中国では爆発的に普及し、数兆円規模の市場に成長したライブコマース。
日本でも徐々に注目を集め始めていますが、本当に効果があるのかと疑問を抱く方も多いでしょう。
コロナ禍を経て、オンラインショッピングの需要は増えました。
しかし、実店舗のように商品を手に取り、スタッフと会話しながら選ぶ楽しさや、気に入って「即買いしたい!」といった購買体験はオンラインで再現することは難しいことです。
その点、ライブコマースは上記の難しさを解決できる、新たな販売手法です。
すでに多くの日本企業がライブコマースで成果を上げています。
本記事では、
- ライブコマースは日本で成功するのか?
- 日本での成功事例
- ライブコマースの具体的な活用方法
- ライブコマースで成功するために必要なこと
を紹介します。

新しい販売チャネルを探している人や顧客とのコミュニケーションを強化したい人には必見です。
ぜひ最後までご覧ください。
EC市場でも注目!ライブコマースとは
ECサイトの利便性とリアル店舗での体験を融合したライブコマースは、現在では多くの企業に注目されています。
では、なぜライブコマースがこれほど注目されているのか、その背景と市場の現状について解説します。
ライブコマースとは
ライブコマースとは、ライブ配信を通じて商品を紹介し、視聴者がリアルタイムで質問やコメントを送りながら、その場で購入できる、新形態のオンラインショッピングです。
従来のECサイトにあった

「実際に商品を見たり触れられない」

「商品商品のサイズ感や使い勝手がわからない」
といったデメリットが解消され、さらにエンターテイメント性を加えた革新的な販売手法といえるでしょう。
以下では、ライブコマースについてさらに深掘りして解説します。
中国発!人気の配信型オンラインショッピング!
2016年頃から中国で爆発的に広がったライブコマースは、今や中国EC市場の主力販売チャネルへと成長しています。
ある人気インフルエンサーは、「1回のライブコマースで3億円以上の商品を売り上げる」ともいわれています。
中国において、ライブコマースは「見る・購入する・交流する」が一体となった人気の配信型オンラインショッピングです。
若者を中心に、新しいショッピング体験として定着しています。
日本でも注目されはじめている新しいショッピングスタイル
日本では、大手アパレル企業や化粧品メーカー、食品メーカーなど幅広いカテゴリーで導入が進んでいます。
ライブコマースでの購入経験がある人はまだ少ないですが、国内ECプラットフォームはライブコマース機能を強化し始めています。
今後はさらに注目度が高まっていくことが予想されます。
とくに20代〜40代の女性を中心に、新しいショッピング体験として受け入れられつつあります。
ライブコマースの市場の現状と今後
ライブコマース市場は世界的に急成長しており、日本でも徐々にその波が押し寄せています。
企業が新たな販売チャネルとして取り入れる中、ライブコマースの市場規模と将来性について解説します。
ライブコマースの海外市場

