「メルカリの新規アカウントはどうやって作成する?」
「複数のアカウントを作成するのは規約違反?」
そんなメルカリの新規アカウントの作成方法や、規約に関する情報をまとめました。
メルカリを新規で始める方や、過去にアカウントを登録したことがある方は、ぜひ参考にしてください。
メルカリで新規アカウントを登録するにあたって
メルカリでは、登録に必要な情報を用意できれば、誰でも簡単に登録が可能です。
ただし、新規アカウントの登録の際には、いくつか注意すべき点があります。
メルカリのアカウントの所持数や、作成時に必要な連絡先について紹介します。
メルカリのアカウントはいくつまでもてる?
メルカリに初めて登録する場合はアカウントは1つになります。
しかし、過去にアカウント登録した人が再度登録する場合は、複数アカウントという扱いになります。
実は、メルカリの利用規約において、アカウントの所持制限が設けられています。
基本的に1人1アカウントまで
メルカリの利用規約では、アカウントの複数登録の禁止が明記されています。
そのため、メルカリのアカウントは基本的に『1人につき1つまで』しか所持できません。
手違いなどで複数のアカウントを所持してしまうと、最悪の場合は刑事事件にまで発展するため、複数登録は絶対にやめましょう。
本人確認と同一名義の口座が必要
メルカリでは、出品や購入の利用についての本人確認は必須ではありません。
しかし、本人確認をすることで、いくつか
以下の項目を自動的に満たすためには本人確認が必要です。
- 売上金の振込申請期限がなくなる(本人確認なしだと売上金の変換に期限が付く)
- 売上金が直接メルペイ残高に加算される(本人確認なしだと期限付きの売上金でポイントを購入が必須になる)
- 支払い用の銀行口座登録、チャージの利用が可能になる
本人確認の手続きでは、以下のいずれかの書類を提出します。
- マイナンバーカード
- 運転免許証/運転経歴証明書
- パスポート(2020年2月より前のデザイン)
- 在留カード
- 特別永住者証明書(有効期限が60日より多いもの)
また、本人確認終了後、メルペイ残高を現金として振り込む時には、登録した本人名義の振込口座が必要です。
同一名義の口座がない場合は、売上金を現金で出金するのが不可能になります。
アカウント作成に使える連携先
メルカリのアカウントの作成時には、以下の連絡先が登録できます。
- メールアドレス
- Apple
dアカウントについては、メルカリのアカウント作成後に連携できますが、作成時の連絡先としては使用できません。
連携先におすすめなのはどれ?
メルカリのアカウント作成に使える連携先について、メールアドレスやFacebookなどを持っている人は、どれを登録すべきか悩むかもしれません。
アカウント作成時の連絡先として、どれが適しているかを見ていきましょう。
連携先はどれでもあまり変わらない
結論から言うと、アカウント作成に使用する連絡先はどれを選んでも、使い勝手が大きく変わりません。
メルカリアプリを利用する場合は、基本的にアプリ内でやり取りができて、通知もアプリから行われます。
しかし、あなたが購入した時や、出品した商品に質問などのコメントが来たときなど、一部の通知は連絡先にも来る場合があります。
アプリの通知だけでは不安な方は、情報をすぐに確認できる連絡先を選んでおきましょう。
万が一、ログイン情報を忘れた時も、使用頻度の高い連絡先であれば、メルカリ側に登録している情報として提示しやすくなります。
個人情報を気にする方は捨てアカウントでもよい
アカウントの登録で個人情報をあまり晒したくない方もいるでしょう。
個人情報の管理が気になる場合は、日常的に利用していない連絡先を、捨てアカウントとして選んでみましょう。
ただし、完全な捨てアカウントにすると、連絡先への通知に気付きにくい点や、登録した情報として忘れやすい点には注意が必要です。
ただし、捨てアカにしても電話番号認証などがある
メルカリではアカウントを登録する過程で、携帯電話のSMS認証を利用するため、電話番号の登録が必須になります。
捨てアカウントを利用しても、適度に個人情報を登録する必要がある点は、知っておきましょう。
メルカリでアカウント登録しよう!
