こんにちは、永瀬あやです。副業でライターを始めてから、5年が経ちます。
今回は、自身の経験と現役副業ライターの実体験をもとに、副業ライターの始め方や報酬に関する生の声をご紹介します。
「副業でライターを始めるにはどうしたらよいの?」「ライターの副業って稼げるの?」と疑問を感じている方は、ぜひ参考にしてみてください。

ライタープロフィール
永瀬あや(会社員)
Webライター副業歴5年
正社員で働きながら副業で月10万円以上稼ぐ
美容師免許をはじめ複数の美容系資格を保有
副業ライターってどんな仕事?
副業ライターの主な仕事内容は、Webメディアやアフィリエイトブログ記事の執筆です。また、最近ではSNSの投稿文やECサイトの商品紹介ページのライティング案件なども増えています。
1文字単価で報酬額が決まる案件が多く、労力はかかりますが文字数が多い案件は1記事あたりの単価が高額になります。医療や薬機法など専門知識が必要な案件の場合は、資格を有していると単価が上がり、高単価の執筆依頼を受け取れます。
副業ライターのメリット・デメリット
ここでは、実際に副業ライターとして活動中の私が感じるメリットとデメリットをご紹介します。特に副業ライターとして働きたい初心者さんの場合は、参考にしてみてください。
メリット
副業ライターのメリットは、自分の好きなタイミングで好きな記事を執筆できることです。
本業でライターとして働く場合は、就業先の経営方針の変更や上長の意向であなたの自由に執筆できるとは限りません。
副業ライターの場合は、執筆ジャンルの選定を自分で行える上に、自分の好きなタイミングで着手できるので楽しく稼げるでしょう。
デメリット
副業ライターのデメリットは、未経験の場合は報酬単価が低く、時間を要する文字量が多い案件が多いことでしょう。特にクラウドソーシング経由の場合は、文字量の多いランキング記事やまとめ記事の案件が多い上に、誰でも取り組めるぶん文字単価が安価な傾向にあります。
ライティング未経験者の場合は、記事完成まで時間がかかるケースが多く苦戦する方も少なくありません。今一度、作業時間と見合った仕事内容かを考えてみることをおすすめします。
副業でライターを始めるにはどうする?
副業でライターを始める方法は、大きく2つです。
- クラウドソーシング
- 企業との直接契約
下記では、副業ライター歴5年の私が実体験をもとに始め方をご紹介します。
クラウドソーシング
「クラウドソーシング」とは、企業や個人が外部に専門性の高い特定の業務をプラットフォームを介して外注することを指します。多くの副業ライターは、クラウドソーシングで案件を受注していることでしょう。
私自身も、初めての副業ライティングはクラウドソーシング経由です。
クラウドソーシングを活用しているマーケティング事業会社の友人から存在を教えられ、興味本位で始めたことがきっかけです。
それまでインテリア関係の仕事に就いていましたが、未経験でもライティングを始められる案件と出会い副業ライターとして活動を始めました。
企業との直接契約
「企業との直接契約」とは、クラウドソーシングのような仲介プラットフォームを介さずに企業と直接契約してライティング案件を受注します。企業サイトの採用欄や各Webメディアの採用欄から応募する方法や、知人・友人の紹介など始め方はさまざまです。
私の場合は、クラウドソーシングで継続して案件を引き受けていた企業から直接契約の打診を受けた経験があります。クラウドソーシングにサービス手数料を差し引かれずに報酬がもらえるメリットもありますが、基本的にクラウドソーシングでは直接契約は禁じられています。
私は心配性な性格なので、ありがたいお話ではありましたが直接契約を辞退しました。
ライター初心者におすすめの副業サービス
以下は、ライター初心者におすすめの副業サービスを紹介した比較表です。あなたが効率的に取り組める副業サービスをぜひ見つけてみてください。
サービス名 | クラウドワークス |
特徴 | 業界最大手。ライター未経験者向けの案件が多く、初心者におすすめ。 |
システム手数料 | ライター負担5~20% |
出金タイミング | 15日締め月末振込月末締め翌月15日振込 |
おすすめ度 | ★★★★★ |
稼ぎやすさ | 登録社数110,000名以上と案件数が豊富。長期的な継続案件からタスク形式の数をこなす案件まで、理想の働き方に合った副業と出会える。 |
サイト | https://crowdworks.jp/ |
ランサーズ | |
特徴 | YouTube動画テロップ入れやロゴ制作など、クリエイティブな案件が多数。ライティング経験を活かし、マルチに活躍したい方におすすめ。 |
システム手数料 | ライター負担5~20% |
出金タイミング | 毎月15日締め当月末支払い毎月月末締め、翌月15日支払い |
おすすめ度 | ★★★★ |
稼ぎやすさ | YouTube動画や画像編集などデザイン系の案件も豊富。ライティングだけに留まらず、クリエイティブな知識を活かした案件と出会える。 |
サイト | https://www.lancers.jp/ |
Shinobiライティング | |
特徴 | ライティング業務専門の副業サービス。純粋にライティングのみを探したい場合におすすめ。サービス手数料無料。1pt=0.5円相当のポイントで報酬が支払われる。 |
システム手数料 | 無料 |
出金タイミング | 記事が採用されてから5営業日後 |
おすすめ度 | ★★★ |
稼ぎやすさ | ライティング案件のみを探せるシンプルな仕様だが、報酬を現金で受け取れない。Amazonギフト券、iTunesギフト、PeXポイントギフトの中から交換先を選択する。 |
サイト | https://crowd.biz-samurai.com/ |
クラウドワークス
クラウドワークスは、クラウドソーシング業界最大手の副業サービスです。ライター未経験者向けの案件からプロライター向けの案件まで、幅広いジャンルの副業案件が展開されています。副業ライター初心者の登竜門的なサービスといえるでしょう。
ランサーズ
ランサーズは、クラウドワークスと並ぶ大手クラウドソーシングサイトです。最近では、YouTube動画のテロップ入れやロゴ・バナー制作など、クリエイティブな案件が多いように見受けます。
ライティング業務だけに留まらず、幅広いジャンルで活躍していきたい場合におすすめのサービスといえるでしょう。
Shinobiライティング
Shinobiライティングは、ライティング業務専門の副業サービスです。記事を納品し採用されると5営業日後に報酬が振り込まれますが、現金で出金できないので注意が必要。サービス手数料がかからない点は魅力的なので、報酬の交換方法に問題が無い場合はおすすめです。
副業でライターをすると稼げるのか?
