七五三の着物は購入とレンタルのどっちがおすすめ?ご家族の服装も解説!

七五三の着物購入とレンタルどっちがおすすめ?

お子さんやお孫さんにとって、とても大切なイベントのひとつである「七五三」。
七五三は子どもの成長を祝い、そしてこれからの成長をより健やかなものへと願う儀式であり、節目でもあります。

七五三の写真や動画などの記録は子どもが大人になっても残り続ける思い出となります。
だからこそ、「素敵な着物や衣装を用意して、華々しく祝いたい!」と思う親御さんも多いはず。

今回は、七五三で身に付ける着物の準備について、購入とレンタルの両方から解説します。
また、一緒に参加されるご家族の服装についても合わせて紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

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七五三でお祝いするということ

七五三とは男の子は3歳と5歳、女の子は3歳と7歳のときに、神社などに参拝して子どもの成長を祝い・願う日本の伝統儀式のひとつです。

一般的に七五三は例年11月15日に行われますが、最近ではその日付にこだわることもなく、別日でも問題ありません。

2023年の11月15日は水曜日ということもあり、なかなか予定が合わない方も多いはずです。
家族みんなが合わせられる日程を選んで七五三のお祝いをしましょう。

七五三はどんな意味合いの行事?

七五三は文字通り、3歳・5歳・7歳の年にお祝いをする行事ですが、具体的にどのような意味が込められているのでしょうか?
儀式の意味について解説します。

七五三という儀式に込められた意味

七五三の起源は平安時代に遡ります。
昔は子どもの死亡率が非常に高く、大人になること自体がとても大変なことでした。

そこで、成長の節目に合わせて、子どもの成長の喜びと長生きを祈ってお祝いされたのが七五三の始まりとされています。
今も昔も子どもの成長を喜び願う親の心は変わらないのです。

各年齢に込められた意味

七五三は平安時代に行われていた儀式に由来しており、それぞれの年齢によって意味が込められています。

3歳の『髪置きの儀(かみおきのぎ)』(男の子・女の子)

昔は病気から守るために髪を剃り、3歳から髪を伸ばすという風習があったことに由来します。
白髪になるまで長生きできるようにと願って、綿白髪や白糸で白髪を模したものを傍らに置いていました。

5歳の『袴着の儀(はかまぎのぎ)』(男の子)

初めて袴を着る年齢であることに由来します。
袴は古くから正装として用いられ、正装を装うくらいに立派な一人の人間に成長した、ということを祝う意味が込められています。
そのため、5歳の七五三は一般的に袴を身に付ける男の子のみが行うのです。

7歳の『帯解きの儀(おびときのぎ)』(女の子)

初めて大人と同じ帯を身に付けるようになることから由来しています。
子どもの頃は柔らかい素材のへこ帯などを使いますが、この歳になると、正式な帯締めを行います。
そのため、7歳の七五三は帯を身に付ける女の子のみが行います。

七五三の主な流れ

七五三の主な流れについて解説します。

着付け

七五三当日は着物の着付けやヘアセットから始まります。
今日一日、素敵な七五三にするため、まずは行事に見合った衣装を身に付けます。

レンタルした衣装であればレンタルした先で着付けやヘアセットもしてもらえることが一般的です。
また、自前の衣装の場合も、着付けのみしてもらうことは可能です。

しかし、七五三当日は多くのお子さんが着付けを行うため、事前に問い合わせて予約しておくことをおすすめします。

レンタル店だけでなく、着付けができる美容師さんなどもいるため、レンタル店でのセットが難しい場合は近くの美容室にも問い合わせしてみるのもよいでしょう。

参拝

家族で七五三のお祝いとして、神社へ参拝します。
神主さんによる祈祷をお願いすることも可能ですが、予約制が多いため、前もって確認しておきましょう。

写真撮影

せっかく素敵に着飾った大切な行事ですから、思い出として写真撮影は欠かせません。
神社の前での撮影や家の前などの個人撮影はもちろん、スタジオでの専門的な記念撮影もおすすめです。

最近では、衣装のレンタルと記念撮影がセットで行っているところもあるため、撮影サービスの有無も考慮して、レンタル先を決めてもよいです。

また、3・5・7歳のお子さんなため、時間が経つにつれて衣装が着崩れる可能性が高いです。
参拝前の綺麗にセットされた状態で、先に写真撮影を済ませるのもひとつの方法です。