ここでは、メルカリのアカウント登録の手順について、気になる点も含めて紹介します。
アカウントを登録する手順
メルカリはスマホのアプリからアカウント登録すると、スムーズに行えます。
ここでは、以下の内容について詳しく見ていきましょう。
- アカウント登録する際の手順
- 各項目で詰まった時の対処方法
1.メルカリのアプリをダウンロードする
メルカリアプリは、Android端末だとGoogle Play、Apple端末だとApp Storeからダウンロードします。
ダウンロード自体は無料です。
商品を購入するまでは料金は発生しませんので、ご安心ください。
2.アプリを開いて会員登録をはじめる
アプリのダウンロード後、アプリを開いて進めていくと、「スマホでかんたんフリマアプリ」という画面が表示されます。
画面を進める過程において、メルカリの簡単な使い方について紹介されます。
お時間のある方は、登録までの文章も読むと、メルカリの使い方がより分かりやすいかと思います。
3.登録媒体を選択して連携させる
登録手続きでは、連携先の連絡先として「Facebook・Google・メールアドレス・Apple」のいずれかを選びます。
先ほどお伝えした通り、どれを選んでも使い勝手は大きく変わらないため、使いやすい連絡先にしておきましょう。
選択した連絡先で登録が進められない場合は、以下の状況のいずれかに該当しています。
- 選択した連絡先が既にアカウントとして登録済みである
- 利用制限がかけられているアカウントに使用された連絡先である
- メールアドレスの形式が間違っている
(存在しないアドレスや使用できない文字が入っている) - 連絡先側のアプリが最新の状態ではない
(FacebookやAppleはそれぞれのアプリを一旦起動するため)
上記に心当たりがない場合は、家族が勝手に登録したり、流出した情報を勝手に使用されたなどの例があります。
身に覚えのない登録はメルカリの事務局が調査してくれるため、登録が進められない時は問い合わせましょう。
4.会員情報を入力する
メールアドレスで登録する場合は、以下の項目を入力します。
- 本人情報(名前、生年月日)
- メールアドレス(確認用)
- パスワード
- ニックネーム
- 性別(任意)
- 招待コード(任意)
FacebookやGoogle、Appleで登録する場合は、一旦、別媒体でのログインを求められます。
本人情報については、各媒体に登録済みの情報が適用されます。
その後、パスポートやニックネームを入力していきます。
5.アカウントに電話番号を認証する
会員情報の登録が完了すると、電話番号を利用したSMS認証を行います。
入力後はSMSに4桁の数字が送信され、画面に入力すると、アカウントは作成完了です。
電話番号についても、既にアカウントとして登録済みの場合は、入力した時点で表示されます。
電話番号を使用した覚えがない人は、メルカリ事務局へ問い合わせましょう。
登録するにあたって気になること
メルカリの登録は、アプリ内の案内に従えば簡単に行えます。
しかし、登録するとなると、いくつか気になる点も出てくると思います。
メルカリの登録に関して、気になる点の補足と解説を見ていきましょう。
メルカリの登録に危険性はない?
メルカリに登録する際の危険性については、下記の理由から「基本的には安心してよい」と言えます。
- 日本の株式会社が運営している
- 個人情報流出後の対応が早い
メルカリでは、2021年に不正アクセスにより個人情報流出が起きました。
発覚後はすぐに流出した認証情報を初期化し、不正アクセスを受けたツールの利用を取りやめるといった対応がとられています。
取引に移行した後のトラブルはゼロではありませんが、個人情報を保護する観点では安全性があるアプリ及びサイトです。
アカウント登録しないとメルカリは使えないの?
メルカリでは検索機能や商品ページを閲覧するだけであれば、アカウント登録なしでも可能です。
一方で、
- 検索した商品の購入やいいね(気になる商品)への登録
- 商品の出品
については、アカウントの登録が必須です。
購入や売却の予定がない方は未登録で利用できますが、アカウントを登録した方が機能面では便利になります。
「Webサイトから登録」と「アプリから登録」の違いはある?
メルカリはWebサイトからも登録可能ですが、アプリからの登録と、以下のような違いがあります。
- 本人確認が行えない(本人確認でスマホの撮影機能を利用するため)
- 紹介ポイントがもらえない(Webの登録では招待コードの入力項目が出ない)
Web版を利用する状況としては、アフィリエイトサービスである「メルカリアンバサダー」を登録する場合、Web版からの登録が必須です。
ただし、アプリで登録した後にWeb版へログインできるため、最初のアカウント作成ではアプリの方が機能的に使いやすくなっています。
メルカリで複数アカウントを作ることは可能?
