「メルカリで本を発送する時にはどの配送方法の送料がお得?」
「本を梱包する際に気をつけるべき点は?」
この記事では、メルカリで本が売れた後の梱包や配送方法についてまとめました。
メルカリで本の売り出しを検討している人は、参考にしてください。
メルカリで本が売れた!配送方法はどう決めるのが正解?
メルカリで出品していた商品が売れた場合、出品者は梱包した後、ご自身で選択した配送方法を利用して発送します。
しかし、メルカリでは多くの配送方法が用意されており、初めて売れた時はどれを選んだらいいかわからないかもしれません。
ここでは、本が売れた場合におすすめの配送方法について、送料や機能面を見ながら紹介します。
本の発送はメルカリ便がおすすめ!
メルカリで売れた本を発送する場合、基本的には『メルカリ便』に分類される配送方法を選ぶのがおすすめです。
『メルカリ便』といっても、その中にさまざまな大きさに合わせた配送方法があります。
そのため、複数の本をまとめて発送する時も問題なく利用できます。
メルカリ便とは?
メルカリ便とは、メルカリが配送業者と連携している配送方法です。
連携先は
の2種類があり、それぞれサイズに合わせて配送方法を選べます。
送料や発送できる場所に違いはありますが、以下で紹介する機能はどの方法を選んでも利用できます。
全国どこでも配送料金が一律で安い!
メルカリ便ではすべての配送方法で、送料が全国一律になっています。
元々の送料の設定も安めなうえ、遠方でも料金の気兼ねなく発送できるのがメリットです。
お互いに匿名配送で送れるから取引もスムーズ!
メルカリ便の場合、すべての配送方法で、出品者と購入者の双方が匿名配送で利用できます。
個人情報を保護できるだけでなく、宛名書きを省けるため、発送にかかる手間も減らせます。
追跡サービス付帯で安心
メルカリ便を利用すると、すべての配送方法に追跡サービスがついています。
こちらはメルカリの取引画面内で、こまめな配送状況が確認できます。
出品者と購入者の双方で商品が無事に届けられているか確認できることから、お互いに不安にならずに取引を進められます。
【大きさ×重さ×厚み】でお得な配送方法が決まる!
匿名配送や追跡サービスなどの安全面を重視したうえで送料を見ると、メルカリ便が一番お得です。
しかし、「送料だけ」で考えた場合、発送する箱の大きさや重さ、厚みによってお得な配送方法が変わってきます。
本の発送にかかる費用をなるべく抑えたいという方は、以下の項目を確認して、適した配送方法を選びましょう。
「ポストに入るか」で判断しよう
メルカリの配送方法の中で、ポストに入れて発送できるものは、送料が安くなる傾向があります。
そのため、発送する本を封筒や箱に包んだ状態で、ポストに投函できる大きさや厚さであるかを確認します。
基本的なポストの投函口の大きさの基準は、以下のとおりです。
- 通常のポスト:横29cm以下×厚さ4cm以下
- 古いポスト・コンビニ内に置かれる郵便投函口:横24cm以下×厚さ3.4cm以下
※古いポストの場合、さらに投函口が小さめに設計されている場合もあります。
配送方法では重量も料金に影響しますが、ポストに投函できるサイズとなるので、それほどの重さになる本はあまりないかと考えられます。
ポストに投函できるかどうかは、配送方法を判断する1つの指標にできると言えるでしょう。
大型本や本をまとめて発送するならメルカリ便で送ろう!
