主人公が駐在としてやってきた限界集落の村で、人間を食べている疑惑が浮かび上がり始め、その真相に迫って行く姿が描かれる『ガンニバル』。
先の読めない展開や謎が明らかになっていく物語はホラーサスペンス好きな人達から高い評価を集めています。
この記事では『ガンニバル』の大まかなストーリー展開や最終回について、ネタバレありでまとめながら、本編が読めるマンガアプリを紹介していきます。
ガンニバルとは?
まずは『ガンニバル』の概要や見どころについて紹介します。
概要
『ガンニバル』は2018年10月から2021年12月に『週刊漫画ゴラク』へ連載された二宮正明の漫画です。
人が人の肉を食べるカニバリズムを題材にしており、田舎の村にやって来た一家が、食人の疑惑や風習に巻き込まれていく様子が描かれていきます。
サスペンス性の高い物語は連載雑誌の編集のお墨付きをもらったり、漫画好きからも好評で、注目度の高い漫画になっています。
また、昨年の2022年冬(12月)には「Disney+ (ディズニープラス)」でのドラマとして放映され、主演は柳楽優弥、監督を片山慎三と川井隼人、脚本を大江崇允、プロデューサーを山本晃久と岩倉達哉が務めております。
ドラマ「ガンニバル」は12月28日から「Disney+ (ディズニープラス)」で独占配信!
概要 | 映画、ドラマ、アニメの見放題サービス |
料金 | ・月間プラン:990円(税込) ・年間プラン:9,900円(税込) (毎月決済より1,980円お得) |
作品 | ・ディズニー、ピクサー ・マーベル ・スター・ウォーズ ・ナショナルジオグラフィック ・ディズニープラスオリジナルなど |
対応 | TV、スマホ、PC、ゲーム機、タブレット |
あらすじ
供花村(くげむら)に新しい駐在として赴任した阿川大悟は、ある日に発見された遺体から村の中に多くの一族住む後藤家が食人しているのではないかと疑い始めます。
一緒にやって来た妻の有希や娘のましろを守るためもあって、大悟は後藤家の調査を始めますが、限界集落の村の空気は異様なもので、様々な妨害や身の危険を感じていきます。
ただ、調べを進めていくうちに供花村と後藤家の関係や恐ろしい慣習が明らかになっていき……?
登場人物
『ガンニバル』の主な登場人物は以下の通りです。
- 阿川大悟(あがわだいご):主人公の警察官。過去に娘のましろが関わった事件で犯人を射殺したことから、供花村で駐在員として赴任させられます。そこで村の食人疑惑が出てきたことから後藤家の調査を始めます。
- 阿川有希 (あがわゆうき):大悟の妻。結婚前にストーカー被害にあっていた際、担当刑事の大悟と出会い、結婚しました。
- 阿川ましろ (あがわましろ):大悟と有希の娘。過去に目の前で大悟が犯人を射殺する姿を見たショックから言葉が話せなくなり、表情も変わらない少女。
- 後藤恵介 (ごとうけいすけ):後藤家次期当主。いつもは後藤家の習わしに従っていますが、実際はこころよく思っておらず、後藤家を取り巻く惨劇を回避するために行動しています。
- 後藤岩男 (ごとういわお):恵介の同級生かつ友人。恵介に対しては後藤家の一員として守るべき存在だと思っています。
見どころ
『ガンニバル』の見どころは、次の展開が読めないサスペンスの連続とそこに隠された謎です。
主人公の大悟とその家族以外は本当に信用できる人物かわからないまま物語は進んでいくので、誰が裏切るのか、いつ死んでしまうのかというスリルがあります。
そして、その謎が徐々に解き明かされていくことで、物語がより面白く感じられるようになるのです。
ガンニバルの巻ごとのあらすじ・ネタバレを3分で解説
ここでは『ガンニバル』の単行本ごとのあらすじをネタバレありで解説していきます。
1巻
供花村で駐在をしていた狩野治が失踪したことから、新任として選ばれた阿川大悟は、妻の有希と娘のましろと共に移住することになりました。
迎え入れた村人は大悟達を歓迎し、自然溢れる村の空気に暫くの間は癒されていました。
しかし、ある日に大悟は人を食べる文化が根付いている集落が世界各地にあることをネットで知ります。
それからすぐに村の中で老婆の遺体が見つかったと通報を受け、大悟は現場で遺体の確認と遺体に関連のある後藤家の面々から事情聴取を始めました。
老婆は後藤銀という人物であり、熊に食べられた状態でしたが、大悟は銀の遺体の腕に人間の歯型を見つけてしまい、ふと口にしてしまいます。
すると、その場にいた後藤恵介は大悟の発言に怒りを露わにして猟銃を突き付けてきて、大悟はすぐに謝罪します。
その後、大悟は村の住人から歓迎会を開くと言われ、熊や遺体の件があったことから用心として有希とましろを家に残して、一人で参加しました。
歓迎会では、大悟は妻と娘のことを聞かれてとっさに嘘を付きます。しかし、村人は家族が家にいることを知っていたため、大悟はこのせまい村では隠しごとができないことを悟ります。
