無料でかんたんにネットショップが開設できる「BASE」は、初めてネットショップを開設する方を中心に人気のサービスです。
しかし、実際に開設するとなると、開設の手順や費用、どのような機能があるのか、注意点はあるのかなど様々な不安が出てくることでしょう。
そこでこの記事では、「BASE」の出店方法や料金プラン、機能、注意点などを詳しく解説します。
これから「BASE」でのショップ開設を考えている方だけでなく、初めてネットショップを開設する方にもおすすめです。
ぜひこの記事を参考に、「BASE」でネットショップを開設してみてください。
BASEとは?

「BASE」とは、年会費や月額料金の負担がなく、最短3分で誰でも気軽にネットショップを開設できるサービスです。
2022年12月には出店店舗数が190万店を超え、多くの人に支持されています。
人気の理由としては、専門的な知識がなくても簡単に操作ができ、ネットショップに必要な機能が無料で使用できるからです。
具体的には、豊富なデザインテンプレートを用いて、オリジナリティのあるショップが開設できることや、面倒な手続きなく決済機能が導入できることが挙げられます。
また、「BASE」は商品が売れるまでは費用がかからないので、初めてネットショップを開設するという方にもおすすめのサービスです。
BASEの費用
「BASE」に出店する際には、どのくらい費用負担があるのか不安に思う方もいるでしょう。
ここでは、BASEの費用について、料金プランと手数料の2つに分けて解説します。
料金プラン
「BASE」の料金プランは、スタンダードプランとグロースプランの2種類です。
グロースプランは2022年4月に追加された有料プランのことを指します。
2種類の料金プランの違いは下記の表の通りです。
| 料金プラン | スタンダードプラン(無料プラン) | グロースプラン(有料プラン) |
|---|---|---|
| 初期費用 | 無料 | 無料 |
| 月額費用 | 無料 | 5980円 |
| 決済手数料 | 3.6%+40円(注文1件につき) | 2.9% |
| サービス利用料 | 3%(注文1件につき) | 無料 |
スタンダードプランは、初めての方や、個人・中小規模での事業者向けのプランです。
商品が購入されなければ費用は発生しないので、リスクを抑えたショップ運営ができます。
グロースプランは、売上規模が大きいショップ向けのプランです。
ショップの月商が17万円以上の場合はグロースプランの方がお得にショップ運営を行えます。
どちらのプランでも機能面での違いはなく、プランの変更はいつでも可能です。
手数料
「BASE」で手数料が発生するのは、売上金の振込手続きをしたときです。
手数料の種類は下記の表の3種類に分けられます。
| 振込手数料 | 一律250円 |
|---|---|
| 事務手数料 | 振込金額が2万円未満の場合、500円 |
| お急ぎ手数料 | 振込申請金額の1.5% |
通常、振込には申請した日から10営業日ほどかかりますが、日数を短縮したい場合はお急ぎ振込の利用が可能です。
お急ぎ振込を利用する場合は、振込手数料と事務手数料に加えて、お急ぎ手数料が振込申請金額の1.5%かかります。
なお、初回の振込申請や、一度も申請したことのない銀行口座の場合は、お急ぎ振込は利用できません。
BASEの機能
「BASE」には大きく分けて次の7種類の機能があります。
- デザインに関する機能
- マーケティングに関する機能
- 注文・発送管理に関する機能
- 商品に関する機能
- ウェブホスティングに関する機能
- 分析に関する機能
- 分析に関する機能
- 決済に関する機能
ここでは、7種類の機能について詳しく解説をしています。
デザインに関する機能
「BASE」には、16種類の無料テンプレートと40種類以上の有料テーマがあり、好きなデザインのネットショップにカスタマイズすることが可能です。
また、有料の「BASEロゴ非表示App」を使用すれば、BASEのロゴを非表示にできます。
マーケティングに関する機能
