「オークションで意外と売れる不用品は何?」
「不用品を売るためのコツはある?」
この記事では、オークションに出品する不用品について、売れるジャンルや売るときのコツをまとめました。
不用品の処分に困っている人は、参考にしてください。
不用品をオークションで出したら売れるジャンルとは?
不用品とは自分にとっては使えない物ですが、ほかの人にはピンポイントでほしい物になる可能性があります。
オークションに出品したときに、売れやすい商品ジャンルを確認しておきましょう。
ガジェット系
スマートフォンやタブレットなどのガジェット系は、最新機種ではない商品を安く購入できる点から需要がある商品です。
ガジェット本体が正常に稼働する場合は、多少の傷や汚れがあっても価格を下げて出品すれば十分に売れます。
- 液晶画面が正常に表示される
- 電源、音量のボタンや液晶画面のタップしたとき、正常に反応する
- セキュリティやアプリが正常に稼働できる最新のシステム要件を満たしているか(AppleのiOS~、Android~など)
といった要素を満たしていれば、買い手がつく商品になるでしょう。
一方で、ガジェット本体が壊れている場合でも、充電ケーブルやリモコンなど付属品のみでも売れる可能性があります。
実際に出品する際は、本体や付属品の両方で事前に稼働させて、正常に動くか確認しましょう。
家具系
家具系の商品は、家具本来の役割を果たせる状態であれば、多少の傷や汚れがあっても購入される商品です。
商品によっては、現在販売されていない色やサイズから需要が出てくる場合があります。
ただし、大型の家具になると、梱包にかかる費用や送料が高くなります。
出品価格に対して、送付にかかる費用が高くなり過ぎる場合は、出品を控えることも検討しましょう。
ハンドメイド系
ハンドメイド系の小物や衣類は、作った側からすると「クオリティが高くないから売りにくい」と感じるかもしれません。
しかし、ハンドメイド系の商品を選ぶ人は、
- 自分で作れないが、手作り感のある商品がほしい
- 既存商品にはない色やサイズ感である
- まとめ買いで既存商品よりも安く入手できる
といった点を重視して購入しています。
そのため、作った側が思っている以上に、出品したときに売れる可能性が高い商品です。
出品するときの価格設定は、製作にかかった材料費を加味して決めるとよいでしょう。
学習参考書・知育玩具系
学習参考書や知育玩具系は兄弟姉妹がいない限りは、一定の年齢を超えると不用品になる家庭も多いでしょう。
しかし、対象年齢に当てはまる子供がいるご家庭では、一般販売されている商品よりも安く買える点から需要があります。
学習参考書については古すぎると現在の学習内容と異なる可能性が出てくるため、早めに売り出すのがおすすめです。
一方、知育玩具は古い商品でも問題ありませんが、
- 子供が遊んだときに怪我する可能性がある破損
- 現在の商品と規格の違いから誤飲する可能性が高いサイズの商品
などは購入者のお子さんに危険が及ぶ可能性があります。
出品が禁止されているわけではありませんが、上記に当てはまる場合は配慮して出品候補から外しましょう。
ベビー・子供の用品系
ベビー、子供用品系も一定の年齢を超えると不用品になる商品ですが、お子さんがいる家庭には需要があります。
特にベビー用品のベビーカーや服などは、ほかの年齢よりも短い使用期間ながらも、高い商品が多いジャンルです。
そのため、オークションを利用して安く購入したいと考える家庭が多くなっています。
出品に関しては、知育玩具系と同様に怪我をする可能性が高い破損が見られる場合は、出品をおすすめできません。
購入者の責任であっても、怪我からトラブルに発展する可能性もあるため、破損がひどい商品の出品は避けましょう。
そのほか意外と売れるもの
不用品の中でも意外に売れるジャンルの例は、以下のとおりです。
意外と売れるもの | 理由 |
流木 | インテリアや水槽に入れる用に需要がある |
牛乳パックやトイレットペーパーの芯など 捨てられる物の寄せ集め | 夏休みの工作など、学校や子ども会で使う材料として需要がある |
ジグソーパズルやプラモデルの完成品 | 収集やインテリアとしてほしいが、組み立てが苦手な人に需要がある |
どんぐり、まつぼっくり、貝殻 | 工作やイベントで使う材料として需要がある |
人によっては『ごみ』にしかならない物も、住んでいる環境によっては集めるのが難しい場合があります。
ジグソーパズル等は組み立てるのがメインの人もいれば、完成品のみほしい人もいます。
【要注意】オークションで売ってはいけないもの
オークションサイトではさまざまな不用品を売り出せますが、サイトごとに売ってはいけない商品も存在しています。
Yahoo!オークションを例にすると、主に以下の商品は出品禁止物になっています。
- 偽ブランド品や無断複製したCDやDVDなど権利を侵害する商品
- 転売する目的で入手したと会社側が判断するチケット
- たばこ
- 医薬品
上記の商品はほかのオークションサイトでも出品禁止物に該当する場合が多いため、不用品でも出品はやめましょう。
オークションで不用品を売るためには?
