日本国内で不要な物を売り出す際に利用するアプリ及びサイトの候補として、2大アプリ・サイトと言われる「Yahoo!オークション(旧ヤフオク!)」と「メルカリ」。
2018年までは「Yahoo!オークション(旧ヤフオク!)」の利用者数がトップですが、2019年には「メルカリ」の利用者数の方が上回り、販売・買取サイトの中で大きな注目を集めました。
この記事では、「Yahoo!オークション(旧ヤフオク!)」と「メルカリ」について、出品者と購入者の両方の視点からサービスの違いやそれぞれの使いやすさなどをまとめました。
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Yahoo!オークション(旧ヤフオク!)・メルカリ比較表
| ヤフオク! | メルカリ | 詳しい内容を確認 | |
|---|---|---|---|
| 出品カテゴリー | 「両生類」「虫類」 「魚類・水生生物」なら 生き物出品可能 | 生き物全般 出品不可 | 詳細説明を確認 |
| 販売価格 | 1円~ | 300円~ 9,999,999円 | 詳細説明を確認 |
| 落札/販売完了時の 手数料 | Yahoo!プレミアム会員 :販売価格の8.8% プレミアム会員以外 :販売価格の10% ※特定カテゴリは 個別の手数料が発生 | 販売価格の10% | 詳細説明を確認 |
| 匿名配送 | おてがる配送 (ヤマト運輸) おてがる配送 (日本郵便) | らくらくメルカリ便 (ネコポス、 宅急便コンパクト、宅急便) ゆうゆうメルカリ便 (ゆうパケット、ゆうパック ゆうパケットポスト、 ゆうパケットプラス) | 詳細説明を確認 |
| 通常配送 | 定形外郵便 クリックポスト ゆうメール レターパックライト レターパックプラス ゆうパック ヤマト宅急便 | 定形外郵便 クリックポスト スマートレター レターパックライト レターパックプラス | 詳細説明を確認 |

ヤフオク!とメルカリの違いは?
ヤフオク!とメルカリの違いの中で一番大きな部分を締めるのは、オークション機能の有無です。
ヤフオク!は即決価格のみで出品した場合、実質的にフリマと同様の形式で売り出せます。
一方、メルカリでは競り合わせる機能が付いていないため、商品をオークション形式で売り出したい場合はヤフオク!以外の選択肢がないのです。
機能面以外にもヤフオク!とメルカリには、利用者層の違いがあります。
メルカリはアプリでの取引が中心になっており、簡単に利用できるところから、若年層かつ女性の利用者がヤフオク!よりも多い傾向があります。
それに対して、ヤフオク!はオークションで競り落とすために多少の知識が必要になるので、少し年齢層が高くなり、出品者も男性の方が多くなっているのです。
【出品者】ヤフオク!とメルカリはどっちがいい?
ヤフオク!とメルカリは、オークション機能の有無という大きな違いがありますが、全ての商品がオークション形式で売り出した方がお得になるわけではありません。
出品者として利用する際にどちらの方が良いかについて、各項目で比較していきます。
ヤフオクとメルカリで出品できるものの違いは?
ヤフオク!とメルカリで出品できるカテゴリーは、以下のようになっています。
| ヤフオク! | メルカリ | |
|---|---|---|
| 主要 | コンピュータ家電、AV機器、カメラ音楽本、雑誌映画 ビデオおもちゃ、ゲームホビー カルチャーアンティーク、コレクションスポーツ レジャー自動車 オートバイファッションアクセサリー 時計ビューティー、ヘルスケア食品 飲料住まい、インテリアペット、生き物事務 店舗用品花、園芸チケット、金券 宿泊予約ベビー用品タレントグッズコミック アニメグッズ不動産チャリティー | レディースメンズベビー・キッズインテリア 住まい・小物本・音楽・ゲームおもちゃ ホビー・グッズコスメ・香水 美容家電・スマホ・カメラスポーツ レジャーハンドメイドチケット自動車 オートバイ |
| その他 | レンタルスキル、知識修理 取り付けネタ情報アダルト | まとめ売りペット用品食品飲料/酒日用品 生活雑貨/旅行アンティーク/ コレクション文房具/事務用品事務/店舗用品 |
表記の違いはあるものの、多くの商品はどちらでも出品可能です。
明確な違いがあるのは「ペット、生き物」における出品で、ヤフオク!は「両生類」「虫類」「魚類・水生生物」であれば出品が認められています。
メルカリは上記の3種類も含めて生き物全般が出品不可であるため、昆虫などを販売する場合はヤフオク!を利用することになります。
ヤフオク!とメルカリはどっちが高く売れる?
