販売サイトで物販チャレンジ！なぜ売れない？改善＆分析して稼ぐ方法を解説

「物販を始めたけど、なかなか売れない」

「販売サイトで稼ぐには何を工夫したらいいの？」

この記事では、販売サイトにおける物販について、売れない理由や改善方法をまとめました。

ネットショップでの出店やフリマアプリの出品で売上が伸び悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください！

物が売れない時代？物販ビジネスが難しい理由

近年はメルカリのように個人で販売、出品ができるフリマアプリやオークションサイトが増えています。

しかし、実際にアプリやサイトを利用して売り出し始めると、思ったよりも物が売れないと感じた人もいるでしょう。

物販販売が難しい理由について、複数の視点から確認していきましょう。

世の中に商品がありすぎる！

物販販売は商品を仕入れる、あるいは材料を購入して制作し、販売していくビジネス形態の1つです。

個人販売できるアプリやサイトを利用して取引ができるため、副業や在宅ワークとして人気を集めています。

しかし、現在の物販ビジネスは現代の商品の多さから、販売や売上に苦戦する可能性があります。

実店舗でもオンラインでも手に入り、ライバル店が多い

物販販売で商品を仕入れるとき、多くの場合で対象になる商品は、実店舗やほかのネットショップでも入荷は可能です。

そのため、消費者側からすると、「どこでも購入できる商品」と認識されるケースがあります。

商品を入手できる店舗やサイトが多いと、

といった点から販売において不利になる側面が出てきます。

しかし、ライバル店に対抗しようと商品を安くしすぎると、利益は伸びません。

商品を販売できる店舗やサイトの多さは、現代の物販を難しくする要素になっています。

類似商品も多くて見分けがつかない

現代では各ジャンルで類似商品が多数存在しており、消費者側には複数の選択肢があります。

その中で品質や容量にこだわった商品を仕入れて、独自性を出そうと考える人もいるでしょう。

しかし、消費者の全員が商品の細かい部分まで目を通してくれるとは限りません。

類似商品の多さから、商品の見分けがつかず、別の商品の方が売れ行きがよくなる可能性もあります。

そのため、商品の仕入れや制作を行う際は、販売者自身のこだわり以上に世間の人気や需要が重要になります。

本当の『売れない理由』とは？

商品の多さは物が売れない理由の1つですが、商品が売れない本当の理由は別に存在する可能性があります。

販売者の方針や商品の選び方に問題がある場合は、正しいやり方に改善しなければいけません。

そもそも商品に需要がない可能性がある

一定の期間、商品を販売して売れ行きがよくない場合は、そもそも商品に需要がない可能性があります。

短期間で爆発的に売れた商品でも、人気や流行の変化から需要が突然なくなり、売れなくなるケースは珍しくありません。

商品の仕入れや制作にお金と時間はかかっていますが、需要に陰りが見えた時点で、商品の切り替えが必要です。

元々少ない需要を狙って特定の商品を販売する場合でも、購入者が少なすぎると、経営が成り立たなくなります。

販売者として売りたい商品があっても、世間の需要に合わせて柔軟に対応する必要があります。

正しくマーケティング分析ができていない

販売する商品に一定の需要があっても、販売者が正しくマーケティング分析をできていないと、商品は売れません。

マーケティングとして重要になる要素は、

などが挙げられます。

例えば、主婦層に人気や需要がある商品を午前7時頃に商品を販売、宣伝したとしましょう。

本来なら売れるはずの商品ですが、朝の忙しい時間帯であるため、商品の閲覧数が伸びません。

その後、仕事や家事が一段落ついた午後9時頃に別の販売者が類似商品を宣伝した場合、商品の閲覧数が伸びます。

すると、閲覧した人の中から、購入を検討する人も増えやすくなります。

このように購入層に合わせた販売や宣伝時間を間違えるだけで、同じような商品でも売上に明確な差が出てくるのです。

商品の魅力が伝わっていない

販売者は商品の人気や需要を把握したうえで販売していますが、消費者側に商品の魅力が伝わっていないケースがあります。

商品の魅力が伝わらない理由としては、

などが挙げられます。

商品の人気や需要を把握するのは重要ですが、消費者の全員が対象の商品を知っているわけではありません。

はじめて見る人にもわかりやすいように、商品の魅力を写真や文章で伝える必要があります。

近年はSNSでの注目が商品の売上に大きく貢献しているため、販売サイト以外での宣伝も必須になっています。

購入するための信頼・信用の土壌がない

