【オークション・フリマアプリ講座_71】メルカリ研究所調べ・フリマの消費喚起、年間484億円

こんにちは!
ネットオークション・ネットフリマアドバイザーの川崎さちえです。

私はフリマで物を買うことも多いですし、「みんな、フリマは安くていいものがあるよ〜」とも言っています。

そうすると「フリマを使うから新品を買わないでしょ?」と言われることもあるのですが、
全ての消費をフリマでしているわけではありません。

結構勘違いをしている人も多いのですが、
フリマは新品商品の消費喚起に役立っていたりもするのです。

株式会社メルカリが運営しているメルカリ総合研究所国際大学グローバル・コミュニケーション・センター講師の山口真一氏が、
フリマアプリ利用による新品商品への消費喚起効果について調査
をしています。

(ファッション」「スポーツ・レジャー」「理髪料・コスメ」「家電・スマホ」「エンタメグッズ」「おもちゃ・ホビー」
の6カテゴリーを対象に15歳~69歳の男女20,000人を対象に調査を実施)

その結果、年間で484億円の消費喚起効果があることがわかりました。
エンタメグッズを除く5カテゴリーで新品購入金額が増加しています。

なぜ新品購入が増えるのかというと、
理由としては「フリマで売ったお金があるから、それで新品を買う」というダイレクトな回答もあります。

他には、「買ってみて自分に合わなくても売ることができるから」という回答もありました。
この回答をしたのは出品を経験したことがある人なのですが、注目すべきは「自分に合わなければ売ることができる」という理由でしょう。

すでに「売ることを前提として買う」という消費の仕方はメルマガでも散々言ってきたのですが、
それに加えて「チャレンジ消費」ができてしまうというわけです。

例えばちょっと高い化粧品を買うとしましょう。
買ってはみたものの、自分の肌に合わなかったらどうしようという気持ちもあるでしょう。
その場合でも、フリマで売ればそこそこのお金になるならば、チャレンジしてみる気持ちになるわけです。

簡単に言えば万が一の時の受け皿があるから、
新品を購入できるというフリマだからこその役割が見えてきた
ことになります。

もちろん「フリマを使うことで不用品がお金に換わる」という考えはあります。
というかこれが基本の考えになるでしょう。

でも今はそこから進化して、いかに上手に消費をするのか、フリマを活用していくのかをみんなが考えているのだなと思います。
今後も新しい使い方や考え方が生まれるかもしれません。

フリマ市場の伸びとともに、ユーザーの発想もどんどん変わっていくと期待したいですね。

この記事のライター

2003年、夫が育児のために退職したことを受け、家計を支えるためネットオークションを利用し始める。
家にあったさまざまな不用品を出品し、仕入れや受注生産も経験。さまざまな出品のテクニックを身に付け、ネットオークションが生活のインフラになり得ることを体感する。

近年はメルカリを中心とするネットフリマに注目。ネットオークションとは異なるノウハウを学びつつ、独自の効率的な利用方法を確立している。
NHK「あさイチ」、フジテレビ「バイキング」などの情報番組、TBSテレビ「この差って何ですか?」などバラエティー番組に多数出演。

体験談
aucfan times(オークファンタイムズ)
タイトルとURLをコピーしました