「メルカリで商品が発送できない原因は?」
「購入した後に商品が届かない時はどうすればいい?」
そんなメルカリの商品の配送トラブルに関して、原因や対処法などをまとめました。
メルカリの配送で困った時の参考にしてください。
メルカリで「発送できない」トラブルが起こる?

ここでは、メルカリにおける「発送できない」トラブルの原因や発送期限について紹介します。
「発送できない」事案が起こる原因
メルカリで「発送できない」事案が起こる例としては、以下のような原因が考えらえます。
- 旅行や入院などの長期不在
- 商品の破損や紛失
- 商品を売却したくなくなった
- エラーなどにより発送処理ができない
エラーについては、メルカリ側が原因の可能性も考えられますが、そのほかの原因は自己都合で発送できない状況となります。
しかし、不意に発生した長期不在や意図しない商品の破損は、気を付けていても起こり得ます。
商品には発送期限がある
メルカリでは、出品者による商品の発送期限が設定されています。
たとえ発送できない状況になっても、期限内に発送が完了すれば、取引上は問題ありません。
しかし、発送期限を過ぎてしまうと、購入者側から発送を断られる可能性があります。
出品者が設定した「発送までの日数」がある
メルカリで出品者が設定できる「発送までの日数」は、以下の3つの期間から選べます。
- 1〜2日で発送:購入日から2日後が発送期限
- 2〜3日で発送:購入日から3日後が発送期限
- 4〜7日で発送:購入日から7日後が発送期限
6月1日の10時に商品を購入した場合、それぞれ以下の期間の発送期限は以下の通りです。
- 1〜2日:6月3日の10時までに発送
- 2〜3日:6月4日の10時までに発送
- 4〜7日:6月8日の10時までに発送
そのため、最長で7日後まで発送期限を延ばすことが可能です。
発送期限が切れても送ることは可能
期限があるとはいえ、「発生までの日数」を過ぎた場合でも、出品者側が発送できなくなるわけではありません。
しかし、購入者側は発送期限が過ぎた翌日の0時からは、取引画面に「キャンセル申請フォーム」が表示され、取引のキャンセルができるようになります。
「キャンセルするか」の判断は購入者側に任せられるため、取引メッセージにて「発送できない理由」を伝えることで、キャンセルしない方向で考えてくれるかもしれません。
とはいえ、取引後の評価については、悪い方に付けられる可能性もあるため、発送期限の設定段階で余裕を持った日数にしておきましょう。
【出品者側】「発送できない」ときの対処法

ここでは、メルカリの出品者側で「発送できない」状態になった時に活用できる出品停止や、キャンセルの手順を紹介します。
商品が売れる前は一時的に『出品停止』できる
メルカリで出品した商品は、商品が売れる前であれば一時的に「出品停止」にできます。
商品名や入力した情報をそのまま残せて、任意のタイミングで再出品できるため、発送できない状況になった際にも役立つ機能です。
どんな時に利用する?
出品停止機能を利用する状況としては、以下のような状況が考えられます。
- 数日間、商品の発送の対応ができない
- 商品の売却を考え直したくなった
- 出品した商品が値下がりする時期であるため、値上がりを待ちたい
商品が売れる前の段階であれば、自己都合で売却を取り止めても、メルカリ上でデメリットは発生しません。
手順
メルカリで商品を出品停止する手順は、以下の通りです。
- マイページから「出品した商品」を選ぶ
- 「出品中」の項目から出品停止したい商品を選ぶ
- 「商品の編集」を選ぶ
- 画面下部にある「出品を一旦停止」を選ぶと、出品停止完了
4番目の項目で「この商品を削除する」を選んでしまうと、出品が取り止めになるため、再出品を考えている場合は間違えないようにしましょう。
メルカリアプリの場合は、以下の手順にて、出品中の商品を一括で出品停止することも可能です。
- マイページから「出品した商品」を選ぶ
- 「編集」を選ぶ
- 「すべて公開停止」を選ぶと、出品中の商品が全て出品停止される
複数の商品を取り扱う場合は、便利な機能です。
再出品をしたいときの手順
出品停止中の再出品する手順は、以下の通りです。
- マイページから「出品した商品」を選ぶ
- 「出品中」の項目から任意の商品を選ぶ
- 「商品の編集」を選ぶ
- 画面下部になる「出品を再開する」を選ぶ