ヤフオク!とメルカリで設定できる販売価格は以下の通りです。
| ヤフオク! | メルカリ | |
|---|---|---|
| 販売価格 | 1円~ | 300円~9,999,999円 |
メルカリの場合は、出品ごとに売上から送料が引かれるため、下限金額は300円に設定されています。
一方、ヤフオク!の場合も売上から送料が引かれますが、売上が送料以下だった場合に残った金額がYahoo!ウォレットに請求されるため、下限金額を1円に設定できます。
また、ヤフオク!はオークションで競り合うことから、上限金額が設けられておらず、欲しい人同士が入札を続けた場合は相場よりも高く売れる可能性があります。
ただ、競り合いが激化する状況は稀であるため、普通の商品を売り出す場合はメルカリの上限金額でも十分な販売価格設定です。
ヤフオク!とメルカリの「出品手数料」はどっちの方が安い?
ヤフオク!とメルカリの出品手数料は、以下のようになっています。
| ヤフオク! | メルカリ | |
|---|---|---|
| 出品手数料 | 無料 | 無料 |
| 落札/販売完了時の 手数料 | Yahoo!プレミアム会員:販売価格の8.8% プレミアム会員以外:販売価格の10% ※自動車や船などの特定カテゴリは 会員登録の有無にかかわらず個別の手数料が発生 | 販売価格の10% |
ヤフオク!は登録時にYahoo! JAPAN IDが必要になっていて、月額508円のYahoo!プレミアムに加入している場合は、落札システム利用料が通常よりも1.2%低くなります。
また、以下の特定カテゴリについては、会員ごとの倍率ではなく個別に設定された手数料が発生します。
| 自動車、オートバイ/スポーツ、レジャー | 落札システム 利用料 (税込) |
| 中古車・新車トラック、ダンプ、 建設機械(車体)バス (車体)キャンピングカー(車体) 部品取り車セーリングボートバス フィッシング用ボートモーターボート | 3,080円 |
| オートバイ車体水上オートバイ | 1,980円 |
一方、メルカリは商品カテゴリ関係なく全て販売価格10%の手数料が発生して、プレミアム会員などの制度はありません。
自動車を出品する場合、メルカリよりもヤフオク!の方が手数料が安くなる可能性があります。
| ヤフオク! | メルカリ | |
|---|---|---|
| 100万円の中古車を 出品する場合 | 落札システム利用料の3,080円 | 100万円の10%にあたる10万円 |
実際に自動車や船を出品できる人は少ないかもしれませんが、それ以外の商品でもプレミアム会員の特典を利用できる場合は、手数料面ではヤフオク!の方が少しお得になります。
反対に、ヤフオク!の手数料が下がる特典のみを目的にしてしまうと、出品数が多くない限りは損してしまうため、通常会員の方がお得です。
ヤフオクとメルカリの発送方法の違いは?
ヤフオク!とメルカリの発送方法については、以下のようになっています。
| ヤフオク! | メルカリ | |
|---|---|---|
| 匿名配送 | おてがる配送(ヤマト運輸) おてがる配送(日本郵便) | らくらくメルカリ便 (ネコポス、宅急便コンパクト、宅急便) ゆうゆうメルカリ便 (ゆうパケット、ゆうパケットポスト、 ゆうパケットプラス、ゆうパック) |
| 通常配送 | 定形外郵便 クリックポスト ゆうメール レターパックライト レターパックプラス ゆうパック ヤマト宅急便 | 定形外郵便 クリックポスト スマートレター レターパックライト レターパックプラス |
名称に違いがありますが、どちらもヤマト運輸と日本郵政で匿名配送に対応しており、それ以外の通常配送ではお互いに住所や名前を表記する必要があります。
配送時のトラブルを避ける点から双方の公式では匿名配送がおすすめされており、それぞれで以下の送料がかかります。
| ヤフオク! | メルカリ | |
|---|---|---|
| ヤマト運輸 | ネコポス:全国一律210円 宅急便コンパクト:450円~984円 宅急便(EAZY):750円~5,668円 | ネコポス:全国一律210円 宅急便コンパクト:通常450円、 専用BOX70円 宅急便:750円~1,700円 |
| 日本郵便 | ゆうパケット:全国一律210円 ゆうパケットポスト:全国一律210円 ゆうパック:750円~2,830円 | ゆうパケット:全国一律230円 ゆうパケットポスト:通常215円、 専用箱65円、 発送用シール5円 ゆうパケットプラス:通常455円、 専用BOX65円 ゆうパック:770円~1,900円 |
小さい商品であればヤマト運輸だと手数料に違いはありませんが、日本郵政だとメルカリの方が少しだけ手数料が高くなります。
ヤフオク!とメルカリどっちが初心者でもはじめやすい?