大型本や複数の本をまとめて発送する場合、ダンボール箱などの大きめの箱に本を入れる必要があります。
配送業者における送料は、基本的に箱が大きくなるほど高くなります。
通常通りに郵便局や宅配便を利用すると、大きい商品にかかる送料が高くなります。
一方で、メルカリ便を利用した場合は、郵便局や宅配便を介しても送料はお得です。
以下は、郵便局における普通郵便の規格外と、ゆうゆうメルカリ便の送料の比較になります。
普通郵便の 規格外 | ゆうパケット | ゆうパケットポスト | ゆうパケットプラス | ゆうパック | |
---|---|---|---|---|---|
1kg以内 | 710円 | 230円 | 215円 | 455円 | 750円~1,900円 重量25kg以内 |
2kg以内 | 1,040円 | 非対応 | 215円 | 455円 | – |
4kg以内 | 1,350円 | 非対応 | 非対応 | 非対応 | – |
普通郵便だと、1kg以内でも710円かかります。
しかし、メルカリ便のゆうパケットやゆうパケットポストであれば、200円台に抑えられます。
一方、4㎏以内で比較した場合も、箱を小さくできれば、ゆうパックの方が送料はお得になるケースもあります。
【シチュエーション別】おすすめ!本の発送方法
ここでは、メルカリで売れた本の大きさや種類など、さまざまなシチュエーションにおいておすすめの配送方法を紹介します。
1~2冊の本(厚み3cm程度)を送る場合
売れた本が1〜2冊程度である場合は、「ポストに入る大きさである可能性が高い」と考えられます。
冊数が少ない場合は箱の大きさを最小限にできるため、送料を抑えて発送できます。
【ネコポスやゆうパケット・ゆうパケットポスト】が1番おすすめ
1〜2冊の本を送る場合におすすめなのは、メルカリ便のネコポスやゆうパケット、ゆうパケットポストです。
らくらくメルカリ便 ネコポス | ゆうゆうメルカリ便 ゆうパケット | ゆうゆうメルカリ便 ゆうパケットポスト | |
---|---|---|---|
料金 | 210円 | 230円 | 215円 専用箱:20円 |
サイズ | 角形A4サイズ 縦:23~31.2cm以内 横:11.5~22.8cm以内 厚さ:3cm以内 | A4サイズ :3辺合計60cm以内 縦・横:長辺34cm以内 厚さ:3cm以内 | 縦:32.7cm 横:22.8cm 厚さ:3cm |
重量 | 1kg以内 | 1kg以内 | 2kg以内 |
追跡サービス | あり | あり | あり |
匿名配送 | あり | あり | あり |
補償 | あり | あり | あり |
発送場所 | ・ヤマト営業所 ・セブンイレブン ・ファミリーマート | ・郵便局・ローソン | 郵便ポスト |
すべての配送方法で以下のサービスが付帯しています。
- 追跡サービス
- 匿名配送
- 補償
さらに、ネコポスとゆうパケットは規定のサイズ内であれば箱の種類は問われません。
発送場所の違いもあるため、料金とともに、発送場所がご自宅の近くにある配送方法を選びましょう。
【定形外】安価だが、追跡サービスや匿名配送には対応していない
追跡サービス・匿名配送・補償をつけない場合は、「普通郵便の定形外郵便」が送料を抑えられる配送方法になります。
規格内 | 規格外 | |
---|---|---|
料金 | 50g以内:120円 100g以内:140円 150g以内:210円 250g以内:250円 500g以内:390円 1kg以内:580円 | 50g以内:200円 100g以内:220円 150g以内:300円 250g以内:350円 500g以内:510円 1kg以内:710円 2kg以内:1,040円 4kg以内:1,350円 |
サイズ | 縦:34cm以内 横:25cm以内 厚さ:3cm | 3辺合計90cm以内 |
追跡サービス | なし | なし |
匿名配送 | なし | なし |
補償 | なし | なし |
発送場所 | 郵便ポスト | 郵便ポスト |
しかし、重量が250gを超えた場合は、メルカリ便の方が送料は安くなります。
1冊かつ薄めの本であれば200円以下にできますが、基本はメルカリ便を利用した方がお得になるでしょう。
図鑑や大型絵本などを送る場合
図鑑や大型絵本など、A4サイズでも厚みがある本を送る場合は、ゆうゆうメルカリ便だとちょうどよいサイズがありません。