ただ、歓迎会が進むうちに酒が入った大悟は後藤家の面々とも親しくなり、遺体や食人文化のことも忘れ始めていました。
それから大悟が家に帰宅すると、有希は家の中に「逃ゲロ」という言葉が柱に刻まれており、ましろからは外に出ていた際に謎の男から受け取った人の指を渡されました。
2巻
続けますが、後藤家のことを探っていると岩男から報告を受けた後藤睦夫は、激こうしながら家にやって来た大悟に猟銃を突き付けます。
単なるおどしだと再び供花村で人を食べている可能性を考え始めた大悟は、後藤家に乗り込んで情報を集めようとします。
後藤家の私有地の山で出会った後藤岩男は、失踪する以前の狩野治が同じように後藤家へ来た時の動画を見せてくれます。そこに映る狩野は狂気に囚われているようでした。
その後、大悟はさらに調査を思っていた大悟ですが、睦夫は本当に殺すつもりで発砲し、他の後藤家の面々も大悟へ襲いかかりました。
その戦闘の中で大悟は後藤家には「あの人」と呼ばれる中心的存在がいることを知りますが、後ろから斬りつけられて意識を失ってしまいます。
何とか軽傷ですんだ大悟は他の村人達によって助け出され、村人達から見ても後藤家は異様であると思われていたことを知りました。
3巻
後藤家以外の村人を信用し始めた大悟でしたが、恵介から村人達はかつて狩野治とその家族を村八分にしていたと聞かされます。
さらに村人達のいざこざから、まるで自分達家族が村全体に監視されているように感じた大悟は、「誰も信じるべきではない」と思い始めました。
そんな中、狩野治の娘である狩野すみれから渡されていた電話番号から、供花村の秘密を知っているという連絡を受けます。
大悟が対面した京介という男は付けていた仮面を取り外すと、顔の半分と鼻が大きく抉られており、その原因が供花村の祭り「奉納祭」によるものだと告白します。
「奉納祭」といわれる祭りの内容は、戸籍のない子供を食べるというもの。京介は祭りが始まるまで監禁されていましたが、祭り当日に食べられる途中で救われた生き残りだったのです。
4巻
大悟が村の食人文化について仮説を立て始め、その年の奉納祭が近づく中、ましろが一時的にゆくえ知れずになり、大悟は焦りますが、結局は近所の子供と遊んでいただけでした。
しかし、遊び相手の親から不信感を覚えた大悟は、今回の騒動が意図的であると感じました。有希に対して供花村の異常性を教えたうえで、家族で村を脱出することを提案します。
ただ、それは有希とましろの安全を確保するためであり、大悟は今も監禁されているであろう子供達を後藤家から救うために、一人で供花村へ戻ります。
5巻
後藤家へ一人で突入しようとしていた大悟を止めたのは供花村の近隣に務める警察署長で、村への疑いが深まったことから警察も動き始めたことを大悟は知ります。
そして、後藤銀の司法解剖した結果、銀が食人によって発症するクールー病にかかっていたことが判明します。
さらに、大悟は再び京介から連絡を受け、その会話の中で京介を助けだしたのは銀の娘の藍であり、藍の安全を保証することを条件に協力を取り付けました。
6巻
大悟は子供達のことを問い詰めますが、他の後藤家がくる気配を察知した恵介は大悟を逃がします。
奉納祭の当日に大悟は先んじて後藤家に乗り込みます。それに続く形で金丸豪が率いる武装した警察隊も駆けつけますが、警察の方には後藤家の面々が立ちふさがります。
牢屋へ到着した大悟でしたが、そこには子供達がおらず、代わりにけもの臭さを放つ長身の男、後藤家をまとめるあの人がいました。
そこに恵介がやって来て
しかし、逃げている最中に大悟は先ほどのあの人に襲われ、戦闘を余儀なくされます。
7巻
あの人から大悟を助けたのは村の次期神主である神山宗近で、恵介の頼みから逃げる手伝いをしたことや後藤家のルーツについて語り始めます。
一方、騒動の中ですみれは恵介に対して妊娠していることを告げ、一緒に村を出よう!と言いますが、恵介は後藤家次期当主の立場からそれを拒否し、子供を堕ろすように言いました。
そんな中、金丸豪と警察隊が駆けつけて家宅捜索を始めますが、後藤真が猟銃を放ったことをきっかけに警察隊と後藤家は激しく戦い始めます。
その後、監禁されていた子供は別の場所に移動させられていましたが、大悟と警察の救出隊によって保護されます。
しかし、その場所にも後藤龍二が率いる後藤家の面々がやって来て大悟や警察に襲い掛かりました。
8巻
食人に疑問を持っていた後藤洋介の協力もあって、後藤龍二達は逮捕されます。そこで突然、大悟は真から警察に「保護されているはずの有希とましろを預かっている」と言われます。
一方、新しい場所へ移動しようとしていた有希とましろの元には後藤家出身の警察が近づいており、移送中に後藤家がトラックで襲撃したことで2人は拉致(らち)されてしまいます。
そして、大悟は洋介と共に、有希とましろを取り返すため、真との交渉に望むことになりました。
9巻
交渉の場に割り込んできた岩男によって真が殺されたことで、大悟は岩男と激しく戦い始めます。
