中古車の買取相場は、需要と供給のバランスによって決まります。相場は常に変化するので、売るタイミングによって大幅に得できることも。
今回は、買取で高く売れる人気の車種やその特徴をご紹介します。
大まかな取引相場や、高く売れる車の特徴もお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてください。
高く売れる車には4つの特徴がある!
まずは、高く売れる車の4つの特徴をお伝えします。
ファミリー向けの車
ファミリーに人気のミニバンやSUV、軽自動車のトールワゴンなどは、リセールバリューが高い傾向があります。
これらの車は大人数が乗れて荷物の積載量も多く、街乗りから旅行、アウトドアなどどんなシーンでも便利。
幅広い層が使いやすいので需要が多く、高く売れやすいです。
ファミリー向けの車も中古車オークションに出すのが一番高値が付きやすいのですが、輸送の手間や手数料を考えると愛車査定サービスで売るのがおすすめです。
長年売れ続けている人気の車種
長年人気を維持しているロングセラーの車種であることも、高く売れる車の特徴。
そもそも同じシリーズが販売され続けるということは、多くの人に愛される理由があるということです。
また、ロングセラーの車種は知名度がありブランド力も高いので、余計に需要が多くなりやすいです。
中古車は欲しい人が多いほど高く売れるので、自然と査定価格も高くなります。
当たり前ですが中古車の販売価格は元値にかなり左右されるので、
購入時の金額が高いものは査定サービスで見積もり→オークション相場をチェックがおすすめです。
オークファンで中古車・新車の価格相場を見る
海外でも人気のある車種
国内の人気だけではなく、海外で人気がある車種は高く売れる可能性があります。
中古車の買取業者が、国内で買い取って海外へ輸出することがあるためです。
特に海外で人気の車種として知られているのが、ランドクルーザーやハイエース。
これらの車種は新車からの残価率がとても高く、60%を超えることもあります。
他に海外で人気のある車種については、輸出専門車買取サービスなどで調べるのがおすすめです。
生産停止などの希少性の高い車
希少性の高い車も、供給に対して需要が大きくなるので高く売ることができます。
台数限定で販売された車種や、メーカー直系のカスタムメーカーが販売していた限定車、流通台数が年々少なくなるヴィンテージカーなどがこれにあたります。
このタイプは、購入時より買取価格が上がる場合もあるため、投資として希少車の売買を行う人もいます。
ヤフオク!では、定期的に希少性の高いスーパーカーのオークションが開催されたりするので、チェックしてみてください!
オークション名: Collection No.10
開催日: 2022年4月11日~4月17日(終了)
【2023年最新】買取で高く売れる車種ランキングTOP10を発表!
ここからは、買取で高く売れる車種を10選、ランキング形式でご紹介します。
様々なアイテムの取引相場がわかる、オークファンで調査しました。
1位:フォルクスワーゲン タイプⅡ
(落札情報:1964年 フォルクスワーゲン アーリーモデル タイプ2)
平均落札額:370万円
(※ 価格は記事執筆当時の価格であり、金額変動の可能性がございます。)
→ フォルクスワーゲン タイプⅡの価格相場を見る
フォルクスワーゲン タイプⅡは、「ワーゲンバス」とも呼ばれる車種。
1949年に発売され、1967年まで製造されていました。
海外では2013年まで製造されていた国もありますが、基本的には50年以上も前に作られた車になるので、残存台数が少なく希少性がとても高いです。
そのため、状態にもよりますが平均落札額は370万円と、とても高くなっています。
希少性の他に、フォルクスワーゲンのロゴがセンターにあしらわれたアイコニックでレトロなルックスも人気の理由です。
2位:ハマー
(落札情報:HUMMERH2 2005年モデル 4inchリフトアップ マットブラック)
平均落札額:350万円
(※ 価格は記事執筆当時の価格であり、金額変動の可能性がございます。)
→ ハマーの価格相場を見る
ハマーは、1992年に設立され、2010年に廃止となったアメリカの高級SUVブランド。
アメリカ車らしい大きくて無骨なルックスが特徴で、「H1」「H2」「H3」の3つの車種が販売されました。
他にはない格好いいデザインと、すでにブランドが廃止されて新車が手に入らなくなっているという状況から、中古車市場で人気です。
燃費は良くなく、大きいので小回りがきかないなど乗る人を選ぶブランドではありますが、根強いファンが多く、常に需要が高くなっています。
3位:ロータス
(落札情報:ロータスエリーゼ ローバーエンジン 2002年)
平均落札額:330万円
(※ 価格は記事執筆当時の価格であり、金額変動の可能性がございます。)
→ ロータスの価格相場を見る
ロータスは、1952年に創業したイギリスのスポーツカーメーカー。
スーパーカーブームの火付け役となったメーカーでもあり、「エキシージ」「エリーゼ」「エヴォーラ」「ヨーロッパ」などの車種があります。
50年代から現代まで、それぞれの時代を反映させたデザイン・仕様や、日本車にはない洗練された雰囲気が魅力です。
当然、車種や年式、カラーなどによって買取価格は異なりますが、平均でも330万円となり、1,000万円を超える相場で取引されるモデルも少なくありません。
4位:ベンツ GLクラス
(落札情報:ベンツCL550 ブルーエフィシェンシーAMGスポーツパッケージ)
平均落札額:320万円
(※ 価格は記事執筆当時の価格であり、金額変動の可能性がございます。)
→ ベンツ GLクラスの価格相場を見る
ベンツのGLクラスは、2006年に販売開始された高級SUV。
