フリマアプリのメルカリでお金が借りられるメルペイスマートマネー。メルカリを利用している人なら、いつものマイページ画面から簡単に申し込みできるので利用しやすいサービスです。
しかし「メルペイスマートマネーの審査って厳しいのかな?」「審査に落ちたらどうするの?」と不安を感じていませんか?
この記事では、メルペイスマートマネーの審査基準とは?落ちた時はどうするかについて解説しています。記事を読み終えると、審査を受ける前にチェックすべき内容が分かるため、審査通過に向けて準備ができますよ。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
メルペイスマートマネーとは?
メルペイスマートマネーとは、人気フリマアプリ「メルカリ」の金融事業である「株式会社メルペイ」が提供するお金を借りられるサービスです。
日本貸金業協会に登録されている正規の消費者金融なので安心して利用できます。また、限度額は20万円までと低い設定のため、少額を借入れたい人向けのサービスです。借入れしたお金はメルカリ内の支払いに使用したり、出金して現金で受け取ることができます。
メルペイスマートマネーは、メルカリアプリから簡単に利用できるサービスですが、他の貸金業者と同じで遅延が発生すると指定信用情報機関に記録が残ります。今後の融資を受けにくくなることがあるので、利用する場合は契約内容をよく確認して計画的に利用しましょう。
メルペイスマートマネーの利用方法
メルペイスマートマネーを利用するには申し込みと審査が必要です。申し込みは20歳〜70歳の人が対象で、担保・保証人は不要です。まずは、メルカリのマイページからシミュレーションをすることをおすすめします。スマホから簡単に利息や返済額の確認ができますよ。
メルペイスマートマネーの金利は、AIの分析によりメルカリの販売実績をもとに算出して決められています。そのため利用者により金利が異なります。具体的には、金利(年率)は3.0%〜15.0%で、借入限度は1,000円〜20万円です。
メルカリでの利用実績が多く評価が良いと審査で優遇されるので、メルカリをよく利用している人は、他の貸金業者の審査よりも通過できる可能性があります。審査の結果、落ちた人は再申し込みをするか、希望借入額を下げると借入れできる場合があります。
メルペイスマートマネーの返済方法
メルペイスマートマネーの返済方式は「元利均等返済」です。元利均等返済は、毎月の返済額が一定になるように計算しています。ですので、毎月の返済額が変わらず返済計画が立てやすくなります。
返済期日は毎月末日まで、返済期間は2ヶ月〜36ヶ月です。また、返済方法は「指定口座から自動引落し」と「残高いつでも返済」があります。自動引落しは「6日、11日、16日、21日、26日」のいずれかの日を選んで指定すると自動で返済可能です。
残高いつでも返済は、次回の引落し日がくる前に返済できます。どちらの返済方法もメルペイ残高を返済に利用できます。つまり、メルカリで不用品を売って売上金を返済にあてることが可能です。
また、友達招待やキャンペーンでもらったポイントは利用可能ですが、売上金で購入したポイントは利用できません。なお、返済の手続きの手数料は発生しません。
もし返済期日に間に合わなかった場合は、次回引落し日に次回の返済額と合わせて引落しされます。また、滞納した場合は年率20.0%の遅延損害金を請求される場合があるので、必ず期日までに返済しましょう。
メルペイスマートマネーの審査を受けるには
メルペイスマートマネーの審査を受ける前に、以下2つの条件をクリアする必要があります。
- 「アプリでかんたん本人確認」の手続きを完了している
- メルカリに引き落とし用の口座を登録している
条件をクリアしていなければ、メルペイスマートマネーに申し込みや審査を受けられません。さらに、スムーズに審査が進まない可能性があります。
アプリでかんたん本人確認は時間がかかることがあるため、すぐにお金を用意する必要がある方は、まず本人確認の手続きを済ませることが大切です。また、月々の返済は指定口座から自動引き落としされるため、引き落とし用口座の登録が必須です。
