ライブコマースを始めたいと考えているものの、どのプラットフォームを選べばよいかわからず始めることを躊躇していませんか。
ライブコマースは、中国を中心に爆発的な人気を誇る新しいEC手法として注目を集めています。
リアルタイムの配信を通じて商品の魅力を直接伝え、視聴者とコミュニケーションを取りながら販売できます。
日本でも、Z世代を中心に徐々に浸透し始め、最近では新たな販売チャネルとして進出し始めています。
しかし、プラットフォームがいくつか存在するので、どれを選べばよいのか迷ってしまいますよね。
それぞれのプラットフォームの特徴やメリット・デメリットを理解せずに始めると、十分な効果を発揮できない可能性も出てきます。
本記事では、ライブコマースのおすすめプラットフォームを厳選して紹介し、ライブコマースの基本から、選び方や活用方法までも合わせて紹介します。

少ない初期投資で新しい販売チャネルを開拓し、ライバルが少ないうちに差をつけましょう。
本記事を参考にして、あなたのビジネスに最適なライブコマースを選んでください。
ライブコマースのプラットフォームとは?

プラットフォームとは、ライブ配信で商品販売するためのサービスや環境のことです。
おもなプラットフォームは以下の4つに分類されます。
- SNS型
- アプリ型
- ECモール型
- SaaS型
企業の目的やターゲットとする顧客層によって、おすすめなプラットフォームは異なります。
まずはライブコマースについて詳しく知っていきましょう!
ライブコマースとは?
ライブコマースとは、ライブ配信とeコマース(オンラインショッピング)を一体化させた販売方式です。
消費者がライブ映像を視聴しながら、「ほしい!」と思ったらその場ですぐに商品を注文できるシステムです。
以下では、ライブコマースが誕生した背景や、世界と日本のライブコマースの市場規模などについて解説します。
中国発の配信型ショッピングでZ世代を中心に人気上昇
ライブコマースとは、ライブ配信とEコマース(電子商取引)を組み合わせた、新しい販売手法です。
2016年頃から中国で流行し始め、現在はアジア圏やアメリカなどでも効果的なECモデルとして注目を集めています。
従来のECサイトやテレビショッピングとは異なり、視聴者と配信者がお互いにコミュニケーションを行えるのが特徴です。
中国では、「KOL(Key Opinion Leader)」と呼ばれるインフルエンサーが商品を紹介する形式が主流です。
日本でもZ世代を中心に認知度が高まりつつあります。
スマートフォンの普及と高速インターネット環境の整備により、アクセスの敷居が低くなっています。
ライブコマースの世界的な市場規模
世界のライブコマース市場は急速に拡大しており、とくに中国では爆発的に成長しました。
2020年時点で約525億元(約8,000億円)にも達し、毎年右肩上がりで成長を続けています。
また、2021年時点での中国におけるライブコマース市場は1兆9,950億元(約33兆9,150億円)で、2020年に比べて90%増の成長を記録しています。
参考:ジェトロ「ライブコマース、健全な発展を見据えて(中国)」
驚異的な成長の背景には、「中国の消費者文化や信頼できる人から購入したい」という心理的要因や、コロナ禍でのEC市場全体の発展があると考えられています。
アメリカでも2020年頃から本格的にライブコマースが広まり始め、世界最大のスーパーマーケット「ウォルマート」の参入が大きな後押しとなりました。
もともとのテレビショッピング文化と相まって、現在では一般的な販売方法となっています。
米国のライブコマース市場は2021年で1兆3,970億円と推定され、EC市場全体に占める比率は1.4%とまだ低い状況です。
しかし、2024年にはEC市場に占める比率が3.0%、金額ベースで4兆4,450億円にまで拡大すると予想されています。
日本でのライブコマースの市場規模と今後の展開予想は?
