ラクマの配送方法「かんたんラクマパック」、日本郵便とヤマト運輸両方で匿名配送可能に

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ネットオークション・ネットフリマアドバイザーの川崎さちえです。

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ラクマでも匿名配送が可能に

楽天のラクマには、「かんたんラクマパック」という配送方法があります。メルカリで言うところのメルカリ便のようなものです。日本郵便とヤマト運輸との連携で、送料が一律だったり、コンビニから発送ができるなどメルカリ便とほとんど同じメリットがあります。

日本郵便の方は匿名配送も可能。でもかんたんラクマパックのヤマト運輸の方では、ずっと匿名配送使えない状態でした。それが2021年6月16日から使えるようになったのです。

これによってラクマが提供する配送方法では、両方で匿名配送が使えることになったと同時に、メルカリ、PayPayフリマ、ラクマの3社で匿名配送が可能になったことになります。

ラクマの弱点は解消されたの?

楽天のラクマに関しては、手数料の面でも非常に中途半端な立ち位置です。PayPayフリマが5%で抑えている中で、ラクマは6.6%となっています。(いずれも税込)それまでは3.85%で最も手数料が安かったのですが、フPayPayフリマが手数料を5%に下げたとほぼ同時に6.6%まで上げています。メルカリに関しては手数料10%ですが、規模で圧倒的に勝っているので、手数料はあまり気にしていないという状況なのでしょう。

そしてかんたんラクマパックのヤマト運輸で匿名配送を使えなかったという、言ってみれば出遅れていた部分があったわけです。それが今回解消されたわけですが、ようやく配送方法に関しては並んだという状況です。ただ胸を張って同一線上にいると言えるかというと、正直微妙です。というのも、送料が高いのです。

送料が高いとのいう課題も

例えば、ネコポスは200円、宅急便コンパクトは530円です。これをメルカリで比較するとネコポスは175円、宅急便コンパクトは380円です。

わずかな違いと思うかもしれませんが、回数を重ねればそれなりの金額になってくるでしょう。この微妙な差額をどう埋めていくのか、これが今後のラクマの大きな課題になってくると私は思っています。

フリマアプリ各社のしのぎは自然な流れ

メルカリ、ラクマ、PayPayフリマのいずれも匿名配送が使えることになったことは、個人間取引においてはとても重要なことです。例えば定形外郵便で送ることができる商品でも、あえて匿名配送が使える方を選ぶこともあります。送料が若干高いとしても、情報を教えたくないという気持ちが働くのは自然なことですよね。

ラクマが匿名配送を揃えたのは、フリマアプリの世界では非常に意味があることです。ユーザにとって安全で安心な取引ができるように、フリマアプリ各社がしのぎを削っている。そのようにプラスに捉えることもできそうです。

 

この記事のライター

2003年、夫が育児のために退職したことを受け、家計を支えるためネットオークションを利用し始める。
家にあったさまざまな不用品を出品し、仕入れや受注生産も経験。さまざまな出品のテクニックを身に付け、ネットオークションが生活のインフラになり得ることを体感する。

近年はメルカリを中心とするネットフリマに注目。ネットオークションとは異なるノウハウを学びつつ、独自の効率的な利用方法を確立している。
NHK「あさイチ」、フジテレビ「バイキング」などの情報番組、TBSテレビ「この差って何ですか?」などバラエティー番組に多数出演。

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