再出品では入力した情報や出品価格が変わりませんが、停止期間中に商品の需要や価格相場が変化している可能性もあります。
商品の編集中は商品説明や出品価格の変更も行えるため、変更や追記した方がよい項目がある時は、書き換えてから再出品しましょう。
メルカリアプリの場合は、以下の手順で出品停止中の商品を一括での出品も可能です。
- マイページから「出品した商品」を選ぶ
- 「編集」を選ぶ
- 「すべて公開する」を選ぶと、出品停止中の商品のみ一括で出品される
一括で出品すると、商品情報や出品価格は変更できません。
変えたい項目がある場合は、単体で商品の編集を行いましょう。
商品が売れた後に「発送できなくなった」とき
万が一、出品した商品が既に売れてしまった後に発送できなくなった場合、
- 発送の予定期日から遅れるが、商品の発送は可能
- 商品が完全に発送できない
このどちらなのかによって、対応が変わってきます。
発送できない事実を隠すと、大きなトラブルに発展する可能性も考えられるため、誠実に対応しましょう。
期限内に発送できない旨を購入者に伝える
発送期限を過ぎてしまう場合は、発送の遅延を謝罪しつつ、いつ頃発送できるか知らせておきましょう。
発送が遅れている状況下で取引メッセージなどが来ない場合、購入者側が不審に思い、キャンセルする可能性もあります。
そのため、期限が過ぎることが確定した時点で対応しましょう。
一方、発送が不可能になってしまった場合も、キャンセル処理を進めてもらうために購入者へのメッセージを送りましょう。
メッセージ例
商品を発送できなくなった際の書き方がわからない時は、以下の文章を参考に、ご自身の状況に当てはめて書いてみましょう。
突然のメッセージ失礼します。
購入して頂いた商品ですが、急な用事が入ってしまい、期限内の発送ができなくなってしまいました。
3日後の〇日であれば確実に発送対応ができるため、大変申し訳ありませんが、もうしばらく発送をお待ちください。
自己都合による発送の遅延を重ねてお詫び申し上げます。
突然のメッセージ失礼します。
購入して頂いた商品ですが、私の不注意により一部を破損させてしまいました。
具体的には(破損した部分や現在の状態の説明)が破損しています。
破損した状態で発送するわけにはいかず、代わりの商品も用意できないため、大変申し訳ありませんが、キャンセル処理を進めて頂きたいです。
破損した状態でも良い場合は、値引きした状態で購入様専用の販売として再度出品させて頂きます。
購入をキャンセルさせる事態となってしまい、申し訳ありません。
商品を紛失したり、破損して代わりの商品が用意できる場合でも、商品の状態が変わってしまう事実は変わりません。
そのため、このような事案が起こった際は丁寧にメッセージでその旨を書いておきましょう。
商品のキャンセルを行うかどうかについて
出品者側がメッセージを送っても、購入者側の都合から、キャンセルを求められる場合があります。
発送の遅延や商品の紛失した責任は出品者側にあるため、求められた場合はキャンセル対応しましょう。
商品をキャンセルすることになった場合
商品をキャンセルすることになった場合は、取引画面に表示されたキャンセル申請フォームを選びましょう。
キャンセル申請フォームが表示されるタイミングは、購入者と出品者で以下のように異なっています。
- 購入者:出品者が設けた発送期限を過ぎた翌日の0時から
- 出品者:商品が購入された後から
ただし、キャンセルが成立するには双方の同意が必要です。
キャンセル申請の手順
キャンセル申請する手順は、以下の通りです。
- 取引画面に表示された「この取り引きをキャンセルする」を選ぶ
- キャンセル理由の詳細を入力
- キャンセル時の注意点にチェックを入れて、「キャンセルを申請する」を選ぶ
上記の手続きをした後、24時間を経過しても取引相手からの反応がない場合は、申請は取り下げとなります。
取引相手に対応してもらうためにも、事前のメッセージでやり取りすることが重要です。
キャンセル申請をした後の流れ
キャンセル申請をした後は、申請された側が以下のいずれかを選びます。
- 「同意する」:キャンセル処理が行われる
- 「同意しない」:キャンセルされない
同意については任意で選べますが、メッセージでやり取りした後は、無駄なトラブルを避けるためにも相談した通りの内容を選ぶのがおすすめです。
