はじめに
楽器類はとてもかさばり、しかも破損しやすいので、梱包・発送には非常に気を使う商品です。
楽器専門の配送サービスもありますが、送料も高くなるので、落札者からは敬遠される場合があります。
今回ご紹介する方法をマスターして、自分ひとりでも楽器の梱包・発送ができるようになりましょう!
基本項目
<必要資材>
エアキャップ
緩衝材
ガムテープ
ハードケース
段ボール(ソフトケースに入れる場合)
送り状
グランドピアノの場合・・・業者を利用
<業者・サービス>
荷物の大きさ(縦・横・高さの合計)が160㎝以上の場合
ヤマト便 ※ヤマト便は廃止されました。
梱包からお願いする場合
など
実際の梱包手順
ここでは、ギターを例に挙げて梱包方法を説明します。
1.ギターのお尻にエアキャップ
ギターは立てて運ばれることが多いですから、ケースとギターの間の、一番衝撃がいきやすいお尻の部分にエアキャップを三枚重ねで敷きます。
これで、ケースを床に置いた際の衝撃からギターを守ることができます。
2.ヘッド、ネックを保護する
次に、ヘッド、ネック部分。ここが構造上一番弱い部分ですから、もっとも厳重に梱包します。
まず、ヘッドとネックをエアキャップで二重三重に巻きます。
次に、ヘッド側のケースの隙間に新聞紙のかたまりを置き、そこにヘッドを差し込むようにして固定します。これで縦揺れ、横揺れからヘッドを守ることができます。
3.ケースごと揺すってチェック
ケース内の梱包が完了したら、ふたをして、揺すってみます。
カタカタ音がしたら楽器が動いているということなので、もう一度梱包しなおします。
4.ケース全体をさらに梱包
揺すっても無音であることを確認したら、ケース全体をさらにエアキャップで包みます。特に底は二重三重にしておきます。これは上記のように配送業者はギターを立てて運ぶからです。
ギターをハードケースに入れる場合はこれで完了です。
【ソフトケースの場合】
上記のようにギターのお尻とヘッド部分をしっかり梱包した後、段ボールに入れます。
ちょうどいい大きさの段ボールがない場合は、ギター用の段ボール(https://www.in-the-box.jp/product-list/39)を購入するか、自分で大きな段ボールをカットしたり、複数枚を継ぎはぎして作ってしまいましょう。
隙間は丸めた新聞紙などの緩衝材などでいっぱいにして揺れを防ぎます。
5.発送
発送をする際は、楽器であることを明記したうえで、「ワレモノ」「天地無用」などの指定をして丁寧にあつかってもらえるようにしましょう。
【ほかの楽器の場合】
ギター以外の場合も、梱包の要点は同じです。
① 商品の底部分と、構造上弱い部分は特に厳重にエアキャップをまく
② 箱の中で商品が動かないように緩衝材をつめる
この2点を守るようにしてください。
最後に
ヴィンテージ品などの高額な商品の場合や、落札者から「料金が高くなっても安全に送ってほしい」と言われた場合は、
を利用しましょう。
いずれにしても、発送方法については事前にしっかり落札者と打ち合わせをしておくことが大切です。