「中国ですごい人気らしいけど、ライブコマースって何?」
「日本でも同じように流行るのかな?」
今、中国ではリアルタイム動画で商品を売る「ライブコマース」が爆発的な盛り上がりを見せています。
この記事では、急成長する中国のライブコマース市場の規模や、多くの人を惹きつける人気の理由を分かりやすく解説します。
さらに、日本でのライブコマースの現状や、これからECサイトでライブコマースを始めるための具体的な方法、成功のコツまでご紹介します。
なぜライブコマースが中国で流行中?

中国では今、買い物の仕方が大きく変わろうとしています。
その中心にあるのが「ライブコマース」です。
スマホで生配信を見ながら商品を買う新しいショッピングスタイルが、なぜこれほどまでに人気なのでしょうか?
その背景にある理由や市場の現状を詳しく見ていきましょう。
ライブコマースとは?
ライブコマースとは、「生放送で商品を売る」新しいネットショッピングの形です。
スマートフォンのアプリなどを通じて、リアルタイムで配信される動画を見ながら、紹介されている商品をその場で購入できます。
ただ商品を紹介するだけでなく、視聴者はコメントを送って質問したり、配信者とコミュニケーションを取れるのが大きな特徴です。
まるで友達とおしゃべりしながら買い物している感覚や、お店の人に直接相談しながら選ぶような感覚が、多くの人を引きつけていると言えるでしょう。
リアルタイム配信動画で商品販売をする販売チャンネル
ライブコマースの最大の魅力は、まさに「リアルタイム」での双方向性にあります。
配信者は、
- 商品の使い方を実演で見せる
- 素材の質感を細かく伝える
- 視聴者からの「この部分をもっと見たい」「サイズ感はどう?」といった質問にその場で答えられる
などの対応がオンラインでも可能になります。
例えば、アパレル商品なら実際に試着して様々な角度から見せ、コーディネートを提案すれば、視聴者は画面上で商品を判断してショッピングできます。
一方的に情報を受け取るだけの従来のネット通販とは異なり、リアルタイムのやり取りを通じて納得感を持って購入できます。
これが新しい販売チャンネルとして確立された理由の1つです。
中国でのライブコマース人気プラットフォーム
中国で人気のライブコマースプラットフォームをいくつかご紹介します。
| 淘宝直播(タオバオライブ) | 最大手ECサイト「淘宝網」が提供。 ECと直結しており、視聴から購入までが非常にスムーズ。 |
| 抖音(ドウイン/TikTokの中国版) | 若者に人気のショート動画アプリ。 エンタメ性の高い配信が多く、インフルエンサーが活躍! |
| 快手(クアイショウ) | 抖音と並ぶショート動画プラットフォーム。 地方や農村部のユーザーにも強く、 生活密着型の商品が人気。 |
これらのプラットフォームがそれぞれの特色を活かしながら競争することで、中国のライブコマース市場全体の活性化につながっています。
中国のライブコマース市場の変化
中国のライブコマース市場は、まさに「急成長」という言葉がふさわしい状況です。
調査会社iResearchの推計によると、2023年には市場規模が4.9兆元(日本円で約98兆円 ※1元=20円で換算)という驚異的な規模に達し、今後も成長が続くと予測されています。
外出が制限された新型コロナウイルスの時期に、自宅で買い物とエンターテイメントを楽しめるライブコマースの需要が高まりました。
ただし、市場の急拡大に伴い、誇大広告などの問題も表面化しており、信頼性確保のためのルール作りが進められている段階でもあります。
ライブコマースが人気となった理由
では一体、なぜ中国でライブコマースはこれほどまでに人々の心を掴んだのでしょうか?