【出品者側】そのほか「発送できない」が起こった時の対処法

ここでは、メルカリの出品者側で、限定的な「発送できない」状態になった時の対処法を紹介します。
らくらくメルカリ便の二次元コード表示のエラーが出る
メルカリの配送方法の1つであるらくらくメルカリ便では、二次元コードをコンビニなどで読み込んで配送の手続きを行います。
しかし、メルカリのアプリ上で表示される二次元コードにエラーが表示される場合があります。
起こる原因
らくらくメルカリ便の二次元コードでエラーが起こる原因としては、以下の理由が考えられます。
- 届け先及び発送元の住所の郵便番号と住所が不一致
- 氏名や住所に旧漢字や機種依存文字が含まれている
- 氏名や住所が規定文字数を超えている
(氏名は性と名でそれぞれ15文字、住所は市町村区が70文字、番地が15文字、建物名が30文字まで)
二次元コードとして表示する情報に誤りや使用不可の情報があると、エラーが発生してしまいます。
対処法
二次元コードのエラーは、氏名や住所を正しい情報と、規定文字数に変更すれば対処できます。
発送元の情報は出品者側で変更できますが、届け先の情報は購入者側にメッセージで事情を説明して、変更してもらいましょう。
配送方法が変更できない
メルカリでは一部の配送方法だと、商品購入後でもほかの配送方法に変更できます。
しかし、特定の機能を利用した場合は、アプリや取引画面で変更できない可能性があります。
起こる原因
配送方法が変更できない原因としては、以下の理由が考えられます。
- ヤマト運輸の営業所、コンビニで既に伝票を発行している
- 集荷依頼をしている(らくらくメルカリ便、梱包・発送たのメル便)
- 既に発送通知を出している
梱包・発送たのメル便を利用する場合は、必ず集荷依頼することになります。
対処法
ヤマト運輸の営業所かコンビニで伝票を発行している場合は、以下の手順で発送方法を変更可能です。
- 購入者に配送方法を変更したい旨を伝える
- 匿名配送から変更する場合は、購入者かあ住所や宛名などの情報を聞く
(その他の配送方法は表示されている情報を使う) - 必要な情報を記載のうえ、任意の方法で発送する
(※らくらくメルカリ便やゆうゆうメルカリ便、梱包・発送たのメル便には変更できない) - 取引画面で「商品を発送したので、発送通知をする」を選ぶ
- 変更後の配送方法を伝える
(荷物追跡サービスがある場合は、追跡番号を伝える)
既に氏名や住所の情報が見えていると、匿名配送になるらくらくメルカリ便などに変更できません。
らくらくメルカリ便の集荷依頼は、以下の方法で変更できます。
- 取引画面で「集荷依頼をキャンセルする」を選ぶ
- 「集荷依頼をキャンセルしますか」と表示されるので、「します」を選ぶ
- ヤマト運輸サービスセンターに連絡して、取引画面に表記された「送り状番号」を伝える
- 取引画面に戻って「ヤマト運輸に連絡しました」から「はい」を選ぶ
- 「電話したのでキャンセルする」を選んで、処理が完了次第キャンセルされる
ヤマト運輸のサービスセンターは、以下の電話番号に連絡後、音声自動ガイダンス及びAIオペレータが対応します。
利用端末 | 電話番号 | 対応時間 |
スマートフォン、携帯電話 | 0570-200-000 | 8:00〜21:00(年中無休) 通話料:有料 |
固定電話 | 0120-01-9625 | 8:00〜21:00(年中無休) |
既に発送通知を出してしまった場合は、発送通知に関しては変更せずに、発送方法や取引メッセージから変更したことを伝えます。
- 購入者に発送通知は誤りで、別の配送方法に変更したい旨を伝える
- 匿名配送から変更する場合は、購入者かあ住所や宛名などの情報を聞く
(その他の配送方法は表示されている情報を使う) - 必要な情報を記載のうえ、任意の方法で発送する
(※らくらくメルカリ便やゆうゆうメルカリ便、梱包・発送たのメル便には変更できない) - 変更後の配送方法を伝える
(荷物追跡サービスがある場合は、追跡番号を伝える)
取引画面では、発送通知を出す前に設定した配送方法で発送したように表示されますが、変更後は誤った情報になります。
商品の発送通知が出ない
出品者が選んだ配送方法で発送が完了した場合、購入者側に発送を知らせるために、取引画面から発送通知を送ります。
しかし、特定の状況では、本来表示されるはずの発送通知の項目が表示されないことがあります。
