「個人でネット販売を始めるのは難しい?」
「開業に必要な勉強や売るべきものは?」
この記事では、ネット販売の始め方について、開業方法や必要な費用などをまとめました。
ネットショップで個人販売を始めたい人は、参考にしてください。
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ネット販売を始めたい!

ネット販売は、個人でサイト開設や出店を行い、ご自身が売りたい商品を販売できます。
近年におけるネット販売の現状について、紹介します。
ネット販売は個人で開業できる?
ネット販売は、ある程度の規模が大きな会社が販売や出店しているように思う人もいるかもしれません。
しかし、Amazonなどの大手通販サイトでは、個人で商品を仕入れて出品しているユーザーが数多くいます。
個人で気軽に開業できるようになった
近年は商品を出品できるECモールの増加や、ネットショップの開設を補助するサービスが充実しています。
商品の準備や審査などは必要ですが、以前よりも気軽にネットで開業できる環境になってきています。
実店舗を持つより低リスクで始めやすい
ネット販売は、実店舗で必要になる店舗を構える土地や、営業するための電気代などの維持費をカットできます。
そのため、実店舗を持つよりも低リスクで商品の販売を始められます。
気軽に開業しやすい反面、失敗もある!
ネット販売は低リスクで気軽に始めやすくなっていますが、一方で長く運営するのが難しい側面もあります。
開業の手軽さから競合相手が増えやすく、販売する商品の分野によっては、実店舗以上に苦戦を強いられます。
ネットショップの廃業率とは?
ネットショップの一般的な廃業率は、
- 開業から1年目:3割
- 開業から2年目:5割
と言われています。
商品の仕入れや在庫管理に費用がかかるため、一時的に成功しても、継続して売上を確保していくのは簡単ではありません。
ネット販売を成功させるためには準備や勉強が大切
ネット販売を成功させて、継続的に売上を確保するためには、事前の準備や勉強が重要です。
手軽に開業できる点から、特に準備をせずに始めてしまうと、
- 運営方針が定まらない
- 採算が合わない
- マーケティングがうまくいかない
といった点で運営に行き詰まるケースがあります。
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ネットショップを運営する上でやること

ネットショップを運営する前には、販売する商品や出店方法を選ぶ必要があります。
初心者向けの仕入れ商品や、出店方法ごとの特徴について、確認しておきましょう。
初心者向けおすすめ商品ランキング
ネットショップで需要がある商品には、以下のような特徴があります。
- 流行商品:店舗で購入できるような商品でも、ネットで手軽に買える点から購入される
- 限定商品:販売地域や場所、期間が限られている商品は、住んでいる地域や忙しさから購入できない人もいるため、需要が高い
- 重量のある商品:店舗で購入して持ち帰るのが面倒な商品は、自家用車を持っていない人に需要がある
- 対面で購入しにくい商品:育毛剤やダイエット用品など、自分の悩みや趣味を隠したい人は、ネットショップを利用する
ネット販売初心者の場合は、上記のような需要を意識して、販売する商品を選ぶとよいでしょう。
さらに具体的に商品を絞りたい場合は、以下の分野がおすすめです。
1.本

本は仕入れ先の候補が多い商品であり、初心者でも比較的簡単に在庫を確保できます。
仕入れ先の候補としては、
- 出版社:直接取引になるが、個人で取引するのは難しい
- 出版取次:個人でも取引可能だが、人気の本は書店への供給が優先される
- 本屋:仕入れコストは少し高いが、法人向けに取引する店舗もある
- 本の流通サービス:取り扱いジャンルは限られるが、数冊から仕入れられる
の4つがあります。
実際に取引できるのは、出版社以外の3つになりますが、ほかの分野よりも仕入れの窓口は広くなっています。
商品を仕入れる段階でつまずいてしまった場合は、本に限らず利用しやすい仕入れ先がある分野を選びましょう。
2.お菓子

お菓子は、地域や店舗限定で販売される商品が多いため、ネットショップで購入する需要があります。
国内で食品を販売する際は、基本的に許可や届け出が必要です。
しかし、「常温で保存が可能な包装された食品」については、許可や届け出なしでも販売できます。
お菓子の中でも、上記の条件に当てはまる商品を選べば、手続きの手間を省けるのでおすすめです。
3.日用品