食事会などのお祝い

七五三のすべての儀式が終わった後は、家族みんなでお祝いをします。
その後はお祝いのお食事に行ったり、オードブルや手作りの料理をご家庭で召し上がるのもよいです。

七五三で準備するもの

七五三で事前に準備するものをご紹介します。

基本的に七五三の予定や計画は行う日程の2~3ヵ月前から行いましょう。

繁忙期の10~11月はレンタル衣装や神社の祈祷予約が取れないことや、ご家族やご親族の予定が合わせられないなどの問題に直面することもあるので、ご注意ください。

お祝いするお子さんの必要な準備

お子さんの必要な準備には以下のようなものがあります。

【お子さんの必要な準備】
  • 衣装:自前の場合は衣装一式、レンタルの場合も肌襦袢など事前に準備を求められる場合もある
  • 軽食・おやつ・飲み物:小腹が空いたときのために(衣装を汚さないものを選ぶ)
  • 着替え・靴:行事終わりすぐに食事に行きやすい
  • ウェットティッシュ:手が汚れたときに便利
  • タオル:汗や汚れ拭き、衣装を着たまま食事をするときのエプロン替わりにもなる
  • 防寒具・雨具:天候によって準備するものを検討する
  • ビニール袋:履き替えた靴や着替えなどを入れやすい
  • 崩れ対策用品(ヘアピン・洗濯ハサミ・クリップなど):着付けのし直しが難しいため、崩れた部分を補強するのに便利

お子さんの場合、衣装を汚してしまうことや着崩れなどの可能性があります。
また、衣装を着てるだけでも、体力を消費するためお腹が空きやすく、ぐずりやすくなってしまうので、事前に準備をしておきましょう。

ご自身で衣装の場合は着物だけでなく、小物の準備も必要になります。
また、レンタル衣装でも、肌襦袢やタオルなどは個人で準備する場合もあるため、前もってレンタル店に確認しておきましょう。

ご家族が必要な準備

ご家族が必要な準備には事前に準備することと、当日に準備することの大きく分けて2種類があります。

【事前にご家族の必要な準備】
  • 衣装のレンタル予約(自前の場合不要)
  • 撮影・着付け・ヘアセットの予約
  • 祈祷の日程確認と予約
  • 親戚などの参列者への連絡
【当日にご家族の必要な準備】
  • 初穂料(神社で祈祷してもらう場合)
  • 撮影グッズ(カメラ・自撮り棒など)
  • 防寒具・雨具

ここで特に重要なのは、事前の予約です。
衣装のレンタル・着付け・祈祷など、時期によっては混んでいる可能性が高いため、事前予約が非常に大切です。

七五三の着物はレンタルと購入どちらがよい?

お子さんの着物はレンタルと購入どちらがよいのでしょうか?
ここでは、両方の場面を想定して、どれくらいの費用がかかるのか、メリット・デメリットをご紹介していきます。

七五三にかかる予算はいくら?

七五三にかかる予算相場は「40,000~100,000円とされています。
これらには着物代、写真代、初穂料、お祝い代(家族での食事)など、さまざまな要素が含まれています。

衣装は購入かレンタルか、着物の質によっても差が出やすいです。
お祝いする家族の人数によってもお食事代は大きく変化します。

【七五三にかかる予算の内訳】

内容金額
着物代1,5000円~
写真代20,000~50,000円
初穂料5,000~10,000円
お食事代3,000~15,000円
内祝い3,000円~

着物のレンタルと購入を比較

七五三の予算で最も幅が大きいのが着物や袴などの衣装の面です。
ここではレンタルした場合と購入した場合の費用を比較していきましょう。

レンタルの場合はコースが細かく分かれていたり、オプションの追加によって費用は異なりますが、大体25,000~40,000円程度が一般的といえます。

さらに七五三シーズンである10~11月、とくに土日祝日のレンタルや高級な着物をレンタル、写真撮影枚数を増やしたり、アルバムを充実したものにすることで費用は高くなります。

【レンタルした場合の費用(スタジオアリス)】

コース購入
シンプル43,780円(税込)~
スタンダード63,580円(税込)~
スペシャル86,680円(税込)~

※着付け・ヘアセット・撮影料金込み(コースによって撮影サービスに違いあり)

【レンタルした場合の費用(スタジオマリオ)】

内容購入
基本レンタル料金3,300~22,000円(税込)
※時期や平日・土日祝によって異なる
ブランド料金(一部の着物に加算される)3,850円(税込)
指定日料金(10~11月の指定日)1,100~2,200円(税込)
撮影当日お出かけ価格27,500円(税込)
キャンセル料2,750~3,300円(税込)