国際的なライブコマース市場は目覚ましい速度で成長しており、とくに中国市場においては驚異的な発展を見せています。
2020年には約525億元(日本円でおよそ8,000億円)の規模に到達し、その後も毎期着実に成長曲線を描いています。
さらに注目すべきは、2021年の中国ライブコマース市場が1兆9,950億元(約33兆9,150億円相当)に達し、前年比で90%という飛躍的な伸びを示したことです。
参考:ジェトロ「ライブコマース、健全な発展を見据えて(中国)」
急成長の理由としては、
- 中国独自の消費習慣や信頼性のある人物からの推薦を重視する購買心理
- コロナ禍におけるオンラインショッピング全体の加速度的普及
が挙げられます。
アメリカでは、2020年ごろからライブコマースが本格的に浸透し始め、とくに小売大手「ウォルマート」の市場参入が大きな転機となっています。
従来、根付いていたテレビショッピングの文化的土壌もあり、現在では主要な商品販売方式の一つとして定着しています。
アメリカのライブコマース市場においては、2021年のライブコマース規模が約1兆3,970億円と算出され、EC全体における占有率はまだ1.4%と発展途上段階です。
しかし、2024年には占有率が3.0%まで上昇し、金額にして4兆4,450億円規模へと拡大する見込みが立てられています。
ライブコマースの日本市場
日本のライブコマース市場は現在、発展過程の途上にあるといえます。
日本では、2018年あたりから企業がライブコマースに本腰を入れ始めています。
とくに2020年においては、新型コロナウイルス対策として実施された緊急事態宣言により外出控えが広まったことが1つのターニングポイントでした。
同年夏以降、ライブコマースを戦略的に取り入れる小売業者が急増しました。
実店舗への客足が落ち込む状況下で、従業員の能力を最大限に活かしながら収益を維持するための施策として、ライブコマースが注目されました。
現時点では、日本におけるライブコマースの社会的認知度は発展途上であり、実際に視聴した経験を持つ消費者の割合も限定的です。
一方で、ライブコマースを視聴したユーザーの約50%が商品購入に至るという調査結果も存在します。
情報元:NTTコムリサーチ『「ライブコマース」に関する調査結果』
日本のEC普及率が国際比較において相対的に低水準にとどまっていることを考慮すると、日本のライブコマース市場は今後大きな成長余地があると予測されます。
今後はもっと市場規模が拡大する可能性がある!
今後の日本のライブコマース市場をデジタルライブや動画配信の市場から探ってみましょう。
一般財団法人デジタルコンテンツ協会(DCAJ)の調査によると、2023年の動画配信市場規模は5,250億円(前年比108%)と推計されていて、2028年には6,330億円まで成長するといわれています。
また、技術の進化によりAR(拡張現実)を活用した仮想試着や、AIによるパーソナライズされた商品推奨など、さらに魅力的な購買体験が可能になるでしょう。
若年層だけでなく、今後はシニア層にも受け入れられる可能性が高く、市場の裾野は着実に広がっていくと考えられます。
ライブコマースの成功事例を厳選!
ライブコマースという新しい販売手法が、日本でも徐々に広がりをみせています。
実際にどのような企業が成功を収めているのか、厳選してご紹介します。
成功事例から学べるポイントも解説していきましょう。
1.ユニクロ(UNIQLO LIVE STATION)
ユニクロは、2020年に「UNIQLO LIVE STATION」というライブコマースを開始しています。
店舗スタッフやスタイリストが商品やコーディネートを紹介し、視聴者からの質問にリアルタイムで回答するスタイルです。
- 店舗スタッフやStyleHintを活用するスタイリング提案により、視聴者にとって身近で信頼感のあるアドバイス提供
- 特定アイテムに焦点を当てた深掘り型の配信で、商品理解を効果的に促進
- パーソナルカラー診断や着こなし相談など、視聴者の興味や悩みに応える付加価値コンテンツも提供
- 自社のECサイトや公式アプリ、スタイリング共有アプリ「StyleHint」の3つのプラットフォームを活用し、広範なユーザー層へアプローチ
ライブ配信を販売チャネルとしてではなく、ユーザーとの継続的な関係を築く「オウンドメディア」として位置づけています。
リアルタイムでのコミュニケーションを重視し、視聴者との信頼関係を育てる場として活用している点が特徴です。
2.資生堂
資生堂は、ライブコマースで成功を収めた中国市場での経験をもとに、2020年から日本国内でも本格的にライブ配信を開始しています。
ライブ配信では、プロのビューティーコンサルタントやメイクアップアーティストが出演します。
視聴者とリアルタイムでコミュニケーションを取りながら、製品を実際に使用したメイクテクニックやスキンケア方法を紹介しています。
- 専門知識を持つビューティーコンサルタントが登場し、信頼性の高い美容アドバイスを提供
- 化粧品の質感や使用感を動画で丁寧に見せることで、オンラインでは伝えづらい情報をカバー
- 視聴者から寄せられる美容に関する質問に即時対応し、双方向のやりとりによって顧客満足度を向上
- 配信視聴者限定のクーポンや特典で購買意欲を高める施策
- 新商品の発売時期にあわせたタイムリーな配信で、注目度と話題性を確保
化粧品の質感やテクスチャー、使用方法などを専門家による実演で伝えることで、店舗で試せないECの弱点を補完しています。
メイクといった肌に直接触れるものをうまく販売できている点が素晴らしいですね。
3.ファンケル

