ヤフオク!、メルカリ、ラクマ…など
最近だと多く多くのオークションサイトやフリマアプリが登場しています。
それぞれの特徴や手数料は異なるため、どれを使えば一番お得なのか迷ってしまいますね。
また、引っ越しシーズンが近づく今、お得に不要品を整理して、お小遣いを稼ぎつつ、心機一転キレイな状態で新年度を迎えてはいかがでしょうか?
ということで、今回はオークションとフリマサービスを一緒くたに手数料を比較してみました。
【前知識】オークション・フリマでかかる手数料は?
オークションやフリマでは、一般的に以下の手数料がかかることがあります。
売るとき
- 会員登録料:マーケットによっては、出品するには有料の会員登録をする必要があります。
- 出品手数料:出品した商品が落札された際にかかる手数料です。
- 決済手数料:お金のやりとりをする際にかかる手数料です。
- 送料:送料が出品者負担の場合は、商品に応じて送料が必要になります。
商品の価格から、上記の料金を引いた分が出品者の手元に入ります。
買うとき
- 会員登録料:マーケットによっては、落札するには有料の会員登録をする必要があります。
- 落札手数料:商品を落札したときにかかる手数料です。
- 決済手数料:お金のやりとりをする際にかかる手数料です。
- 送料:送料が落札者負担の場合は、商品に応じて送料が必要になります。
商品の価格に、上記の料金を足した金額が落札に必要な金額になります。
オークションとフリマ、どっちがお得?
「1つ1つ紹介する前に、さっさと結論を教えてくれよ」
というせっかちさんのために、先に全体のまとめを書いておきます。
こんな感じでした。
全体的には、出品するならオークション、購入するならフリマの方がお得って感じですかね?
それでは、1つずつ詳しく見ていきます!
ネットオークション
Yahoo!オークション(旧ヤフオク!)
まずは、オークションといえば真っ先に思いつくであろうYahoo!オークション(ヤフオク!)
最近だとオダギリジョーさんなどを起用したCMが放送されていますね。
ヤフオク!は、現状下記のような手数料になっています。
内容 | 詳細 | 金額 |
---|---|---|
会員登録① | 出品する場合: Yahoo!プレミアム会員登録 | 月額498円(税込) |
会員登録② | 落札する場合: 無料会員 | 0円 |
出品手数料① | 送料が出品者負担の場合 | 落札価格の8.64% (税込) |
出品手数料② | 送料が落札者負担で 625円以上で落札された場合 | 落札価格の8.64% (税込) |
出品手数料③ | 送料が落札者負担で 624円以下で落札された場合 | 54円(税込) |
落札手数料 | 落札時に落札者にかかる手数料 | 0円 |
決済手数料 | お金のやりとりにかかる手数料 | 0円 |
送料 | 出品者と落札者で取り決め | – |
つまり、出品した商品が5000円で落札された場合は、
5000円(落札金額)−498円(会員登録料)−432円(出品手数料)=4070円
の計算で4070円が手元に入るということになります。
逆に、5000円で商品を落札した場合には、手数料がかからずそのままの金額で商品が手元に届きます。
※送料は別計算
ヤフオク!の特徴は、なんといってもユーザー数の多さにあります。ユーザー数が多いので「レア物」が出回りやすい、落札されやすいです。
自分の売りたい商品が貴重なものである場合は、迷わずヤフオク!を利用すると良いと思います。
モバオク
ヤフオク!同様、古くからあるのがモバオクです。
ヤフオク!との最大の違いは、出品・落札どちらでも有料会員登録が必要なところです。落札者も有料会員登録が必要な代わり、他の手数料はモバペイ(※1)を選択しなければ、基本的にかかりません。
内容 | 詳細 | 金額 |
---|---|---|
会員登録① | 出品・落札する場合に必要 | 月額324円 (税込) |
会員登録② | iOSアプリから iTunes決済する場合 | 月額360円 (税込) |
出品手数料 | – | 0円 |
落札手数料 | – | 0円 |
決済手数料 | モバペイ(※1)以外 | 0円 |
送料 | 落札者負担 | – |
例えば、出品した商品が5000円で落札された場合、
5000円(落札金額)-324円(会員登録料)=4676円
4676円が手元に入るので、ヤフオク!よりも少しお得です。
一方、落札した場合は
5000円(落札金額)+324円(会員登録料)+306円(決済手数料(モバペイ、カード払いを選択))=5630円
となり、手数料が630円上乗せされての購入になります。
ただ、モバオクは現在有料会員初月無料キャンペーンを実施しています。
請求金額 (落札金額+送料) | ATM支払 インターネット バンキング支払 | コンビニ支払 | クレジットカード 支払 | ドコモケー タイ払い | S!まとめて 支払い | まとめて au支払い auかんたん決済 |
---|---|---|---|---|---|---|
1~999円 | 152円 | 152円 | 99円 | 152円 | 152円 | 143円 |
1,000~1,999円 | 183円 | 183円 | 183円 | 203円 | 306円 | 174円 |
2,000~2,999円 | 183円 | 183円 | 183円 | 203円 | 306円 | 285円 |
3,000~4,999円 | 183円 | 306円 | 306円 | 306円 | 409円 | 409円 |
5,000~9,999円 | 183円 | 306円 | 306円 | 409円 | – | 512円 |
10,000~19,999円 | 183円 | 請求金額の 4.3% | 請求金額の 4.3% | 請求金額の 5.9% | – | – |
20,000~29,999円 | 183円 | 請求金額の 4.3% | 請求金額の 4.3% | 請求金額の 5.9% | – | – |
30,000~300,000円 | 306円 | 請求金額の 4.3% | – | – | – | – |
楽天オークション
オークションサイトのうち最後にご紹介するのが「楽オク」こと楽天オークションです。
