2025年6月30日より日本でも提供が開始され、アプリ内で商品の販売から購入が可能となるEC機能「TikTok Shop」。
話題となっている今こそTikTok Shopを始めたいけれど、「ライブ配信って難しそう」「自分にできるのかな」と不安に感じる方も多いのではないでしょうか。
実際にゼロから挑戦し成果を上げている人が、アカウント開始当初から現在に至るまで、どんな体験をしているのかを知ることは、最初の一歩を踏み出す大きなヒントになります。
そこで、今回はNETSEA MallLIVEの公式ライバーもちょ。さん(@mocho._.shop)にインタビューをしました。
もちょ。さんはメーカーから直接仕入れたアパレル雑貨を中心に取り扱い、親しみやすい語り口と丁寧な商品紹介でアカウント開設から約4か月でフォロワー4,500人を突破。未経験からの挑戦ながら、着実に成果を重ねています。
そんなもちょ。さんに、TikTok Shopでライブ配信を始めるにあたっての不安や工夫、実際の成果について、率直に語っていただきました。
「TikTokは見たこともなかった」初心者からのライバー就任!
――まず、簡単に自己紹介をお願いします。
もちょ。:普段はB to BのEC卸サイト「NETSEA」で法人営業や商品管理を担当しています。TikTokやライブ配信とは全く関わりのない、生粋の営業マンでした。もともとSNSにも疎かったのですが、特にTikTokはプライベートですら全然見たことがなかったんです。そんな中、NETSEAで扱う商品の流通拡大という意図も含め、「NETSEA MallLIVE」というTikTok Shopの社内ライバーとして任命され、ゼロから挑戦する機会をいただきました。
――ライバーとして任命されたときの、率直なお気持ちはいかがでしたか?
もちょ。:正直、期待と不安が半々ぐらい、という感じでした。ライブ配信なんてもちろん未経験でしたし、顔出しやリアルタイムで視聴者さんと話すということに自信がなかったので。
でもその一方で、新しい形で商品の魅力を伝えられると思うとワクワク感もありましたね。
ゼロからのアカウント開設。準備~初回配信・初回売上までのリアル
――「NETSEA MallLIVE」のアカウント開設は2025年4月からですよね?
もちょ。:はい。わたしたちはTikTok Shopのリリース直前に、まさにゼロからのスタートでした。しかも、アカウントを作ってすぐライブ配信ができるわけではなく、ライブ配信をするにはフォロワー50人が必要なんですよ。
――なるほど、フォロワーが 50人いないと、そもそもライブ配信ができないっていう。
もちょ。:そうなんです。ゼロから50人までは、まずは友人、家族、知人に「フォローしてください!」という形でお願いをして、なんとかフォロワー50人を達成したので、そこからはもうとりあえずTikTok Shopリリースを待たずどんどんライブ配信をスタートさせよう、となりました。

――ライブ配信で紹介する商品はどのように決めているのですか?
もちょ。:先ほどもお話ししたように、「卸サイトNETSEAで扱っている商品の流通を拡大していく」という意図もありライブ配信を始めることになったのですが、フォロワーの7~8割が女性なので、その方々に響く商品を検討し、主にレディースのアパレルやバッグ、雑貨商品を扱うことにしました。
――実際に始める前に、不安や難しそうだなと思ったことはありましたか?
もちょ。:やっぱり一番不安だったのは、 商品の魅力をライブできちんと伝えられるかどうか、というところでした。特にアパレル商品は色や質感、サイズ感をどう表現すれば視聴者さんに伝わるのかを最も悩んでいて。でもいざ始めてみると、実際のサイズ感を伝えるときに私が着てみたり、動いてみたり、着こなしの提案だったり、そういった見せ方が伝わりやすく、ライブ配信との相性がとても良いなと思っています。
――他のライバーさんを事前にチェックしたり、勉強などはされましたか ?
もちょ。:しました。どういう風に売っていくかを考えていたときに、TikTok Shopリリース前からアパレル分野でライブ配信を行っているアカウントを見つけて。実際に自分が視聴者になって配信を見にいくところからはじめ、配信内での視聴者さんとの掛け合いといいますか、いただいたコメントへのリアクションなど、リアルタイムのコミュニケーションだったり、スタッフ数人と配信を回すにはどうしたらいいのかなど学ばせていただきました。
――初めてのライブ配信に向けて、具体的にはどんな準備をしたのでしょうか?
もちょ。:配信の流れやトーク内容を簡単な台本にまとめました。あとはもちろん商品の特徴や価格、他のどんなアイテムと組み合わせたらいいかなど、視聴者さんに対しての提案を整理していくところから始めましたね。加えて照明やカメラの位置も、配信前に何度かリハーサルをおこなってシミュレーションをしました。
――色々準備をして挑んだ初回のライブ配信はいかがでしたか?
もちょ。:初回は特に緊張で言葉が詰まる場面もいくつかありましたね。視聴者数も10人いるかどうかというところでした。なので商品は売れなかったのですが、コメントで視聴者さんが反応してくれたりすると、もうそれだけで嬉しくて励みになりました。
その後も始めた当時は視聴者さんが見てくれやすい時間帯や、商品が売れやすい時間帯なども何にもわからないので、とりあえず月曜~金曜の平日の勤務時間の中で、自分が決めた時間に配信していました。なので視聴者さんが本当につかなくて。
初めて商品が売れたのは、ライブ配信を初めて1週間ぐらい経ってからでしたね。その瞬間は、やっぱり達成感がすごくて、やってよかったなという気持ちでいっぱいになったのは今でも覚えています。
――現在はどのくらいの視聴者規模になっていますか?
もちょ。:今はだいたい平均で言うと、同時接続数は250~300人ほどです。1回の配信で最終的に何回見てくれたかという「総視聴回数(総ビュー数)」という数値があるのですが、それも1万回を超えるようになっています。(※本記事内の各数字は2025年8月中旬の取材時のものです)
――1回の配信で1万回視聴!フォロワー数や売上の変化はどうですか?
もちょ。:フォロワーは50人からのスタートでしたが、現在は4,500人を超えています。
売上は、4月はライブ配信を利用した自社の販売機能を使って約7万円。6月30日にTikTok Shopが始まってからは、7月の初月で4月売上の10倍を大きく超え、8月はすでに中旬の現時点で7月売上の1.5倍まで伸びている状況です。最近はリピーター購入と新規購入のどちらも増えている印象ですね。

フォロワー数・売上共に右肩上がり!成長を加速させた3つの工夫
――フォロワー数、視聴者数、売上共に右肩あがりですね。成長のきっかけや、配信を続けて気づいたコツのようなものがあるのでしょうか?
もちょ。:成長のポイントは主に3つあるかなと思います。