普段の生活で使う日用品は、必需品として需要がほぼなくならない商品です。
1商品あたりの単価は高くない商品も多いですが、まとめて大量買いされるケースもあるため、一定の売上は確保できます。
出店方法を決定する
ネット販売をする方法としては、ECモールへの出店か、ネットショップの開設の2種類があります。
それぞれのメリットとデメリットは、以下のとおりです。
| ECモールへの出店 | ネットショップ | |
|---|---|---|
| メリット | 出店するまでの手間が大幅に短縮できる 既存の大手サイトへの出店で、 集客力や信頼をある程度 確保できるモールのサポートを受けられる | サイトの機能や デザインに 独自性を出せる |
| デメリット | モールの利用料や手数料が発生する モール内の価格競争を 勝ち抜く必要がある 独自性が出しにくい | サイトのテンプレートはあるものの、 出店するまでに時間がかかる 集客や信頼を得るための 宣伝や継続が必須である |
安定感を求める場合はサイトの制作の必要がなく、最初から、ある程度の集客力を確保できるECモールへの出店がおすすめです。
ネットショップの開設は、独自性を出したい場合や、自由に販売したい場合に選んでみましょう。
1.ECモールへの出店
出店できる代表的なECモールの利用料は、以下のとおりです。
- 【Amazon】月額:小口出品100円/大口出品4,900円+販売手数料(出品カテゴリーによる)+配送料+オプション
- 【楽天市場】初期登録費用:60,000円+月額出展料:25,000~130,000円(プランによる)+システムサービス利用料:2.0~7.0%+楽天ペイ(楽天市場決済)利用料
- 【Yahoo!ショッピング】ストアポイント原資負担1~15%+キャンペーン原資負担 1.5%+アフィリエイトパートナー報酬1~50%+アフィリエイト手数料:パートナー報酬の30%+ストア決済サービス手数料
モールによっては初期費用が必要であり、月額の維持費以外にもさまざまな手数料が発生します。
そのため、商品によっては、売上が発生しても手元に残る金額が大幅に減るケースもあります。
2.ネットショップ
ネットショップの開設に使える主なサービスやツールの利用料は、以下のとおりです。
- 【futureshop】初期費用22,000円~+月額22,000円~
- 【Shopify】月額3,650円~
- 【Square】月額0円~
サービスによっては月額なしで利用できるところもありますが、機能面やオプションは制限されます。
手数料は抑えられるため、マーケティングで工夫すれば、モール以上の売上を得られるケースがあります。
許可や届け出を取得する
国内で販売する商品の一部の分野は、販売するための許可や届け出が必要になります。
ネットショップで販売する可能性がある主な商品に必要な許可や届け出は、以下のとおりです。
- 【食品(自身で製造する場合)】食品衛生責任者(資格)、食品衛生法に基づく営業許可、菓子製造営業許可(菓子類を製造販売する場合)
- 【酒類】通信販売酒類小売業免許
- 【化粧品】化粧品製造業許可、化粧品製造販売業許可
- 【医薬品】医薬品販売許可、特定販売許可届出、薬局開設許可のほか、登録販売者(資格)、薬剤師(資格)
- 【中古品】古物商許可
- 【輸入品】関税の支払い、輸入に関する手続き
医薬品は元々販売できる商品が限られており、必要な許可や届け出の数も非常に多くなっています。
初心者に限らず、許可や届け出が多い商品は、手間に対してリターンが少ないため、分野としてはおすすめできません。
一方、中古品や輸入品は必要な許可などがそれほど多くないため、初心者で選択する人もいます。
ネットショップ開業の手順