要素が複合的に作用し、ライブコマースは中国の消費文化に深く浸透しました。
- 商品の魅力が動画でダイレクトに伝わる
- リアルタイムのやり取りで実店舗に近い安心感が得られる
- インフルエンサーの存在
- 新しいもの好きでSNSに慣れ親しんだ若い世代のライフスタイルにマッチ
それぞれの理由をもう少し詳しく見ていきましょう。
平面的だったネット商品が動いくことでTVCM感覚で見られる
従来のネットショッピングでは、商品の情報は主に静止画とテキストに頼っていました。
しかし、ライブコマースでは商品が「動く」ことで、その魅力が格段に伝わりやすくなります。
配信者が実際に画面の向こうで
- 商品の使い勝手や大きさ
- 洋服の生地の揺れ感や光沢
- コスメのテクスチャーや肌へのなじみ具合
- 調理器具の使い勝手や動作音
など、動画にてリアルな感覚で確認できるのです。
これは、テレビの通販番組を見ているような感覚に近いかもしれません。
商品の詳細な情報が視覚的に、そして時には聴覚的にも伝わるため、購入後の「イメージと違った」という失敗を減らす効果も期待できます。
見ているだけでも楽しいエンターテイメント性も兼ね備えている点が、多くの人を引きつける要因となっています。
使用感もわかるので、店頭販売で接客を受けて購入した感覚になれる
ライブコマースの大きな利点は、配信者と視聴者がリアルタイムでコミュニケーションを取れる点にあります。
「このセーター、他の色も見せてほしい」「この化粧水は敏感肌でも使えますか?」など、視聴者が抱いた疑問や要望をコメントで送ると、配信者がその場ですぐに対応してくれます。
商品の細かい部分をアップで見せてくれたり、使い方を丁寧に実演してくれたりすることで、まるで実店舗で店員さんに直接質問し、アドバイスをもらっているかのような感覚で買い物を進められます。
オンラインでありながら、対面販売に近い安心感と納得感を得られることが、ネットショッピングにありがちな不安感を解消し、購買意欲を高める重要な要素となっているのです。
インフルエンサーによる配信で人気が爆発
中国のライブコマースでは「KOL(Key Opinion Leader)」と呼ばれるインフルエンサーがいます。
特定の分野(美容、ファッション、食品など)に関する深い知識や専門性を持っており、ライブコマース配信では、わずか数時間で数億、数十億円規模の売上が記録されるほどファンの心をつかんでいます。
また、商品紹介だけでなく、KOL自身のトークやキャラクター、ファンとの交流も配信の魅力となっています。
ライブ自体が一種のエンターテイメントショーとして楽しまれている側面も、人気を不動のものにしています。
若年層の購買意欲を大幅にアップさせた!
ライブコマースは、特に中国の「95后(1995年~1999年生まれ)」や「00后(2000年代生まれ)」といった若い世代から熱烈な支持を得ています。
この世代は、SNSでのコミュニケーションや情報収集に非常に慣れ親しんでいるため、デジタルネイティブ世代と言われています。
彼らがリアルタイムでコメントを送ったり、「いいね」で反応したりできるライブコマースの参加型スタイルのショッピングの人気の火付け役です。
ライブコマースは、若者にとって単なる買い物手段ではなく、トレンドを知り、共感し、楽しむための重要なプラットフォームとなっています。
日本でもライブコマースは人気が出そう?

中国で盛り上がりを見せているライブコマースですが、日本ではどうなのでしょうか?
「日本でも同じように流行るの?」「私たちのビジネスにも使えるのかな?」と気になっている方も多いはずです。
最近では、日本でもライブコマースはじわじわと注目を集めており、その環境も着実に整いつつある状況です。
今後の日本におけるライブコマースの可能性を探っていきましょう。
日本でも配信のプラットフォームが増えてきた!
