最近では銀行でなく、ネットバンキングを利用する方が増え、支払い方法も現金よりもキャッシュレスを使う方が急増しています。
以前に比べると、お金の貯め方・使い方が大きく変化し、ネットが普及したことにより、簡単かつスピーディーにお金のやり取りができるようになりました。
多くの決済サービスが展開されている中で、世界的にも利用者数が多く、安全性が高い決済代行サービスとして人気の「PayPal」があります。
今回は「PayPal」の利用方法について、基本的な情報や登録の仕方、利用方法まで詳しく解説していきます。
PayPal とは?
始めに、PayPalがどのようなサービスであるか、その基本情報をご紹介します。
「名前は聞いたことはあるけれど、具体的に内容を知らない」といった方は、ここでPayPalについて知りましょう。
概要
PayPalはアメリカに本社を置くPayPal Holdings Inc. が運営している電子決済サービスです。
売り手と買い手の仲介役となり、セキュリティを担保しつつ、金銭の授受を代行してくれます。
最近になって急速に普及してきた電子決済サービスですが、PayPalは1998年に設立され、翌年の1999年にはサービスをスタートさせており、提供している企業の中でも初期の頃から運営されています。
PayPalは
- 通販サイトでの支払い
- 個人間での金銭取引
- 給与の支払い
など、幅広い金銭取引に利用されており、全世界で登録者数が4億人を超えるほどの高いシェアを誇っています。
日本でもネット決済が主流になったことにより、PayPalの便利さに注目が集まりつつあり、2020年には登録者数が430万人、翌年の2021年には840万人と右肩上がりです。
最近では日本の企業でも、給与の支給をPayPalで行っているところもあります。
特徴
PayPalの最大の特徴は「取引の仲介者となり、より安全に金銭のやり取りができる」という点です。
最近ではセキュリティの向上により、安全に取引できる場が増えてきていますが、それでも巧妙な手口で詐欺や個人情報を盗み取るといった犯罪は後を絶ちません。
そこでPayPalは事業者と消費者の仲介人となり、安全性を担保しながら正しい金銭の授受ができるようにサポートします。
PayPalでは世界でも最高水準の暗号化キーを用いて情報を保護し、常にセキュリティチームが不正な取引がないかをチェックしています。
その高い安全性が、多くのユーザーに支持され、信頼を得ているのです。
PayPal のメリット

PayPalのメリットについて解説します。
PayPalの最大の特徴は「安全な金銭取引」を提供することにありますが、メリットはそれだけではありません。
安全性の高さ
PayPalは高いセキュリティによって保護されています。
使われている暗号システムの性能が高く、かつスタッフによる監視を抜かりなく行っています。
20年以上にわたって多くの方に利用されていることからも、PayPalの信頼の高さが伺えます。
海外でも利用できる場合が多い
アメリカを中心にカナダ・ロシア・オーストラリアなど、多くの国で利用されているため、海外との取引にも利用できる場合が多いです。
日本のネット決済サービスのほとんどは海外に対応していないため、海外で利用できるPayPalは有用といえます。
しかし、国によっては使えない機能があったりと、利用に制限がかかる場合もあります。
海外で利用する際は、あらかじめ利用範囲を確認しておきましょう。
個人・事業どちらの目的でも利用しやすい
PayPalは、個人向けの個人(パーソナル)アカウントと事業主向けの法人(ビジネス)アカウントが作成でき、それぞれの目的に合わせて選べます。
- 複数人のユーザーで1つのアカウントを管理・利用できる
- 取引時に記載される名義を事業者名にできる
- カード支払いには本人確認が必要
- 個人(パーソナル)アカウントからアップグレードができる
個人から法人のアカウントへのアップグレードは可能ですが、逆に法人から個人へのアカウントには変更できない仕組みになっています。
まず個人アカウントを作成し、利用状況に応じて法人アカウントにアップグレードすることをおすすめします。
複数の支払い方法が利用可能
PayPalで使用できる支払い方法は、以下の3つになります。
- 口座振替
- クレジットカード
- デビットカード
ネット決済サービスの中にはそのアカウントに残高を一度チャージしなければならないことがよくあります。
しかし、PayPalではチャージを行う必要がなく、登録した銀行口座またはカードからその都度支払われる仕組みとなっています。
両方を登録し、優先的に支払う方法を選択することも可能です。