ここでは、ネットショップを開業するまでの大まかな手順を紹介します。
仕入れるタイミングや、開業届を提出する意味を確認しておきましょう。
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1.販売する商品を決める
ネットショップ開業で最初に始めるべきなのは、販売する商品の決定です。
商品を決める前に出店先を確保しても大きな問題はありませんが、
- 商品を出品していなくても、月額などのサイトの維持費を支払う必要がある
- 販売する商品が運営の中心になるため、先に定めていないと、運営方針やマーケティングも定まらない
といった点から先に決めておいた方がよいでしょう。
自分が詳しい、興味のある分野がおすすめ
販売する商品を決める際は、自分が詳しい、もしくは興味がある分野を選ぶのがおすすめです。
どうしても商品が決まらない場合は、おすすめ商品を選んでもよいですが、
- 自分が詳しい分野の方が、商品の仕入れ先や価格変動など知識を活かして運営できる
- 興味がある分野の方が、ネットショップ運営を続けるうえでのモチベーションになる
といった点から、知識や興味が有効に働きます。
仕入れを始めるタイミングは開設日と併せて調整する
販売する商品が決定した後、仕入れ先を決めてすぐに仕入れを始めるかは、出店開始日や開設日によります。
月額などのサイトの維持費を無駄にしないためには、
- 商品発注から到着までの時間
- モールの出店審査、サイト制作完了までの時間
を照らし合わせて、日程を調整しましょう。
海外から輸入する場合は、天候や情勢から到着までの時間が多少前後する可能性があります。
2.ネットショップを開設する
販売する商品決めや商品の発注が完了した後は、出店方法を決定します。
ECモールへの出店やネットショップの開設のメリットとデメリットを照らし合わせて、使いやすい方を選びましょう。
ただし、どちらの出店方法でも出店や開設が完了するまで、少し時間がかかります。
| ECモールへの出店 | ネットショップ |
|---|---|
| モールの出店審査が 行われる | サイトのテンプレートから選択して制作、 もしくはゼロから制作決済代行を導入する場合、 決済代行会社の審査がある |
ネットショップの開設は、サイトのデザイン等が定まっている場合は、スムーズに制作できます。
一方、ECモールへの出店における審査は、2週間前後かかるところが多くなっています。
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3.開業届を出す
ネットショップの開設完了後、もしくは開設が確定した時点で、開業届を提出しておきましょう。
ネットショップに限らず、店舗の運営を開始した場合、開業届の提出は必須ではありません。
しかし、個人事業主として認められている方が、さまざまな面でメリットがあります。
個人事業主として開業届を出す
個人事業主として開業届を出す手順は、以下のとおりです。
- 税務署やe-Taxのホームページで「個人事業の開業・廃業届出書」を入手する
- 必要な項目を記入して、事業開始日から1ヶ月以内に税務署の窓口や郵送、e-Taxで提出する
国税電子申告・納税システムのe-Taxを利用した場合、ネット上で手続きを完了できます。
個人事業主として開業届を出すメリット
個人事業主として開業届を出した場合、以下のようなメリットがあります。
- 確定申告で青色申告を選択できる:通常の白色申告のどちらを選ぶか事業者に任せられるが、青色の方が特別控除や納税額の差し引きなどのメリットがある
- 屋号で銀行口座を開設できる:個人の口座とネットショップ運営用の口座に分けて管理しやすくなる
- 法人用のサービスを利用できる:法人用のクレジットカードやECモールにおける法人価格など
特に確定申告が青色申告にできる点は、納税額に大きく影響するため、明確なメリットです。
ネットショップ運営を成功に導くために