一方、らくらくメルカリ便では、「宅急便を利用するほど大きくない商品」にも対応できる『宅急便コンパクト』があります。
「宅急便コンパクト」と「レターパックライト・レターパック」を比較
送料や大きさから鑑みると、厚みがある本を郵便局から発送したい場合は、レターパック系が適しています。
以下で送料や機能の比較をしています。
らくらくメルカリ便 宅急便コンパクト | レターパックライト | レターパックプラス | |
---|---|---|---|
料金 | 450円 専用BOX:70円 | 370円 | 520円 |
サイズ | 薄型専用BOX 縦:24.8cm 横:34cm 厚さ:外寸5cmまで 専用BOX 縦:20cm 横:25cm 厚さ:5cm | 専用封筒 A4サイズ 縦:34cm 横:24.8cm 厚さ:3cm以内 | 専用封筒 A4サイズ 縦:34cm 横:24.8cm 厚さ:3cm以上も可 |
重量 | 規定なし 専用BOXに収まればよい | 4kg以内 | 4kg以内 |
追跡サービス | あり | あり | あり |
匿名配送 | あり | なし | なし |
補償 | あり | なし | なし |
発送場所 | ・ヤマト営業所 ・セブンイレブン ・ファミリーマート ・自宅集荷(+100円) | ・郵便局 ・郵便ポスト | ・郵便局 ・郵便ポスト |
宅急便コンパクトはメルカリ便のため、追跡サービスなどの機能がついており、追加料金を払えば集荷も選択できます。
一方で、レターパック系は追加サービスのみ利用でき、レターパックライトの場合は宅急便コンパクトよりも送料が抑えられます。
高価な本は追跡サービスや補償がある発送方法を選ぼう
厚みのある本の中には高価な商品もあります。
そこで、いざという時のために追跡サービスや補償がついていることで、安心して利用できます。
レターパック系は補償がついていないことから、より安全を確保したい人は宅急便コンパクトを選びましょう。
本をまとめて発送する場合
例えば、
- 漫画や小説の全巻セット
- 雑誌のバックナンバーをまとめ買い
など、大量の本をまとめて発送する場合は、メルカリ便を利用した方が料金的にはお得です。
そのため、選択肢としては「らくらくメルカリ便」と「ゆうゆうメルカリ便」のどちらかを利用するかになります。
「宅急便(らくらくメルカリ便)」と「ゆうパック(ゆうゆうメルカリ便)」を比較
らくらくメルカリ便の宅急便と、ゆうゆうメルカリ便のゆうパックの比較は、以下のとおりです。
宅急便 (らくらくメルカリ便) | ゆうパック (ゆうゆうメルカリ便) | |
---|---|---|
料金 | 60サイズ (2kg以内) :750円 80サイズ (5kg以内) :850円 100サイズ (10kg以内) :1,050円 120サイズ (15kg以内) :1,200円 140サイズ (20kg以内) :1,450円 160サイズ (25kg以内) :1,700円 180サイズ (30kg以内) :2,100円 200サイズ (30kg以内) :2,500円 | 60サイズ:750円 80サイズ:870円 100サイズ:1,070円 120サイズ:1,200円 140サイズ:1,450円 160サイズ:1,700円 170サイズ:1,900円 |
サイズ | 3辺合計200cm以内 | 3辺合計170cm以内 |
重量 | – | 重量25kg以内 |
追跡サービス | あり | あり |
匿名配送 | あり | あり |
補償 | あり | あり |
発送場所 | ・ヤマト営業所 ・セブンイレブン ・ファミリーマート ・自宅集荷(+100円) | ・郵便局 ・ローソン |
対応できる重量と箱のサイズにおいては、宅急便の方が少しだけ大きいのが特徴です。
しかし、サイズに対する送料はほとんど同じであり、機能面も同様の条件になっています。
サービスにあまり差はないため、発送しやすい方を選ぼう!
重量や箱のサイズが関係ない場合、宅急便とゆうパックのどちらを選ぶかは、最終的には「発送場所が近いかどうか」が重要になります。
箱のサイズが大きくなると持ち運びも大変になることから、発送場所がより近い方が便利になります。
宅急便(らくらくメルカリ便)であれば
- セブンイレブン
- ファミリーマート
- ヤマト営業所
ゆうパック(ゆうゆうメルカリ便)であれば
- 郵便局
- ローソン
で利用できますので、ご自宅から近い方を選びましょう!