これまでの2つと異なるのは、落札した場合に楽天スーパーポイントがもらえることです。普段から楽天でお買い物している方にとっては、使いやすいオークションサイトですね。
内容 | 詳細 | 金額 |
---|---|---|
会員登録 | 出品・落札共通 | 0円 |
出品手数料 | システム利用料 +ポイント付与料 | |
落札手数料 | – | 0円 |
決済手数料 | 楽天あんしん決済(※2) | |
送料 | 落札者負担 | – |
楽天オークションは、ヤフオク!、モバオクと違って有料会員というものがありません。落札されてから初めてお金がかかります。
- 5000円で落札された場合
- 出品者:5000円(落札料金)-324円(出品手数料)= 4676円
- 落札者:5000円(落札料金)+203円(決済手数料、カード払いを選択)=5203円
と、それぞれ手数料が差し引きされます。
落札者のポイント付与分は出品者負担になっているので、やや出品手数料が高くなっています。それでも、ヤフオク!の料金改定後よりは低いので、低額の商品1品だけを出品したいというときは楽オクがお得です。
楽天あんしん決済の手数料は下記の通りです(全て税込金額)。
取引代金 (商品代金+送料) | クレジットカード 決済 | コンビニ払い ATM払い (ペイジー) | ドコモ ケータイ払い | 銀行振込 | 全額ポイントで 支払い |
---|---|---|---|---|---|
100円以内 | 105円 | 183円 | 181円 | 181円 | 0円 |
101円〜3,000円 | 105円 | 183円 | 181円 | 181円 | 100円 |
3,001円~6,000円 | 203円 | 306円 | 304円 | 181円 | 162円 |
6,001円~10,000円 | 311円 | 306円 | 510円 | 181円 | 162円 |
10,001円~30,000円 | 取引代金の3.88% | 306円 | 取引代金の5.83% | 181円 | 203円 |
30,001円~50,000円 | 取引代金の3.88% | 540円 | 取引代金の5.83% | 181円 | 203円 |
50,001円 ~100,000円 | 取引代金の3.88% | 540円 | – | 181円 | 203円 |
100,001円 ~300,000円 | 取引代金の3.88% | 取引代金の3.88% | – | 181円 | – |
フリマ系
続いてフリマアプリの手数料も調べてみました。
メルカリ
まずはメルカリです。アプリの利用者数でヤフオク!を超えた?というニュースもあり、今や飛ぶ鳥を落とす勢いですね。
手数料は下記のようになっております。
内容 | 詳細 | 金額 |
---|---|---|
会員登録 | 出品・購入共通 | 0円 |
出品手数料 | 出品した商品が 売れた場合 | 販売価格の10% |
落札手数料 | – | 0円 |
決済手数料① | クレジットカードの場合 | 0円 |
決済手数料② | コンビニ/ATM/ キャリア決済の場合 | 100円 |
送料 | 出品者、購入者で相談 | – |
オークションサイトとは違い、かなりシンプルですね。手数料は出品する側が支払う分だけです。その代わり手数料は10%とやや割高です。
オークションと同じように5000円で商品が売れた場合、出品者は
5000円(販売料金)-500円(出品手数料)=4500円
となります。落札者はカード決済であれば、手数料がかかりません。
また、フリマの特徴は提示されている金額よりも下がることはあっても、上がることはありません。
熱くなってついつい予算オーバーしてしまった…という「オークションあるある」が起こらずにすみます。
その分、出品者は最初の値段設定は慎重に行う必要がありますね。
ラクマ
楽天が出したフリマアプリがラクマです。
手数料は下記のとおりです。
内容 | 詳細 | 金額 |
---|---|---|
会員登録 | 出品・購入共通 | 0円 |
出品手数料 | – | 0円 |
落札手数料 | – | 0円 |
決済手数料① | クレジットカード/ ポイントの場合 | 0円 |
決済手数料② | コンビニ/ATMの場合 | 216円 |
送料 | 出品者、購入者で相談 | – |
これまでのフリマアプリと大きく違うのが、出品手数料も無料なことです。
決済方法をクレジットカードにすれば、完全に手数料無料で売買が出来ます。
5000円で商品が売れた場合、出品者は5000円が入り、落札者は5000円で商品が来ます。
ラクマはフリマアプリとしては後発なので、他のフリマに追いつくために思い切ってやっているキャンペーンかもしれません。
メルカリも最初のころは同じように手数料を無料としていたので、ラクマも今後は手数料がかかるようになるかもしれませんが、現状ではかなりお得に取引できるフリマアプリと言えそうです。
また、楽天のフリマアプリだけあって楽天スーパーポイントが使えることも大きなメリットですね。
いつものお買い物と同じ感覚で利用できます。
FRIL
内容 | 詳細 | 金額 |
---|---|---|
会員登録 | 出品・購入共通 | 0円 |
出品手数料 | 出品した商品が 売れた場合 | 0円※ |
落札手数料 | – | 0円 |
決済手数料① | クレジットカード/LINE Pay/ ポイントの場合 | 0円 |
決済手数料② | コンビニ/ATM/ キャリア決済の場合 | 100円 |
送料 | 出品者、購入者で相談 | – |
楽天の傘下に入ったフリル。もともと女性専用のフリマアプリでしたが、2015年の夏頃に男性も使えるようになりました。
さらに、2016年10月1日より期間限定で販売手数料を無料化しました!終了後の料率は未定ですが、以前の10%の料率から変わる可能性もありそうです。
まとめ
こんな感じでしょうか。商品の売れやすさや相場によって、最適なマーケットは異なることがわかりました。
どうせなら少しでもお得な方法を使いたいですね!
僕の場合は売るならゲームとマンガなので、安いものはラクマ、レア物はヤフオク!で売ろうかな?