ネットショップの運営が始まっていくと、さまざまなリスクやトラブルに直面する可能性があります。
ネットショップ運営を成功させるための注意点や、事前に勉強しておきたい内容を確認しましょう。
在庫リスクは最小限にしよう
ネットショップ運営では、商品の在庫を確保する必要がありますが、同時に在庫リスクが発生する可能性があります。
長く運営を続けるためには、在庫リスクを最小限にできるような仕入れや売り方が必要です。
在庫リスクとは?
在庫リスクは、商品の在庫を抱えすぎることで発生するリスク全般を指しています。
単に在庫が余るだけでなく、
- 在庫を保管する場所の確保や、一定の温度を保つ必要があるなど、保存条件に合わせた設備投資に費用がかかる
- 賞味・消費期限や経年劣化など、品質の低下で売り物として扱えなくなる
- 捌き切れない在庫を処分するための費用の増加
- 無理やり在庫を減らそうとした結果、安価で売り出して収益が減る
など、さまざまなデメリットが起こり得ます。
初期は少ない在庫から始めよう
ネットショップ運営を始めた直後は、少ない在庫から始めるのがおすすめです。
在庫不足で販売できない場合、ショップの売上は下がりますが、仕入れなどの運営費用は大きく減りません。
最初から在庫を大量に仕入れてしまうと、在庫リスクを軽減するための手間や費用で苦労する可能性があります。
商品の売れ行きが予想できるようになり、在庫を管理できる環境が整った後は、適切な量の在庫を確保していきましょう。
利益が出るものを販売しよう
利益が出る商品の販売は、ネットショップの運営費を回していくうえで重要です。
「ネット販売を始めたのだから、利益を出す商品を売るのは当然では?」と、思う人もいるかもしれません。
しかし、実際に運営を始めると、商品の売上のみに注目して、維持費や手数料を見落とすケースがあります。
かかる経費を計算しよう
ネットショップ運営では、どの出店方法を選んでも少なからず維持費や手数料が必要になります。
ネット販売全体でかかる主な費用をまとめると、
- 商品の仕入れ代
- 在庫の管理・維持費
- ECモールやECサイトの維持費・手数料
- 商品の送料
- 仕入れや在庫管理を行う際に使用する機器の電気代や運営場所の利用・維持費
- その他、広告掲載費など
が挙げられます。
商品が仕入れ値以上で売れたとしても、上記の維持費や手数料を差し引くと、利益が非常に少なくなる可能性も考えられます。
販売する商品に対して、全体でかかる経費を計算してから仕入れを検討しましょう。
価格競争が激しいものはNG
利益が出る商品の中でも価格競争が激しいものは、安定した運営を考える場合、仕入れを推奨できません。
価格の変動が激しい商品は、
- 競合相手よりも先に売り抜くために、想定していた利益よりも大幅に価格が下がる可能性がある
- 購入層も安い価格になるまで待機するため、商品が売れるまで時間がかかる
- 価格競争を無視した場合、在庫を抱えるリスクがある
といったデメリットが生じます。
毎回適切な価格で売り抜く自信がない場合は、商品やジャンルとして仕入れを避けましょう。
ネットショップ開業するためには何を勉強したらよい?
ネットショップを開業する前の知識として、
- 仕入れ先:売りたい商品を調達できる会社やサイト
- サイト運営:出店先になるサイトの開設から運営、売上アップするための方法
の2点は事前に勉強しておくと、出店の開始をスムーズに勧められます。
上記に加えて、サイト制作やマーケティング、税金に関わる知識も事前に勉強して損がない項目です。
サイト制作の知識
サイト制作やネットマーケティングの知識としては、以下の項目を勉強するのがおすすめです。
- Webデザイン・HTML・CSS:テンプレートに頼らずに自社販売サイトを制作する場合に役立つ
- SNSの運用:現代における集客ではほぼ必須であり、複数のSNSを使い分ける
- 広告掲載:集客に効果的な掲載方法や、注目度の高い掲載場所を調べておく
- SEOの知識:検索上位に表示される方法や、検索されやすいサイト内の単語などを知っておくと、集客率アップにつながる
運営する中で自然と身につく人もいますが、事前に勉強しておくと、最初からデザイン性の向上や集客率アップが期待できます。
税金に関する知識
税金に関する知識としては、以下の項目を勉強しておくと役立ちます。
- 納税・確定申告:個人事業主として運営、もしくは一定金額以上の収入で必須になる
- 輸入品の関税・消費税:仕入れる際には必ず必要であり、仕入れ先のサイトや商品ジャンルによって金額が異なる
確定申告は必須になるため、納税額の計算や納付手続きの流れは、事前に確認するのがおすすめです。
納税にかかる手続きに手間を感じる場合は、専門業者に税金の管理を任せることも検討しましょう。
まとめ
ネット販売やネットショップ開業についてまとめると、以下のようになります。
- ネット販売はECモールへの出店やネットショップの開設で手軽に行えるが、事前に準備や勉強しておかないと、長く運営するのは難しい
- 初心者で商品を仕入れる場合は、自分が詳しい、もしくは興味がある分野を選んだ方がスムーズに仕入れが行える
- ECモールへの出店は、出店元の集客力や信頼、サポートを受けられるメリットがある
- ネットショップの開設は、ECモールにはない独自性を出せる点がメリットになる
- 一部の分野は販売するための許可や届け出が必要であり、必要な許可が多い商品は手間に対して販売のリターンが少ない
- 出店や開設の完了後は、開業届を提出した方が確定申告の青色申告などのメリットが得られる
- ネットショップを運営するうえでは、利益が出る商品を選んで、在庫リスクを抑えつつ確保する
- サイト制作やマーケティング、税金に関する知識も事前に勉強する
手軽に始められる環境は整っていますが、継続的な運営には準備と知識が必要です。
販売する商品が決まっている人も、しっかりと下調べしてから仕入れや出店方法を決めていきましょう。
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