化粧品や健康食品を展開するファンケルは、「FANCL LIVE SHOPPING」と題したライブコマースを通じて、商品の特徴や使い方を紹介しています。
専門性の高い商品カテゴリーにおいて、視聴者の疑問や不安に丁寧に寄り添う姿勢が高く評価されています。
- クイズや質問コーナーなど視聴者参加型コンテンツを取り入れ、エンゲージメントを高めている
- 健康や美容に関する最新トピックや豆知識を盛り込み、情報価値を向上
- 配信限定の特別価格や先行販売特典
- 自社工場からの配信を実施し、製品の品質や製造工程の透明性を訴求
- 専門知識を持つスタッフが、視聴者からのコメントや質問に丁寧に回答し、信頼関係を構築している
とくに健康食品のように、信頼性や安全性が重視される分野にもかかわらず、工場からの配信などで信頼をはぐくみ、しっかり顧客をつかんでいます。
専門知識やリアルタイムの対話によって、さらに満足度を高めている印象を受けます。
4.三越伊勢丹
三越伊勢丹は2019年11月に初めてライブコマースを導入し、定期的にライブ配信を継続しています。
お歳暮や中元、催事イベントといった季節の商戦と連動させたライブ企画を打ち出し、百貨店の強みをオンラインにも展開しています。
- 歳暮やお中元といった季節イベントとタイミングを合わせた戦略的な配信スケジュールで、購買意欲の高まる時期を逃さない
- 百貨店バイヤーによる目利き力を活かした商品選定と、専門的で信頼感のある解説を生かしている
- 「イタリア展」など催事の雰囲気をオンラインで再現し、リアル店舗に足を運べない視聴者にも臨場感ある体験を提供
- 有名シェフや職人などのゲストを招いて、商品の背景や魅力を深掘り
- 高品質な商品が持つストーリー性や贈り物としての価値を丁寧に紹介し、感情に訴える訴求方法を重視
品質とセレクトのよさを武器とする百貨店ブランド。
その価値を、ライブコマースという新たなチャネルで巧みに表現しています。
とくに、遠方の顧客や若年層へのアプローチにもつながっており、リアルとオンラインの融合モデルとして注目されています。
5.ビックカメラ
家電量販店のビックカメラは、実店舗で行われる実演販売をそのままライブ配信しています。
まさにリアルとデジタルを融合させた、独自の手法を展開しています。
経験豊富な実演販売士によるエンターテインメント性の高いトークと実演をオンラインに転用し、視聴者の興味を引きつけています。
- 実店舗の活気や臨場感をそのまま配信することで、オンライン視聴にもリアルな雰囲気を再現
- 実演販売で人気の高かった実績ある商品を中心にセレクトし、説得力のある紹介を実現
- 視聴者からのコメントをもとに、店舗では質問しづらいような細かい疑問にも丁寧に対応
- オンライン配信によって、来店が難しい顧客にも商品体験の一部を提供し、実店舗との相乗効果を生み出している
- 実際に動かしたり使用したりする様子を映像で見せることで、カタログやECでは伝えにくい性能や使い勝手を明確に伝えている
従来のライブコマースがスタジオ配信を中心とするなかで、ビックカメラは「店頭そのものをステージにする」といったハイブリッド型モデルを確立しました。
実店舗の強みを最大限に活かしながら、ライブ配信というデジタル手法を取り入れた、先進的な取り組みとして高く評価されています。
6.ニトリ

