必要かどうかなどを把握しやすいようにできるだけ詳しく入力します。

例えば、日用品・雑貨といった書き方はせず、具体的に衣類・お菓子・食器・ボールペンといった形で品名を記載できるとよいです。

お支払い

お届け先の情報を入力して次のページへ進むと入力内容を確認する画面に移ります。内容に問題がなければ、支払い手続きを行います。

支払いはYahoo!アカウントであればYahoo!ウォレット、AmazonアカウントであればAmazon Payでの支払いになります。具体的な支払い方法はそれぞれのサービスに準ずる形になりますので、ご自分の都合に合わせて設定しましょう。

支払いの規則などは各サービスの規約に従って行われるため、予め確認しておくことをおすすめします。

<各サービスの支払い方法>

Yahoo!ウォレットAmazon Pay
・クレジットカード
・Yahoo! JAPAN指定銀行(PayPay銀行・楽天銀行)
・クレジットカード
・デビットカード
・Amazonギフトカード
・ペイディ

あて名ラベルの印刷

支払い登録まで終了したら、あて名ラベルを印刷します。支払い登録が終わるとそのままラベルを印字するボタンが表示されます。

PDF形式でラベルが発行されるため、各自プリンタを使用して印字します。

万が一、印字が失敗してもPDF形式なのでダウンロードしておけば、再印刷は可能です。

また、複数人をまとめて印刷することもできます。その場合は支払い登録に表示される印字ボタンを押さずに、一度元のトップページに戻ります。

トップページに戻ったらまとめ印字ボタンを押すと、印字できるお届け先が一覧として表示されます。印字したいあて名にチェックを入れて印字ボタンを押すと、自動的にまとめてPDF化してくれます。

ラベルはA4用紙の4分の1くらいのサイズで印刷されるため、用紙の節約のためにも、A4用紙1枚に4人分ずつ印字すると無駄なく印刷できます

あて名ラベルを荷物に貼り発送

あて名が印刷できたら、梱包した荷物に貼ります。のりで貼ってもよいですが、万が一剥がれてしまうことを考慮して、透明テープなどでしっかり貼り付けると安心です。

荷物の用意ができたら、あとはポストまたは郵便局の窓口で差し出すだけです。もしポストに入らない場合は大きさが規定を超えているため、梱包を見直すか、他の発送方法を検討しましょう。

クリックポストは郵便局側で配達を開始しない限り、送料は決済されないため、印字までした後に送るのを辞めたとしても送料は発生しませんのでご安心ください。

まとめ

今回はクリックポストについてご紹介してきました。クリックポストは規定のものであれば、全国一律185円で発送できる上に追跡機能もあって大変便利です。

さらにあて名書きも郵便局へ行く必要もなく、最寄りのポストへ投函するだけで簡単に発送できます。

ただし、万が一の補償が付いていないことと、あくまで一般の郵便物と同様の扱いなため、壊れものやあまり高価なものはおすすめできません。また、クリックポストで配達できない品物もあることを忘れないようにしましょう。

それでも衣類や雑貨など、一般的なものを送るのにはとても適した発送方法です。家族や友人へ送るとき、フリマアプリで売れたものを送るときなど、上手に使えば送料の節約もできます。ぜひクリックポストを利用してみてはいかがでしょうか。

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