数年前まで、日本でのライブコマースはライブ配信機能を持つ専用のECカートシステムなどが一般的でした。
しかし、近年は身近なプラットフォームで活用できるようになりました。
特に、主要なSNSがライブ配信機能と商品販売を結びつける仕組みを提供し始めたことで、ライブコマ―ス市場に変革が起きています。
ここから詳しく見ていきましょう。
SNSでもライブコマースできるようになった
普段皆さんが情報収集や交流に使っているおなじみのSNSでも、ライブコマースに関連する機能が利用できるようになっています。
いくつか代表的な例を見てみましょう。
| Instagram (インスタグラム) | インスタライブで視覚的に商品をアピール。 ファッションやコスメ等の紹介に向き、 プロフィールリンクからECサイトへ誘導も可能。 |
| YouTube (ユーチューブ) | YouTubeライブとショッピング機能で商品の詳細説明や実演が可能。 使い方をじっくり見せたい場合に適している。 |
| LINE (ライン) | 利用者が多いSNS。 LINE VOOM等で配信し、LINE公式アカウントと連携すれば、 既存顧客への告知やクーポン配布が簡単。 |
身近なSNSプラットフォームの進化により、特別な準備なくライブコマースを試せる環境が整ってきています。
若年層には刺さりやすい傾向にある
日本においても、ライブコマースは特に若い世代に受け入れられやすい傾向にあります。
スマートフォンを使って、SNSでの情報収集や友人とのコミュニケーション、動画コンテンツの視聴が生活の一部となっている若者たちにとって、ライブ配信は非常に身近なフォーマットです。
- リアルタイムで配信者やほかの視聴者とコメントを通じて交流できる
- 応援しているインフルエンサーやブランドから直接情報を得られる
- 信頼する人のおすすめを参考に商品を選べる
など、若年層とライブコマースは親和性が高いでしょう。
現時点(2025年4月)では、まだライブコマースでの購入が一般的な買い物スタイルとして定着していないため、今後の市場の広がりが注目されます。
日本でのライブコマースの成功事例
日本国内でも、様々な企業がライブコマースをマーケティングや販売促進の手段として活用し、具体的な成果を出し始めています。
ここでは、いくつかの取り組み事例を簡単に紹介します。
- ユニクロ(UNIQLO)
「UNIQLO LIVE STATION」を通じて、店舗スタッフが新作商品の紹介やコーディネート提案をライブ配信しています。
視聴者との双方向コミュニケーションを重視し、年間累計視聴者数が1,000万人を超えるなど、顧客との関係構築やECサイトの売上向上に寄与しています。 - 資生堂
自社サイトで定期的にライブ配信を行い、メイクアップアーティストによるメイク実演やスキンケア方法の紹介を実施しています。
有名人を起用したイベント配信や視聴者限定クーポンの配布など、多様なアプローチで商品理解の促進やブランドファンの育成を図っています。 - 三越伊勢丹
2019年11月からライブコマースを開始し、季節の催事とライブ配信を組み合わせた取り組みを行っています。
例えば、「三越イタリア展2021」では、有名イタリアレストランのシェフが登場し、料理やパスタセットを紹介するなど、専門性のアピールやイベント集客に成功しています。 - 四十萬谷本舗(しじまやほんぽ)
石川県の漬物専門店で、ライブ配信を通じて商品開発担当者や生産者が商品のこだわりやストーリー、美味しい食べ方などを紹介しています。
視聴者との個別のコミュニケーションを重視し、商品への信頼感や共感の醸成、産直ECの売上向上に寄与しています。 - ニトリホールディングス
2023年3月期に86回のライブコマースを実施し、視聴者数は累計260万人を突破しました。
商品知識がある社員の出演やクーポン配布などを通じて、ECサイトの売上増加に貢献しています。
ライブ配信のショート動画を商品ページでポップアップ表示させるなど、二次利用も効果的に行っています。
ECサイト運営にライブコマースを活用しよう!

日本での静かな広がりを見てきて、「自分のECサイトでもライブコマースを試してみたい!」と感じた方もいるかもしれません。
実は、ライブコマースはECサイトを成長させるための強力なツールとなる可能性を秘めています。
そこで、ECサイト運営にライブコマースを取り入れるメリット、そして具体的な活用方法について深く掘り下げていきます。
ぜひ、その活用法を一緒に考えていきましょう。
ライブコマースを活用するメリット
ECサイト運営にライブコマースを取り入れると、具体的にどんなメリットがあるのでしょうか?