「Instagram販売App」を利用することで、Instagramの投稿に商品をタグ付けして販売ページへと誘導できます。
また、全国の商業施設・スペースでの販売サポートも行なっています。
注文・発送管理に関する機能
お客様とのやり取りを管理画面で完結することができます。
また、ヤマト運輸と連携した、「かんたん発送(ヤマト運輸連携)」を利用することで、面倒な発送作業の簡易化が可能です。
その他にも、「NEOLogi」と連携することで国内外150カ国への配送も可能にしています。
商品に関する機能
名入れやメッセージカードといったオプションにも対応できるメニューの作成が可能です。
また、販売サイクルと継続回数を指定した商品の定期販売も行なえます。
ウェブホスティングに関する機能
「BASE」では、困ったことはメールまたは、チャットの専用窓口で問い合わせできます。
その他にも、2段階認証を設定できたり、「BASE」の全てのショップページで常時SSL化に対応したりしているので、セキュリティ対策も安心です。
分析に関する機能
「BASE」では、SNSからの流入を確認できます。
また、Googleアナリティクスと連携することで、より本格的にショップの訪問数や集客経路を分析することも可能です。
決済に関する機能
「BASE」では次の7つの決済方法が使えます。
- クレジットカード決済
- コンビニ(Pay-easy)決済
- 銀行振込決済
- キャリア決済
- PayPal決済
- 後払い決済
- Amazon Pay
また、クレジットカードが不正利用された時のショップの被害金額の補償も3つのプランが用意されています。
BASEで出店するメリット・デメリット
ネットショップに初めて出店する場合は、メリットだけでなく、デメリットについても知っておく必要があります。
ここでは、BASEで出店するメリットやデメリットについて詳しく解説をします。
メリット
「BASE」には次の3つのメリットがあります。
- 出店のハードルが低い
- 在庫リスクを減らして出店ができる
- ショップ運営に必要な機能が多い
出店のハードルが低い
初期費用、月額費用がかからないだけでなく、出店の際の審査もないので、初心者の方でも気軽に出店可能です。
在庫リスクを減らして出店ができる
「スマホケース作成App」や「Tシャツ作成App」を利用することで、受注生産形式でオリジナルグッズの販売が可能です。
ショップ運営に必要な機能が多い
集客や販促に便利な機能を豊富に取り揃えています。
無料で使える機能がほとんどなので、専門的な知識がなくてもショップの運営を行なうことが可能です。
デメリット
続いて、「BASE」のデメリットは次の3つです。
- 集客力が弱い
- 販売手数料が高い
- 売上金の出金期限がある
集客力が弱い
大手のECサイトに比べると集客力では劣ってしまいます。
しかし、「PayID」という専用のアプリを利用することで、900万人以上の登録者にアプローチすることが可能です。
販売時の手数料が高い
通常、商品が1件売れるごとに、3.6%+ 40円の決済手数料と3%のサービス手数料がかかります。
しかし、ショップの売上が月商が17万円を超えるようなら、グロースプランへ変更することでお得にショップ運営を行なうことが可能です。
売上金の出金期限がある
「BASE」では売上金は180日以内に出金しないと失効してしまう可能性があります。
ですが、次の2点がクリアできていれば失効期限後に自動で振込をしてもらえます。
- 過去に振込を申請したことがある
- 正常に振込が完了した履歴がある
失効期限後に入金される金額は、失効した金額から手数料を引いた額なので注意が必要です。
BASEで出店するまでの流れ
実際に「BASE」で出店するまでの流れを4つのポイントに分けて解説をします。
- ショップアカウントの作成
- メールアドレス認証
- 運営に関する情報の設定(特定商取引法に関する表記)の入力
- お支払い方法を選択
ショップアカウントの作成
アカウントの作成には、「メールアドレス」「パスワード」「ショップURL」が必要です。
「ショップURL」は好きな文字列と11種類のドメインから選択できます。