ここでは、メルカリで複数アカウントを作成することについて、禁止されている理由や発覚した際のペナルティを紹介します。
複数アカウントの作成は禁止されている
メルカリの利用規約第4条「ユーザー登録及びアカウント情報」の2において、
- 個人のユーザー及びユーザー登録する人は、複数のユーザー登録を行えない
と明記されています。
ユーザー側からすると、複数アカウントの作成は何の問題もないように見えますが、複数アカウントは様々な面で悪用される可能性があります。
禁止されている理由
複数アカウントの作成が禁止される理由については明記されていませんが、複数アカウントは以下のような方法で悪用されます。
- アカウントを大量に作成して業者に売り出す
- 複数のアカウントで売買を繰り返して、値段の吊り上げや市場操作を行う
- 自分のアカウントに対して、ほかのアカウントで有利なコメントや評価を付ける
アカウントが2つ以上あると、自作自演による市場価格の操作や印象操作が可能になり、悪用した人が売買で有利になります。
そのため、メルカリの規約上では複数のアカウントの作成ができないようにしているのです。
メルカリのアカウント作成自体は無料で行えるため、上記のような悪用を防ぐために利用規約で禁止しているのです。
アカウントの譲渡も違反に
メルカリの利用規約第4条の6「アカウント情報の管理」の中では、
- アカウントの情報を第三者に利用させることや、譲渡及び売買を禁止
としています。
そのため、「家族や友人のアカウントを借りている・貸している」と主張しても、アカウントの譲渡、販売についても禁止しているため、重大な規約違反に該当します。
複数アカウントがバレた時のペナルティ
複数アカウントの作成や所持がメルカリ運営にバレた場合、メルカリ内でペナルティを受けるのはもちろんのこと、犯罪行為に該当する可能性もあります。
アカウントの利用停止だけでなく、逮捕や罰金を受ける可能性があることからも、複数アカウントの作成は推奨できません。
関連アカウントの削除
「メルカリのアカウントが不正なものである」と発覚した場合、アカウントの利用制限が行われ、以下の行為ができなくなります。
- 商品の出品
- 商品の購入
- 商品ページのコメント
- いいね機能の利用
利用制限の期間は、大きく分けると3段階に分けられます。
- 期間が定められた制限:最大24時間
- 制限解除への判断が伴う制限:本人確認やヒアリングを行った後に解除される
- 無期限:アカウントの利用停止
この中でも、最も重いペナルティは3つ目の「無期限の利用制限」です。
制限がかかるとメルカリの取引そのものが行えなくなり、制限は解除されません。
また、1つのアカウントに無期限の利用制限がかかると、複数所持していた関連アカウントにも制限がかかり、実質的なアカウント削除になります。
取引の取り消しや売上金の没収などの処置がなされる
メルカリでアカウントの利用制限の措置が取られている場合、進行中の取引や売上金については、以下の処理が行われます。
- 違反商品の削除
- 違反の疑いがある商品の出品停止
- 売上金やメルペイ残高、有償ポイントの返金または払い戻し(法令に違反する場合は行われない)
違反でなければ売上金が返金される可能性もありますが、違反と判断されると、取引の停止や売上金の没収が行われます。
逮捕された事例もある
メルカリで複数アカウントを作成したことで、刑事事件にまで発展した事例がいくつかあります。
- メルカリのアカウントを不正に取得して、オークションサイトで多数販売していた福岡県の男2人が逮捕(2017年6月)
- 2017年1月から2018年3月にかけて、メルカリのアカウントを少なくとも6万個不正に作成して、販売していた三重県の男女2人が逮捕(2018年11月)
上記のような不正なアカウント作成は、メルカリ内の取り締まり以外にも、警察のサイバーパトロールによって発覚する可能性があります。
問われる罪としては「不正作出電磁的記録供用罪」にあたり、数年単位の懲役や罰金が科せられます。
メルカリShopsであれば2アカウントを持つことが可能
メルカリでは複数アカウントの作成は禁止されています。
しかし、メルカリの関連サービスである「メルカリShops」を利用すれば、実質的に2つのアカウントを所持できます。
通常アカウントと異なる点は多いですが、販売においては、より専門的に行えるアカウントです。
メルカリShops(ショップス)とは
メルカリShopsとは、メルカリが用意したショップ内で、ユーザーが店舗を構える形で販売を行えるサービスです。
サービスとしては、主に以下のような特徴があります。
- 氏名と生年月日の本人情報を登録したメルカリアカウントを所持している人が開設できる(未成年の人を除く)
- 開設後は通常のアカウントと使い分けができる
- 商品の出品に関して、まとめて出品や在庫管理が行える
- 値下げ交渉なしの設定で出品できる
- 開設したメルカリShopsのアカウントを複数人で運営する「スタッフアカウント登録」が利用できる
メルカリShopsから出品した商品は通常のメルカリ内の検索に表示されます。
ただし、販売専用のアカウントになるため、メルカリ内の購入には利用できません。
規約違反にならずに2アカウント利用が可能
メルカリShopsのアカウントは、基本的にメルカリのアカウント1つに対して1つまでになります。
通常のアカウントとメルカリShopsのアカウントを同時に所持していても、規約違反には該当しません。
まとめ
メルカリのアカウント登録では、以下のような特徴があります。
- 登録する際の連絡先にはFacebookやGoogle、メールアドレス、Appleが使用できる
- 連絡先はどれも選んでも使い勝手は大きく変わらない
- メルカリは国内運営、かつ情報流出した際の対応が迅速であったことから、個人情報に対する安全性は比較的高い
- アプリから登録した方が本人確認や招待コードの入力が行えて便利
- 複数アカウントの所持は規約で禁止されている
- 複数アカウントの所持がバレると、無期限の利用停止や刑罰を受ける
- メルカリShopsのアカウントは通常のアカウントと同時に所持しても規約違反にならない
アカウント登録に使用する連絡先は自由に選べますが、既にアカウントを所持している場合は、利用規約に引っかかる可能性があります。
メルカリでアカウントを分けて販売したい場合は、メルカリShopsの利用を検討しましょう。