日本におけるライブコマース市場は、成長段階にあるといえます。
国内でライブコマースが本格的に取り組まれ始めたのは、2018年頃からです。
2020年の新型コロナウイルス感染症拡大による緊急事態宣言などの自粛生活により、2020年頃からライブコマースを活用する小売企業が続出しました。
コロナ禍において実店舗への来客が減少する中、多くの企業がオンラインやライブコマースの活用を始めました。
日本でのライブコマースの認知度はまだそれほど高くなく、視聴経験がある人も少ないのが現状です。
一方で、ライブコマース視聴者の約半数のユーザーが実際に購入に至っているというデータもあります。
参考:NTTコムリサーチ『「ライブコマース」に関する調査結果』
日本のEC化率は諸外国よりも低いことから、日本のライブコマースの将来的な伸び代が大きいともいえるでしょう。
ライブコマースのメリット
ライブコマースには数多くのメリットが存在します。
以下では、ライブコマースのメリットについて詳しく解説します。
日本中どこにいても、店舗でショッピングしている感覚になれる
ライブコマースの最大のメリットは、日本中どこにいても、店舗でショッピングしている感覚になれることです。
ライブ配信なので、視聴者はリアルタイムでコミュニケーションが取れ、配信者は視聴者の疑問に直接、かつその場で答えられます。
これにより、ECサイト特有の「実物を見られない」「試せない」といった不安がありません。
たとえば、アパレル業界ではECサイトでサイズを確認できても、実際に試着してみないと着心地やサイズ感などはわかりませんよね。
しかし、ライブコマースでは、それぞれの身長やスタイルの人を事業者側で用意すれば、着た様子やサイズ感、丈感を伝えられます。
視聴者はコメント機能を使って質問できます。
そのため、ECサイトやSNSで見ていた商品に対する疑問を解消しやすく、購買を後押しできます。
なかなか店舗に足を運べない人にとって、臨場感のあるショッピング体験を与えられることは大きな価値となるでしょう。
生配信で気になる商品の魅力や詳細が伝わる
テキストと画像で作られているECサイトに比べて、ライブコマースでは、静止画や文字だけでは伝えきれない商品の魅力や使用感を生配信で示せます。
商品の実演やデモンストレーションを生配信することで、視聴者はオンライン上で、商品の特徴や使い方をよりリアルに把握できます。
たとえば、以下のような例で購入前にあらゆる商品に対する不安を解消しやすくなります。
- 化粧品:実際の使用感や発色、つけ心地などを配信者が実演すれば、商品のニュアンスが視聴者に伝わりやすくなる
- 家電製品:操作方法や音の大きさ、実際の動作状況などを確認できる
できるだけ丁寧に対応することで、ブランドへの親近感がさらに生まれますよ。
まだ始まったばかりのジャンルのためライバルが少ない
日本国内において、ライブコマースはまだ発展途上の販売チャネルです。
大手企業が参入したものの、撤退している企業もあります。
一方で、今のうちに参入することで、先行者利益を得られる可能性が高いとも捉えられます。
ライブコマース黎明期の今だからこそ、
- 独自の配信スタイルやブランディングを確立する
- あらゆる商品の配信慣れをしておく
- 丁寧な対応で顧客層を囲い込む
このように、先行者メリットを得るためのライブコマース戦略を練りましょう。
ただし、立ち上げ直後から急激に売れるかというと、そんなに簡単ではありません。
長期的な視点で考え、顧客とのエンゲージメントを高め、ブランド価値を向上させるものだととらえましょう。
参入するにあたって、少ない資金で始められる
ライブコマースに参入するにあたって、比較的少ない資金で始められるのも魅力です。
ライブコマースは、スマートフォンひとつで簡単に始められます。
配信に慣れてきて、品質の高い配信を行う場合は、照明や良質なマイク、カメラなどの機材に投資することになるかもしれませんね。
しかし、試験的に始められてハードルが低い点で、まずは初めてみることからおすすめします。
録画したアーカイブをSNSなどの活用で再度広告が打てる
ライブコマースのメリットとして、一度の配信で得られる効果が配信時間だけに限られないという点があります。
生配信を録画したアーカイブをSNSなどで再度広告すると、継続的な宣伝効果を得られます。
最近では、商品紹介や話し方と視聴者の反応などのデータ解析も可能です。
こうして、広告だけでなく次回以降の配信の質向上に役立てられるでしょう。
プラットフォームの種類
ライブコマースを実施するためのプラットフォームは、大きく4つのタイプに分けられます。
ここでは、それぞれの特徴と適した利用シーンを解説します。
SNS型
SNS型とは、SNSに備わっているライブ配信機能を活用してライブコマースを行う形式です。