商品の価格や説明に問題がなくても、販売者に信頼や信用の土壌がない場合、商品は売れません。

消費者は購入後に問題なく商品が到着するように、販売元が信頼できるかどうか確認しています。

個人販売は企業のように運営元や代表者の顔が見えないため、消費者ははじめて取引する相手に対して慎重になります。

そのため、販売者には消費者から信頼、信用されるだけの情報や実績が必要です。

販売者の信頼や信用の土壌になるのは、

などが挙げられます。

販売実績は商品が売れない限り提示できませんが、それ以外の項目ははじめたばかりの人でも対応できます。

買ってもらうには、明確な「この商品を買う理由」が必要！

商品の売れない理由から、商品を買ってもらうための条件をまとめると、

という4つになります。

利用者が明確に商品を買う理由になるため、上記のいずれかに問題がある場合は、次の項目の改善方法を実践しましょう。

どうしたら売れる？上手に物販で売る4つの方法

商品が売れない問題点がわかったところで、1つずつ改善しながら売上を伸ばしていきましょう。

上手に物販で売るために、4つの改善方法を解説します。

1.商品を売るためには『商品を知る』ことが大切

物販販売で商品を売るためには、自分が取り扱う商品を知ることが重要です。

ライバル店の取り扱い状況や価格などを知っておくと、自分がその商品に手をつけるべきかも判断できます。

商品にどれほどの需要があるのか複数のフリマアプリでチェック

取り扱う商品の人気や需要は、

といった項目から判断できます。

販売数や売上は自分が利用するサイトのみで確認すると、偏った情報になる可能性があります。

そのため、複数のアプリやサイトから情報収集するのがおすすめです。

販売価格を徹底的に調査しよう

複数のアプリやサイトから情報収集する場合、商品の販売価格についても調査しておきましょう。

販売価格を複数のアプリやサイトから集めておくと、

といった情報を得られます。

しかし、販売価格をサイトごとに調査するのは、かなり時間がかかります。

そんな時におすすめなのが、ネットショップのリサーチツールである「オークファン」です。

オークファンを利用すれば、Yahoo!オークションやAmazonなどの主要ネットショップの販売価格を一括で検索できます。

検索した商品を一覧で表示して平均価格も表示できるため、価格相場を割り出す手間も省けるサイトです。

2.正しくマーケット分析しよう！

商品に対するマーケティング分析も、商品の需要や価格を調べる際、同時に調べておくのがおすすめです。

商品をほしがっている性別や年齢層、商品の需要が高まる時期などは、SNS等で情報収集できます。

それに合わせて、自分が販売するフリマアプリやオークションサイトの特性も分析しておきましょう。

フリマアプリやオークション会場によって購入層が変わる

購入層は商品の種類だけでなく、利用する販売サイトによっても変わる場合があります。

フリマアプリやオークションサイトの多くは、一定の年齢以上であれば利用できますが、

というように、サイトごとに主要な購入層に違いがあります。

上記はあくまで中心になる購入層であり、商品のジャンルによっては、その限りではありません。

自分が販売するサイトと、取り扱う商品に合わせて、どのような購入層が想定されるか分析していきましょう。

販売する商品の「売れるタイミング」を見極めよう

商品の中には特定の季節やイベント関連のものがあるため、商品が売れるタイミングの分析も必要です。

例えば、クリスマス関連の商品を販売する場合、

といった状況になります。

自分の販売に対する利用者の多さに自信がある場合は、12月に入ってから売り出しても十分な利益が見込めるでしょう。

一方で、ライバルとの競争を避けたい場合は、12月の販売を避けるのも選択肢になります。

季節以外にも世間の話題や流行から、突然売れるタイミングが訪れる場合があります。

そのため、自分が取り扱う商品に関連する情報は常に収集しておくのがおすすめです。

価格設定が最大の決め手！「ほかよりちょっと安い」がベスト

販売する商品の価格設定は、価格相場を調査したうえでほかの販売者よりも少し安くするとよいでしょう。

売れるタイミングを分析しても、類似商品を同じ時期に販売するライバルは少なからず現れます。

商品の種類や販売元に大きな差がない場合、最終的な決め手になるのは販売価格です。

そのため、ほかの販売者よりも少し安い価格で売り出せば、購入される確率が高くなります。

ただし、単に安く売るだけでは損する可能性があるため、商品の需要が本当にあるのかという分析は重要です。

3.「あなたが販売する商品の魅力」を明確に伝えよう