もし、口座の残高が不足している場合は、カードから支払われる仕組みとなっています。
使い方が簡単かつスピーディー
PayPalの利用ページは余計な広告などがなく、必要最低限のメニューで公正されているため、目的のページを探しやすく操作も直感的に行うことができます。
また、支払いは即時可能で、チャージの手間もないためすぐに利用できます。
また、PayPal内に溜まった資金の出金も即時振替であれば数分~30分程度、標準振り替えであれば3~6営業日となっています。
PayPalの登録に必要なもの
PayPalを登録する前に必要なものについて解説します。
PayPalの登録に必要なもの
- メールアドレス
- 電話番号
- 本人確認書類
- 支払いに利用する銀行口座またはクレジットカード、デビットカード
登録のみであればメールアドレスと電話番号の2つがあれば完了できます。
実際に出金や支払いを行う場合には本人確認と支払いに必要な情報登録が必須です。
PayPal の登録手順
PayPalの登録手順について解説します。
法人アカウントへは後からでもアップグレードできるため、今回は個人アカウントを中心にご説明します。
登録は
- 新規登録
- 支払い情報を登録
- メールアドレス認証
の3ステップで完了します。
前述した登録に必要なものを準備したら、以下の手順で登録していきましょう。
新規登録
新規登録の流れは以下になります。
- PayPalの公式サイトにアクセス
- 「新規登録(無料)はこちら」の青いボタンをクリック

- 登録するアカウントの種類を選択
※個人アカウントの作成のときは、パーソナル(個人)アカウントを選ぶ。
- メールアドレス、電話番号を入力します。
→認証確認のため、入力した電話番号へセキュリティコードが記載されたSMSが送信されます。
- 「新規登録(無料)はこちら」の青いボタンをクリック
- 送られてきた6桁のセキュリティコードを入力し、10分以内に手続きを進める
- ご自身の情報を入力する
【入力内容】メールアドレス・国籍・姓・名・パスワード(確認欄あり)・郵便番号・住所・生年月日
- 2つの任意設定
※希望するときはチェックを入れてる。
- ご自身の情報を入力する
- ワンタッチ設定:PayPalを使った支払いを円滑にするため、ログイン入力を省略する
- PayPalからのニュースや特典の受取:PayPalに関する情報を受け取る
- 規約やプライバシーに関する取り扱いの同意にチェックを入れて新規登録完了
支払い情報を登録
PayPalでの支払いを行うためには支払い情報の登録が必須です。
支払いは以下の3つの方法です。
- 銀行口座からの口座振替
- クレジットカード
- デビットカード
銀行口座とカードの両方を登録しても構いません。
なお、地方銀行や信用金庫などPayPalに対応していない銀行口座もあるため、ご自分が所持している口座が利用可能かを確認してください。
PayPalで利用可能なクレジットカードブランド(デビットカード)
- VISA
- Master Card
- JCB
- American Express
- DISCOVR
PayPalで利用可能な銀行口座
- みずほ銀行
- 三井住友銀行
- 三菱UFJ銀行
- ゆうちょ銀行
- りそな銀行
- 埼玉りそな銀行
クレジットカードであれば、カード番号・カード会社・有効期限・セキュリティコード・請求書住所を入力します。
銀行口座であれば、銀行の選択・口座名義(カタカナ)・支店コード・口座の種類・口座番号を入力します。
入力が終わったら、下部にある登録ボタンを押して登録完了です。
支払い方法の変更や追加はアカウントの管理メニューからいつでも行えます。
メールアドレスの認証
アカウント登録が完了すると、認証用のメールアドレスが届きます。
メールが届いたら、速やかにメール内に記載されたURLへアクセスして、認証を完了しましょう。
もし、認証メールが届かない場合は入力内容に誤りがある、または迷惑メールに振り分けられている可能性が高いです。
システムの都合上、メールが届くまでに数分のタイムラグが生じることもあります。
その際は2~3分後に届くこともあるため、少し待ってから対処してみましょう。
本人確認
アカウントの登録が完了すれば、サービスを利用できます。
ただし、一部の機能において、利用するのに本人確認が必須の機能があります。
例えば、以下のような機能は本人登録が完了するまで利用できません。
- 口座振替
- 10万円を超える取引
- 海外取引の利用制限
これらの取引においては、セキュリティ強化や犯罪予防を目的として、運営側は本人確認手続きを推奨しています。