スマホ1台でライブ配信ができるため、コストがかけられない場合でも手軽に始められるのがメリットです。
例:Instagram、YouTube、TikTok
とくにおすすめなのは、インスタライブです。
ライブコマース導入企業の8割がインスタライブを利用しているといわれています。
インスタライブがおすすめのおもな理由は、以下のとおりです。
- ライブ配信機能を無料で使えるため導入費用が抑えられる
- 企業アカウントを持っていればすぐに配信できる
- 視聴者層の反応がおおむね好意的の場合が多い
- 新たにアプリをダウンロードする必要がないため見てもらいやすい
SNS型は、SNS上にカート機能が連携されていないケースがあります。
視聴者がスムーズに購入まで連れていく動線ができないと、思うような購入結果に繋がらないケースがあります。
購入までの導線を上手く結ぶ必要があります。
アプリ型
アプリ型とは、専用のライブコマースアプリを利用する形式です。
元々、ライブ配信に特化しているアプリのため、高品質な配信機能や視聴者とのインタラクション機能が充実しています。
例:HandsUP(17LIVE)、SHOWROOM
※インタラクション機能:ユーザーの操作に対して、システムや機器が反応する相互作用
アプリ型のおもな特徴は、以下のとおりです。
- ライブ配信に最適化された機能が揃っている(高画質・高音質の配信、コメント機能、ギフト機能など)
- アプリ内にコミュニティが形成されている
ただし、ユーザーが新たにアプリをダウンロードする必要があることや、アプリによっては利用料金がかかるというデメリットもあります。
ECモール型
ECモール型は、大手ECモールが提供するライブコマース機能を利用する形式です。
ECモールをメインとしているため、ライブ配信中に商品の購入や決済ができ、売上につなげやすいのがメリットです。
また、ECモールに集客力があれば、新規顧客の獲得にも期待できます。
例:楽天市場、Amazon live
ECモール型の特徴は、すでに購買意欲の高いユーザーが集まる場所で配信できることにあります。
商品紹介から購入までの導線に途切れがないため、購入ハードルが低く、高い転換率が期待できます。
一方で、出店料といった手数料の負担が増えやすく、競合店の多さがデメリットです。
競合店が多いと価格競争が起きやすく、視聴者数に対して購入率は下がりやすい傾向があります。
Saas型
SaaS型は、自社のECサイトやアプリにライブコマース機能を組み込むためのツールを提供するサービスです。
ライブ配信と購入を自社内で完結できます。
例:Live kit(ライブキット)、TAGsAPI(タグズエーピーアイ)
SaaS型のメリットは、自社ECサイトのコンバージョン率(CVR)を高められる点です。
配信と購入でサイト間を移動する必要がなく決済まで途切れなく行えるため、ライブ視聴時の熱量のまま購入につながります。
※コンバージョン率:ライブ配信の導線や訴求力によって変動する重要指標
さらに、ライブ配信と購入を自社サイト内で完結するため、顧客データの取得やリピーター育成など、長期的なマーケティング戦略に組み込みやすいです。
ただし、SaaS型の導入には初期費用や月額利用料がかかり、自社ECサイトへの集客が前提となるため、すでに一定の認知度や流入がある企業向きといえるでしょう。
おすすめライブコマースプラットフォーム
今や数多くのプラットフォームがライブコマース機能を提供しています。
そのため、 自社のニーズや目的に合わせて、最適なプラットフォームを選択することが成功の鍵となっています。
以下では「SNS型・アプリ型・ECモール型・SaaS型」の4つのカテゴリーに分けて、それぞれの特徴や強みを持った代表的なプラットフォームを紹介します。
各プラットフォームの特性を理解し、自社の商品やターゲット顧客層との相性を見極めることで、効果的なライブコマース戦略を構築しましょう。
※以下における「人」とは、企業も含みます。
1.Instagram Live【SNS型】
Instagram Liveは、世界で10億人以上のユーザーを持つInstagramのライブ配信機能を活用したライブコマースプラットフォームです。
とくに若年層から支持を受けており、アパレルや美容関連の商品販売に強みを持っています。
概要
| 特徴 | ・20代~40代の女性を中心に高い人気 ・ビジュアル重視の商品に効果的 ・フォロワー数によって大きく効果が変わる ・ショッピング機能との連携が可能 |
| ユーザー数 | ・全世界で10億人以上 ・日本国内は約3,300万人(2019年6月時点) |
| 配信デバイス | ・スマートフォン、タブレット ・PCからも視聴可能(配信はアプリのみ) |
| アーカイブ機能 | 有(30日間) |
| 配信費用 | 無料 |
| お手軽さ | ★★★★★ |
こんな人におすすめ!