※着付け・ヘアセット込み、写真撮影は撮影基本料が別途3,300円(税込)


一方、購入した場合は安いものでは5,000円、高いものでは100,000円を超えるものまでさまざまです。

素材の違い、対象年齢の違い、デザインの違い、織り方の違いなど、たくさんの要素によって着物の質が変わります。

販売されている着物の中には、かなり安いものも見られます。
しかし、あまり安いものは型崩れしやすかったり、着心地が悪かったり、劣化しやすいなどの注意点があります。
着物の質と価格のバランスを考慮して選びましょう。

【購入した場合の費用相場】

内容費用
3歳用着物5,000円~
3歳用フルセット(小物込み)20,000円~
5歳用袴(男の子)1,5000円~
5歳用袴フルセット(男の子)50,000円~
7歳用着物(女の子)20,000円~
7歳用着物フルセット(女の子)40,000円~

着物レンタルにした場合のメリットとデメリット

メリット
  • 購入するより費用が安い
  • メンテナンスが不要
  • 流行の着物を着られる
  • 着付け・ヘアセット・写真撮影がセットのプランがある
  • 着用後はレンタル店へ返却するだけなので、忙しい人でも簡単に済ませられる
  • 写真もセットで撮れることが多い
デメリット
  • 衣装が被る可能性がある
  • 人気なデザインはレンタルできない場合がある
  • 希望の小物で揃えられないことがある
  • 日程変更が難しい場合がある(※キャンセル料発生の可能性あり)
  • サイズが合わない可能性がある

着物を購入した場合のメリットとデメリット

メリット
  • 特別な一着をこだわって着られる
  • 一度購入すると着回しができる
  • いつでも好きなときに着られる
  • オーダーメイドで仕立てられる
  • 親の着物をリメイクして着られる
  • 兄弟児や親族がいる場合は下の子に着まわせる
デメリット
  • 着物の質によって値段が大きく異なる
  • 保管や管理に手間がかかる
  • 流行遅れになる可能性がある
  • 小物などを揃える必要がある
  • サイズのお直しがある

レンタルがおすすめな人

着物のレンタルがおすすめなのは、以下のような方です。

  • 今後着物を着る機会がない方
  • 人気の着物やたくさんの着物から好きな一着を選びたい方
  • あれこれ小物も一式揃えるのが面倒な方
  • 着物や袴の知識が少なく、自分で準備するのが難しい方
  • 写真もセットで取れて簡単に七五三が楽しみたい方

手っ取り早く、かつ間違いなく着物のセットが用意できるのはレンタルです。

煩わしい準備もなく、忙しい人には向いています。

購入がおすすめな人

続いて、着物の購入がおすすめなのは、以下のような方です。

  • ご兄弟がいるなど、これから着る機会がある方
  • 一枚だけの特別な衣装で着飾ってあげたい方
  • 着付けやヘアセットの経験があり、ご自分でできるできる方
  • ご親族の着物をリメイクしたい方
  • 小物なども買い揃える事前準備などに時間のゆとりのある方

ご兄弟やご親族など、ほかのお子様にも着せることができ、何度も楽しめるのは購入の大きなメリットです。

ただし、事前購入しておくものや着付けなども自分でする必要があるため、時間にゆとりをもって準備する必要があります。

いま人気の着物&スタイルはコレ!

七五三に限らず、卒業式や成人式などの着物には、その時々の流行があります。着物の柄・色・帯の結び方など、デザインの要素はさまざまです。

着物のスタイルとして、3歳は被布、5歳は羽織袴、7歳は四つ身着物が一般的ですが、基本の型はあっても、それを上手にアレンジして時代にあった流行を取り入れるのが人気となっています。

女の子の流行

女の子の流行としてはやはり「」が人気です。
基本的に女の子の着物では暖色が好まれる傾向にありますが、特に赤は魔除けや邪気を払う色とされており、取り入れやすい色といえます。

また、柄は小さめのものよりも大きめのものが流行です。
桔梗や紅葉、菊といったお馴染みな和風のお花だけでなく、最近ではバラカーネーションといった洋風な花柄を取り入れることもあります。

【女の子の流行ポイント】
  • 暖色をメインに赤が好まれる
  • 逆に白やパステルカラーなど清楚で淡い色味も流行の最先端
  • 柄は大きめ
  • バラやカーネーションといった洋風な花柄も人気がある
  • 髪飾りはたくさん付けずに、大きめのものをワンポイントで付ける

