こんにちは!
ネットオークション・ネットフリマアドバイザーの川崎さちえです。
私はフリマで物を買うことも多いですし、「みんな、フリマは安くていいものがあるよ〜」とも言っています。
そうすると「フリマを使うから新品を買わないでしょ?」と言われることもあるのですが、
全ての消費をフリマでしているわけではありません。
結構勘違いをしている人も多いのですが、
フリマは新品商品の消費喚起に役立っていたりもするのです。
株式会社メルカリが運営しているメルカリ総合研究所と国際大学グローバル・コミュニケーション・センター講師の山口真一氏が、
フリマアプリ利用による新品商品への消費喚起効果について調査をしています。
(ファッション」「スポーツ・レジャー」「理髪料・コスメ」「家電・スマホ」「エンタメグッズ」「おもちゃ・ホビー」
の6カテゴリーを対象に15歳~69歳の男女20,000人を対象に調査を実施)
その結果、年間で484億円の消費喚起効果があることがわかりました。
エンタメグッズを除く5カテゴリーで新品購入金額が増加しています。
なぜ新品購入が増えるのかというと、
理由としては「フリマで売ったお金があるから、それで新品を買う」というダイレクトな回答もあります。
他には、「買ってみて自分に合わなくても売ることができるから」という回答もありました。
この回答をしたのは出品を経験したことがある人なのですが、注目すべきは「自分に合わなければ売ることができる」という理由でしょう。
すでに「売ることを前提として買う」という消費の仕方はメルマガでも散々言ってきたのですが、
それに加えて「チャレンジ消費」ができてしまうというわけです。
例えばちょっと高い化粧品を買うとしましょう。
買ってはみたものの、自分の肌に合わなかったらどうしようという気持ちもあるでしょう。
その場合でも、フリマで売ればそこそこのお金になるならば、チャレンジしてみる気持ちになるわけです。
簡単に言えば万が一の時の受け皿があるから、
新品を購入できるというフリマだからこその役割が見えてきたことになります。
もちろん「フリマを使うことで不用品がお金に換わる」という考えはあります。
というかこれが基本の考えになるでしょう。
でも今はそこから進化して、いかに上手に消費をするのか、フリマを活用していくのかをみんなが考えているのだなと思います。
今後も新しい使い方や考え方が生まれるかもしれません。
フリマ市場の伸びとともに、ユーザーの発想もどんどん変わっていくと期待したいですね。