物販ビジネスには、転売やせどりといった手法があります。
オークション転売で大金を稼いだ体験談を紹介している人もいますが、継続的に稼ぐには向いていません。
副業として転売ビジネスを検討している方には、せどりがおすすめです。
せどりでオークションサイトを利用する場合、初心者にはヤフオク!を推奨します。
この記事では、ヤフオク!の基本から仕入れのコツまでを紹介します。
稼ぐためのポイントまで紹介しますので、ぜひ最後までご覧になってください。
オークションサイトとは
売り手がオークションサイトに出品した商品に、買い手が希望の価格を提示して入札し、最高値をつけた人が落札して、商品を競り落とすことができる仕組みのことです。
有名サイトはヤフオク!とモバオク
かつて、「楽天オークション」や「ビッターズ」などいろいろなサイトが存在していました。その頃から利用され、現在も残っているのはヤフオク!(旧Yahoo!オークション)とモバオク(旧auモバオク)のみです。
初心者におすすめなのはヤフオク!
ヤフオク!がおすすめな理由は3つあります。
①利用者が多い
日本最大級のオークションサービスであるため、利用者数は1,000万人ほどいるといわれています。旧名で1999年からサービスを開始しており、2017年からはアプリも提供しています。
②大量購入なら手数料が安い
入札者・出品者ともに無料で利用可能です。落札した場合のみ出品者に対して、落札代金10%の手数料が発生しますが、会員ジャンルによって違います。
参考:出品者にかかる利用料
③即入金される
Amazonなどは売上金の振り込み日が統一されています。ヤフオク!は落札者との取引がスムーズであれば、落札者が受け取り連絡さえすれば即入金されます。
転売とせどりの違い
転売とは物販ビジネスの一つで、中古品や新品を仕入れて販売することです、
転売とせどりは似通っていますが、仕入れ方に違いがあります。
<転売とせどりの違い>
せどり:商品を安く仕入れて適正価格で販売すること
転売 :商品を定価以上で販売すること
つまり定価で売られている新品を仕入れて高値で売ることは転売となります。
転売は違法ではないがデメリットが強い
転売は違法ではありませんが、デメリットが強いのでおすすめはできません。転売のデメリットについて解説します。
①転売対策が進んでおり、仕入れ自体が難しい
コンサートチケットの高額転売などで稼いでいる人は、「転売ヤー」と揶揄されています。そのため各商品メーカーや販売サイトが、買い占めや高額転売を問題視しています。
年々規制を強化している傾向にあり、継続して仕入れるのは難しいでしょう。
②安定しない稼ぎ方であること
仕入れた商品に規制が入り、販売できない可能性もあります。販売先のプラットフォームも規制を強めており、せっかく仕入れた商品が売れ残ってしまいます。
③モラル的にもあまり良いことではない
そもそも転売は純粋な購入希望者の機会損失に繋がってしまいますので、モラル的にもよろしくないといえるでしょう。
せどりの注意点
せどりを始める前に、留意しておかないといけない点が3点あります。
法律上の「古物」には新品も含まれる
古物商許可とは日本の許認可のひとつで法律です。営利目的のために古物を仕入れるには許可が必要と定められています。許可なく仕入れて販売することは違法行為となります。
また、この場合の「古物」には新品も含まれる場合があります。
ヤフオク!で中古品(一度使用された物品や、新品でも使用のために取り引きされた物品、及びこれらのものに幾分の手入れをした物品)を仕入れたり売ったりするためには申請が必要です。
参考:古物営業
販売すると違法になる商品がある
ヤフオク!出品禁止物に注意してください。
偽ブランド品や無断複製したCDやDVDなど権利を侵害する商品、タバコや医薬品が対象となります。
詳しくは以下をご確認ください。
一定以上の利益が出たら確定申告をする必要がある
副業として始める場合、はじめは月収20万以下に抑えるのがおすすめです。
【確定申告の対象者】
・せどりを専業にしている場合:年間で48万円以上の所得があったとき
・副業でせどり:年間で20万円を超える所得があったとき
確定申告をおこなう際には、翌年の2月16日~3月15日までの間に申請する必要がありますので要注意です。
ヤフオク!の特徴
ヤフオク!の特徴を紹介します。
日本最大のオークションサイトである
ヤフオク!にはジャンルを限らずにたくさんの商品が出品されています。アカウント開設も無料なので、気軽に利用できることから日本最大のオークションサイトとなっています。
利用者層の男女比でいえば男性マニアが多いようで、ニッチな商品が見つかることもあります。
またヤフオク!には出品方法が2つあり「オークション出品」と「フリマ出品」の両方が利用できます。商品に適した出品方法ができることも多くの人が選ぶ人気の理由でしょう。
「1円出品」「即決価格」などの入札方法が設定できる
ヤフオク!における入札には、「1円出品」「即決価格」といった方法があります。
「1円出品」というのは、オークションのスタート価格を1円として出品する方法です。入札者は、ライバルがいなければ1円で落札することができます。
