【オークション・フリマアプリ講座_72】ネット競りへの参加業者が増える場合のフリマアプリへの影響

こんにちは!
ネットオークション・ネットフリマアドバイザーの川崎さちえです。

前回の記事で、新型コロナウイルスの影響で、業者間の競りもネットが利用されるようになってきていることを書きました。

まとめの部分で
「個人が行うネットオークションと業者間のネットオークションは別物かもしれませんが、きっとどこかで影響を及ぼしているはず」
と考えを述べたのですが、今回はこれについて書いてみたいと思います。


競りに参加する業者さんが扱う商品は、基本的にはブランド品になると思います。
中には絵画などもあるのかもしれませんが、いずれも高価で偽物が出やすい物ではないでしょうか。

身近な物で言えば、ブランドのバッグもその1つだと思います。
偽物がたくさん出ているので、鑑定士が確認していることが本物保証であり、付加価値になっているようなケースです。

業者さんがネットで競を行う場合には、全国、全世界のバイヤーが参加できるようになります。
ということは単純に考えると競争が激しくなって、相場が上がっていくのかなとは思います。

競りでの相場が上がれば、市場での売値も上がることになるので、
一般の人が買うブランド品の価格も上がるという流れができそうな感じはしますよね。




一方個人間での取引の場合、値段をつけるときに買取店の価格を参考にしているのであれば、
お店の相場が上がった時点で個人での価格も上がっていくと思います。

でもここで思うのは、ブランド品を売る場は個人間取引よりも業者さんの方が多いのでは?という点です。
競りに参加する業者さんが増えるということは、見方を変えれば物の奪い合いが起きるということです。

出品する側(プラットフォーマーかもしれない)も、商品をたくさん集めようとするので、
例えば買取キャンペーンをやってみたり、買取強化で出張買取や宅配買取にも力を入れていくでしょう。

そうなるとブランド品を持っている個人は、お店に売った方がいいという考えになるような気がします。
フリマなどの個人間取引ではブランド品の出品に抵抗がある人が一定数いると思うからです。

理由としては、梱包や発送が面倒、すぐに売れてお金が入ってくるとは限らない、
本物の説明が面倒など意外とマイナス要因があると思うからです。

もちろん業者さんに売るよりは高く売れるケースもあるのでしょうけれど、
いろいろ面倒さを考えると、業者さんに売ろうという流れは強いと感じます。

最初の部分に戻ってネット競りに参加する業者さんが増えると、
結果的に個人がフリマアプリに出品する機会が減っていくのかなと考えることもできます。

実際のデータがないのであくまで仮説の話ではありますが、物の流れや考え方を踏まえると、そうなるのかなと私は考えてみました。

この記事のライター

2003年、夫が育児のために退職したことを受け、家計を支えるためネットオークションを利用し始める。
家にあったさまざまな不用品を出品し、仕入れや受注生産も経験。さまざまな出品のテクニックを身に付け、ネットオークションが生活のインフラになり得ることを体感する。

近年はメルカリを中心とするネットフリマに注目。ネットオークションとは異なるノウハウを学びつつ、独自の効率的な利用方法を確立している。
NHK「あさイチ」、フジテレビ「バイキング」などの情報番組、TBSテレビ「この差って何ですか?」などバラエティー番組に多数出演。

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