企業や業者から売り買いするだけでなく、個人で生産または制作したものを販売することも増えてきました。
さらに近年では、日本国内だけに留まらず、海外へも個人で販売を行っている方がいます。
「日本の製品は質がよい」と海外でも評判が高く、日本のものを好む方も少なくありません。
しかし、自分でショップを開設して販売を行うのはなかなか大変です。
そんなときにShopifyを利用したECサイトの開設がおすすめです!
Shopifyは販売・支払い・マーケティングなど、商売に必要な要素が網羅されており、充実した販売を行えます。
今回はShopifyの基本情報や特徴などをご紹介していきます。
個人での販売や取引を検討している方は、本記事をぜひ参考にしてみてください。
Shopify(ショッピファイ)について

Shopifyの機能をご紹介する前に、Shopifyがどのようなものか基本情報を開設します。
2006年カナダ発!世界的人気のECサイトのプラットフォーム
「Shopify」は2006年にカナダで設立されたECサイトのプラットフォームです。
親会社である同名の「Shopify」は2004年9月に設立され、2023年10月時点で時価総額が国内で7番目に大きい企業として注目されています。
全世界において175ヶ国の国々で利用されており、100万店以上の店舗が出店しています。
世界的にも20%のシェア率を誇り、同様のECサイトプラットフォームの中で第2位に位置しています。
日本へは2017年に参入を果たし、他国に比べるとまだまだ歴史は浅いですが、急成長を続けるサービスです。
Shopifyが人気の理由

Shopifyはシェア率も高く、世界的にも人気ですが、なぜこれだけの人気を得られたのでしょうか。
Shopifyが人気の理由について分析していきましょう。
独自サーバー不要のお手軽なサブスクリプション型プラットフォーム
Spotifyは独自サーバーが不要で、簡単に販売サイトを運営できるサブスクリプション型のプラットフォームである点が人気の理由の1つです。
本来、ECサイトを運営する場合は独自のホームページサーバーを開設し、販売・対応・在庫管理・マーケティングなど、一連の販売業務を全て行わなければなりません。
そのため、個人や少人数での運営は非常に負担が多くなります。
しかし、Shopifyであれば、これらの機能やサポートをサブスクリプション方式で利用できるのです。
パソコンやコードの知識がなくてもカスタマイズできると話題!
ホームページの運営には、設定を行う専用のコードや文字列など、知識や技術が必要となります。
しかし、Shopifyでは、それらの設定が簡単にカスタマイズできます。
そのため、初心者でもECサイト作りが気軽にチャレンジできます。
さらに、それらのデザインのバラエティも豊富で、自分の思ったとおりのショップを作り上げられます。
商品の在庫管理や豊富な決済方法が選べて便利!
ショップを開設するにあたり、人気が出れば出るほど苦労するのが在庫管理です。
万が一、誤った在庫管理をしてしまうとショップの信用にも関わってきます。
そこで、Shopifyであれば、在庫管理を含めた資金管理などのデータ管理も、すべてわかりやすく管理してくれるシステムがあります。
また、支払いもShopifyを経由して行われるため、豊富な決済方法が選べる点も魅力です。
- クレジットカード
- オンライン決済方法(PayPal、Meta Pay、Amazon Pay、Apple Pay)
- 暗号通貨
など、あらゆる支払い方法に対応できます。
個人で販売を行う場合、限られた決済方法しか利用できず、購入者側も利用の範囲が狭められてしまうことがありますが、Shopifyではそのような心配もありません。
Shopifyの基本料金や手数料