「即決価格」というのは、その金額以上で入札すると即落札できる、という価格です。入札者は、出品者が提示した価格以上であれば、すぐに落札することができます。
ヤフオク!出品のコツ
商品を欲しい人が、たまたま現れることは多くありません。そのため、買って欲しい人の目に止まるような工夫が必要です。特に、ヤフオクは利用者が多いだけに、出品にも工夫が求められます。
ここでは、少しでも購入確率を上げるためのコツを紹介します。
ユーザーに向けて出品をアピールする
ユーザーには、商品の魅力を最大限に伝える必要があります。
同じ商品を競合が出品している場合、商品ページの書き方1つで負けてしまうこともあります。そのため、入札者が購入したくなる商品ページを作ることが重要です。
特に注意すべきなのは、写真の撮り方です。ヤフオク!においては、ユーザーは実物を見て購入することができません。ユーザーは、「どんな状態の商品が届くのか?」「本当に写真通りの商品が届くのか?」等、多くの不安を抱えています。そのため、商品の状態がよくわかり、購入意欲を掻き立てる写真が求められます。
なお、商品をよく見せようとするあまり、嘘をつくのは厳禁です。例えば、傷がある場合は注釈を入れるなど、真摯に表記しましょう。
商品に適した出品時期を見極める
一部の商品には、季節性があります。
例えば、冬に利用する商品を夏に出品しても、売れ行きは芳しくないでしょう。
そのため、いつ出品するか、というタイミングの見極めがとても重要です。
年間のスケジュールを立てておくと、その時に注力すべき仕入れなどが明確になるためおすすめです。
1円出品を利用する
「1円出品」は、多くの人の目に触れやすく、売れ残りを防ぎやすい方法です。
しかし、1円出品が有効なのは、「商品ページを見る人が多く、その中でも購入希望者も多い」というケースです。そもそも商品ページを見る人が少なかったり、購入希望者が少なければ、どんなに値段を下げていても、売れにくいことがあります。
一方で、出品した商品のニーズが高ければ、初回設定価格が1円と安かったとしても、徐々に値段が上がっていきます。1円出品は、値上がりを前提で出品することで、より利益を高く狙うことができる方法になります。
売れそうな時間帯選び
出品の際には、いつ出品するかというのも重要です。
一般的に売れやすいと言われている時間帯・曜日を予め把握しておきましょう。
基本的に、ユーザーの利用が活発になるのは、人々が休んでいる時間です。
時間帯としては、夕食後〜就寝前の時間帯である【20時以降】、
曜日としては、仕事が休みの人が多い【日曜日】が該当します。
ただし、あくまで一般的に言われていることなので、商品ジャンルに応じて検討する必要があります。
ガイドラインに注意
ガイドライン違反は忘れずにチェックし、遵守しましょう。違反行為をすると出品できなくなる可能性があります。
詳しくは以下を確認してください。
仕入れのコツ
売れる商品を継続して仕入れる
売れる商品が見つかったら、その商品をリピート仕入れすることをおすすめします。
リピート仕入れとは、今後も売れると見越して繰り返し仕入れすることです。
商品が売れるということさえわかっていれば、あとはなるべく安く仕入れる方法を模索することで、より利益率を上げていくことができます。
購入者層の傾向を分析する
自分が出品した商品が売れたら、購入者がどのような傾向にあるか分析してみましょう。購入者のリピート訪問・リピート購入を狙うことにより、安定した売上確保に繋がります。
リサーチをしてから仕入れる
ヤフオク!の特徴や客層を掴んだ上で、徹底的なリサーチを実施しましょう。
リサーチで得た情報をもとに正しい仕入れをすれば、売れる確率が高まります。
仕入れ先はフリーマーケット、中国輸入サイトがおすすめです。フリーマーケットではレアものを仕入れることができ、中国輸入サイトでは国内よりも安く仕入れることができるためです。
さらに稼ぐコツ
せどりに慣れてきたら、さらに収益を上げていくためのちょっとした工夫が必要です。ポイントを2つ紹介します。
実績ありの商品を繰り返し仕入れる
実績のある商品は、利益が出なくなるまで何度でも繰り返し出品することをおすすめします。売れる商品がわかったら、さらに安く仕入れる場所がないかを調査しましょう。
放っておいても売れる商品が見つかれば時間の短縮となります。
その時間でまた別の商品をリサーチすることで、新しいヒット商品を探しにいきましょう。
作業の外注やツールの利用を検討する
売上が安定してきたら「数を増やす」「単価を上げる」など、さらに利益を増やすことができます。販売数を増やすということは、作業量も倍になります。効率化のためには作業の外注を検討しましょう。
外注化にはお金がかかりますので、初心者はまずリサーチツールを利用することから始めると良いでしょう。ノウハウを貯め込みつつ稼ぐことができます。
まとめ
ヤフオク出品においては、コツコツ続けることとリサーチ力を上げることが必須となります。オークファンプロPlus(https://aucfan.com/static/user/pro/product/)では月額11,000円から膨大なデータを利用することが可能です。
一人でリサーチを行うには、時間と労力が要求されます。
このような質の高いリサーチツールを利用して、売れる商品を仕入れるようにしましょう。