実は売上アップ以外にも、サイトの知名度向上や顧客との関係構築など、サイト運営者なら、見逃せないメリットがたくさん期待できます。
具体的にどのような効果があるのか、詳しく見ていきましょう。
ECサイトの知名度が上がる!
ECサイトの商品ページに掲載できる情報量には限界があります。
しかし、ライブコマースでは動画を通じて、より細かい部分が伝えられます。
例として、
- アパレル商品:生地の動きや光沢感、モデルが着用した際のサイズ感を様々な角度から見せられる
- 食品:調理中の音や香りまで伝わるようなシズル感を演出できる
- 雑貨:素材の質感や使い勝手をデモンストレーションできる
商品の使い方の実演、開発秘話、こだわりを語ることで、商品の魅力を深めてくれます。
さらに、「この部分のアップが見たい」「〇〇な使い方はできますか?」といった視聴者からの具体的な質問にその場で直接答えられます。
ライブコマースは、納得して購入してもらえる購入方法でもあります。
商品の魅力が伝わりやすい
ライブコマースなら、ECサイトの写真や文字だけでなく、動画を通じて商品の細かなニュアンスまでリアルに届けられます。
- ファッション系: 生地の動きや光沢感、着用した際のサイズ感やシルエット
- コスメ系: 肌に乗せた際の色味やテクスチャー、カバー力
- 家具・雑貨系: 素材の質感や大きさ、部屋に置いた時の雰囲気、使い方
- 食品系: 調理中のシズル感、生産者のこだわりや想い
商品の使い方を実演したり、開発ストーリーを語ったりすることで、さらに魅力が深まります。
また、「この部分を見せてほしい」「〇〇な場合は使える?」といった視聴者からの質問にその場で答えられます。
視聴者の疑問を解消し、お客様が納得して購入を検討できるのも大きな利点です。
上手く誘導すれば商品が売れる可能性がある
ライブコマースで商品を解説したあとは、上手に商品に誘導させられるよう、ECサイトの売り上げに繋げる導線を張りましょう!
視聴者がスムーズに購入ページへ進める「導線」をしっかり用意します。
- 誘導するURLリンクを掲載する
- チャンネル登録を勧める
- 他のSNSなどもアカウントがある場合はそちらも紹介する
など、ECサイト紹介へ上手く誘導しましょう。
さらに、生配信に来てくれた方にはライブ中だけの割引クーポンや特別セットで、「今買いたい」意欲を高めるための限定企画などがあると、喜んでもらえます。
こうして、常連客をつかめるとさらに売上アップに繋がりますね。
アーカイブで何度も見てもらえて広告効果が長い
ライブ配信の大きなメリットは、一度の配信が、その後も継続的に情報発信を行い、まるで息の長い広告のように機能してくれる点です。
配信時にアーカイブ(録画)を残すことで、リアルタイムの配信効果だけでなく、その後にも継続的で長期的に見てもらえます。
配信動画をアーカイブとして保存・公開しておくことで、
- リアルタイムで見逃した人や後日興味を持った人も、好きなタイミングで内容を視聴できる
- ECサイトの商品ページに埋め込める
- ブログ記事やSNSで再告知にも利用できる
生配信に間に合わなくても紹介動画が閲覧できるため、アーカイブ機能は忙しい現代のライフスタイルにもマッチしています。
さらに、アーカイブ動画の二次利用として、別のSNSなどでも告知をしたりと、様々な形で活用すれば、一度の配信でさらなる情報発信効果を生み出せます。
注意点としては、アーカイブ機能は配信前に設定が必要なので、事前に設定を確認しましょう。
固定のファンができる可能性も