Instagram Liveは、このような人におすすめです。
- すでにInstagramアカウントを運用していて一定のフォロワーがいる人
- ビジュアル訴求力が高いアパレル、コスメ、雑貨などを扱っている人
- 若年層~30代をターゲットにした商品を販売している人
- 低コストでライブコマースを始めたい初心者
- インフルエンサーマーケティングと組み合わせて展開しようとしている人
2.TikTok LIVE【SNS型】
TikTok LIVEは、世界で急成長を遂げているショートムービープラットフォームです。
とくにZ世代に絶大な人気を誇り、エンターテイメント性の高いライブコマースに適しています。
概要
| 特徴 | ・10代~20代のZ世代が中心ユーザー ・短時間で多くの視聴者にリーチできる可能性がある ・アルゴリズムによる拡散力が強い ・エンターテイメント性が求められる |
| ユーザー数 | ・全世界で10億人以上 ・日本国内は1,690万人以上(2021年10月時点) |
| 配信デバイス | スマートフォン、タブレット(アプリのみ) |
| アーカイブ機能 | 配信者のみ可能 |
| 配信費用 | 無料 |
| お手軽さ | ★★★★☆ |
こんな人におすすめ!
TikTok LIVEは、このような人におすすめです。
- Z世代を主要ターゲットとしている人
- エンターテイメント性の高い商品紹介ができる人
- トレンドに敏感な商品を扱っている人
- 短時間で視聴者の興味を引ける独自性のある商品を扱っている人
- バイラル拡散を狙ったマーケティングをしたい企業
※バイラル拡散:おもにインターネットやSNSを通じて、口コミや共有によって情報が広がっていく現象
3.YouTube Live【SNS型】
YouTube Liveは、世界最大ともいえる動画プラットフォームYouTubeのライブ配信機能を活用したサービスです。
幅広い年齢層に利用されており、とくに詳細な商品説明や長時間の配信に適しています。
概要
| 特徴 | ・10代~60代まで幅広い年齢層にリーチできる ・高画質・長時間の配信に対応している ・検索エンジンとしての側面も強い ・アーカイブの再生回数が伸びやすい |
| ユーザー数 | ・全世界で20億人以上 ・日本国内約7,000万人(2,022年10月時点) |
| 配信デバイス | ・スマートフォン、タブレット、PC・専用機材と連携した高品質配信も可能 |
| アーカイブ機能 | 有(無期限) |
| 配信費用 | 無料 |
| お手軽さ | ★★★☆☆ |
こんな人におすすめ!
YouTube Liveは、このような人におすすめです。
- 詳細な商品説明や使用方法の解説が必要な商品を扱う企業
- すでにYouTubeチャンネルを運営している企業
- 長期的なコンテンツ活用を視野に入れている人
- 幅広い年齢層へのアプローチを希望する企業
- SEO対策と連携させたいマーケティング担当者
4.Facebook Live【SNS型】
Facebook Liveは、世界最大のSNSともいえるFacebookのライブ配信機能です。
30代以上のユーザーが多く、とくにBtoBやコミュニティ型のビジネスに適したプラットフォームとなっています。
概要
| 特徴 | ・30代~50代のユーザーが中心 ・コミュニティ連携が強み ・ビジネス向けの機能が充実 ・Instagramとの連携配信も可能 |
| ユーザー数 | ・全世界で30億人以上 ・日本国内約2,600万人(2019年7月時点) |
| 配信デバイス | スマートフォン、タブレット、PC |
| アーカイブ機能 | 有(無期限) |
| 配信費用 | 無料 |
| お手軽さ | ★★★★☆ |
こんな人におすすめ!