ニトリは、2022年4月より自社ECサイト内でライブコマース「ニトリLIVE」を開始し、現在も積極的に配信を継続しています。
定期的に配信していて、家具やインテリア商品の魅力をリアルタイムで紹介しています。
- 家具の配置やインテリアのコーディネート術を映像で提案し、視聴者に具体的な使用イメージを提供
- 商品の実寸サイズや耐久性など、テキストだけでは伝わりにくい情報を映像で解説
- 視聴者からのリクエストに応じて商品を紹介し、双方向のコミュニケーションを実現
- 季節のインテリア提案や最新トレンドを取り入れたコンテンツを提供
- 商品知識の豊富な社員がプレゼンターを務め、専門的な視点から商品の魅力を伝えている
大きく重たいものが多い「家具」という難易度の商品。
しかし、設置イメージや使い勝手を視覚的に伝えることで、購入ハードルを下げている点が成功ポイントです。
また、ライブ配信中に視聴者限定のクーポンを配布するなど、購買促進の施策も実施しています。
7.ロフト
LoftではInstagramを活用したライブコマース風のライブ広告活動を実施しています。
バイヤーやLoftの店員さんが出演し、商品選定の背景や新商品・季節のおすすめ商品を解説してくれます。
さらに、著名人のトークショーの配信などのお楽しみで、フォロワー数も41万人超まで増やしています。
- 商品バイヤーやLoftのショップ店員が登場し、選定理由や商品特徴を詳しく解説することで信頼性を高めている
- 店舗で販売している商品を紹介してくれるので、「Loftに寄ろうかな」と思わせてくれる
- 定期的にショップに入った新商品を投稿・配信することで、魅力的な商品を見つけた人が来店してくれる効果もある
- 著名人のトークショーなどの配信も流すことで、フォロワーを増やす効果がある
都心にある大型雑貨店、LoftならではのSNSとライブコマース(Instagram LIVE)の活用方法で、思わず足を運びたくなる工夫をしているのが伺えます。
また、定期的な投稿や配信スケジュールによって、フォロワー獲得にも成功しています。
8.ベイクルーズ
ベイクルーズは「LIVE STYLING」と題したライブコマースを展開しています。
2020年5月に開始されたこの取り組みは、同社の公式通販サイト「BAYCREW’S STORE」内で定期的に配信されています。
各ブランドの最新アイテムやスタイリング提案をリアルタイムで紹介しています。
- 「JOURNAL STANDARD」や「Spick & Span」など、ベイクルーズが展開する複数のブランドを横断したスタイリングを提案
- ゲストを迎えたスペシャルライブを実施し、ブランドの世界観やライフスタイル提案を強化
- ライブ配信中は視聴者からのコメントや質問にリアルタイムで対応し、商品の詳細やスタイリングのポイントを丁寧に解説
- ライブ配信に合わせて視聴者限定の割引キャンペーンや先行予約などの特典を提供し、購買意欲を高めている
これらの取り組みにより、ベイクルーズの「LIVE STYLING」はブランドの世界観や商品の魅力を効果的に伝える手段として、顧客とのエンゲージメントを強化しています。
9.ABC-MART

ABC-MARTは、ライブ配信サービス「Tig LIVE」を通じて、人気インフルエンサーがNIKE製品を紹介するライブコマースを実施しています。
視聴者がリアルタイムで商品情報を得られるだけでなく、インフルエンサーとの双方向のコミュニケーションが可能となり、購買意欲を高める一定の効果がありました。
- 若年層に影響力のあるインフルエンサーを起用することで、ターゲット層へのリーチを強化
- 視聴者がリアルタイムで質問やコメントを投稿できる仕組みを導入し、双方向のコミュニケーションを実現
- 希少性の高い限定モデルや人気モデルを中心に紹介することで、スニーカーファンの関心を引いている
- 配信中に、視聴者がスムーズに商品ページへアクセスできる工夫
とくに「スニーカー」というコレクター性の高いアイテムにおいて、製品知識や希少性をアピールすることで、ファン心理を刺激している点が特徴です。
10.ゴディバ

