ヤフオクで弁護士に扮した詐欺師に騙されかけた話。

はじめまして、こんにちは。
ヤフオク!大好き 無職のうさぎたんです。

ヤフオク歴はかれこれ10年以上になります。
不用品を売ることから始め、転売としても使っていました。

10年もやっていると、稀にトラブルに巻き込まれることがあります。

今回は、ヤフオクで詐欺に巻き込まれてしまった話を紹介します。

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ノートパソコンを落札したが完全に壊れていた。

4年ほど前に、TOSHIBAのDynaBookノートパソコンを落札しました。
新品で買えば10万円以上するかなり高スペックのノートパソコンです。

それが、なんと5万円くらいで落札できました。

中古とはいえお買い得。
ACアダプタが欠品しているものの、正常に動作するということで購入しました。

トラブルに巻き込まれるのを防ぐためきちんと出品者を確認したところ、出品者の評価は50くらいついており、その殆どが「非常に良い」という評価で「非常に悪い」は1個くらいでした。

スムーズに取引をすませ、自宅に商品が届きました。
自前で用意したACアダプタに繋げたところ、電源が入りません。
(ACアダプタは、別途4000円くらいの正規品を購入しました。)

すごく嫌な予感がしたので、パソコンを分解してみることにしました。

すると、なんとメモリとHDDが抜き取られていました。

通常、ノートパソコンは、メモリとHDDが抜き取られていても電源は入ります。
考えられることは、ノートパソコン壊れたものだったので使える部品であるメモリとHDDだけを抜き取って転用したということです。

つまり、壊れていたことが分かっていたにも関わらず、動作品と偽ってノートパソコンを出品していた可能性が高いといえます。

ヤフオク!取引ナビで弁護士が登場

早速、ヤフオク!の取引ナビを使って返品返金を要求します。

すると、相手は
「出品した商品の詳細はよくわからないので会社の人に相談する」
とわけのわからないことを言い出します。

会社の備品でも出品していたのでしょうか。

何度かやり取りをして、突然会社の顧問弁護士と名乗る者が取引ナビに登場します。

その顧問弁護士はよくわからない法律用語を並べ立て、名誉毀損で訴えると言い出してきました。

取引ナビで突然弁護士が現れることがあるなど聞いたことがありません。
本当に弁護士なのか怪しかったので、本当に実在する弁護士なのか登録番号を尋ねました。
弁護士は全て登録番号というものが割り振られており、日本弁護士連合会で誰でも検索することができるのです。

弁護士に教えられた名前と登録番号と法律事務所を検索したところ、本当に実在する弁護士であることが確認できました

5万円損をしたショックと、逆に訴えられるかもしれないということで気分はガタ落ちです。
当たり前ですがトラブルに巻き込まれると気分が悪く、私はずっとテンションが低いまましばらく生活していくことになります。

こちらも弁護士に相談してみる

訴えられるかもしれないということならば、なんとか解決しなければいけません。

ひとまず早く相談したかったので、無料相談できる弁護士事務所を急いで検索して電話をしてみました。

しかし「うちそんなのやってないから」と、とても冷たい口調で言われました。
弁護士ってすごく怖い、という印象を受けました。
しかし今思えば、当時は不安で私自身が冷静でなかったのかもしれません。

あきらめずに調べて、電話やメールで法的トラブルの相談が無料ででき、さらにオークションに関するトラブル専用のページが用意されているサイトを探して相談しました。
電話をしてみると、30分5000円で相談することができる弁護士会法律相談センターへ仲介してもらえました。

弁護士に相談した結果

弁護士に相談するのははじめてなのでとても緊張しました。
30分しか時間がないので、できるだけスムーズに説明できるように事前に準備をしてから行くと良いでしょう。
私はノートパソコンを持っていき、実際にオークションのやり取りを見せながら説明しましたよ。

弁護士センターで相談した弁護士の方は非常に優しい女性で、丁寧に説明していただけました。

相談して出た結論は2点。

・取引ナビで弁護士が直接連絡してくることはまずない。普通なら書類が送られてくるはず。
・相手が名誉毀損で訴えるというのは、書類が送られてこない限り無視して良い。

相手の弁護士事務所に直接勝負を仕掛けてみた結果

無視するのがいいとアドバイスを受けたのですが、私はどうにも腑に落ちずモヤモヤしていました。
そもそも私は被害者のはずなのになぜか訴えられることになっているのが納得いきません。

そこで、思い切ってその相手の弁護士事務所に電話をすることにしました。
弁護士事務所に電話して、該当の弁護士にかわってもらいました。
すると、

全く見に覚えないです

つまり、取引ナビでやり取りをした弁護士はなりすましだったのです。

弁護士の登録番号と実在する弁護士の名前使ってなりすます人がいるんですね。
これはこれで何かの法に触れる気がするのですが、どうなのでしょう。

ひとまずなりすましであることを確認したと取引ナビで伝えたところ、自称弁護士はあっさり返金返品に応じました

一体あの脅しと私の不安はなんだったのでしょう。

今回の教訓

相手の取引の評価を事前に確認していてもこのようなトラブルに巻き込まれてしまうことがあるので、評価は取引の前に必ず確認しておくことが良いのは確かですが、過信しすぎないようにしましょう。
落札の評価が殆どで出品での評価がない人も注意した方がいいです。

また、トラブルに巻き込まれてしまったとしてもヤフオクの取引ナビで弁護士が登場することはまずないと思われるので、もしも登場してきたらかなり疑ってかかったほうがいいです。

相手の不安を煽る非常に悪質な詐欺の手口です。
今回の場合、こちらに譲歩させるように実在する弁護士の名前を使って不安にさせようとしたのだと思われます。
慣れてる感じがしたので、今回と同じような手口で騙している可能性もあるように感じられました。

このようなトラブルに遭遇すると、自分では冷静な判断をすることがなかなかできません。
私は電話で弁護士に相談しましたが、まずは家族や友だちなど身の周りの人に相談してみるのも良いと思います。

どうしても立ち行かなくなった場合は、弁護士に相談してみるのも手です。

さいごに

トラブルに巻き込まれたり、金銭の絡んだ悩みを弁護士に相談したいときはメールや電話の相談を利用してみましょう。

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