人の弱みにつけこむ転売は嫌われる

こんにちは!
ネットオークション・ネットフリマアドバイザーの川崎さちえです。

前回の記事で転売について書いてきました。

私は転売には2種類あると思っていますが、今回はなかなか受け入れてもらえない、むしろ敵視されてしまう転売について考えてみたいと思います。

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最初問題になったのはチケットの高額転売から

転売が大きな問題になったのは、人気アーティストのライブのチケットの高額転売が皮切りになったのかなと感じています。10万円を超える価格で取引されていて、これに関してはアーティストの方々からもNO!との声が上がりました。

そして音楽業界後任の公式なチケットトレードリセールのサイトもできました。ここを通すことで、高額で買うこともありませんし、買った後のトラブルも回避できるようになりました。

マスクの転売が全国民的な問題に

でもその後はマスクの転売でフリマアプリが大荒れになったのは記憶に新しいのではないでしょうか。マスクの場合には、転売という行為の裏にある「みんなが困っている中で儲けようとする考え」に対しての反発が強かったですよね。

なので「定価で売ります」というスタンスならば、あんなに叩かれることもなかったはずです。まさに人の弱みにつけ込む商売でしたし、その対象がマスクに困っている全国民だったことも転売問題を大きくしました。

ここで見えてきたのが、緊急事態だったり本当に困っている人がいる時の転売は、反発の力がいつも以上に大きくなるということです。社会現象にまでなったこともありますし、出品画面は大荒れになることもありました。

そしてその後にも影響を残します。だからこそ、今でも転売に否定的な考えの人が4割以上いるわけです。

転売品の選定には十分に検討を

全ての転売が悪いと決めるのはちょっと違うと思いますし、前回のメルマガで書いたように、コレクターの中では必要な転売もあります。

そのため転売していい商品とそうでない商品はきちんと考えないといけないとは思います。加えて、フリマアプリでのルールを守るのは必要最低限のことでしょう。むしろルールを守らないから嫌がられるわけですよね。

「儲かる市場が目の前にあるのに……」という気持ちもわかります。逆に、「人の弱みにつけこむなんて!」という嫌悪の気持ちも理解できます。

立場が2つある以上、意見の対立はありますからある意味仕方ないのかもしれません。転売問題はなかなか解決策が見つからない、根深い問題でもあります……。

この記事のライター
川崎さちえ

2003年、夫が育児のために退職したことを受け、家計を支えるためネットオークションを利用し始める。
家にあったさまざまな不用品を出品し、仕入れや受注生産も経験。さまざまな出品のテクニックを身に付け、ネットオークションが生活のインフラになり得ることを体感する。

近年はメルカリを中心とするネットフリマに注目。ネットオークションとは異なるノウハウを学びつつ、独自の効率的な利用方法を確立している。
NHK「あさイチ」、フジテレビ「バイキング」などの情報番組、TBSテレビ「この差って何ですか?」などバラエティー番組に多数出演。

フリマアプリで売る
aucfan times(オークファンタイムズ)
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