大悟は岩男を殺す直前まで追い詰めますが、ましろが自分を止める声が聞こえた気がしたことや遅れて来た恵介の介入により意識を失ったことで、戦闘は中断されます。
それから恵介は有希とましろの拘束をといて逃がそうとしますが、今度は『あの人』が現れて、恵介に襲いかかりました。
有希の協力もありながら恵介は応戦しますが倒し切れず、『あの人』はましろをさらって、その場から消えてしまいます。
その後、恵介は大悟に有希が無事であることや、ましろはさらわれたが生きていると伝え、大悟に「ましろを救うために協力して欲しい」と言いました。
その言葉に大悟は同意し、2人は『あの人』の元へ向かい始めます。
10巻
神山正宗は後藤家と村人達が争う様子を見て、供花村と自らの過去を思い出し始めます。
当時の後藤家次期当主であった後藤金次は、銀を虐待しながら性的にも支配していましたが、一方で銀は正宗に迫ることで、供花村全体を変えようともくろんでいました。
しかし、村の男を狂わせる原因とされた銀は、奉納祭の生贄(いけにえ)として山奥に追放されてしまいます。
ただ、銀は山奥でも飢え死にすることなく、村人を襲い、その肉を喰らうことで生き延びていました。
11巻
政宗の回想から、あの人の正体は銀が産んだ子供で生まれてからずっと人間と食べさせられてきた白銀であり、現在の奉納祭は銀が村の支配のために、人間の生贄(いけにえ)を捧げるように言ったことから始まっていたことがわかります。
一方、現代では大悟と恵介が白銀と対峙していましたが、なぜかさらわれていたましろが大悟の銃口から白銀をかばっていました。
そんな大悟を後ろから狙撃したのは「協力する」と言ったはずの恵介でした。
12巻
恵介の狙撃直後にやって来た岩男は状況を見て、ましろを生贄にすることで奉納祭を再開しようとします。
しかし、ましろを食べようとした白銀が、ましろから「泣かないで」と言われたことで自分が今まで食べさせられてきたのが、人間だったことを思い出して嘔吐しました。
それを見た恵介は白銀の頭部を射撃し、後藤家の面々は騒然として恵介に襲いかかろうとしますが、瀕死の白銀は「殺さないで」と言い放ちます。
そして、白銀は自らの腕を食い千切りながら絶命しました。
恵介は後藤家の面々に降伏するように語りかけますが、岩男はそれに反発し、この騒動の原因である大悟を殺そうとします。
13巻(最終巻)
大悟は岩男や後藤家の面々と戦いながら恵介にましろを任せて逃げるように言い、恵介は有希や警官隊と合流しました。
しかし、恵介はそこに留まらず、大悟を助けるために警官隊と共に引き返します。
一方、大悟は岩男と戦っていましたが、その岩男の頭を正宗が撃ったことで致命傷になり、正宗に襲いかかろうとしたのを大悟に止められて死亡しました。
ガンニバルの最終回はどうなった?(ネタバレ注意)
ガンニバルの最終回では後藤家の面々は逮捕され、供花村での事件は解決に向かい始めていました。
その事件の解決に貢献した大悟は本部への異動が決まり、駐在として最後の見回りをして、現場検証に参加していた恵介と出会うと、「これからの健闘を祈る」と言葉をかけます。
そして、最後に村人の老婆が人の指を口にするところが描かれて物語は終わりました。
後藤家に関わる問題は解決しても、供花村全体に食人文化が根付いてしまっていたところまでは大悟達もわからなかったことが示唆された終わり方です。
ガンニバルの感想まとめ
『ガンニバル』はカニバリズムを題材としているため、読む人を選ぶ作品になっていますが、ファンとなって読み続けた人から好評の声が多く挙がっていました。
感想の中には一度読み始めると続きが気になってしまい、完結後は一気読みしてしまったという感想もありました。
グロテスクなシーンも出てきますが、それ以上にサスペンスと謎解きがある展開が続くことから引き込まれる内容だったようです。
ストーリー最後までを読んだ人からはこの作品らしい後味の悪さが残りながらも良い作品であったという感想が多く見られました。
また、ホラーやサスペンス好きならおすすめできる作品という意見も共通して出てきています。
原作漫画を読んだ上でDisney+によるドラマ化が決定した際には期待する声が多く見られました。
主演の柳楽優弥さんは実力派俳優であることや脚本とプロデューサーがアカデミー作品賞にノミネートされた『ドライブ・マイ・カー』の組み合わせであることが期待される要素になっているようです。
一方で、実写ドラマとして『ガンニバル』の世界観や描写をどこまで再現できるか、期待と不安の両方の声が出てきていました。
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まとめ
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対応 | TV、スマホ、PC、ゲーム機、タブレット |