Shopify(ショッピファイ)は、世界最大規模のECプラットフォームです。
誰でも簡単にECサイトを開設できることから、ECサイトを始めたい起業家の間で人気が出ています。
今回は、「Shopifyがどんなサービスかわからない」という方に向けて、以下の点を中心に解説していきます。
- Shopifyの概要
- Shopifyが注目されている理由
- Shopifyがおすすめな人の特徴
- Shopifyの費用や導入する際の注意点
- ShopifyでECサイトを成功させるためには?
ShopifyでECサイトを始めたい方や、これから始めようか迷っているという方は、ぜひ最後までご覧ください。
Shopify(ショッピファイ)とは?

まずはじめに、Shopifyの概要や特徴、注目されている理由について解説します。
Shopifyについて
Shopifyは、カナダ発祥のECプラットフォームで、世界中で人気のサービスです。
ここではShopifyの概要を詳しくお伝えします。
概要
Shopifyの運営元などは以下の通りです。
| 運営会社 | Shopify Inc. |
| 拠点 | カナダの首都オタワ |
| 設立 | 2004年 |
| 創業者 | トビアス・リュトケ、Daniel Weinand、Scott Lake |
| URL | https://www.shopify.com/jp |
| 電話番号 | +1-888-746-7439 |
| メールアドレス | marketing-jp@shopify.com |
電話での問い合わせは英語での対応のみとなっていますので、日本語で問い合わせる場合はメールや問い合わせフォームを利用しましょう。
カナダ発!175カ国で170万店舗以上が利用している
Shopifyはカナダ発のサービスです。
世界175カ国で170万店舗以上が利用している人気サービスで、ECプラットフォーム市場シェア率ナンバーワンを誇ります。
2004年の創業から急成長している理由は、低コスト、ノーコードでストア設定ができる簡単さ、サブスクリプション型で手軽に始められることなどが挙げられるでしょう。
Shopifyの特徴はこの後の項目で詳しくご紹介します。
Shopifyの特徴
Shopifyの特徴は以下の通りです。
- サブスクリプション型のサービス
- マルチチャネルコマースプラットフォームである
- マーケティングやSEO機能、ストア分析もできる
順番に詳しくご紹介します。
サブスクリプション型
Shopifyは月額制のサブスクリプション型のサービスです。
まずは3日間お試しで利用でき、最初の3ヶ月間は1ドル、その後は5つのプランから選ぶことができます。
月額制ですが、年払いをすると25%オフになるため、長く利用する方は年払いに切り替えることも検討するとお得に利用することができます。
マルチチャネルコマースプラットフォーム
Shopifyはマルチチャネルコマースプラットフォームであるということも人気の理由の1つではないでしょうか。
Shopifyは以下のチャネルとの連携が可能です。
- LINE
- TikTok
- X(旧Twitter)
- Amazon
- eBay
- 楽天市場 など
マルチチャネル化するメリットは、顧客満足度の向上や顧客とのコミュニケーション機会が増えること、それによって販路拡大のチャンスが多いということが挙げられます。
マーケティングやSEO機能、ストア分析もできる
Shopifyはマーケティングのための機能や検索順位の上位を狙うためのSEO対策機能なども豊富なほか、ストア分析もできます。
これらの機能がすべてShopifyの中で使えるため、連携可能なほかのサービスを探す手間をかけることなく、スムーズに顧客を増やすための施策を実行できることがポイントです。
Shopifyが注目されている理由
Shopifyは簡単にECサイトを始めることができ、便利な機能が豊富だという点をお伝えしてきました。
そのほか、Shopifyが注目されている理由は以下の点が挙げられます。
- 低コストで自社ECサイトを運用できる
- コードの知識がなくてもデザインをカスタマイズできる
- サブスク型で最新のECショップを作れる
- ビジネスを海外展開しやすい
それぞれ詳しく紹介していきます。
自社ECサイトを低コストで実現できる!