Facebook Liveは、このような人におすすめです。
- 30代以上のユーザーをターゲットにしている企業
- すでにFacebookページで顧客コミュニティを構築している人
- BtoBビジネスやサービス業を展開している人
- 地域密着型の商品・サービスを提供している人
- 既存顧客との関係強化を重視したい企業
5.HandsUP(17LIVE)【アプリ型】
HandsUPは、アジア最大級のライブ配信プラットフォーム「17LIVE」が提供するライブコマースサービスです。
ライブ配信に特化した機能が充実しており、エンゲージメントを高める工夫が施されています。
概要
| 特徴 | ・20代~30代の女性ユーザーが多い ・ライブ配信専用のプラットフォームならではの機能が多い ・ギフティング文化が根付いている ・インフルエンサー(ライバー)が多数在籍している |
| ユーザー数 | 5,000万以上(2023年2月時点) |
| 配信デバイス | スマートフォン、タブレット(専用アプリ) |
| アーカイブ機能 | 有(期間設定可能) |
| 配信費用 | 10,000円/月〜 |
| お手軽さ | ★★★☆☆ |
こんな人におすすめ!
HandsUPは、このような人におすすめです。
- エンターテイメント性の高いライブコマースを目指す企業
- ファンコミュニティの構築を重視している人
- 若年層~30代の女性向け商品を扱う企業
- 専門的なライブ配信のノウハウを求めている人
- インフルエンサーと連携したプロモーションを検討している人
6.SHOWROOM【アプリ型】
SHOWROOMは、日本発のライブ配信プラットフォームで、エンターテイメント性の高いライブコマースと相性バツグンです。
アイドルやタレントの活用など、ファンエンゲージメントを重視した販売に向いています。
概要
| 特徴 | ・10代~30代の若年層ユーザーが中心になっている ・エンタメ要素が強い ・タレントやインフルエンサーの登録が多い ・ギフト機能やランキング機能が充実している |
| ユーザー数 | 590万人 |
| 配信デバイス | ・スマートフォン、タブレット(専用アプリ) ・PCからも視聴・配信可能 |
| アーカイブ機能 | 無 |
| 配信費用 | 基本無料 |
| お手軽さ | ★★★☆☆ |
こんな人におすすめ!
SHOWROOMは、このような人におすすめです。
- エンターテイメント性を重視したライブコマースを展開したい企業
- タレントやインフルエンサーを起用したプロモーションを検討している人
- 若年層へのアプローチを強化したい人
- ファンコミュニティの構築からの販売を目指している人
- イベント性のある商品発表や販売を企画している人
7.Amazon Live【ECモール型】

Amazon Liveは、世界最大のECプラットフォームAmazonが提供するライブショッピング機能です。
購入意欲の高いユーザーに直接アプローチでき、販売につながりやすいのが特徴です。
概要
| 特徴 | ・幅広い年齢層の購買意欲の高いユーザーにリーチできる ・商品ページとの連携がスムーズになっている ・Amazonのマーケットプレイスの信頼性が高い ・インフルエンサープログラムが充実している |
| ユーザー数 | 日本国内6,724万人(2024年5月時点) |
| 配信デバイス | ・スマートフォン、タブレット(専用アプリ) ・PCからも視聴・配信可能 |
| アーカイブ機能 | 有(一部のみ) |
| 配信費用 | 無料(出品手数料は別) |
| お手軽さ | ★★★☆☆ |
こんな人におすすめ!