メルカリに登録したばかりの人は、マイページにメルペイスマートマネーの項目が表示されていない場合があります。そのような時は、WEBからメルカリにログインをすると、メルペイスマートマネーが表示されている場合があります。
表示されていれば申し込みできるので、もしアプリで表示がなければWEBで確認してみるのもおすすめです。
メルペイスマートマネーの審査基準
メルペイスマートマネーは、他の消費者金融と同じで貸金業法に則り審査をしています。そのため、返済能力がない人は審査を通過できません。
そのほかにメルペイスマートマネーではオリジナルの審査基準があり、メルカリの利用状況も審査の対象になります。
つまり、安定した収入や返済能力だけではなく、メルカリの取引実績や取引内容にも関係してくるので注意する必要があります。
ここからは、メルペイスマートマネーの審査基準について5つ解説していきます。申し込みする前にチェックしておきましょう。
安定した収入
メルペイスマートマネーの審査基準を満たすには、まず安定した収入が必要です。
なぜなら、安定した収入がなければ毎月の返済が確実ではないからです。
そのため、収入がない人や専業主婦(主夫)は返済能力がないと判断される可能性があります。
ただし、収入がない人でもメルカリのヘビーユーザーで審査に通過したという声もあります。このことから、収入があるに越したことはありませんが、安定した収入がない人でも審査に通過できる可能性は0ではありません。
しかし、安定した収入があってもすでに年収の3分の1以上の借入れがある人は、メルペイスマートマネーの審査を通過できません。その理由は総量規制という法律があるからです。
すでに他の消費者金融で借り入れがある人は、現在の借入額とメルペイスマートマネーの借入希望額が、年収の3分の1以内に収まるのか確認してみましょう。
過去に金融トラブルがない
株式会社メルペイは、信用情報機関であるCICに加盟しており、メルペイスマートマネーの審査は申込者の信用情報をチェックしています。
信用情報とは、クレジットカードやローンの申し込みや履歴に関する情報のことです。この信用情報は申込者の信用を判断するための資料として利用されています。
一般的に信用情報では、過去のクレジットカードの支払いやローンの返済情報など履歴をチェックしています。そのため、信用情報の傷やブラックリストと呼ばれる過去に延滞や滞納の履歴がある場合は、審査に時間がかかったり審査に落ちる可能性があるので注意しましょう。
また、他の消費者金融やカードローンに同時申し込みをしている履歴も確認できます。なので、急いでいるからといって複数の消費者金融に申込みしたい気持ちはわかりますが、逆に審査に通過しづらくなるので注意が必要です。
なお、申し込み情報が消えるまで6ヶ月かかり、クレジット・ローンの契約情報は5年かかるので注意しましょう。
本人確認の必要がある
メルペイスマートマネーの審査に通過するには、メルカリアプリ内での本人確認が必要です。そのため、メルカリを利用している人でまだの人はメルカリの「アプリでかんたん本人確認」で手続きをしましょう。なお、本人確認には数時間〜最大5日程度かかるため、急ぎでお金が必要な場合は早めに済ませることをおすすめします。
「アプリでかんたん本人確認」の申し込み方法は2通りあり、マイナンバーカード読み取り方式と自撮り方式のどちらかで簡単にできます。
自撮り方式で利用できる本人確認書類は以下の6種類です。
- マイナンバーカード
- 運転免許証
- 運転経歴証明書
- パスポート
- 在留カード
- 特別永住者証明書
スマホでマイナンバーカードの読み取りができない人は、自撮り方式で申請が可能です。
また、自撮り方式での本人確認は、スマホで本人確認書類を撮影する必要があります。そのため、内容がはっきり映るように画面の位置や角度、ピントに気をつけて撮影しましょう。
メルカリに引き落とし用の口座が設定