ECサイトを自社で作成しようとする場合、規模や追加する機能によって価格は異なります。
サイトの規模ごとでかかる費用の例は以下のようになります。
- 小規模:10万円~100万円
- 中規模:100万円~500万円
- 大規模:~数千万円
一方で、Shopifyを利用してECサイトを作成する場合、このような初期費用なしでサイトを作れます。
また、月額費用も1,000円以下からと、大変リーズナブルです。
ShopifyのECサイトプランは5つあります。
- Lite
- ベーシック
- スタンダード
- プレミアム
- Shopify Plus
プランの具体的な内容や詳細は後ほどご紹介します。
コードの知識がなくてもデザインをカスタマイズできる!
次にShopifyの注目すべきポイントは、プログラマーなどが使用するコードの知識がなくてもデザインを自社に合わせてカスタマイズできる点です。
テーマストアには100種類以上のデザインテンプレートが用意されており、管理画面から簡単にテーマをカスタマイズできます。
プロのデザイナーに頼むと何十万円~数百万円かかってしまうものが、特別な知識がなくても簡単な設定のみで作成できる点もShopifyの魅力です。
サブスク型なので最新のECショップができる!
ECサイト構築を外部委託し、作成されたショップの買い切り型の場合、その後は買い切ったサイトを使い続けることになります。
そのため、万が一、追加機能や仕様変更などをしたくてもできないことが多いです。
しかし、Shopifyはサブスク型のサービスなので、デザインや機能を簡単に変更することができます。
例えば、
- ブランドイメージに合わせてショップの雰囲気を変えたい
- 追加で使いたい機能ができた
という時も、簡単に設定を変えられることから、常に最新のECショップ運営ができます。
ビジネスを海外展開しやすい!
Shopifyは全世界で使われているECプラットフォームなので、他言語や外国通貨での決済、海外発送も対応したECサイトを作れます。
また、AmazonやeBayなど海外で定番になっているECサイトとも連携できます。
「まずは日本でビジネスをはじめて、ゆくゆくは海外展開をしたい」と考えているなら、Shopifyを使ってECサイトを開始すれば、ビジネスをスムーズに展開していけるでしょう。
Shopifyがおすすめなのはこんな人!
Shopifyはこんな方に向いているECプラットフォームだと言えます。
- 低コストでビジネスを始めたい
- 海外でのビジネス展開を目指している
- 既に持っているサイトにEC機能を付けたい
それぞれ詳しくご紹介します。
低コストでビジネスを始めたい人
Shopifyは、サブスク型で初期費用は基本的にかかりません。
そのため、「できるだけ初期投資を抑えて低コストでビジネスを始めたい」という方に向いています。
また、サブスクのプランもビジネスの規模に合わせて変更できるため、まずは小規模ではじめても、その後は変更したいサイト規模に合わせたプランを利用できます。

海外でビジネス展開を目指している人
上でもご紹介しましたが、Shopifyは全世界で使われているサービスです。
そのため、他言語設定や外国通貨での決済設定、AmazonやeBayなど海外で使われているECサイトとの連携もすることができるため、ビジネスの海外展開を目指している方にはおすすめのサービスです。

既に持っているサイトに買い物かご機能をつけたい人
Shopifyは新規でサイトを作るだけでなく、 スタータープランを利用すれば、既に持っているサイトに買い物かごの機能を付けるなど、ECサイトとして運用していくための機能を追加できます。
「1から作る必要はないけれど、ECサイトとして運用できるように変更したい」という方にもぴったりのサービスです。
Shopifyを導入したい!気になる費用や注意点は?

ここからは、実際にShopifyを利用したい!Shopifyを導入したい!という方に向けて、気になる費用や利用する際の注意点をご紹介していきます。
Shopifyの基本料金とビジネスプラン
Shopifyのプランと月額使用料は以下の通りです。
| プラン名 | Starter | ベーシック | スタンダード | プレミアム | Shopify Plus |
| 月額費用 | 5ドル(約710円) | 33ドル(約4680円) | 92ドル(約13,000円) | 399ドル(約56,600円) | 2000ドル(約284,000円) |
※日本円換算は$1=およそ142円で算出しております
※Starterプランは既存サイトに買い物かごを追加する機能のみのプランです
月額費用は年払いにすると25%オフの金額になります。
次に、プランごとにおすすめのビジネス規模をご紹介します。
| プラン名 | Starter | ベーシック | スタンダード | プレミアム | Shopify Plus |
| ビジネス規模 | 個人事業主~スモールビジネス | 個人事業主~スモールビジネス | スモールビジネス | 中規模~大規模ビジネス | 大規模ビジネス |
初心者にはベーシックプランがおすすめ!