Shopifyの基本料金と手数料についてご説明します。
Shopifyの料金プラン
Shopifyにはいくつかの料金プランがあり、それぞれ月払いと年払いがあります。
【Shopifyの料金プラン一覧表】
| 月払い | 年払い | |
| スターター(最初の3ヵ月) | 1ドル(147円) | ー |
| ベーシック | 33ドル(4,851円) | 25ドル(3,675円) |
| スタンダード | 92ドル(13,524円) | 68ドル(9,996円) |
| プレミアム | 399ドル(58,653円) | 299ドル(43,953円) |
| shopify plus | 2,000ドル(294,000円)~ | ー |
| Retail(小売) | 89ドル(13,083円) | ー |
※2023年12月時点 1ドル147円で換算しています。
Shopify(ショッピファイ)でかかる手数料
Shopifyでは利用の際に手数料が発生します。
手数料の額は状況によって変化するため、しっかり確認しておきましょう。
クレジットカード手数料
| 決済手数料(国内カード) | 決済手数料(海外カード/AMEX) | 決済手数料(JCB・Dines Club・Discoverカード) | 取引手数料(shopifyペイメント) | 取引手数料(shopifyペイメント以外) | |
| スターター | 0% | 0% | 0% | 5% | 5% |
| ベーシック | 3.4% | 3.9% | 4.15% | 0% | 2% |
| スタンダード | 3.3% | 3.85% | 4.1% | 0% | 1% |
| プレミアム | 3.25% | 3.8% | 4.05% | 0% | 0.5% |
| shopify plus | 3.15% | 3.75% | 3.75% | 0% | 要問い合わせ |
| Retail(小売) | 各グレードによる | 0% | 各グレードによる |
外部決済サービスを利用する際の取引手数料
取引を行う際にShopify独自の決済サービスであるshopifyペイメントを利用すれば、どのグレードで契約していても、基本的に取引手数料はかかりません。
しかし、それ以外の取引方法を利用する場合は、取引手数料がかかります。
手数料の利率は、契約グレードによって変化します。
- ベーシック:2%
- スタンダード:1%
- プレミアム:0.5%
両替手数料
決済手数料・取引手数料のほかに、両替手数料がかかる可能性があります。
両替手数料とは、ストアの支払い通貨とは異なる通貨での支払いを受け付ける場合にかかります。
例えば、日本のストアで海外の方が現地通貨(円以外の通貨)で支払いをした場合、取引後は円に変換されて利益となるため、その際に通貨両替手数料が別途請求されます。
通貨両替手数料は
- アメリカ:1.5%
- そのほかの国および地域:2%(Shopifyペイメントを使用した場合)
がかかります。
Shopifyは海外事業者のため消費税がかからない
販売を行うにあたり、本来は「消費税」がかかります。
しかし、Shopifyは海外事業者のため、消費税がかかりません。
そのため、各種利用料・手数料にも10%の税金はかかりません。
日本のプラットホームにくらべ、税金がかからないのは大きいと感じる方も多いです。

Shopifyで手数料を抑える方法
手数料は高くても数%と少ない利率ではありますが、積み重なれば大きな費用となってきます。
ここでは、手数料を抑える方法についてご紹介します。
最適な料金プランを選ぶ
Shopifyには複数の料金プランがあるため、利用目的と一致するプランを適切に選択することで、結果的に手数料の節約に繋がります。
Shopifyは料金プランの幅が広いのが特徴
Shopifyは前述したように、機能に合わせて複数の料金プランが設定されています。
実際に展開するサイトの規模や売上の予想を立て、それに合わせたプランを選択しましょう。
【各プランと適正】
| おすすめな方 | |
| スターター | Shopifyを試してみたい まだ検討段階の方のテストとして |
| ベーシック | 販売初心者(まずは安定した販売を目標にする) 国内販売をメインにする |
| スタンダード | 販売中級者(これから規模を大きくする予定)複数人(5人まで)で 運営を行う海外への販売も検討している |
| プレミアム | 販売上級者(多くの顧客を相手に販売を行う)大人数(15人まで)で運営を行う ショップの運営を全てプラットフォームで賄いたい 売上実績データをじっくり研究したマーケティングを行いたい Shopifyの全機能を惜しみなく使いたい 専門家による手厚いサポートを受けたい |
| shopify plus | 大規模企業などの成長度が高い 方企業規模で運営を行う(制限無)よりShopifyを効率良く使いたい より自由にオリジナリティの高いショップにしたい |
売上などを把握したら月払い→年払いに変更しよう
ある程度の販売状況や売上の見通しが立ち、安定してきたら、月払いから年払いに変更しましょう。
年払いにすることで、月払いよりも25%お安くなります。
例えば、スタンダードプランの場合
- 月払い:年間396ドル(58,212円)
- 年払い:300ドル(44,100円)
なんと約14,000円安くなります。
上のグレードになればなるほど、割引額も大きくなります。
上位グレードで継続的に販売を続けて行く方は年払いの方がおすすめです。
Shopify ペイメントを利用する
決済方法として、Shopifyならではの「Shopifyペイメント」を利用できます。
Shopifyペイメントとは
Shopifyペイメントとは、Shopifyが提供するクレジットカードなどによる決済方法であり、最もスムーズに支払いを受けられる方法です。
Shopifyペイメントを利用した決済を行うと、取引手数料は無料になります。
Shopifyペイメントのメリット

- 取引手数料が無料になる
- 利用に対する初期費用や月額固定費が不要
- 導入の審査はなく、ショップの規模に関わらず誰でも利用可能
- クレジットカード以外の支払いにも対応
- 入金処理が早い
- 海外との取引でも利用可能
そのほかの決済方法
- クレジットカード決済
- Google Pay
- Amazon Pay
- Shop Pay
- PayPal
ほかのECプラットフォームとの手数料を比較