Amazon Liveは、このような人におすすめです。
- すでにAmazonで商品を販売している企業
- 商品説明から購入までの導線をシンプルにしたい企業
- 購入意欲の高い顧客へ直接アプローチしたい人
- インフルエンサーと連携したマーケティングを検討している人
- 実際の売上増加を重視している企業
8.楽天LIVE【ECモール型】
楽天LIVEは、日本最大級のECモール「楽天市場」が提供するライブコマースプラットフォームです。
楽天市場の豊富な商品データベースと連携し、スムーズな購入体験を提供します。
概要
| 特徴 | ・30代~50代の購買力の高いユーザーが多い ・楽天市場との連携が強み ・楽天ポイントとの相乗効果が期待できる ・商品ページへの導線が整備されている |
| ユーザー数 | 日本国内6,631万人(2024年5月時点) |
| 配信デバイス | ・スマートフォン、タブレット(専用アプリ) ・PCからも視聴・配信可能 |
| アーカイブ機能 | 有 |
| 配信費用 | 無料(出店手数料は別) |
| お手軽さ | ★★★☆☆ |
こんな人におすすめ!
楽天LIVEは、このような人におすすめです。
- すでに楽天市場に出店している企業
- 楽天経済圏を活用したいと考えている人
- 購買意欲の高い30代以上の顧客にアプローチしたい人
- ポイント還元と組み合わせたプロモーションを検討している人
- ECとの連携をスムーズに行いたい企業
9.eBASE【SaaS型】
eBASEは、自社ECサイトにライブコマース機能を組み込めるSaaS型のプラットフォームです。
自社ブランドを保ちながらライブコマースを展開でき、顧客データの取得・活用にも優れています。
概要
| 特徴 | ・自社ECサイトとの完全統合が可能となる ・カスタマイズ性が高い ・顧客データの取得・分析ができる ・ブランドイメージを保ったまま配信ができる |
| ユーザー数 | 約20万人(2023年5月1日時点) |
| 配信デバイス | スマートフォン、タブレット、PC |
| アーカイブ機能 | 有 |
| 配信費用 | 月額料金制(要問い合わせ) |
| お手軽さ | ★★☆☆☆ |
こんな人におすすめ!
eBASEは、このような人におすすめです。
- すでに自社ECサイトを運営しており、そこに機能を追加したい企業
- 顧客データを自社で管理・活用したい企業
- ブランドイメージを大切にしたい高級ブランドや専門店
- 長期的なライブコマース戦略を構築したい
- 既存顧客のロイヤルティ向上を目指している企業
10. LIVURU【SaaS型】
LIVURUは、日本発のライブコマース特化型SaaSプラットフォームで、自社ECサイトへの導入からマーケティング支援まで包括的なサービスを提供しています。
とくに日本市場に最適化された機能が特徴です。
概要
| 特徴 | ・自社ECサイトや外部ECサイトとの柔軟な連携ができる ・ライブコマース専門のノウハウを提供している ・多言語・越境ECに対応している ・インフルエンサーマッチング機能がある |
| ユーザー数 | 不明 |
| 配信デバイス | スマートフォン、タブレット、PC |
| アーカイブ機能 | 有 |
| 配信費用 | 月額料金制(要問い合わせ) |
| お手軽さ | ★★★☆☆ |
こんな人におすすめ!
LIVURUは、このような人におすすめです。
- ライブコマースの導入から運用までトータルサポートを求める企業
- 売上直結型のライブコマース戦略を構築したい人
- 日本市場に特化したマーケティングを展開したい人
- インフルエンサーとのマッチングも含めた包括的なサービスを求める人
- ECサイトとライブコマースの相乗効果を最大化したい企業
ライブコマースの選び方と活用方法

ライブコマースを成功させるためには、
- 自社の目的やターゲットに合わせた戦略的なプラットフォーム選び
- 効果的な活用方法の実践
この2つが不可欠です。
以下では、ライブコマースの選び方と、より高い成果を得るための実践的な活用方法を解説します。
ライブコマースプラットフォームの選び方
ライブコマースツールは、多岐にわたる機能を搭載しています。
どのプラットフォームを選ぶかによってビジネスの成果が大きく左右されるため、慎重な検討が必要です。
以下では、ライブコマースプラットフォームの選び方について解説します。
ターゲットとの親和性を大事にしよう
ライブコマースを成功させるには、適切なターゲット層へのアプローチが大切です。
そこで、あなたの販売する商品のターゲット層との親和性を大事にしましょう。