これからビジネスを始める方や、まだ始めて間もない方にはベーシックプランがおすすめです。
ベーシックプランであれば、ストアの作成や商品の配送、決済の処理など、ECサイトの運営に必要なものはすべて利用できます。
スタッフアカウントも2名分使用できるので、手伝ってくれる人がいる場合も、アカウントを分けて利用することができます。
また、基本的な項目を押さえたレポートを見られるため、マーケティングもしっかり行えます。
ただし、ベーシックプランでは多言語の設定ができない、発送地の登録が少ないなど、一部使用できない機能もあります。
事業規模が拡大したら、上のプランへの切り替えを検討した方がよいでしょう。
中規模事業者にはスタンダードプランがおすすめ!
およそ月商が500万円を越えるくらいの中規模事業の場合は、スタンダードプランがおすすめです。
スタンダードプランでは、ベーシックプランでは使用できなかった以下の機能が追加されます。
- プロフェッショナルレポートの閲覧機能
- 5人分のスタッフアカウント
- 為替レートの設定機能
- 2ヶ国語までの多言語設定
- それぞれの国ごとにドメイン取得
- 5ヶ所までの発送地登録機能
ビジネスを海外へ展開したい方に向けて、越境ECに必要な機能も使用できます。
ECサイト運営上級者にはプレミアムプランがおすすめ!
ほかのプランに比べて月額費用が高額になりますが、レポートのカスタム機能やほかのプランに比べて決済手数料が安い点など、Shopifyのメリットをフル活用できるのがプレミアムプランです。
月額費用が高い分、しっかり利益を出す必要があるため、大規模なビジネスに向いています。
プレミアムプランでは、ベーシックプランよりも以下の機能が追加で利用できます。
- 15人分のスタッフアカウント
- 高度な顧客分析も可能なカスタムレポート機能
- 外部サービスの送料自動計算機能
- 為替レートの手動設定機能
- 5ヶ国語までの多言語標準設定
- それぞれの国ごとにドメイン取得
- 8ヶ所までの発送地登録機能
プレミアムプランでは、外部サービスを利用した際の送料が自動で計算される機能が追加されるため、送料計算が簡単にできる点も魅力です。
Shopifyの決済・取引手数料
次に、各プランの決済と取引手数料を見てみましょう。
| プラン名 | Starter | ベーシック | スタンダード | プレミアム | Shopify Plus |
| 日本のクレジットカード手数料 | 5% | 3.4% | 3.3% | 3.25% | 3.15% |
| 海外発行のクレジットカード手数料 | 5% | 3.9% | 3.85% | 3.8% | 3.75% |
| JCBカード手数料 | 5% | 4.15% | 4.1% | 4.05% | 契約時確認 |
| Shopify ペイメント以外の外部サービス取引手数料 | 5%+440円 | 2.0% | 1.0% | 0.5% | 0.15% |
| Shopify payment取引手数料 | 5% | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
取引手数料はShopifyに対して支払う手数料です。
決済手数料はクレジットカード会社など決済会社に支払う手数料のことを指します。
プランを上げるごとに手数料が安くなるため、ビジネスの規模に合わせて適切なプランを選択するようにしましょう。
Shopifyを使う際の注意点
Shopifyを使う際、注意するべきポイントをまとめました。
- 日本語対応していないアプリや機能がある
- 高度なECサイトを作るにはHTMLやCSSの知識が必要
順番に詳しくご紹介します。
一部のアプリや機能は日本語対応していない
Shopifyはカナダ発祥のサービスです。
日本も含む世界各国で使用されているECプラットフォームなのでさまざまな言語に対応していますが、一部アプリや機能は日本語に対応していないものもあります。
使いたいアプリや機能がある場合は、日本語に対応しているかどうかあらかじめ確認することにより、内容のあっていない高額プランの契約を防げます。
また、非対応の機能は別のアプリや方法を組み合わせるなど、併用や代替え案を考えることもできるでしょう。
高度なECサイト作成にはHTMLやCSSの知識が必要
Shopifyは基本的にノーコードでECサイトを作れます。
しかし、テーマコードを編集したり、他社と差別化した機能を追加する場合は、HTMLやCSSを使用するため、知識が必要になります。
しかし、知識がない場合でも、ECサイトの構築を行っている制作会社などに依頼する方法で対応することも可能です。
ShopifyでECサイト運営を成功させよう!