ライブコマースはただ商品を売るだけでなく、お客様との関係を深めることで、長期的なファンを育てるための貴重な機会となります。
ライブ配信では、普段なかなか伝わらない側面を見せられるからです。
例えば、以下のような点がお客様に伝わりやすくなります。
- お店のスタッフの親しみやすい人柄
- ブランドが大切にしている価値観
- 商品開発にかける情熱やストーリー
これらが伝わることで、お客様は単なる「売り手」としてではなく、その背景にある「人」や「想い」に親近感や共感を抱きやすくなるでしょう。
さらに、お客様が「このお店(ブランド)を応援したい!」と感じるような、丁寧なコミュニケーションもファン作りに繋がります。
- コメントで視聴者の名前を呼び、質問へ丁寧に答える
- 寄せられた意見を受け止め、サービス改善に活かす姿勢を示す
こうした1つ1つの対応を通じて、お客様は「自分は大切にされている」と感じるでしょう。
心のこもったコミュニケーションの積み重ねが、一時的な売買の関係を超え、熱心なファンを生み出す土壌となります。
ライブコマースに合っている商品例
ライブコマースは、アイデア次第でさまざまな商品アピールができますが、特に人気なのは「実演」して見せられるアイテムです。
ここでは代表的な例として、
- ファッション
- コスメ
- 家具・雑貨
- 食品
の4つのカテゴリーを例として、それぞれライブコマースでどのように商品をアピールできるかご紹介します。
ファッション系
ファッションはライブコマースと好相性です。
写真では伝わらないサイズ感や素材感、動きをリアルに伝え、購入の不安を解消します。
- ポイント: 着用イメージの具体化、質疑応答での不安解消
- 見せ方: スタッフやモデルによる着用実演、コーディネート提案

身長に対して洋服を着た時の丈感や、洗濯機で洗える素材なのか?など、実店舗であれば店員さんに聞きたくなる質問が飛んできます。
ライブコマースであれば、配信者が解決してくれるので、ファッション系はおすすめしやすいです。
コスメ系
コスメもライブコマース向きです。実際の色味や質感を正確に伝え、使い方を示すことで使うときのイメージがはっきりしてくるため、購買意欲がわきます。
- ポイント: 色・質感の正確な伝達、使用効果の具体化
- 見せ方: 肌での実演(スウォッチ)、メイクテクニック紹介、質疑応答

最近では、ブランドの美容部員や、人気のメイクアップアーティスト、美容に詳しいインフルエンサーなどが人気です。
実際に自分の肌で商品を試しながら、使い方を解説するのがバズりやすい傾向にあります。
家具・雑貨系
家具や雑貨もライブで魅力アップとなります。
サイズ感や質感を多角的に見せ、生活空間でのイメージを具体化させます。
- ポイント: サイズ・質感・機能性の提示、使用イメージの具体化
- 見せ方: 人との比較、使用実演、様々な角度からの撮影、ハンドメイド品は作り手のストーリー紹介

ネット画像を見ただけでは「思った以上に大きかった…!」など、失敗に終わりがちな家具や雑貨も、ライブコマースであれば納得したうえで購入できるのが魅力的です。
食品系
食品はライブの「シズル感」と「信頼感」が武器です!調理実演で食欲を刺激し、生産者の顔見せなどで安心感を高めるのがおすすめです。
- ポイント: 喫食意欲の向上、安心・信頼感の醸成
- 見せ方: 調理実演、生産者の出演・こだわり紹介、食べ方提案

旬のフルーツの糖度をその場で測定して見せたり、お肉の最適な焼き方を実演するなどすれば、「美味しそう」と感じて購入に繋がります!