日本では、Shopify以外にも利用可能なECプラットフォームがあります。
最後にShopifyと日本でシェア率が高い他のプラットフォームの違いを比較していきます。
ECプラットフォームの手数料比較表
ECプラットフォームを利用する上で、最も気になる点は「手数料」です。
ここではShopifyを含め、ほかのサービスを含めて手数料を比較していきましょう。
【ECプラットフォームの手数料】
| 利用料(月額) | 手数料 | 特徴 | |
| Shppify | 33ドル(4,851円) ~2,000ドル(294,000円) | shopifyペイメント利用:0% shopifyペイメント 以外の利用:0.5~2% | 海外との取引が簡単 機能性に優れている カスタマイズ性に優れている |
| BASE | 0円または5,980円 (プランによって変化) | 決済手数料:2.9~4.6% サービス利用料:0~3% | プログラミングについて知識が不要 SNSとの連携機能が豊富 集客機能がない |
| STORES.jp | 0~3,480円 (プラン・支払い方法に よって変化) | 決済手数料:3.6~5% | Face bookと連携してアカウントを作れる 国内向けの機能が充実 海外への販売には不向き |
| EC-CUBE | 0~246,000円 (プラン・ライセンス数に よって変化) ※別途初期費用が必要 | 決済手数料:2.7%~ (決済方法や契約内容により変化) | カスタマイズ性が高い オープンソース型のECサイトプラットフォーム |
| イージーマイショップ | 0~6,600円 (プラン・契約期間により変化) ※別途初期費用がかかる場合あり | 販売手数料:0円 決済手数料:0~5.0% (決済方法・ウランにより変化) | 費用が安めできる 機能に制限がある |
※2023年12月時点 1ドル147円で換算しています。
表のように、サイトのカスタマイズ性や機能の自由度が高いものほど費用が高くなります。
反対に、費用が安くなるとカスタマイズや機能の幅が狭まり、独自性が低下してしまう傾向にあります。
どのようなサイトを運営していきたいのか、明確なビジョンの有無・予算・販売の規模などをある程度練ってから、プラットフォームを決定した方がよいといえます。
Shopifyがおすすめな理由
Shopify以外のECプラットフォームをご紹介してきましたが、その中でもShopifyがおすすめな理由についてご紹介します。
手数料などが圧倒的に安い!
ほかサービスと比較して手数料が安いです。
特に、取引手数料はShopifyペイメントを利用することで無料になります。
そのほか決済手数料についても、多少はかかりますが、どのプランの場合においても安い方といえます。
決済機能が豊富
購入者側は決済方法が豊富にあると、支払いの自由が広がり、購入意欲も高まります。
Shopifyでは豊富な決済機能を設けており、販売者の希望に合わせて、さまざまな決済機能を提供しています。
クレジットカード決済はもちろん、後払い・携帯キャリア決済・各種Pay決済など、キャッシュレスの時代に対応したサービスとなっています。
プランの種類が多い
一般的なサービスでは2つ、多くても3つほどのプランしかありません。
しかし、shopifyであれば5つのプランがあり、さらにオプションとして事業者向けの形態を設定できます。
ショップの規模や今後の成長に合わせて、柔軟にプランを設定・変更できるため、総合的に最もコスパよくショップの運営を実現可能です。
海外に事業展開しやすい
サービスによっては日本国内向けに特化しているプラットフォームも多いです。
日本のみで販売を展開する場合は、その方が機能も充実しており、集中できるかもしれません。
しかし、将来的に海外での事業展開も視野に入れている場合は、海外での販売にも対応しているものをおすすめします。
Shopifyであれば、言語の壁・各国の規制の準拠・関税の計算・配送・取引の負担軽減などの、海外取引で挙げられる問題点を解決する機能が実現しています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はShopifyの基本情報から、特徴や機能などについてご紹介してきました。
【Shopifyの特徴まとめ】
- 豊富なプラン設定で、価格と機能のバランスを取りやすい
- 決済機能が豊富
- 言語機能が充実しており、海外に事業展開しやすい
- 機能性・カスタマイズ性に優れている
- 専門的な知識がなくてもECサイトを作れる
- 手数料が安め
- 専門知識を持ったサポーターからのアドバイスをもらえる(対象プランのみ)
個人での販売になかなか手が出せなかった方でも、Shopifyを利用することで、販売・在庫管理・情報管理・マーケティングなど、しっかりサポートしてくれます。