メルペイスマートマネーでお金を借りるには、メルカリに引き落とし用の口座を設定する必要があります。なぜなら、借り入れから返済まですべてメルカリのアプリで行うからです。
借入れしたお金は、一旦メルペイ残高に入金されます。また、現金が必要な場合は振込申請をすることで、メルペイ残高から登録した銀行口座への出金が可能です。銀行口座への出金は1営業日で完了するため便利です。ただし、ゆうちょ銀行は異なるため注意しましょう。
そのほか、メルカリ内での買い物や街のメルペイ加盟店で利用できます。また「おくる・もらう」サービスがあり、友だちや家族にメルペイ残高を「おくる」ことができます。
メルカリの利用実績が判断の一つになることも
メルペイスマートマネーの審査は、信用情報のほかにメルカリの利用実績も判断の一つになることもあります。メルカリをよく利用している人は、マナーを守って丁寧な取引を行っていれば審査に通りやすくなる可能性があります。
しかし、メルカリの利用実績が多いことは有利ですが、キャンセルやトラブルが多い場合は審査に影響してきます。逆に言えば、他の消費者金融の審査に通りづらかった人でもメルカリの利用実績が豊富で評価が良い場合は、メルペイスマートマネーの審査に通る可能性が上がります。
メルカリの利用実績を良くするためには、以下の点に注意して取引を行いましょう。
- コメントやメッセージの内容や言葉遣いは丁寧にする
- 発送や支払いの期日を守る
- 取引の評価が高い
- 違反行為をしない
- 自己都合のキャンセルをしない
メルペイスマートマネーの審査を通過するには、メルカリの取引の多さや高い評価が重要です。迅速かつ丁寧な対応を心がけましょう。
メルペイスマートマネーの審査に落ちた時はどうする?
「メルペイスマートマネーの審査に落ちたらどうしよう」と不安になりますよね。ですが、メルペイスマートマネーの審査に落ちてしまっても、再申し込みができます。
ただし、前回の審査結果通知から30日経過後となります。もちろん、前回と同じ状況で再申し込みしても審査結果は変わりません。
なので再申し込みができる30日後までに、以下の点に注意して再申し込みする準備をしましょう。
- 収入がない場合はアルバイトでも良いので仕事をする
- 収入の3分の1ほどの借入れがある場合は減らす
- 借入れ希望額を下げる
- 長期延滞など異動情報がある人は、情報が消えたあと再申し込みをする
- メルカリの取引実績を増やして、良い評価を得る
収入がない人は、正社員での就職が難しければ、アルバイトなどすぐにできる仕事を見つけましょう。まずは安定収入を確保することをおすすめします。
すでに収入の3分の1ほどの借入れがある人は、借入れを減らしましょう。例えば、家計簿をつけるなど支出を確認すると、固定費の削減ができて少しでも返済に充てられます。
また、固定費の削減が難しい場合は借入れ希望額を下げることも審査通過の可能性が高まります。
そのほか信用情報に長期延滞など異動情報がある人は、情報が消えるまで待ちましょう。信用情報は信用情報機関のCICに開示請求や確認ができるので、一度確認してみましょう。
また、安定した収入・借入額・信用情報に問題がないのであれば、メルカリの取引実績を確認しましょう。取引実績が少ない場合は、家の不用品を売って良い評価を増やすのもおすすめです。
まとめ
今回の記事では、
- メルペイスマートマネーとは?
- メルペイスマートマネーの審査を受けるには?
- メルペイスマートマネーの審査基準
- メルペイスマートマネーの審査に落ちた時はどうする?
について紹介しました。
メルペイスマートマネーは、他の消費者金融と比べて金利が低く、在籍確認の電話もないため安心して借りられます。
そして、メルカリを利用している人なら申し込みの手続きもスムーズです。さらにメルカリの利用実績が多いと、審査に通過しやすくなり金利も優遇されます。
もしも、審査に落ちた場合は収入や借入額、信用情報を確認して再申し込みしてみましょう。
皆さまのお役に立てれば幸いです。