副業ライターの稼ぎは、ピンキリです。なぜなら、未経験者でも受けられる案件とプロライター向けの案件では記事の難易度が全く異なるからです。
副業ライターとして単価を上げたい場合は、以下2点を意識して案件を探してみましょう。
- 報酬アップ制度の案件を探す
- 有資格の案件を探す
実際に上記を意識して単価アップに成功した私が、単価アップの理由を詳しく説明します。
報酬アップ制度の案件を探す
報酬アップ制度の案件とは、記事のPV数や執筆レベルによってインセンティブ制度を設けている案件を指します。自身の頑張りによって報酬が上がるので、やり甲斐も感じるでしょう。
具体的に私の場合は、執筆レベルによって文字単価が上がる案件を受注していました。
企業からのフィードバックに真摯に向き合い、修正を減らせるように努めた結果、文字単価0.3円スタートから1.5円まで引き上げることに成功しました。
報酬アップ制度は、クラウドソーシングの場合は募集要項に記載されている場合がほとんどです。応募の際にチェックしてみるとよいでしょう。
有資格の案件を探す
有資格の案件とは、専門的な知識を要する記事執筆に監修者として携わる案件です。多くの場合は、実名や顔写真の掲載を求められます。
資格保有者として記事を監修するため責任が必要ですが、もともと備わっている知識を活かして執筆できるため負担はそれほど多くないのではないでしょうか。
私の場合は、趣味で取得したパーソナルカラーの資格や化粧品検定の知識を活かして案件を引き受けています。ファッションやビューティーに携わる記事を執筆していますが、執筆内容もカジュアルなので楽しく取り組めています。
現役副業ライター5名の稼ぎを徹底調査
ここでは、現役で副業ライターとして活躍中の5名の稼ぎを徹底調査!それぞれ仕事内容やリアルな単価を教えてもらいました。
ライター歴2年:Aさんの場合
- 月: 3万円
- 単価: 2,000円
- 作業時間: 20時間
- 仕事内容: エンタメ系記事
- スキルレベル: ライター歴2年
ライター歴8年:Bさんの場合
- 月: 3万円
- 単価: 30,000円
- 仕事内容: インタビュー、撮影、ライティング
- スキルレベル: ライター歴8年 今は時々単発でやるくらい
ライター歴3年:Cさんの場合
- 月: 約15万円
- 単価: 5,000円
- 作業時間: 16時間程度
- 仕事内容: ライター、写真撮影
- スキルレベル: ライター歴3年
ライター歴5年:Dさんの場合
- 月: 5万円
- 単価: 3,500円
- 作業時間: 60時間
- 仕事内容: ギフトメディア
- スキルレベル: ライター歴5年
ライター歴8年:Eさんの場合
- 月: 15万円前後
- 単価: 5,000円
- 作業時間: 月30時間程度
- 仕事内容: 構成作成、コスメ記事監修
- スキルレベル: ライター歴8年 資格あり
上記を総括すると、稼げる副業ライターの条件は以下3つです。
- 撮影など記事執筆以外の実務も兼任できる
- 資格を保有している
- 記事構成から執筆まで包括的に作業できる
副業ライターとして稼ぐためには、一概にライター歴が関係あるわけではないようです。
企業側から依頼される記事構成やフィードバックに甘えっぱなしではなく、個人としてスキルアップすることが重要だと感じます。
副業ライターは経験が浅くても稼げる
副業ライターの実態について、気になる報酬額や案件の探し方を具体的にご紹介しました。「ライティングの副業案件の探し方が理解できた」「ライティング経験者でも思ったより稼げないんだな」など、思うところはさまざまなのではないでしょうか。
副業ライターとして稼ぐためのポイントは、自分の特技や強みをライティングに掛け算して活動することだと感じます。特に、資格やSNSのフォロワー数など、わかりやすい実績を保有していると単価アップや特別な案件に恵まれやすいです。
副業ライターとして、楽しく・効率よく稼げるように一緒に頑張りましょう!