メールアドレス認証
アカウント作成で登録したメールアドレスに、「【BASE】新規登録のお知らせ」というタイトルのメールが届きます。
メール内に貼られたリンクをクリックしたら認証は完了です。
運営に関する情報の設定(特定商取引法に関する表記)の入力
個人・法人区分や事業者の氏名、住所、連絡先などの全部で8つの項目に入力をします。
事業者登録をしないと、クレジットカードなどの決済が利用できないので要注意です。

お支払い方法を選択
ここでは、「BASEかんたん決済」の設定をします。
必要事項を入力するだけで導入は完了です。

BASEの出店方法
実際に、ネットショップを出店するにはどうしたらいいのでしょうか。
ここでは、「BASE」の出店方法について詳しく解説をします。
アカウント作成
アカウント作成は次の4つの手順で進めていきます
- 「メールアドレス」「パスワード」「ショップURL」を入力しアカウントを作成します
- 登録したメールアドレスに送られてくるリンクをクリックし、メールアドレスの認証を行ないます。
- 運営に関する情報の設定(特定商取引法に関する表記)の入力をします。
- 必要事項に入力し、「BASEかんたん決済」の設定をします。
設定後は以下のお支払い方法の選択が可能です。
- クレジットカード決済
- キャリア決済
- 銀行振込決済
- コンビニ決済
- PayPal決済
- 後払い決済
全ての入力を終えたらアカウントの作成は完了です。
商品を登録する
商品は以下の4つの手順で登録をしていきます。
- 商品登録ページを開く
- 必須項目を入力する
- カラーやサイズなどの種類を追加する
- 商品を登録する
1.商品登録ページを開く
「BASE」のホーム画面から商品登録のページを開き、「+商品を登録する」をクリックします。
登録した商品は、ショップ側で公開設定をしない限り閲覧はできません。
2.必須項目を入力する
商品を登録する際に必須となる項目は、「商品名」「価格」「在庫数」です。
商品名を入力する際は、色や形など商品のイメージを明確にする情報の記載があると、購買欲につながります。

3.カラーやサイズなどの種類を追加する
登録する商品にカラーやサイズなどが複数ある場合は、「在庫と種類」の項目にある「+種類を追加する」をクリックします。

4.商品を登録する
プレビューをクリックすると登録内容が確認できます。
商品の登録内容に問題がなければ、「登録する」をクリックして商品の登録は完了です。
サイトをデザインする
サイト全体のデザインは、ヘッダーメニューの「デザイン」から変更が可能です。
テーマを変更したいときは、「テーマ」をクリックしてお好きなテーマを選択します。
また、「テキスト」「画像」「スライドショー」「ピックアップ商品」などのパーツを好きな場所に配置することで、オリジナリティを出すことも可能です。
通常ショップロゴに関しては、ショップ名が自動的にロゴタイトルとして反映されますが、「ショップロゴ作成App」を使用すればオリジナルのロゴを作成することもできます。
購入~発送方法
「BASE」では、商品の決済方法により、発送までの流れが一部異なります。
ここでは、クレジットカード決済での対応方法を解説します。
クレジットカード決済での購入から発送までの流れは以下の通りです。
- 商品が購入されると購入者に購入完了のメール、ショップには注文内容を記載したメールが送られてくる。
- 注文管理画面を確認し、ステータスが「未対応」の注文内容を確認する。
- 注文内容の備考欄に記載がある場合は対応する
- 注文内容に不備がなければ、納品書と商品を同梱して発送する。
商品の発送には、「かんたん発送(ヤマト運輸連携)」の利用をおすすめします。
このサービスをおすすめする理由は次の3つです。
- QRコードを利用して配送伝票を入力が可能
- 「BASE」の売上金から支払いがされるので、窓口等での支払いが不要
- 1注文につき70円で自宅への集荷が可能
クレジットカード決済の場合は、入金待ちという状態が発生しないので、注文が確認できたらすぐに出荷準備を行なうことができます。
「かんたん発送(ヤマト運輸連携)」などを活用し、迅速な出荷対応を心がけましょう。
BASEで出店するときに入れておきたいアプリ
「BASE」には、ショップ運営をするのに便利なアプリが豊富にあります。
その中でもおすすめのアプリを用途別にご紹介します。
商品管理におすすめのアプリ
商品の管理を便利にするアプリとしておすすめなのが、「カテゴリ管理App」と「CSV商品管理」です。
「カテゴリ管理App」は、商品のカテゴリ機能を追加するアプリで、大カテゴリ、中カテゴリ、小カテゴリを設定できます。
「CSV商品管理」は、商品の一括登録や更新をする際に、CSV形式のファイルをアップロードし対応できるようになるアプリです。
発送に関するアプリ
発送の負担を減らし、便利にするアプリは次の3つです。
- 送料詳細App
- かんたん発送(ヤマト運輸連携)
- 納品書データダウンロードApp
「送料詳細App」は、送料を地域ごとに細かく設定したい時に活用するアプリです。
地域一律の送料設定や国別の送料設定なども決めることができます。
また、一定購入金額以上の送料無料設定も可能です。
「かんたん発送(ヤマト運輸連携)」は、QRコードを読み取ることで、その場で送り状を発行し、発送が完了できるアプリです。
「納品書データダウンロードApp」は、注文情報に紐づいたデータをダウンロードできるアプリで、かんたんに納品書を発行できます。