高級チョコレートブランドのゴディバは、ライブ配信やオンラインサービスを通じてブランドの魅力や製品の価値を効果的に伝えています。
- シェフ・ショコラティエによるデザートレシピのライブ配信で、製品の新たな楽しみ方を提案
- ビデオ通話を活用した「ゴディバ リモートショッピング」で、個別のニーズに対応
- 「au PAY マーケット」との連携によるライブ配信で、限定商品の魅力をリアルタイムで紹介
- 視聴者との双方向コミュニケーションを重視し、ブランドへの親近感をわかせる
- 季節限定商品や特別パッケージなどの限定品もこまめに紹介
ゴディバの持つプレミアム感と職人技を視聴者に直接伝え、高級チョコレートの価値を理解してもらう場としてライブコマースを活用しています。
とくに、人気の高い商品のパッケージの細部、素材の質感などもリアルタイムで紹介しています。
まさにオンラインでも、高級感を損なわない購買体験を提供しています。
11.高島屋
高島屋は「タカシマヤライブショッピング」としてライブコマースを実施し、百貨店の強みを活かした高品質な商品を紹介しています。
- 各分野のバイヤーが登場し、プロの目線での商品解説を提供
- 産地直送の食材やデパ地下スイーツなど百貨店ならではの商品を厳選
- 季節のギフトやおせち料理など、タイムリーな商品を提案
- 料理人やソムリエなど専門家を招いての本格的な解説
- 限定数量や先行販売など、視聴者特典を充実
高島屋の持つ目利きと品質という価値をオンライン上でも発揮し、百貨店ファンだけでなく新規顧客の開拓にも成功しています。
12.ミツカン
ミツカンは中国市場での認知度向上を目的に、アリババグループが運営する「淘宝(タオバオ)」のライブコマースプラットフォームを活用しています。
ミツカンの主力商品を中国のインフルエンサー(KOL)を起用してライブ配信で紹介しています。
2024年12月より、日本国内においてもライブ配信を開始し、ライブショッピング限定のクーポン配布などで顧客を増やしています。
他にも、人気VTuberグループ「にじさんじ」とのコラボレーションによるライブ配信も行われ、この配信では発話数20,600件を記録。
用意された限定セットは、配信開始からわずか2時間で完売となるなど、大きな反響を呼びました。
- 現地の文化や食習慣に合わせた商品を紹介
- 中国やVtubeでで人気のインフルエンサーを起用
- 実際の調理シーンを見せることで、主婦層の視聴者を獲得
- 日本食文化の魅力を伝える内容で差別化
- 視聴者参加型のキャンペーンを組み合わせた集客施策
これらの取り組みにより、ミツカンは中国市場での認知度向上と売上拡大に成功しています。
13.エスティローダー

エスティローダーは、2021年にライブコマースプラットフォーム「Bambuser」を導入し、従来のInstagram Liveから切り替えました。
この変更により、視聴者数や売上も大きく向上し成果をあげています。
- メイクアップアーティストによる専門的な技術やテクニックを紹介
- 高級感のある演出で、ブランドイメージを維持
- 視聴者からの肌悩みに対する具体的なアドバイスを提供
- 新製品のローンチに合わせたタイミングで配信
- 企画製品の成分や効果を科学的に解説する教育的コンテンツを提供
とくに、高価格帯の化粧品において、そのブランド価値や効果を丁寧に説明することで、購入を後押ししている点が特徴です。
14.無印良品
無印良品は「MUJI LIVE」として、店舗スタッフが商品を紹介するライブ配信を実施しています。
視聴者からの質問に答えながら商品の使い方や特徴を詳しく説明し、売上向上に成功しています。
- 「シンプル」「ナチュラル」というブランド哲学に沿った配信スタイルを生かしている
- 収納や整理整頓など、生活提案を交えた実用的なコンテンツを提供
- 商品の機能性や素材の特徴を丁寧に解説
- 季節の暮らしに合わせた商品をセレクト
生活スタイルの提案を重視するブランドとして、暮らしの質の向上を意識したコンテンツ作りが評価されています。
15.スワロフスキー
スワロフスキーは、ライブコマースを活用してジュエリーやアクセサリーの魅力を効果的に伝えています。
- 新作コレクションやシーズン限定品を輝きや反射を実際に見せながら紹介
- ブランドアンバサダーやスタイリストによる着用デモンストレーションがある
- クリスタルの研磨技術や品質へのこだわりなど、ブランドの歴史と価値観を解説
- 視聴者からのスタイリングやコーディネートに関する質問をライブ中に回答
- 特別な記念日やギフトシーンを想定した商品提案
ライブコマースによって、クリスタルの煌めきを動きとともに伝えることに成功しています。
また、ジュエリーの着け心地やサイズ感など、購入前に気になるポイントも視覚的に伝えることで、オンラインでの購買不安を解消したのもポイントです。
ライブコマースを成功させるために必要なこと