類似商品が多数存在する中でも、商品の魅力を伝える工夫をすれば、消費者の目に留まる可能性は高くなります。

販売する商品の魅力の伝え方について、販売時にできる工夫を確認していきましょう。

写真の撮影は清潔感＆複数枚をセットしよう

フリマアプリやオークションサイトで販売する場合、商品を撮影した写真の掲載が必須です。

掲載する写真については、

といった点を工夫すると、魅力が伝わりやすくなります。

説明文だけでは伝えきれない情報もあるため、写真撮影の工夫はしっかり行いましょう。

価格で争わない場合は、商品に「付加価値」をつける必要がある

類似商品の中でライバルと価格競争をせずに販売したい場合は、価格の安さ以外の付加価値が必要です。

商品における付加価値の例としては、

などが挙げられます。

上記のような付加価値がある商品は、説明文に付加価値の内容が一目でわかるように書いておきましょう。

付加価値の魅力が理解されなければ、類似商品の中で埋もれてしまいます。

セット売りでお得で簡単な「まとめ買い」につなげる

取り扱う商品がセット売りできるサイズである場合は、まとめ買いができる点を魅力にするとよいでしょう。

まとめ買いにつなげるための例としては、

などが挙げられます。

単品よりも価格を安くする必要はありますが、在庫を一気に消費できるメリットがあります。

4.信頼・信用できる土壌づくりをしよう！

他の工夫と比較すると、販売者としての信頼や信用を得るには少し時間がかかります。

しかし、継続していければ自ずと達成できるため、少しずつ実践していきましょう。

取引を増やして信用度をアップしよう

販売者として信頼されるには、販売実績を増やすのが一番です。

一定の購入者から利用されて、悪い評価がついていなければ、それだけでも信用度は高くなります。

しかし、販売実績を増やす手段については、少しずつ取引件数を増やしていくしかありません。

本格的な販売を始める前に、自分で入手できる範囲の人気や需要の高い商品を販売して、取引件数を増やしておきましょう。

一方で、事前の販売が難しい人は、ほかの項目における工夫やSNS等での宣伝により力を入れる必要があります。

丁寧な自己紹介文や説明文を書こう

利用者は販売者のプロフィールも確認するため、商品の説明文だけでなく、プロフィールの内容も丁寧に書きましょう。

プロフィールの自己紹介に関しては、

というように、個人情報を伏せた状態でも販売に関する情報で内容を充実させられます。

固定客ができるよう丁寧なやり取りを心がける

商品に対する質問への回答や商品購入後のやり取りは、できるだけ丁寧な対応を心がけましょう。

フリマアプリやオークションサイトの多くは、過去のコメント欄が閲覧可能であり、取引完了時には評価が行われます。

取引相手に雑な対応をするとコメントに残ってしまい、場合によっては低評価がつけられます。

新規の利用者はコメントや評価を参考にするため、次の販売につなげるためにも丁寧な対応は必須です。

反対に、丁寧な対応をしていれば「次も同じ販売者から購入しよう」と固定客を作れる場合があります。

本格的に物販したいなら

物販販売で商品の仕入れや売り方が安定して行えるようになった人は、本格的な仕事として始める道も見えてきます。

本格的に物販販売を始める場合に、おすすめの売り方や分析方法を確認しましょう。

複数のフリマサイトやオークションに出品するのもおすすめ

本格的に物販を始める場合は、複数のフリマアプリやオークションサイトに出品するのがおすすめです。

複数の販売サイトを利用している場合、

といった利点があります。

各販売サイトへの出品や在庫管理は大変になりますが、それ以上のリターンがあるため、余裕があれば実践してみましょう。

物販の分析にはオークファンがおすすめ！

販売価格の調査にオークファンをおすすめしましたが、本格的な物販を始める際にもオークファンは役立ちます。

ただし、オークファンは無料版の場合、検索数や一部の機能が制限されます。

本格的な物販の分析に利用するときは、月額利用のオークファンプレミアムがおすすめです。

無料版とプレミアムでは、主に以下のような違いがあります。

過去10年のデータを参照にしつつ、検索の保存件数なども圧倒的に多くなります。

上記の機能以外にも分析に便利なツールやサイトのサポートが充実しているため、プレミアムの利用を検討してみてください。

まとめ

物販で売れない理由や改善方法をまとめると、以下のようになります。

類似商品が多く物販が売れにくい時代ですが、商品の需要を把握して分析や売り方を工夫すれば、売上につなげられます。

副業でも本格的な仕事でもリサーチツールを活用して、物販販売を始めてみましょう。