男の子の流行

男の子の流行色は王道の「」や「紺」を基調とした羽織袴が人気です。
女の子は暖色や淡い色が好まれますが、男の子は寒色や重ための色が多いです。

男の子の柄は花よりも、龍・亀・鷹といった縁起のよいとされる動物、小槌・軍配・鼓・宝尽くしといった道具などの柄が人気です。
男の子も柄は小さめより大きめの方が流行で、力強く、迫力のある柄が印象的です。

【男の子の流行ポイント】
  • 寒色メインで黒・紺・青が人気
  • 重たい色味でずっしりと力強い色が流行
  • 柄は大きめで動物柄や道具柄が好まれる
  • 逆に柄が少なくシンプルな幾何学デザイン(市松模様・亀甲模様・鱗文など)も流行の最先端
  • 髪はそのままではなく、ワックスを付けたりして毛流れを意識したスタイル

家族の服装はどうする?

主役であるお子さんの服装はもちろんですが、ご家族の服装にも気をつけたいところです。

ご両親の服装

基本的に、七五三におけるご両親の服装に明確な決まりはありません。
しかし、神聖な神社への参拝、伝統ある儀式の一部ということを考慮すると、あまり派手過ぎる服装やラフすぎる服装は向きません。

また、七五三の主役は「お子さん」なため、お子さんと色味が被ったり、華美になりすぎないよう、気をつけましょう。

一般的には男性はスーツ、女性はセットアップやワンピースなどのセミフォーマルな衣装がおすすめです。

【ご両親の服装のポイント】
  • 派手過ぎない黒・白・ベージュ・紺などのベーシックカラーがおすすめ
  • お子さんと色かぶりしたり、お子さん以上に華やかになりすぎないようにする
  • 男性はスーツやフォーマルなジャケットスタイルなど
  • 女性はセミフォーマルなセットアップ・ワンピース・ブラウスにセンタープレスの入ったスラックスなど
  • 女性は和装もOK(色や柄に注意)

七五三ではないご兄弟の服装

七五三ではないご兄弟(お子さん)の服装についてもご紹介します。
ご兄弟の衣装は基本的にフォーマルな服装が好まれます。

男の子であればシャツの上下お揃いのジャケットとパンツを履き、女の子であればワンピースやシャツにスカート、その上にカーディガンを羽織るといった服装がおすすめです。

お子さんに関しても、ご両親と同様に、あまりカジュアル過ぎず正装に近いものを身に付けた方がよいです。
入学式や入園式などに着るようなものでも構いません。

どうしても合う服が見つからないときは、着物のレンタルと同様にちょっとしたフォーマルな子ども服も借りられる場合もあるため、レンタル店に確認してみてください。

【七五三ではないご兄弟の服装のポイント】
  • 派手過ぎない黒・白・ベージュ・紺などのベーシックカラーがおすすめ
  • 主役のお子さんと色かぶりしたり、華やかになりすぎないようにする
  • 男性はジャケット・パンツ・シャツ・ベストなど
  • 女性はワンピース・カーディガン・スカートなど

ご親族の服装

ご親族の服装も、基本的に注意する点はご両親と同じです。
あくまで主役は七五三を迎えるお子さんですから、お子さん以上に派手な服装は控えましょう。
また、カジュアル過ぎる服装も避けて、セミフォーマルを意識した服装にしてください。

まとめ

今回は七五三での衣装について解説してきました。
一生の思い出となる七五三だからこそ、お子さんの着物はもちろん、ご家族の服装にも細かな心配りが必要になります。

【着物をレンタルする場合】
  • 相場は25,000~40,000円程度(オプションによって金額が変化)
  • 準備や片付けが要らずラク
  • 着付けやヘアセットがプランに組み込まれている場合が多い
  • 希望の着物や小物が選べない場合がある
  • 日程変更やキャンセルなどの急な変更が難しい
【着物を購入する場合】
  • 着回しができ、いつでも好きなときに着られる
  • 特別な一着を自分のものにできる
  • 着物の質によって金額の差が大きい
  • 管理・保管・仕立て直しが面倒
  • 流行に合わない可能性がある

着物はレンタルする方が安くなる傾向にありますが、プランによってはその限りではありません。
時間に余裕がある方は両方のプランを練って、比較検討してみることをおすすめします。

また、外せないサービス(写真撮影・アルバムサービス)はあるか、予算はどれくらいかを予め設定した上で、両方のバランスを取りながら計画すると検討しやすいです。

お子さんの一生に一度の大切な行事です。
今回の記事を参考に、素敵な七五三を迎えてください。

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