ライブコマースで成功するには、単に配信を始めるだけでは不十分です。
明確な戦略と入念な準備が欠かせません。
以下では、ライブコマースを成功に導くための重要なポイントを紹介します。
ライブコマースの目的を明確化する
ライブコマースを始める前には、「何のために配信を行うのか」という目的を明確にすることが重要です。
単に「売上を上げたい」という漠然とした目標ではなく、以下のような具体的な目標を設定しましょう。
目的に応じて配信の内容や進め方、成功指標が変わってきます。
まずは、自社のビジネス課題と照らし合わせて目的を定めることが第一歩です。
ターゲット層×販売商品でプラットフォームを選ぼう
ライブコマースのプラットフォーム選びは、ターゲットとなる顧客層と販売する商品特性を考慮して決定しましょう。
各プラットフォームには特徴があり、ユーザー層も異なります。
自社の狙いたいターゲットが多く利用するプラットフォームを選ぶことで、より効果的なライブコマースを実施できるでしょう。
表を作成しましたので、ぜひ参考にしてください。
| 年代 | プラットフォーム | おすすめ商品 |
|---|---|---|
| 10代後半〜20代前半 | ・TikTok ・YouTube | ・プチプラコスメ ・トレンド雑貨 ・カジュアルファッション |
| 20代後半〜30代 | ・Instagram ・17LIVE | ・ミドルレンジコスメ ・アパレル ・インテリア雑貨 ・美容家電 |
| 30代〜40代 | ・Instagram ・自社ECサイト | ・ハイエンドコスメ ・ファッション ・家電製品 ・食品 ・グルメ |
| 40代〜50代 | ・Facebook ・百貨店アプリ ・自社ECサイト | ・健康食品 ・サプリメント ・ホームケア製品 ・高級ブランド品 ・ギフト商品 |
また、プラットフォームごとの特徴も把握しておきましょう。
- TikTok:Z世代に強く、短時間で訴求力の高いコンテンツに適している
- Instagram:ビジュアル重視で、ファッションや美容に強み
- YouTube:詳細な商品説明や長時間の配信に向いている
- 17LIVE:エンターテイメント性が高く、若年層へのアプローチに効果的
- 自社ECサイト:既存顧客へのアプローチに効果的
ECサイトに上手く誘導できるよう導線を張ろう!
ライブコマースの成否を分ける重要なポイントは、視聴者をECサイトに上手く誘導できるよう導線を張ることです。
- 配信中に紹介した商品へのリンクをリアルタイムで表示
- コメント欄に購入URLを貼る
- QRコードを表示する
など、ワンクリックで購入ページに飛べる仕組みを用意しましょう。
視聴者の購買意欲が高まったタイミングで簡単に購入できる導線設計が大切です。
ライブコマースを上手に活用しよう!
ライブコマースは単発のプロモーションではなく、長期的な顧客関係構築のツールとして活用することで真価を発揮します。
定期的な配信スケジュールを組み、継続的なコミュニケーションを図ることで、大きな価値を提供できるでしょう。
具体的には、以下のようなことを意識するのがおすすめです。
配信特典や魅力的な発信で固定客を作ろう!
ライブコマースの視聴者を固定客に変えるためには、視聴者だけが得られる特典や価値を提供することが効果的です。
具体的には、以下のとおりです。
単なる商品紹介を超えた魅力的なコンテンツとなり、リピーターの獲得につながります。
SNSとの連携でさまざまな情報発信をしよう!
ライブコマースの効果を高めるには、ほかのSNSとの連携が欠かせません。
このような工夫で、より多くの潜在顧客にリーチできます。
定期的に視聴者の見えるところで目にしてもらうことで、ブランドの認知度向上と顧客エンゲージメントの維持につながります。
まとめ
本記事では、ライブコマースは日本で成功するのか、成功事例や具体的な活用方法を紹介しました。
ライブコマースは、日本のEC市場に新たな可能性を開く革新的な販売手法です。
中国で爆発的に広がり、今や日本でも多くの企業が成功を収めています。
- 商品の質感や使い方をリアルタイムで伝えられること
- 視聴者と双方向でコミュニケーションができること
- 「今だけ」「ここだけ」の特別感を演出できること
など、さまざまな魅力があります
。あなたのビジネスにも、ライブコマースを取り入れてみるのはいかがでしょうか。
おもな成功ポイントは、以下の4つです。
- 明確な目的設定
- ターゲットに合わせたプラットフォーム選び
- 購入までの導線設計
- 継続的な顧客関係構築
初めは小規模から始めて、視聴者の反応を見ながら徐々に規模を拡大していくとよいでしょう。
店舗に足を運んでもらうことが難しい今だからこそ、ライブコマースを通じてお客様との距離を縮められます。

ぜひ、あなたならではの魅力的なライブコマースを始めてみてください。