不用品は一定の需要がありますが、工夫をせずに出品してしまうと、なかなか売れない可能性もあります。
オークションサイトで不用品を売る際のコツについて、確認しておきましょう。
「意外と需要がある」を見つけるコツ
流木などの意外と需要があるものは、まだ出品数が少ないものを見つけられると、より売れやすくなります。
不用品の中で意外に需要がある物を見つけるコツは、以下のとおりです。
- オークションやフリマアプリで『最近売れたもの』をチェックする
- 季節で売れるものは必ずチェックする
- SNSなどで流行やこれから流行りそうなものをチェックする
- マニアックなものに目を付ける
見つかった商品はせどりで利益を出せる商品としても使えるため、物販全体で役立つ情報になります。
オークションやフリマアプリで『最近売れたもの』をチェックする
オークションサイトやフリマアプリでは、検索を活用すると『最近売れたもの』をチェックできます。
直近で売れた商品は調べた時期に需要がある可能性が高いため、その中から出品数が少ない物を見つけましょう。
オークションだけでなくメルカリなどのフリマアプリも調査範囲に含めると、情報の偏りがなくなります。
季節で売れるものは必ずチェックする
オークションサイトでは、春夏秋冬で売れる商品が変わるため、季節ごとに需要が高い商品をチェックするのがおすすめです。
春用の商品を秋に出品しても、余程安くない限りは使う季節が離れすぎているため、需要的に売れにくくなります。
そのため、意外と需要があるものが見つかった場合、売れる季節や時間帯も把握しておきましょう。
出品する時間帯や曜日によっては、閲覧数が増えないために売れ残る場合があります。
牛乳パックを夏休みの工作に使われると仮定して出品する場合、
- 出品する季節は夏休み前後になる春後半から夏
- 保護者が見るため、基本は土日祝の親が休みの日に出品するのが適する
- 親の仕事や家事が終わる時間を考えた場合、夜の20時以降の出品が適する
というように、商品に合わせた出品時期を設定できます。
SNSなどで流行やこれから流行りそうなものをチェックする
SNSやネット記事などの媒体で、人気を集める商品やバズった商品は、オークションでの需要が見込めます。
商品の流行を把握できていると、これから流行する商品を予想できる場合もあり、いち早い出品につながります。
特定の人が何かをほしがっている呟きがSNSで見つかった場合は、試しに対象のものを出品してみるのもよいでしょう。
マニアックなものに目を付ける
意外と需要があるものは、マニアックな物品が多くなっています。
特定ジャンルの知識をある程度持っている場合は、狭い需要を狙って商品のリサーチや出品を行うのも1つの手です。
ガジェット系に詳しい場合は、無くしやすい部品を単品で出品するなど、知識を活かしていきましょう。
価格設定で売れるかどうかが決まる!
不用品には一定の需要があっても、価格が高過ぎる場合は、購入先の候補にはなれません。
ほかの出品者よりも優先して購入されるように、価格設定はしっかりと考えていきましょう。
価格設定は「ちょっと安い」が売れる
オークションサイトで売れる商品は、市場価格よりもちょっと安い商品になります。
不用品に限らず、商品を売るために出品価格を極端に安くするのはおすすめできません。
極端に安い商品は、不備があったり、不審な出品者だと思われる可能性があります。
そのため、商品の出品時点における市場価格をしっかり調べたうえで、少し安めの価格を設定しましょう。
市場価格を割り出すためには、複数の販売サイトから対象商品の出品、及び販売価格を収集して平均値を割り出す必要があります。
リサーチツールのオークファンは、以下のサイトの価格を一括検索したうえで、商品の平均値を割り出せるサイトです。
上記と合わせて、メルカリなどのフリマアプリの価格も調査すれば、市場価格としては十分なデータが取れます。
本気で売りたい人は|サイト運営におすすめなツール
オークファンは無料でも利用できますが、本格的に物販を始める場合は、有料版のオークファンプレミアムがおすすめです。
- 初月無料、月額2,200円で利用できる
- 落札相場検索が無料版の6ヶ月間から過去10年まで拡大
- 期間おまとめ検索が無料版の月3回から月1,200回に拡大
- 入札予約ツールなどの無料版で回数制限ありの機能が回数制限なしになる
- 利用中の広告の非表示や利益計算ツールなどプレミアムのみの機能を解放
無料版から使える回数や機能が増えて、商品管理やECサイトの運営がスムーズに行えます。
不用品に関するデータ収集もより高度かつ快適に行えるため、利用を検討してみてください。
まとめ
オークションに出品する不用品について、売れるジャンルや売るときのコツをまとめると、以下のようになります。
- ガジェット系や家具は多少の傷や汚れがあっても、機能面で十分使える場合は売れる可能性がある
- ハンドメイド系は既存商品にないサイズ感や売り方から需要がある
- 学習参考書や知育玩具、ベビー用品などの子供が使うものは、使用期間に対して価格が高いため、安く買えるオークションで需要がある
- 流木や牛乳パックは用途が限られるものの、集めるのが難しい人もいるため、意外と売れる商品になる
- 各オークションサイトで出品禁止物が存在するため、不用品でも特定のものは出品しないように注意する
- 意外と売れるものを見つけるためには、販売サイトやSNS等で商品の需要、売れる時期などをチェックしていく
- 商品が売れるためには価格設定が重要になるため、複数の販売サイトのデータ収集ができるオークファンを活用する
自分がもう使わないものでも、正常に稼働して購入者に怪我を負わせる心配がなければ売れます。
不用品として処分する前に、ネット上で需要を調べてから、オークションへの出品も候補にしてみましょう。