Shopifyを活用してECサイトの運営を成功させるためのポイントを紹介します。
ECサイト運営を上手く成功させるコツ
Shopifyを活用してECサイトの運営を成功させるには、サイト制作とプラン、そして分析に力を入れることが重要です。
順番に詳しくご紹介します。
コンセプトを明確にしてサイトを作る
Shopifyは100種類以上のデザイン性の高いテンプレートがあり、中には無料で利用できるものもあります。
ECサイトを運営する上で、「他社との差別化を図る」という意味でもブランドのコンセプトを明確にすることはとても重要です。
テンプレートを使用しても、色やフォントなどの細かい部分まで、ご自身で変更が可能なため、運営するECサイトのコンセプトにあったサイトを作成しましょう。
「作ってみたけどコンセプトに合っていない気がする…」という時は、すぐに変更できるのがサブスク型サービスのよい点です。
運営しながらでも、コンセプトに合ったサイトに仕上げていきましょう。
コストを考えてプランを選ぼう
ShopifyでECサイトの運営を成功させたいのであれば、プラン選びはとても重要です。
プランによって月額費用、使用できる機能、決済などにかかる手数料が異なります。
「どこまで収益が出せるのか?」「どれくらい利益を出せそうか?」などをしっかり計算するようにしましょう。
Shopifyは途中でプランを変更できます。
そのため、個人事業主の方や初心者の方は、まずはベーシックプランなど小さく始めて、徐々に上のプランにしていくという方法もあります。
マーケティング分析を活かそう
Shopifyは検索上位を狙うためのSEO対策機能やサイト分析、顧客分析のためのレポート機能など、マーケティング分析に必要な機能が揃っています。
ECサイトを成功させるには、分析結果に基づいて適切なプロモーションを活用するなど、計画的な運用が必須です。
そのため、「付いている機能はすべてしっかり活用する」という気持ちで、レポートなどをこまめにチェックし対策を行いましょう。
Shopifyの機能を活かそう!
Shopifyは、さまざまな機能が付いたマルチチャネルコマースプラットフォームです。
例えば、以下のような機能を使えます。
| 機能名 | 概要 |
| クーポンコードの設定 | お客様に固定価格や割引率、配送料割引を提供できる |
| 無料のSSL証明書 | オンラインストアのコンテンツを暗号化し、安全に公開できる |
| カゴ落ち対策メール | 買い物をせずにストアを離れたお客様に自動的にメールを送信 |
| レポート機能 | ストアのパフォーマンスの追跡と分析に役立つ情報を確認できる |
| 顧客セグメンテーション | 数百種類のセグメントにお客様を絞り込み分類できる分析機能 |
| マーケティングオートメーション | カスタムオートメーションを構築できる |
| Eコマースオートメーション | EC業務の自動化機能 |
| 言語翻訳 | ストアを複数の言語に翻訳できる |
ここに記載した以外にも、ShopifyにはECサイト運営に必要なさまざまな便利な機能があります。
まとめ
Shopifyは、世界最大規模のECプラットフォームで簡単かつ低コストでECサイトを立ち上げることができるサービスです。
サブスク型なので、サイトを常に最新の状態に保てるだけでなく、ECサイトに必要な機能はほとんど備わっているのがポイントです。
また、連携できるチャネルの種類も豊富なため、小規模なビジネスだけでなく中規模から大規模なビジネスでの利用も可能です。
ECサイトを使ってビジネスを始めたい方、既にサイトを持っているけどさらにビジネスを拡大したい、という方はぜひShopifyの利用を検討してみてくださいね。