メルカリで本を安く送るための梱包のコツ
メルカリの配送方法における大きさや重量は、梱包した状態も含めた数値です。
売れた本に対して、間違った梱包の仕方や箱を選んでしまうと、送料が高くなってしまう可能性があります。
本を安く送るために、必要な梱包のコツや割引について、見ていきましょう。
本のサイズや形状に合った発送方法で送ろう
メルカリで商品を発送する際は、配送中に商品の状態が変わらないような丁寧な梱包が必要です。
しかし、丁寧さに気を取られ過ぎると、梱包時の重量や厚みが増してしまいます。
そのため梱包で重要なのは、『本のサイズや形状に合わせた保護の仕方』です。
なるべくコンパクトにして送ろう
本の梱包時には、汚れや傷を防ぐために、ビニール袋やラップに包んだ状態にします。
1冊の本であればビニール袋で包んでも、厚みはそれほど変わりませんが、複数の本を1冊ずつ包むと全体的に厚みが増してしまいます。
そのため、複数の本を保護する際は、本を並べた状態から大きめのビニール袋やラップでぐるっとまとめて包むのがおすすめです。
しっかりと包んでいれば、輸送時に本が動くこともなく、1冊ずつ包むよりもコンパクトにできます。
水濡れ防止!OPP袋やジップロックなどを活用しよう
本は水濡れに大変弱いものです。
そのため、配送中の雨による水濡れを防ぐため、梱包時に防水対策を施すのが基本です。
ビニール袋やラップで本そのものの水濡れを防ぎ、さらに万全の状態にするために、OPP袋やジップロックに入れて二重の包装を施します。
ただし、OPP袋やジップロックも、包んだ状態の本に対して過剰なサイズを選ぶと、余計な重量や厚みを増してしまいます。
さまざまなサイズの袋が販売されているため、なるべくぴったり合う商品を選びましょう。
梱包材の余分な部分はなくそう
二重に包んだ本を封筒や箱の梱包材に入れた際、余分な部分が多い場合は、さらに梱包材を小さくできる余地がある状態です。
余分な部分があると、輸送中に中身の本が動いて傷つく可能性があります。
そこで、緩衝材などで隙間を埋めることが推奨されます。
しかし、緩衝材は軽くても重量が追加されるため、場合によっては送料が増える原因になります。
そのため、二重に包んだ本と梱包材に隙間をなくして最適化し余分な部分を減らす「ひと回り小さい梱包材」を選びましょう。
もし、梱包材の買いなおしを防ぎたい場合は、発送場所で梱包材を購入できる配送方法を選ぶとよいでしょう。
- ヤマト営業所:一部の営業所はダンボール箱や専用BOXの販売がある
- 郵便局:レターパック系は送料に箱代が含まれる、普通郵便の封筒やゆうパケットの専用箱の販売もある
- コンビニ:メルカリ便に対応する専用箱を販売する店舗もある
コンビニでの発送の場合、購入したその場で梱包できるスペースがないため、ヤマト営業所や郵便局の利用がおすすめです。
持ち込み割引なども有効に活用しよう!
ヤマト運輸や郵便局を発送場所に選んだ場合、一部の配送方法には持ち込み割引が適用されます。
郵便局の持込割引 | ゆうパックの取り扱い 郵便局に持ち込んだ場合1個につき120円割引 |
ヤマト運輸の 持込割引 | ヤマト運輸の営業所や取り扱い店舗、 コンビニエンスストアなどに持ち込んだ場合は 以下の割引が適応される クロネコメンバーズ会員:150円減額 会員以外:100円減額 |
ヤマト運輸では持込割引以外にも、クロネコメンバーズ会員に関連したさまざまな割引制度が用意されています。
梱包した本のサイズが大きくなった場合は、割引制度も併用して送料を安くしましょう。
まとめ
メルカリにおける本の配送や梱包方法は、以下のようにまとめられます。
- 安全面と送料を考えると、全体的に送料が安めで、追跡サービスや補償がつくメルカリ便による配送がおすすめ
- 送料のみを安くする点で、ポストに入るサイズで重量が軽めの本の場合は、普通郵便の定形外郵便も選択肢になる
- A4サイズで厚みがある本は宅急便コンパクトが追跡サービスなどもつけらておすすめ
- 本をまとめて発送する際は、メルカリ便の宅急便、またはゆうパックを選ぶ
- 梱包する際や重量や厚みを増さないようにしつつ、傷や防水対策をしっかり施す
- 封筒や箱の余分な部分をなくすと、送料をより安くできる
- 箱が大きくなる場合は、ヤマト運輸や郵便局の持ち込み割引を利用する
配送方法の種類は多いですが、送料や発送場所などの条件を絞ることで、適した配送方法が見つかります。
梱包した本の重量や厚みを確認しつつ、ご自身が使いやすい配送方法を利用してください。