サイト集客・販促におすすめのアプリ
サイトへの集客や販促を強化できるアプリは、「Instagram販売App」と「BlogApp」です。
「Instagram販売App」は、Instagramの投稿に商品を紐づけし、ショップページへのリンクが可能になるアプリです。
「BlogApp」は、ショップ内にお知らせやブログ機能を追加できるアプリです。
このアプリを使うことで、詳しい商品情報を発信したり、商品へのこだわりなどを伝えたりできます。
BASEで出店するときの注意点
「BASE」は、誰でもかんたんにネットショップを開設できますが、出店する際には、注意すべき点もあるのでご紹介します。
BASEで出店するときの注意点は以下の3点です。
- 「BASE」で販売可能なものか
- 仕入れや材料費はどれくらいかかるか
- どのように集客をしていくか
「BASE」で販売可能なものか
「BASE」では、ハンドメイドやオリジナルグッズなど多種多様な商品を販売することができます。
しかし、どんなものでも販売できるというわけではありません。
具体例として、以下の商品は「BASE」での販売が禁止されています。
- 商品券などの金券 ×
- 仮想通貨 ×
- 医薬品 ×
- アダルトに関する商品 ×
その他にも、法律に違反するようなものや公序良俗に反するようなものは販売が禁止されています。
仕入れや材料費はどれくらいかかるのか
「BASE」は無料でネットショップを開設でき、基本的に購入されるまで費用はかかりません。
ですが、商品を用意するためには、商品の仕入れやハンドメイドなどでの製造が必要です。
商品の仕入れや製造にコストがかかれば、その分利益も下がってしまいます。
したがって、ショップを開設する前には、商品の用意にどの程度費用がかかるのか把握する必要があります。
どのように集客をしていくのか
大手ECショップの楽天やAmazonに比べて、「BASE」は集客力の弱さがデメリットとして挙げられています。
そのため、「BASE」でショップを開設しただけでは商品が周知されるのにも時間がかかります。
SNSを活用して集客をしたり、専用アプリの「PayID」を活用したり、集客の方法を事前に考えておくことも必要です。
まとめ
この記事では、「BASE」の出店方法を詳しく解説しました。
「BASE」は基本的に専門的な知識がなくても、誰でもかんたんにネットショップを開設することができます。
商品が購入されるまで費用が発生しないので、低リスクで始められるのも魅力の1つです。
また、ネットショップの運営に必要な機能も豊富に取り揃えているので、初心者の方でも安心してショップ運営に取り組むことができます。
しかし、販売禁止のものもあるので注意は必要です。
これから「BASE」での出店を考えている方や、初めてネットショップを開設しようと考えている方にもおすすめできるサービスです。
ぜひこの記事を参考に「BASE」で出店をしてみてください。