できるだけターゲットがいる場所で配信することが重要です。
各プラットフォームには、特有のユーザー層やコミュニティが形成されています。
具体的には、以下のとおりです。
| Instagram Live | 20代~40代の女性を中心に人気があり、ビジュアル重視の商品に効果的 |
| TikTok LIVE | 10代~20代のZ世代が中心で、短時間で多くの視聴者にリーチできる可能性がある |
| YouTube Live | 幅広い年齢層にリーチでき、詳細な商品説明や長時間の配信に適している |
| Facebook Live | 30代以上のユーザーが多く、BtoBやコミュニティ型のビジネスに向いている |
自社商品のターゲットに近い視聴者が利用するプラットフォームを選ぶことで、購入につながりやすい視聴者を集客しやすくなるでしょう。
また、業界や商品カテゴリーとの相性も考慮しましょう。
具体例を挙げると、以下のとおりです。
- アパレル:視覚的訴求力の高いプラットフォーム
- 専門機器:詳細な説明ができるプラットフォーム
プラットフォーム選びの際は、自社のターゲット顧客がどのSNSやアプリをよく使用しているかを分析し、そこに集まるユーザー属性と自社製品との親和性を検討しましょう。
ライブコマースの目的を明確化し、合ったものを選ぼう
目的によって最適なプラットフォームは異なります。
そのため、ライブコマースを始める前に、ライブコマースでは何を目的として配信するのか?を明確にすることが重要です。
おもなライブコマースの目的と、それに適したプラットフォームタイプは以下のとおりです。
| 認知拡大・ブランディング目的 | ・SNS型(Instagram、TikTok、YouTube):幅広いユーザーにリーチできる ・アプリ型(HandsUP、SHOWROOM):エンターテイメント性が高く注目を集めやすい |
| 売上向上・即時販売目的 | ・ ECモール型(Amazon Live、楽天LIVE):購入意欲の高いユーザーが集まり、購入導線が途切れない ・SaaS型(eBASE、LIVURU):自社ECサイトとの連携が強く、顧客データの収集や分析できる |
| 顧客エンゲージメント向上目的 | ・SNS型:既存フォロワーとの関係強化に効果的といえる ・アプリ型:ファンコミュニティの構築に適している |
ライブコマースのメリットは、やはり視聴者とリアルタイムでコミュニケーションがとれることです。
質問があれば、視聴者はその場でコメントでき、配信者側はそれに回答することで顧客の疑問や不安を解消できます。
そして、機能面も重要な選定ポイントです。
アーカイブ機能の有無や分析ツールの充実度、ほかのマーケティングツールとの連携性など、自社の運用体制や技術的リソースに合わせて選びましょう。
ライブコマースの活用方法
プラットフォームを選び終わったら、次は効果的な活用方法を実践していきましょう!
以下では、ECサイトへの誘導や固定客の獲得、SNSとの連携によってマーケティング効果を最大化させられるライブコマースを作る方法を解説します。
ECサイトに上手く誘導できるよう導線を張ろう!
ライブコマースの最終目標は、「視聴者をECサイトに誘導して購入につなげること」です。
視聴者が興味を持った瞬間に、簡単にアクセスして購入できる導線づくりが重要です。
効果的な導線の構築方法は、以下のとおりです。
| 1.リンク配置の最適化 | ・配信内で紹介する商品へのリンクを目立つ位置に配置する ・プラットフォームの機能を活用して、画面上に購入ボタンやバナーを表示する ・コメント欄に定期的に商品リンクを投稿する |
| 2.スムーズな購入体験の設計 | ・配信から購入ページまでの遷移をシンプルにする(クリック数を最小限に) ・モバイルでの購入体験を最適化する(ほとんどの視聴者はスマートフォンから視聴) ・会員登録不要で購入できる仕組みや、簡易的なログイン方法を用意する |
| 3.商品説明への誘導 | ・「詳しい情報はリンク先で確認できます」と案内する ・配信では伝えきれない詳細情報(サイズ、素材、仕様など)をECサイトで補完する ・関連商品やセット購入の案内をECサイトで行う |
ライブ中に商品を紹介し、その場で購入リンクを提供することで、視聴者は衝動的に購入しやすくなります。
また、限定オファーやタイムセールなどの要素を加えることで、さらに購入を促進できるでしょう。
そして、配信中に紹介した商品が売り切れないよう、在庫管理も徹底しましょう。
配信特典や魅力的な発信で固定客を作ろう!