全長5100mmを超えるワイドボディが特徴で、インパクトのある見た目と広々とした室内が魅力となっています。
2012年に一度モデルチェンジされ、現在中古車市場に出回っているのは初代と2代目の2種類です。
そもそも定価が1,000万円を超えるので、買取価格が300万円以上でも残価率はあまり高くないですが、新車に手が届かないぶん中古で探している人も多い人気の車種となっています。
5位:ホンダ S800
(落札情報:ホンダ S660 アルファ)
平均落札額:315万円
(※ 価格は記事執筆当時の価格であり、金額変動の可能性がございます。)
→ ホンダ S800の価格相場を見る
ホンダのS800は、1966年1月から1970年5月まで販売されていた小型スポーツカー。
「エスハチ」の愛称で親しまれ、ヴィンテージカーのファンから安定した人気を誇っています。
カブリオレとクーペの2種類があり、現代の車にはないレトロなルックスが魅力的です。
また、60年代の車でありながら、8,000rpmで最高出力を発揮する高回転エンジンも人気の理由。
製造期間が約4年と短い上、発売から時間が経っているため希少性も高く、買取価格が高くなっています。
6位:マツダ RX-7
(落札情報:マツダ RX-7 タイプRB FD3S 5速 5MT 平成11年式 ブリリア)
平均落札額:295万円
(※ 価格は記事執筆当時の価格であり、金額変動の可能性がございます。)
→ マツダ RX-7の価格相場を見る
マツダのRX-7は、1978年に販売開始されたスポーツカー。
スポーツカー好きなら誰でも知っている名車です。
1985年、1991年と2回のモデルチェンジが行われ、初代・2代目・3代目の3つのモデルが出回っています。
どのモデルも、流れるようなフォルムのボンネットが特徴となっています。
走行性能の高さが人気の車種なので、エンジンのメンテナンスをしっかり行うことで買取価格のアップが期待できるでしょう。
7位:オースチン
(落札情報:ミニ オースチン ローバー)
平均落札額:272万円
(※ 価格は記事執筆当時の価格であり、金額変動の可能性がございます。)
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オースチン・モーター・カンパニーは、1905年に創業したイギリスの自動車メーカー。
その後1952年にBMCの傘下になり、ブランド名としては1987年までオースチンの名前が使われていました。
現在はBMWの人気車種となっているMINIも、元々はオースチンが販売していた車です。
ハンドリングの良さとイギリス車らしいデザインが人気で、1960年代製の車が300万円を超える価格で取引されていることもあります。
ヴィンテージカーは内外装の状態によって買取相場が大きく変わるため、高く売りたい場合はメンテナンスが重要となります。
8位:日産 スカイラインクーペ
(落札情報:平成3年 日産 スカイラインクーペ GTSーT タイプM HCR32)
平均落札額:271万円
(※ 価格は記事執筆当時の価格であり、金額変動の可能性がございます。)
→ 日産 スカイラインクーペの価格相場を見る
日産のスカイラインは、1957年に初代が発売され、現在も製造が続けられているロングセラーシリーズ。
年式やグレードによって人気にばらつきがあり、特に人気が高いのは「370GTタイプS」や「370GTタイプSP」などです。
2014年以降の年式は、買取価格が200万円半ばを超えることも珍しくありません。
逆に1990年代以前の年式も旧車として人気が高騰していて、相場が1,000万円を超えるモデルもあります。
9位:トヨタ セリカ
(落札情報:セリカリフトバック 2000GT 51年式)
平均落札額:250万円
(※ 価格は記事執筆当時の価格であり、金額変動の可能性がございます。)
→ トヨタ セリカの価格相場を見る
トヨタのセリカは、1970年から2006年まで販売されていたロングセラーの車種。
6回にわたるモデルチェンジを行っていて、初代から7代目までの種類があります。
長年にわたって販売され、種類も多いため、年式によって人気にばらつきがあります。
モデルによっては、買取相場が10〜50万円ほどということも。
逆に1986年から発売されたGT-FOURは安定した人気があり、特に1980年代後半〜1990年代前半の年式は300万円を超えることも少なくありません。
10位:BMWアルピナ
(落札情報:2006年式 ALPINA B6クーペ)
平均落札額:250万円
(※ 価格は記事執筆当時の価格であり、金額変動の可能性がございます。)
→ BMWアルピナの価格相場を見る
BMWアルピナは、BMWの公認チューナーから自動車メーカーになった会社。
BMWの車をベースに、独自のエンブレムがついた車種を販売しています。
年間の製造台数が1,400台ほどと非常に少なく、さらに日本に入ってくるのはそのうち300台ほど。
車種や年式を問わず希少性が高いので、自然と買取相場も高くなります。
品質を保つために一つひとつ手作業で作られた丁寧な仕事も人気の理由で、レアさと品質の両面から人気となっています。
まとめ
車を買う時には、売る時のことも考えて高く売れる車種を選ぶのがおすすめ。
中古車の取引相場は需要と供給のバランスによって決まり、人気の車種やレアな車種ほど高く売ることができます。
相場は常に変化するので、自分の車が高く売れるタイミングを見計らって売るようにしましょう。
今回ご紹介した情報を、ぜひ参考にしてみてください。
売るときは
①愛車査定サービスで見積もり依頼
↓
②オークファンで相場検索
↓
③愛車査定で売るか、オークションで売るか
の流れで売り方を決めるのがおススメですよ!
※ヤフオクで売る場合は販売手数料や輸送コストとして10%~20%が販売額から引かれるので、注意してくださいね。