出品者として初心者の時に始めやすいかで見ると、メルカリの方が有利になります。
ヤフオク!のオークションでも即決価格で実質的にフリマ形式にできますが、初心者のうちは細かく設定するよりも最初からフリマ形式のみのメルカリの方が迷わず操作できます。
ただ、現在はどちらもアプリ対応していて、初心者でも出品しやすいような解説も公式で提示されているため、オークション出品に興味がある場合はヤフオク!を選びましょう。
ヤフオク!とメルカリどっちの方が売りやすい?

出品者として売りやすさを考える場合、出品する商品の種類によってヤフオク!とメルカリで違いが出てきます。
商品カテゴリー上は共通する商品は多いですが、利用者の年齢層からメルカリでは女性や学生、子ども向けの商品が売れやすい傾向があります。
そのため、ファッション系やキッズ用品、ホビー商品などを売る場合はメルカリの方がおすすめです。
一方、ヤフオク!では利用者層が男性かつ少し年齢が上がってくるため、釣りやDIYなどの趣味で使用する商品やビジネス用品が売れやすい傾向があります。
また、オークションでの高額買取を期待する点から、ブランド品やアンティークもヤフオク!の方が売れやすいです。
あくまで傾向なので、ファッション系でもヤフオク!のオークションですぐに落札される可能性もありますが、使い分ける際には利用者層が出品する商品の目安になります。
ヤフオク!とメルカリはどっちが売れる?

購入者の視点で考えると、他の人と競り合う可能性があるオークション形式よりも、既定の金額を支払えば必ず購入できるフリマ形式の方が好まれる傾向があります。
そのため、売れやすさではメルカリの方が有利になりますが、ヤフオク!でも即決価格を設定すれば同じような形式で売り出せます。
ただ、ヤフオク!がオークションサイトという印象が強い人からすると、即決価格を知らない可能性もあるため、一般向けの商品の出品はメルカリの方がおすすめです。
一方で、メルカリは初心者が使いやすい分、話題になった商品が同じ時期に複数出品される可能性も高く、その場合は売れ残る可能性も出てきます。
反対に、珍しい商品を出品する場合は、買い逃さないようにお金を惜しまず購入する可能性が高くなるため、オークション形式があるヤフオク!の方が有利です。
どちらもサイトやアプリ内に出品が少ない場合は、優先して落札及び購入されやすくなるので、同じ商品の出品状況はよく確認しましょう。
【購入者】ヤフオク!とメルカリはどっちがいい?
購入者としてヤフオク!とメルカリを利用する場合も、細かい部分で差が出てきます。
購入者として利用する際にどちらの方が良いかについて、各項目で比較していきます。
ヤフオク!とメルカリの「購入手数料」はどっちの方が安い?
ヤフオク!とメルカリの購入手数料は、以下のようになっています。
| ヤフオク! | メルカリ | |
|---|---|---|
| 落札/購入完了時の手数料 | 無料 | 無料 |
| 送料 | オークションの設定による | 出品の設定による |
購入自体にかかる手数料はどちらも無料で、送料についてはそれぞれの出品者の設定により異なります。
出品中の商品における送料の有無は、どちらも商品ページで確認できるため、送料をかけない買い物も可能です。
また、購入時の決済方法については、以下のようになっています。
| ヤフオク! | メルカリ | |
|---|---|---|
| 決済方法 | PayPay残高払い PayPayあと払い クレジットカード決済 PayPay銀行支払い コンビニ支払い銀行振込 (ATM、銀行窓口から振り込み) | クレジットカード払い コンビニ払い ATM払い キャリア決済FamiPay メルペイ残高での購入・支払い ポイント使用 メルペイのあと払い チャージ払い Apple Payでの支払い メルカリクーポン使用 |
ヤフオク!はPayPayに対応しているのに対して、メルカリは独自の決済手段であるメルペイやApple Payに対応しています。
メルカリの場合は購入時に還元されたポイントを支払額にあてたり、キャンペーンで配布されるクーポンで割引されたりと、メルカリ内で支払額を安くできる可能性があります。
ヤフオク!とメルカリどっちが安全?