本人確認には、必要書類の画像を送信すれば完了しますが、運営側が確認を完了するまでに2週間程度かかります。
急な取引にも対応できるよう、あらかじめ登録と同時に本人確認も済ませておきましょう。
法人(ビジネス)アカウントへのアップグレード方法
利用者の中には個人間のやり取りだけでなく、ご自身が売り手となり、販売を行うこともあるかもしれません。
そういったときは、個人アカウントを法人(ビジネス)アカウントへアップグレードすることもできます。
法人(ビジネス)アカウントへのアップグレードの手順
- PayPalのメインページにある設定メニューを開く
- アカウントオプション欄にある「ビジネスアカウントへのアップグレード」をクリック
- 事業タイプを選択する
- 事業情報(住所・会社代表番号・事業者名・商品やサービス・URL・会社の成立日)を入力
これでアカウントのアップグレードは完了です。
法人(ビジネス)アカウントを作成する場合も入力する内容に大きな違いはありません。
法人(ビジネス)アカウントは個人アカウントと異なり、支払いを受け取ることもメインで行えるプランになります。
ご自身の状況に合わせて切り替えを検討するのもひとつの方法といえます。
PayPalでよくある質問

最後にPayPalでよくみかける質問について解説します。
PayPalで資金を受け取る方法はある?
PayPalでの資金の受取は、登録されているメールアドレスまたは電話番号へ宛てて、相手から送金されることで可能です。
そして送金された資金は、登録している銀行口座への送金、またはネット決済にて利用できます。
また、本人確認を行っていない場合は受け取れる金額が10万円未満と制限があります。
高額取引を行う予定がある方はアカウント開設後、速やかに本人確認しておくことをおすすめします。
PayPalに登録しないで支払いすることはできる?
PayPalはあくまで作成されたアカウント同士での取引を行うためのものです。
そのため、取引をする際は双方Paypalを登録していることが必須条件です。
とはいえ、PayPalのアカウント登録には手数料や年会費はかからず、特に費用も発生しないので、安心して登録できます。
PayPalに銀行口座を登録できない場合
PayPalに銀行口座を登録できない理由には、いくつかの原因が考えられます。
- アカウント情報と登録したい銀行口座の所在国が同じか(一部米国の銀行口座も利用できますが、基本的には同所在国であることが必要)
- アカウント情報と口座名義が一致しているか
- 銀行口座が別のPayPalアカウントに登録されていないか
- 銀行口座が過去に3つのPayPalアカウントに登録されていたことがある
- 銀行がPayPalの利用に対応していない
- 登録時に行われる銀行口座確認に3回失敗したことで、制限が掛かってしまっている
PayPalへの銀行口座登録には上記のような条件があります。
もし口座登録できない場合は、アカウント情報との整合性は取れているか、ほかのアカウントに登録されていないか、過去に複数回登録したことがないか、など確認してみましょう。
PayPalの登録を解除する方法
- PayPalのメインページにある設定メニュー(画面右上の歯車のマーク)を開く
- アカウントオプション欄にある「アカウントを解約する」を選択
- アカウントを解約についての確認画面などが表示されるため、内容を確認し、指示に従って解約を進める
解約そのものは非常に簡単で、即時完了します。
また、運営への問い合わせも不要です。
しかし、PayPalの解約には以下の注意点があります。
- 一度解約すると同じアカウントの復活や復元ができない
- 解約時に残高や未完了の取引も失効となる
解約前は、必ず取引の完了状況を確認することをおすすめします。
まとめ
今回はPayPalがどのようなものかの基本情報をお伝えするとともに、具体的な登録の流れやよくある質問について解説してきました。
PayPal登録の流れ
- 新規登録(個人情報の入力・認証作業)
- 支払い情報の登録
銀行口座:みずほ銀行・三井住友銀行・三菱UFJ銀行・ゆうちょ銀行・りそな銀行・埼玉りそな銀行
クレジットカード:VISA・Master Card・JCB・American Express・DISCOVR
- メールアドレス認証(登録の確認)
PayPalは安全性が高く、多くの国で利用されている決済サービスのひとつです。
これからさらにキャッシュレス決済およびネットでの取引が盛んになり、その規模は大きくなることが予想されます。
より安心かつ速やかに取引を行うため、ぜひPayPalの利用を検討してみてはいかがでしょうか。