食後より食前の時間帯や、小腹がすいている夜遅くなどに配信するとなおよしです。
ライブコマースで商品をしっかり売るには
ライブコマースは、ただ配信を開始するだけで自動的に商品が売れるわけではありません。
その魅力を最大限に活かし、ECサイトの売上向上やファン獲得といった具体的な成果に繋げるために、いくつかのポイントをおさえて配信しましょう。
しっかりと目的を定め、計画的に準備を進めていくことが成功へのカギとなります。
ここでは、ライブコマースで成果を出すために意識したい、4つのステップについて解説します。
ライブコマースの目的を明確化する
まずは「今回のライブコマースは何を達成するために行うのか?」という目的(ゴール)を具体的に設定しましょう。
ここで決める目標は売上アップではなく、以下のようなものになります。
- 認知度アップ:発売したばかりの新商品の存在をとにかく多くの人に知ってもらいたい
- エンゲージメント強化:ブランドイメージを高め、ファンとの交流を深めたい
- ニーズ調査:お客様がどんなことに困っているのか、生の声を直接聞きたい
この目的が明確であれば、配信で伝えるべきメッセージ、効果的な演出方法、そして配信後に成果を測るための指標(KPI)もおのずと定まってきます。
目的意識を持つことで、配信の方向性がぶれなくなり、実施後の効果測定や改善点の洗い出しもスムーズに進むでしょう。
ECサイトへの導線を張ろう!
ライブ視聴者の「ほしい!」という気持ちを実際の購入に繋げるためには、ECサイトへのスムーズな導線設計をしましょう。
購入ページへの行き方が分かりにくいと、せっかく高まった購買意欲も失われ、離脱の原因となってしまいます。
利用するプラットフォームの機能を最大限に活かし、
- 配信画面内に購入ボタンや商品リンクを表示する
- 動画の概要欄や固定コメントにURLを記載する
- 配信中に口頭で分かりやすく案内する
このように、視聴者が迷わず購入に進めるように配慮しましょう。
商品の特徴やアピールポイントをしっかり確認しておこう
商品の魅力を最大限に伝えて視聴者の心を掴むためには、配信前の入念な準備が欠かせません。
商品のスペックを説明に上乗せして、お客様視点でのメリットを明確にしましょう。
- この商品はどんな人におすすめか
- 使うことでどんなよいことがあるか(ベネフィット)
- 他の商品と比べて何が優れているか
アピールポイントに加え、想定される質問と回答も準備しておくと、配信者が自信と熱意を持って語れます。
商品のアピールポイントをご自身なりに伝えることで、視聴者の信頼と購買意欲を高めましょう。
配信に来てくれた人を固定客にしよう
ライブコマース配信には、固定客である常連さんが重要になります。
配信を通じて興味を持ってくれたお客様との関係を深め、長期的なファンへと育てていきましょう。また、配信中の丁寧なコミュニケーション、配信後にも繋がりを意識したアクションを取りましょう。
- 視聴へのお礼メッセージを送る
- 次回配信の告知をする
- 次回配信の告知をする
こうした継続的なアプローチがお客様との関係を深め、リピート購入やLTV(顧客生涯価値)が向上します。
一度きりの出会いを大切にする姿勢がファンを作り、ライブ配信の雰囲気を決めてくれます。
まとめ
この記事では、中国でトレンドのライブコマースについて、市場変化や配信のコツまで幅広く解説してきました。
最後に、ライブコマースを検討する上で押さえておきたいポイントをまとめます。
- ライブコマースは、中国ではコロナ禍以降、人気インフルエンサーなどの影響で注目が集まり、爆発的な人気となった
- 日本でもInstagramやLINEといったSNSを中心に、ライブコマースを行える配信プラットフォームが整ってきている
1.動画で質感・色・使い方など商品のリアルな魅力が伝わる
2.リアルタイムの質疑応答で購入前の疑問をその場で解決
3.SNS拡散で新規顧客へアピールできる
4.配信者との交流で親近感が増し、ファンを作りやすい
5.アーカイブ(録画)で配信後も継続的に宣伝できる
1.売上・認知度・ファン作りなど、配信ゴールを明確に
2.購入ページへの分かりやすいリンクや案内を用意
3.特長・メリット・想定問答を準備し、魅力を伝えきる
4.配信中も配信後も丁寧なコミュニケーションを心がける
ライブコマースは、ECサイトとお客様との新しい繋がり方を生み出す可能性に満ちています。
この記事が、ビジネスにおけるライブコマース活用の第一歩を後押しできれば幸いです。