公式サイト及びアプリにおける基本的な個人情報の保護については、ヤフオク!とメルカリのどちらもしっかりと守られています。
また、どちらも配送時に匿名配送を選択できるため、個人同士でやり取りする際も住所や名前を明かさないまま取引を進められます。
| ヤフオク! | メルカリ | |
| 個人情報の扱い | おてがる配送の場合は 匿名配送 | らくらくメルカリ便及び ゆうゆうメルカリ便の場合は 匿名配送 |
安全性では優劣がないため、どちらも安心して利用できるサイトやアプリです。
ヤフオクとメルカリはどっちの方が買いやすい?
ヤフオク!とメルカリで同じ商品が出品されていた場合、オークション形式でない方が商品を購入できる可能性が高くなります。
オークションでは即決価格が設定されていない限り、出品時間が終わるまでは商品の購入が確定しません。
ヤフオク!では他の入札があった場合に通知する機能もありますが、入札状況に気を付けていても、他の人の入札金額によっては落札できない可能性が出てきます。
ヤフオク!のオークション形式で競り合う場合、現在の価格に対して以下の最低入札単位で入札する必要があります。
| 現在の価格 | 最低入札単位 |
| 1円~1,000円未満 | 10円 |
| 1,000円~5,000円未満 | 100円 |
| 5,000円~10,000円未満 | 250円 |
| 10,000円~50,000円未満 | 500円 |
| 50,000円以上 | 1,000円 |
現在の価格が高い商品になると、競り合う中で想定以上の金額が必要になる可能性もあり、金銭的に諦めなければならない状況も出てきます。
また、出品時間が長めに設定されていると、商品の発送に行くまでに時間がかかってしまいます。
そのため、買いやすさだけで見れば、最初からフリマ形式のみのメルカリの方が有利です。
ただし、メルカリの購入は早い者勝ちなので、出品された商品が適正な販売価格か見極める早さが必要になる時もあります。
ヤフオク!とメルカリ買うならどっち?

ヤフオク!は時間やお金がかかる可能性がありますが、他の入札者がいない場合、出品開始時の価格が安く設定されていれば、メルカリよりも料金的にお得になる場合もあります。
また、初心者が多いメルカリよりもヤフオク!の方が、販売価格相場をきちんと把握した出品が多い傾向があります。
そのため、あまり高額ではない一般向けの商品を購入する際はメルカリ、高額かつ珍しい商品を購入する際はヤフオク!がおすすめです。
ただし、全ての出品者が販売価格相場や利用者層を把握しているわけではないため、どちらのサイト・アプリでも傾向に縛られない思わぬ出品が見つかる場合があります。
どちらも同じくらいの頻度で利用する人は、2つのサイト・アプリの出品状況を見比べてから、より安い方や美品の方など自分の目標に合った物を購入するのがおすすめです。
まとめ
ヤフオク!とメルカリの違いについてまとめると、以下のようになります。
- メルカリにオークション形式はないが、ヤフオク!は即決価格を設定することで実質的にフリマ形式で売り出せる
- メルカリは生き物全般が出品禁止だが、ヤフオク!は「両生類」「虫類」「魚類・水生生物」に限り出品可能である
- メルカリは販売金額が300円〜9,999,999円の範囲が定められているが、ヤフオク!は1円からの出品が可能である
- 出品手数料はどちらも基本は販売価格の10%だが、ヤフオク!はプレミアム会員や特定カテゴリの商品の場合は手数料が変わる
- メルカリは若年層かつ女性の利用者が多いのに対して、ヤフオク!は少し年齢が高い男性の利用者が多い
- 購入時はヤフオク!は各種PayPay払い、メルカリはメルペイやApple Payに対応する
ヤフオク!は細かい設定ができる分、利用者もある程度知識が必要ですが、高額な商品や珍しい商品を出品する際に適正価格で売買しやすくなります。
一方、メルカリはフリマ形式のみで取引することになりますが、出品と購入のどちらも初心者が利用しやすい仕様です。
商品に合わせてヤフオク!とメルカリを使い分けながら、不要な物や価値のある物を売り出してみてください。