ライブコマースの大きな価値のひとつは、「ファン化による固定客の獲得」です。
一度きりの購入で終わらせず、リピーターとなるファンを育てる配信特典や魅力的な発信などの戦略が重要です。
固定客獲得のためのおもな施策は、以下のとおりです。
| 1.配信限定特典の提供 | ・ライブ視聴者だけが利用できる特別クーポンやディスカウント ・先行予約や限定カラー ・デザインなどの特別感のある特典 ・配信中の購入者に対するプレゼントやサンプルの提供 |
| 2.定期的な配信スケジュールの確立 | ・毎週決まった曜日・時間に配信することで習慣化を促す ・次回配信の予告を行い、視聴の予定を立ててもらう ・月間スケジュールを告知し、注目の配信を事前に知らせる |
| 3.コミュニティ形成の工夫 | ・配信ごとに視聴者の名前を覚え、挨拶するなど親近感を高める ・視聴者同士の交流を促すような話題提供やイベントを企画する ・ファンネーミングや専用ハッシュタグの作成などで帰属意識を高める |
ライブコマースは単なる商品販売の場ではなく、ブランドと顧客をつなぐコミュニケーションの場です。
- 配信者の人柄や専門知識
- コンテンツの質
これらが視聴者の心を掴み、継続的な関係構築につながります。
視聴者のニーズや反応を観察し、配信ごとに改善していくことで、徐々に固定客を増やしていきましょう。
SNSとの連携でさまざまな情報発信をしよう!
ライブコマースの効果を最大化するには、SNSとの連携が欠かせません。
ライブ配信の前後で複数のSNSチャネルを活用し、認知拡大から顧客の育成までを抜け目なく行えます。
SNS連携の効果的な方法は、以下のとおりです。
| 1.マルチプラットフォーム配信の活用 | ・複数のSNSで同時配信し、リーチを拡大する ・各プラットフォームの特性に合わせたコンテンツ調整を行う ・視聴者へのフィードバックやコメント対応を一元管理する仕組みを整える |
| 2.配信アーカイブの二次活用 | ・ライブ配信の動画をYouTubeやIGTV、TikTokなどに再編集してアップロードする ・配信の名場面やハイライトを短尺動画にして拡散配信内容をブログやメールマガジンとしてテキスト化 |
| 3.SNS特有の機能を活用した情報発信 | ・InstagramのストーリーズやReelsを活用した商品紹介 ・Twitterのハッシュタグを活用したトレンド化 ・Facebookグループでの商品ディスカッションの促進 |
複数のチャネルを組み合わせることで、それぞれのSNSの特性を活かした情報発信が可能になります。
また、SNSでは視聴者からのフィードバックや口コミも収集できるため、次回の配信改善に活かせます。
視聴者の反応や行動データを分析し、継続的な改善サイクルを回していくことが、ライブコマース成功の鍵です。
まとめ

本記事では、ライブコマースのおすすめプラットフォームを厳選して紹介し、ライブコマースの基本から、選び方や活用方法までも合わせて紹介しました。
ライブコマースは、ECと実店舗のメリットを融合させた革新的な販売手法です。
リアルタイムでの双方向コミュニケーションにより、視聴者は疑問をその場で解消でき納得した上で購入できます。
日本市場はまだ成長段階ですが、今参入することで先行者利益を得るチャンスがあります。
自社の商品とターゲットに合ったプラットフォームを選び、購入導線の設計と魅力的なコンテンツ制作を心がけましょう。
代表的なプラットフォームは、以下の4つです。
- SNS型
- アプリ型
- ECモール型
- SaaS型
あなたのサイトに最適なものを選択し、小規模な配信から始めて徐々に拡大していくアプローチも効果的です。
今のうちからノウハウを蓄積し、ライブコマースを戦略に取り入れることで、将来の競争優位性を築きましょう。

ライブコマースがもたらす新しい販売の可能性に、今日から挑戦してみてください。