起こる原因
商品の発送通知が出ない原因としては、以下の理由が考えられます。
- アプリ側のデータ反映が遅れている
- らくらくメルカリ便のキャンセルを行うためヤマト運輸サービスセンターへの連絡は完了したが、アプリ上のキャンセル処理が完了していない
- 梱包発送・たのメル便(集荷)の利用を選んで、1回の取引で2点以上の商品を預けた、もしくはほかの配送方法で発送した
コンビニや郵便局などを介して発送する場合は、データの反映や処理の完了から発送通知が出せない状況が起こり得るのです。
対処法
発送通知が出なかった時の対処法としては、それぞれ以下のようになります。
原因 | 対処法 |
アプリ側の データ反映が遅れている | 情報が連携するまで 最大24時間程度かかる場合もあるため、 それまで待機する |
らくらくメルカリ便の アプリ上のキャンセル処理 | アプリ上での集荷キャンセル処理を行った後、 「商品サイズや発送方法を修正する」を選んで、 任意の配送方法に変更する |
梱包発送・たのメル便 | メルカリ側に問い合わせる |
上記の方法でも対処できなかった場合は、メルカリ事務局が発送通知に関する調査を行うため、問い合わせを行いましょう。
メルカリへの問い合わせ方法は、以下の通りです。
- ヘルプセンターの「カテゴリーから探す」のいずれかの項目を選ぶ
- ページ下部の「解決しない場合」から「お問い合わせはこちら」を選ぶ
- 該当する項目や本文を記入して送信する
本文にはどこまで手続きを行ったか、発送した商品の情報など詳しく記載しましょう。
【購入者側】「届かない」の対処法

ここでは、メルカリの購入者側で商品が「届かない」場合の対処法を紹介します。
発送トラブルが起こっている場合
購入後に商品が届かない場合は、商品の発送通知が来ているか否かで対応が変わってきます。
発送済みになっていない場合は出品者に催促する
商品の発送通知が来ていなくて、発送期限を過ぎている場合は、取引画面のメッセージで出品者に催促するコメントを送りましょう。
出品者が発送を忘れていたり、何らかのトラブルから商品の購入に気付かなかったりする可能性は十分あります。
一方で、発送期限の直前になっても、まだ発送が行われていない場合は、出品者側の対応を待つのがおすすめです。
とはいえ、ギリギリの発送になるのが気になる方は、メッセージで確認を取ってもよいですが、メルカリのルール上だと期限内に対応すれば問題ありません。
取引する際のマナーとして、設定された期限が過ぎるまでは待っておきましょう。
発送済みの場合は配送先に問い合わせをする
商品の発送通知が来ている場合は、基本的に配送業者側が原因になります。
問い合わせについては、追跡サービスのありなしで変わってきます。
- 配送先に問い合わせする
- トラブルが発生していないか確認
- 配送中の状況が確認できない
- 出品者にいつ、どのように発送をしたのかを確認する
期日内に正しく発送したとしても、郵便ポストの回収日や災害、悪天候、交通状況などから、多少の遅れが生じることもあります。
念のため、発送通知から1週間程度は待ってみましょう。
解決しない場合はメルカリ事務局に連絡しよう
出品者や配送先への問い合わせしても商品が到着しない場合は、メルカリ事務局のお問い合わせへ連絡しましょう。
該当する項目や本文を送信後に、状況に合わせた対処方の提案や確認をしてくれます。
まとめ
メルカリでは取引相手やメルカリ側の処理から配送トラブルが起こり得ますが、それぞれの方法に合わせて対処できます。
- 発送期限の設定は出品者が行う
- 発送期限を過ぎた翌日の0時から、購入者側にキャンセル申請フォームが表示される
- 【商品が売れる前に販売を停止したい】
出品中の商品を単体または一括で出品停止できる - 【商品が売れた後に発送できなくなった場合】
購入者にメッセージで伝えた上で発送日のお知らせやキャンセル処理を進める - 【キャンセル申請について】
・出品者と購入者のどちらからでも行える
・キャンセル成立には双方の同意が必要 - 【出品者側|配送トラブルが起きた時】
商品情報や手続きの処理などが正しく行われているか確認する - 【購入者側|商品が発送されない場合】
出品者や配送先に問い合わせる
対処法を試しても状況が改善されない時は、メルカリ事務局に問い合わせて、対応してもらいましょう。